ローデシアンリッジバックの性格や特徴、値段や飼い方まで

ローデシアンリッジバックの性格や特徴、値段や飼い方まで

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ローデシアン・リッジバックという犬種をご存知でしょうか。日本での年間登録件数は、数十件程度であると言われる犬種、ローデシアン・リッジバックについてまとめました。ローデシアンリッジバックの性格や、「ヘビを背負う犬」と言われるその特徴的な外見、子犬のお迎え方法などをご紹介します。

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ローデシアンリッジバックの性格

眠るローデシアンリッジバック

ローデシアン・リッジバック(Rhodesian Ridgeback)は、南アフリカ原産のセントハウンド犬種に分類される大型犬です。ローデシアンリッジバックの性格をご紹介します。

  • 忠実
  • 温和
  • 独立心が強い
  • 勇敢
  • 知的

忠実

ローデシアンリッジバックは、飼い主や家族に対してとても忠実で従順な性格をしており、常に飼い主や家族の側に居ることを好みます。その半面、見知らぬ人や動物対しての興味は少なく、無理に関わらせようとすると強く吠えることもあるため、注意が必要です。

温和

ローデシアンリッジバックは、その見た目や歴史から凶暴なイメージを持たれることもありますが、どちらかというとのんびり過ごすことを好む傾向にあります。本来の性格はとても温和ため、理由なく攻撃的になることはありません。

独立心が強い

ローデシアンリッジバックは、自己判断力に長けるため、独立心も強い傾向にあります。頑固で自我を押し通そうとする一面もり、リーダーと認めた相手の指示しか聞かないため、正しい主従関係を築くことが重要です。

勇敢

ローデシアンリッジバックは、とても勇敢で物怖じしない性格をしています。時には飼い主や家族を守ろうとすることもあります。

知的

ローデシアンリッジバックは状況判断力に長け、冷静に次の行動を思考する知性を持っています。そのため、現在でも警察犬や獣猟犬、番犬として活躍している個体も少なくありません。ローデシアンリッジバックは、正しいしつけを行うことで家庭犬としても素晴らしいパートナーになってくれる犬種です。

ローデシアンリッジバックの特徴

ローデシアンリッジバックの立ち姿

ローデシアンリッジバックの外見的特徴をご紹介します。

大きさ(体重/体高)

ローデシアンリッジバックの平均体重は30kg~39kgとされており、性別による差が大きいようです。JKC(ジャパンケンネルクラブ)では、理想体重はオス36.5kg、メス32kgと定められています。理想体高については、オス63~69cm、メス61~66cmとされています。

被毛(毛色/毛質)

ローデシアンリッジバックのスムースコートの毛色は、ライトウィートンからレッドウィートンまでと定められています。耳の色は、その他の部分の被毛より色が濃く、マズルはブラックになる傾向が強いようです。

ウィートンとは、実った小麦色のことを指し、フォーンやクリームなどにも似ているカラーです。そして、ローデシアンリッジバック最大の特徴とも言えるのが、背中にある「リッジ(隆起線)」です。

このリッジとは、背骨に沿って他の被毛と逆方向に生えた被毛のことを指し、JKC(ジャパンケンネルクラブ)でもこのリッジは明瞭であり、左右対称、お尻の方へ向かって細くなるなどと理想形が細かく定められています。

このリッジを持つ犬種は世界的に見ても非常に珍しく、ドッグショーなどではこのロッジに重点を置いて審査が行われる程です。

体の特徴

筋肉痛でバランスのとれた威厳ある体格をしており、足は長く、耳は垂れ耳、尾は先細りの垂れ尾です。胴の長いボディーは、どっしりと重いというよりも、引き締まったスマートな印象を与えます。

ローデシアンリッジバックの子犬の値段

ローデシアンリッジバックの2匹の子犬

ローデシアンリッジバックの子犬の値段は、購入方法によって異なります。日本国内のローデシアンリッジバックのブリーダーから子犬を購入する場合は、15万円~30万円程度。

ローデシアンリッジバックの個体数が多い海外のブリーダーから子犬を購入する場合は、生体価格そのものは10万円~20万円程度であることが多いようです。

しかし、海外のブリーダーからローデシアンリッジバックの子犬を購入した場合は、輸入のための費用が別途必要になるため、最終的には30万円~50万円程度必要になることも少なくありません。

ローデシアンリッジバックをブリーダーから迎えるには

7匹のローデシアンリッジバックの子犬

日本国内では、他の犬種と比べてローデシアンリッジバックのブリーダーが非常に少ないのが現状です。しかし、近年では海外から連れ帰ったローデシアンリッジバックを元に繁殖を行っているブリーダーが子犬の予約販売を行っていることもあるようなので、まずは国内のローデシアンリッジバックのブリーダーを探してみるのもいいかもしれません。

ローデシアンリッジバックのブリーダーは、一般的なブリーダーサイトはもちろん、個人でホームページを運営していることも多いため「ローデシアンリッジバック専門 ブリーダー」と検索してみてくださいね。

ローデシアンリッジバックの里親になるには

抱っこされるローデシアンリッジバックの子犬

ローデシアンリッジバックは、日本国内では珍しい犬種ではあるものの、稀にペットショップなどで販売されていることもあるようです。しかし、他の犬種と比べて知名度の高い犬種ではないため、売れ残ってしまい、里親に出されることもあるようです。

なかには、生後数ヶ月で里親募集が出されていることもあります。他の犬種と比べると里親募集自体はそう多くありませんが、特に毛柄や血統にこだわりがない場合は、ローデシアンリッジバックの里親になることも選択肢の一つとして考えてみてください。

里親募集サイトや保護団体に問い合わせしてみるのはもちろん、「ローデシアンリッジバック 里親」と検索するといくつか該当するサイトなどが表示されますので、是非チェックしてみてくださいね。ただ、ローデシアンリッジバックの外見によく似たミックス犬の場合もありますので、絶対にローデシアンリッジバックを飼いたいという場合は、注意してください。

ローデシアンリッジバックの飼い方

走って遊ぶ3匹のローデシアンリッジバック

ローデシアンリッジバックの飼い方についてご紹介します。

環境

ローデシアンリッジバックは、大型犬に分類される大きな体を持っていますが、常に飼い主や家族の側に居ることを望む傾向にあるため、屋外飼育には向いていません。

ただ、運動量も多いため、室内と庭などの屋外を自由に行き来できる環境が望ましいとされています。また、無駄吠えはしないものの、鳴き声は大きく、活発に行動するため、集合住宅などには不向きと言えますね。

運動

ローデシアンリッジバックは、非常に運動量の多い犬種です。最低でも、1時間程度の散歩、ランニングを1日2回、週に2~3回はドッグランなどの広々とした敷地で遊ばせることが必要になります。

しつけ

ローデシアンリッジバックは、非常に利口で温厚な犬種ではありますが、正しい主従関係を築くための一貫した厳しいしつけが必要になります。

その温厚な性格から、ヨーロッパでは非常に飼いやすいと人気のある犬種でもありますが、飼い主にローデシアンリッジバックと主従関係を築く技量がなければ、その独立心の高さや利口さから、飼い主を見下してしまう可能性もあります。

初めて犬を飼うという場合はもちろん、大型犬を飼うのは初めてという方は、ローデシアンリッジバックと一緒にプロのドッグトレーニングを受けましょう。

他の犬種と比べてローデシアンリッジバックの食事について特筆すべき点はありません。しかし、筋肉質で大きな体を維持するためには、良質なタンパク質が必要になります。また、他の犬種と比べて食べる量が多い個体も少なくありません。

お手入れ

ローデシアンリッジバックの被毛はスムースコートで、非常にお手入れがしやすいとされています。定期的なブラッシングやシャンプーなどを行い、体を清潔に保つよう心がけましょう。

ローデシアンリッジバックの寿命

伏せるローデシアンリッジバック

ローデシアンリッジバックの寿命は、10歳~12歳とされています。小型犬や中型犬の平均寿命と比べると少し短いものの、大型犬のなかでは平均的な寿命と言えますね。

ローデシアンリッジバックのかかりやすい病気

水の中を走るローデシアンリッジバック

関節疾患

ローデシアンリッジバックのかかりやすい病気として関節疾患が挙げられます。変形性関節症(へんけいせいかんせつしょう)や肘関節形成不全(ひじかんせつけいせいふぜん)など、大型犬が発症しやすい関節疾患には十分に注意しましょう。

甲状腺機能低下症

ローデシアンリッジバックは、甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)を発症しやすいと言われています。甲状腺機能低下症とは、何らかの原因で喉にある甲状腺から分泌される「甲状腺ホルモン」の機能が低下する病気です。胴体に現れる左右対称の脱毛や、皮膚疾患の併発などに注意しましょう。

外耳炎

外耳炎とは、外耳道に炎症が起こることで発症する病気です。外耳炎は、ローデシアンリッジバックに限らず、全ての犬種が発症しやすいとされる病気の一つでもありますので、日頃から耳掃除や耳の中のチェックなどを行うようにしましょう。

ローデシアンリッジバックの歴史

ローデシアンリッジバックの鼻

ローデシアンリッジバックは、南アフリカの原住民「ホッテントット族」が狩猟用として飼育していた「リッジ」を持つ半野生の犬であると考えられており、人を襲うゾウやカバなどの大型動物から人々を献身的に守っていたと言われています。

後に南アフリカに移住してきたヨーロッパ人によって、マスティフやグレートデーンなどの犬種が持ち込まれ、それらの犬種との交配によって誕生したのが現在のローデシアンリッジバックの基礎犬となります。

一時期は、ヨーロッパ人によって土地を追い出されたホッテントット族が、愛犬として飼育していたローデシアンリッジバックを手放さざるを得ない状況に陥ったこともあったようです。そうして主人を失い彷徨うローデシアンリッジバックは、ヨーロッパ人によって射殺され、命を落とすことになりました。

しかし1970年代になると、ローデシアンリッジバックの突出した俊敏さと耐久力が注目され、再び獣猟犬として訓練が行われるようになり、ライオン狩りでその本領を発揮することとなりました。

ライオン狩りで活躍していた犬種として、ローデシアン・ライオン・ドッグ(Rhodesian Lion Dog)、アフリカン・ライオン・ハウンド(African Lion Hound)、ファン・ローイェン・ドッグ(Van Rooyen Dog)などの別名を持ちます。

ライオン狩りと言っても、積極的にライオンを襲うわけではなく、ライオンの体力が尽きるまで追いかけ回し、追い詰めた時点で主人に知らせるという追跡犬の役割を担っていたようです。

また、ローデシアンリッジバックと捕獲したオスライオンを戦わせる娯楽が存在した時期もあったと言い、単独でオスライオンに勝利したオスのローデシアンリッジバックは勇者として称えられると同時に種犬として交配相手を見つけることができたと言います。

1920年代に正式に犬種として確率されて以降、ローデシアンリッジバックは、現在でも現役の猟犬として活躍する個体も存在しますが、その温厚な性格から家庭犬としての人気も高く、ヨーロッパでは飼育数も非常に多くなってきているようです。

まとめ

走るローデシアンリッジバックの子犬

ローデシアンリッジバックについてご紹介しました。「ライオン狩り」「背中にヘビを背負う犬」など、獰猛なイメージがあるローデシアンリッジバックですが、その性格は非常に温厚で愛情深く、忠実です。

また、ローデシアンリッジバックの歴史は、知れば知るほど人間の身勝手さが浮き彫りになっていくような気がしますね。これからのローデシアンリッジバックの暮らしが、愛する家族と共に平和であるよう願っています。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 コロ

    ローデシアンリッジバックは日本でも年間登録が1~2頭くらいしかないので、殆ど見かけることはない貴重な犬種ですね。写真を見るとビズラに似ていますね。筋肉なところや垂れ耳の大きさ、被毛のカラーや長さなども似ています。
    特徴的な背中の逆毛も一本だけ真っ直ぐな逆毛なんですよね。不思議です。どんな感じの逆毛なのか実際見て触ってみたいです。
  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    ローデシアンリッジバックは運動量が多いので、サイトハウンドかと思ったら、セントハウンド(嗅覚)の方だったんですね。
    登録頭数も少ない希少犬種ですが、一度に10頭ほど産むこともあるそうです。
  • 投稿者

    女性 鶴

    はじめて見た名前とお顔ですが、なんとも精悍な雰囲気の犬種ですね。アフリカ原産とのこと、広い草原を駆け回っているのが想像できそうなしなやかな筋肉質な体も素晴らしいです。おそらく日本にはいない犬種かもしれませんが、こういった美しい犬は観ているだけでも楽しいです。
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