ブリュッセル・グリフォンの性格
- 人懐っこい
- 忠実
- 聡明
- 愛情深い
- 社交性がある
- 明るい
- 警戒心が強い
ブリュッセル・グリフォンの性格はとにかく人懐っこく、元気で明るい愛らしい性格です。
飼い主様の言うことをしっかり聞いて理解する聡明さを持っていますが、陽気な性格のため時にはイタズラをすることも。しかし、そんなお茶目なところもブリュッセル・グリフォンの魅力だといえます。
また、ブリュッセル・グリフォンは大変社交性があるため、他の犬や動物にはもちろん子供とも仲良く暮らせます。そのためファミリー向けの犬種ともいえるかもしれませんね。
ただ、ブリュッセル・グリフォンは警戒心が強く時には知らない人に無駄吠えをすることもあります。しかし、元々人懐っこい性格ですから「この人は敵ではない」と理解すると、すぐに仲良くなってしまうため番犬には向いていないとも言われています。
ブリュッセル・グリフォンの特徴
大きさ(体重/体高)
ブリュッセル・グリフォンは超小型犬というカテゴリーに分類されるほど小さな犬種です。その体高は18~20cm、体重は3~5Kg程度しかありません。おひげの生えた顔をしているので、写真で見るともう少し大きそうなイメージを持ちますが実はそうでもないのです。
被毛(毛色/毛質)
ブリュッセル・グリフォンの被毛はシングルコートで抜け毛はそこまで多くありません。粗い中長毛のワイヤーヘアがなんとも印象的ですね。また、ブリュッセル・グリフォンの最大の特徴である顔や頭部の毛は他の体よりも長くなっているのも特徴的です。
さらにブリュッセル・グリフォンには、被毛が針金のように固い「ラフタイプ」と短く艶のある「スムースタイプ」の2種類が存在しています。
元々抜け毛が少ない犬種なので頻繁にブラッシングをする必要はありませんが、被毛が細く絡まりやすいので、週に数回はブラッシングをして毛の絡まりをほぐしてあげましょう。
またブリュッセル・グリフォンのお顔の毛は長いため、定期的にカットをしたり、トリミングをしてあげる人が多いようです。もし気になるようならば、ぜひお近くのサロンで相談をしてみましょう。
そんなブリュッセル・グリフォンの被毛カラーはジンジャーと呼ばれる赤みがかかったブラウン。毛色がブラックに近い場合は「ベルジアングリフォン」、短毛の場合は「プチプラバンソン」と、犬種自体が変わってしまうのもブリュッセル・グリフォンの特徴です。
体の特徴
ブリュッセル・グリフォンの最大の特徴はそのお顔。小さな体のわりに頭は大きく、お顔は平たくマズルが短い姿がとても愛らしいです。つぶれたお顔に長くて立派な顎髭と口ひげがとってもおしゃれで気品漂う貴族のような印象を受けます。
耳は垂れ耳なのですが、中には立ち耳の子や小さな耳の子も存在しています。かつては垂れ耳を断耳するのが主流となっていたようですが、現在は動物愛護の観点から行われなくなっています。
ブリュッセル・グリフォン 子犬の価格は?
ブリュッセル・グリフォンは一回で生まれる頭数がかなり少なく、子犬が亡くなる確率も高いため希少性が他の犬よりも高い犬種です。そのためお値段も少々高めで平均で20万円代、高額な個体になると40万円ほどになります。
この値段の差は、両親がチャンピオン犬か、その個体がどれだけスタンダードに近いかによって異なってきます。
またブリュッセル・グリフォンは日本では珍しい犬種であるため、場合によっては予約待ちとなっている可能性もあります。ペットショップに並ぶことも稀なので、ブリュッセル・グリフォンを探すのも苦労するかもしれませんね。
ブリュッセル・グリフォンをブリーダーから迎えるには
ブリュッセル・グリフォンを迎え入れるならば、ペットショップよりも直接ブリーダーを探すほうが確実です。ただブリュッセル・グリフォンを繁殖しているブリーダーは少ないため、場合によっては遠方のブリーダーを頼ることになるかもしれません。
またブリュッセル・グリフォンは一度に生まれる頭数が少なく、子犬の体も弱いため迎え入れたいと思ったタイミングで子犬がいない可能性もあります。どうしてもブリュッセル・グリフォンを飼いたいと思うのであれば、子犬が産まれて無事に育つまで待つようにしましょう。
事前にブリーダーにブリュッセル・グリフォンを迎え入れたい旨を伝えておけば、生まれたときに連絡をくれるのでぜひ一度ブリーダーに問い合わせてみましょう!
ブリュッセル・グリフォンの里親になるには
ブリュッセル・グリフォンは日本では比較的めずらしい犬種のため、里親に出ることはほとんどないでしょう。また人気の犬種ですから、募集がかかったとしてもすぐに希望者が現れるでしょうから、里親でブリュッセル・グリフォンを見つけるのは少々難しいかもしれません。
ただし、ブリュッセル・グリフォンの飼い主の事情により手放さないといけない状況に陥ることはありますので、根気よく里親募集のサイトなどを覗いてみるといいかもしれませんね。
ブリュッセル・グリフォンの寿命はどのぐらい?
ブリュッセル・グリフォンの平均寿命は10~15歳と小型犬の平均より少々短くなっています。その理由はブリュッセル・グリフォンはブリーディングも出産も難しく、無事に生まれても成長の過程で亡くなることもしばしばあるデリケートな犬種であることです。虚弱体質といえるかもしれません。
また、ブリュッセル・グリフォンは様々な犬種を交配させ改良を重ねた結果、体が弱く寿命が少々短くなっていると考えられます。しかし、普段から健康管理をきっちり行えば長生きする個体もいますので、少しでも長く一緒にいれるように日頃の生活に注意をして健康を保ってあげましょう。
ブリュッセル・グリフォンの歴史や背景
ベルギーが原産のブリュッセル・グリフォンの歴史は古く15世紀の絵画にはすでにその姿を確認できます。
元々はグリフォンの名を持つベルギーの犬たちとアーフェンピンシャーが基礎になっていて、当時は食物を荒らす害獣退治のために飼われていました。その時代のブリュッセル・グリフォンは、今のようにマズルが極端に短い容姿ではなく、見た目も今とは大きく違っていたようです。
そんなブリュッセル・グリフォンが注目されるようになったのは、上流階級の貴族達から人気を集めだしたためです。明るく可愛らしい性格と親しみやすいルックスが貴族たちに受けて、当時はかの有名なマリー・アントワネットも飼育していたそうです。
その後、もっと魅力を高めようとした愛犬家によって改良されていき現在のマズルが極端に短い姿に変わっていったそうです。その後も様々な地域で交配をされていき「ユーロドッグ」とまで呼ばれるほど様々な犬種との強引な交配が繰り返されました。その結果、さまざまな弊害を抱えてしまう羽目になった犬種でもあります。
そんなブリュッセル・グリフォンが近年話題を呼んでいたのが、世界的大ヒット映画であるスターウォーズに登場する人気キャラクター「チューバッカ」に似ているという点です。実際に、チューバッカのモデルはブリュッセル・グリフォンと言われており、その特徴も類似している点があります。
また、同じスターウォーズシリーズの中に登場するキャラクターの「イウォーク」もブリュッセル・グリフォンがモデルなのでは?と言われています。確かにつぶれたお顔やお髭の感じも似ていますよね。そんな人気映画のキャラクターのモデルにもされているブリュッセル・グリフォンをぜひ家族に迎えてみては?
まとめ
まだまだ日本では馴染みが薄いブリュッセル・グリフォンですが、その愛らしい見た目や明るく人懐っこい性格から人気が徐々に高まってきている犬種でもあります。もし、興味のある方はぜひ家族に迎える候補に加えてみてはいかがでしょうか?
ユーザーのコメント
40代 女性 こたママ
40代 女性 RYUCH
女性 Sachi
女性 パピコ
女性 ゴン吉
断耳、断尾は現在では禁止されているようです。写真も垂れ耳の姿が多いです。
30代 女性 匿名
でもアンダーショットや独特のシルエット、グリフォンだなぁ♪って感じです(笑)
ちなみにスター・ウォーズには出てます。グリフォンはチューバッカのモデルになった犬です!
女性 匿名
私も初めて聞いた犬種です。見たことはあるかもしれませんが、名前は初めて聞きました。日本ではあまり馴染みがないので価格が少しお高めなのも、珍しい犬種だからなのかな?と思いました。
私はどちらかというと大型犬派なのですが、大型犬にはあまりないグリフォンのようなクシャっとした顔はとても魅力的ですね。