コイドッグとはどんな犬なのか
コイドッグは1930年代にアメリカで最初に発見された犬種です。1960年代にはコイドッグの子犬が発見されました。そこから綿密に調べてコイドッグは、コヨーテとイエイヌが交配した結果、誕生した犬種である事が明らかとなっています。
そのため、コイドッグの学名はCanis latrans x Canis lupus familiarisとなっています。コヨーテが狼の仲間なので、見た目も狼のようにスタイリッシュでクールな印象の犬種です。
コイドッグの性格と値段
性格
コイドッグは見た目が少し怖いので、気難しい性格なのだろうかと考える人も多いと思います。
しかし、実際は大人しい性格です。狼の血を受け継ぐ犬種はコイドッグ以外にも多数存在しますが、その中でも最も気性が激しくないと言える事が出来ます。
また、コイドッグは適応能力が高い犬種としても知られています。住んでいる環境に合わせて習慣や食料を変えて生き延びていきます。コイドッグはウルフ犬との中では最も扱いやすく、躾のしやすい犬種であると言えるでしょう。
しかし、ウルフ犬独特の個性である高い知能と、異常なまでの独立心はコイドッグにも受け継がれています。従来のペット用として販売されている犬とは、異なった飼育の仕方が飼い主には求められると考えます。
値段
コイドッグを含むウルフドッグは、基本的には日本には流通していません。入手困難な犬種と言えます。もしコイドッグを飼い犬として買い求めるのであれば、値段はおおよそ15万から25万円程度の価値が付けられると考えられます。どれだけ狼の血が濃いかによって値段は上下しますが、多く見積もっても30万ほどで購入が可能です。
コイドッグはペットとして飼うことが出来るのか
日本でコイドッグはほとんど流通していませんが、アメリカではペットとしてコイドッグを飼育している場合もあります。もし日本でも認可が降りれば、ウルフドッグに関する制約がなくなり、流通も盛んになるでしょう。
しかしウルフドッグをペットとして迎え入れるには、生後3週目から問題犬にならないようにしっかりと訓練を受けなければならないので、愛玩用の犬を求める飼い主が多い日本ではあまり流行らないと考えます。
よって、ペットとしてコイドッグが飼育出来るかどうかは海外であれば問題なく出来ると考えますが、日本での飼育環境がは難しいと言えるでしょう。
まとめ
コイドッグはウルフドッグの仲間なので日本人にとっては物珍しく、グレーの毛色と鋭い目つきに魅了される人も多いと考えます。
しかし、コイドッグは日本に多く流通している愛玩用の犬と比較すると大人しい性格であるとは言え、独立心が強いので飼い慣らすのは難しいです。ブリーダーでさえも難しいとされる犬種なので、一般人がペットとして飼育する事は難しいと考えます。
コイドッグはウルフドッグの中でも安価で入手する事が出来ますが、普通の力で適切な躾をする事は難しいと考えます。狼の血が入っているため、一歩間違えれば人を襲う問題犬となってしまいます。
原産国であるアメリカでコイドッグは、ペットとして飼育する人もいますが、日本ではどちらかというと狼は怖いと恐れる人の方が多いです。よって、ウルフドッグに認可が下りたとしても爆発的には流行らないと考えます。
加えて日本のような狭い土地だとトラブルを起こしやすいので、広い土地を持っていなければなりません。コイドッグの流通が始まったとしても飼う人は極少数であると考えます。
※サムネイルはシベリアンハスキーの画像を使用しています。