ブラジリアンガードドッグについて

ブラジリアンガードドッグについて

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ブラジリアンガードドッグという犬種を聞いたことがありますか?私はこの記事を書くまで、ブラジリアンガードドッグの存在を知りませんでした。世界各地にたくさんの犬種がいますが、柴犬や秋田犬はもちろん日本産、マルチーズやポメラニアンはヨーロッパ産、アメリカンコッカースパニエルやボストンテリアはアメリカ産と、身近な犬たちの原産国には南米がありませんね。南米産の珍しい犬種、ブラジリアンガードドッグについて、ご紹介します。

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ブラジリアンガードドッグとは

歩くブラジリアンガードドッグ

ブラジリアンガードドッグは、体高70cm程度、体重40kg以上の大型犬です。毛色はさまざまで、茶、黒、トラ毛などがあり、白い斑点が現れる場合もあります。ただし、全身が白またはマウスグレーの場合は、スタンダードから外れるそうです。被毛は短毛のスムースコートです。

体形は「モロシアンタイプ」と呼ばれるグループの、典型的な特徴をしています。「モロシアン」とは、「古代の犬」という意味で、番犬や使役犬として人間の役に立ってくれる犬のことを言います。

グレートデーンやドーベルマンも、モロシアンタイプに分類されています。ブラジリアンガードドッグも頑丈な骨格を持ち、がっしりとした長方形の体つきです。一緒にいると頼もしくて、とても安心できそうですね。

耳はたれ耳で、尻尾もたれています。口元にもたるみがあり、マスティフに似た容貌です。

ブラジリアンガードドッグの歴史

原っぱに座るブラジリアンガードドッグ

ブラジリアンガードドッグはその名の通りブラジル原産ですが、南米原産の犬種は珍しいのです。南平は歴史的に犬との関わりが少ないと言われており、どの国も植民地時代を経て、現在の独立国家になってから200年ほどしか経っていません。

そのため、各国固有の犬種が少ないのです。ブラジリアンガードドッグは、アルゼンチン産のドゴ・アルヘンティーノと並んで、数少ない南米原産の犬種です。

ブラジリアンガードドッグの元になったのは、植民地時代にヨーロッパから持ち込まれたマスティフ達です。そのルーツから、ブラジリアンガードドッグは「ブラジリアンマスティフ」と呼ばれることもあります。マスティフ、スペインマスティフ、ボルドーマスティフなどの他に、ブルドッグやブラッドハウンドをかけ合わせて、ブラジリアンガードドッグが誕生しました。

ブラジリアンガードドッグは大規模農園(プランテーション)の番犬として、熱帯雨林から来る猛獣を追い払ったり、農園での作業に従事させられていた奴隷が逃げ出したときに追跡したり、家畜を守ったりする仕事をしていました。

ブラジリアンガードドッグは「フィラブラジレイロ」とも呼ばれており、「フィラ」は「確保」という意味だそうです。鋭い嗅覚で追跡するため、その名がついたようです。

現在では番犬を務めるほか、家庭犬として暮らすことも多くなり、比較的穏やかな気質に改良されています。

ブラジリアンガードドッグの性格

ふざけ合う2匹のブラジリアンガードドッグ

ブラジリアンガードドッグは、もともと番犬として飼われていたため、飼い主以外には警戒心が強いです。猛獣を追い払うこともあったという来歴から、勇敢でもあります。

飼い主や家族にとっては、心強いパートナーになりますが、見知らぬ人などには警戒心が強く、時に攻撃的になる場合もあるので、注意が必要です。国によっては危険犬種に指定され、飼育禁止になっています。

そのため、決して初心者向きの犬種とは言えません。忠誠心が厚く勇猛という、大型犬ならではの魅力を備えていますが、ブラジリアンガードドッグの風貌に惹かれて飼うというのはお勧めできません。

大型犬と暮らした経験が豊富で、十分にトレーニングができる人だけが飼える、特別な犬だと思ったほうがいいです。もとは闘犬だった土佐犬を飼うのと同じぐらいの覚悟が必要ではないでしょうか。

ブラジリアンガードドッグと出会うには

ブラジリアンガードドッグの子犬

大きくてたくましいのが魅力のブラジリアンガードドッグですが、残念ながら日本では飼育されている方自体がほとんどいない状況です。どうしても一緒に暮らしたい場合は、根気強くブリーダーを探す必要があります。おそらく海外のブリーダーから譲り受けることになるでしょうが、信頼できるところを探さないといけません。

もし幸運にもブラジリアンガードドッグと暮らす機会に恵まれたら、毎日十分な運動をさせるようにしましょう。大型犬は運動量が少ないと言いますが、ブラジリアンガードドッグは1時間の散歩が2回必要です。

忠誠心が強い番犬なのに、ちょっと怠ける傾向にあるそうなので、飼い主が積極的に連れ出してあげるようにしましょう。怠け癖があるなんて、ちょっと親しみを感じてしまいますね。

まとめ

飼い主とブラジリアンガードドッグ

珍しい南米原産の犬種、ブラジリアンガードドッグについて、ご紹介しました。大きくて強く、頼りになるのが魅力ですね!マスティフに似た容貌と、がっしりした体格で、一度一緒に暮らすと他の犬種が目に入らなくなりそうです。

飼うのが難しいだけに、自分だけの特別なわんこになってくれたときは、誇らしくてしかたないでしょうね!実際に出会うのは、今のところ難しそうですが、いつか目の前で見てみたいものです。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 Sachi

    ブラジリアンガードドッグについて、今まで聞いたことも見たこともありませんでした!日本ではなかなか簡単に見つかりそうな犬では無さそうですね。そして、なにより大きくて強そうです!見た目はマスティフのような感じですね。また、飼い主さん以外にはなかなか慣れそうにはありませんね。見た目、おっとりしたおおらかそうな犬だったので意外です。一度実際に見てみたいです!
  • 投稿者

    女性 すもも

    ブラジリアンガードドッグ、名前も初めて聞きましたし、写真も初めて見ました。
    なんだかディズニー映画に出て来そうな風貌ですね。
    海外特に北南米ではこういったがっちりした強そうな犬種が人気な感じがします。日本では小さくてふわふわでお人形さんみたい~、な犬が人気な感じ。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    ブラジリアンガードドッグという犬種は初めて知りました。外見はマスティフと言われれば疑わないほど似ていますね。
    調べてみるとマスティフ系の血統も入っているので、家族を守るために闘犬の本能が出てしまうこともあるそうです。国によっては特定危険犬種とされているところもあります。
    基本的には忠実な犬なので、攻撃性だけきちんと制することができれば良い家族になれる犬種ですね。
  • 投稿者

    女性 コロ

    ブラジリアンガードドッグ、日本ではまず見かけないですね。記事を読むまでその犬種名すら知りませんでした。希少すぎて、もし日本で見かけることがあってもすぐに名前が出てこないだろうなと思いました。

    見た目通り、番犬として最適な犬種なんですね。
    番犬として秀でているのに、一度寝に入るとなかなか起きられない性格らしく、寝ている時間に泥棒に入られても気が付かないことがあったとか。見た目は勇敢な姿なのに、中身はちょっと抜けているところもあるんですね。そのギャップも好まれやすいのだと思います。
    ブラジリアンガードドッグはブラジル原産なのにダブルコートを持っているそうです。写真で見る限り短毛ですが、2種類の被毛を持っているなんて不思議ですね。
  • 投稿者

    20代 女性 あめたま

    ブリジアンガードドッグという犬種は日本ではあまり見かけた事がありませんでしたが、そもそも日本ではあまり流通していない犬種なのですね。

    番犬になるとの事で、日本では需要がありそうだと感じられたのですが、根気強く育てているブリーダーを探すしかないという点は悲しいです。

    しかし、ブリジアンガードドッグの性格に攻撃的な一面があるので、たとえ日本でうまく個体数を増やせたとしても、適切な躾をしなければ問題犬となってしまう可能性が高いです。
    闘争本能も強い点も日本では普及しない要因のひとつであると考えられます。

    見た目は大柄で穏やかな印象の犬種ではありますが、見た目だけでは測り知らない一面がある事もワンちゃんの魅力です。
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