アメリカンビーグルの特徴や歴史
アメリカンビーグルはイギリス原産の狩猟犬でしたが、狩猟犬を意味する「ハウンド」が2種類おり、見た目が小柄な犬に「小さい」という意味を持つフランス語のベーグルからとって、ビーグルと命名されたといわれています。
またかつてのアメリカでは、バセットハウンドとよく似たビーグルという名前を持つ犬がいましたが、イギリスからビーグルが1800年の半ば頃に入ってくると、アメリカにいたビーグルから人気を奪ってしまいました。
現在でもアメリカンビーグルの人気は衰えることなく、人々から親しまれています。
アメリカンビーグルの外見的な特徴は、印象的な垂れた耳、そして毛の状態は短く、本来狩猟犬だったことを感じさせるがっちりとした骨格が挙げられます。
アメリカンビーグルの性格とは
狩猟犬として活躍していた頃、共に対象の獲物を追っていたという歴史から、集団で行動することに抵抗がない犬種です。そのため飼い主や家族はもちろんのこと、他の人や犬と友好的に接しようとします。たとえ相手が子供でも仲良くしようとしますので、散歩や公園、ドッグランにも安心して連れて行け、犬自身も楽しんでくれます。
運動が大好きなので、散歩や公園で思い切り遊んだり走らせると、とても喜びます。散歩の際には、歩くスピードよりも少し速いかな、と感じる程度に軽く走ってあげると良いでしょう。自転車を使ってリードを引きながら、走るスピードくらいにこいであげると、アメリカンビーグルに不足しがちな運動量がしっかりと補えるでしょう。散歩や運動の目安は30分ほどで、1日の間に2回に分けて合計1時間行うのが理想といわれています。
そして活動的な性格でありながら甘えることが好きな犬でもあります。人にぴったりとくっついてそばにいたいという思いが強いといった、とてもかわいい側面を持っている犬種です。
アメリカンビーグル、メス・オスそれぞれの特徴
アメリカンビーグルは元気で愛きょうのある性格が魅力ですが、オスとメスでは何か相違点はあるのでしょうか。
オスは甘えるのが好き
アメリカンビーグルのメスと比べると、オスの方が甘えたがりといわれています。また大半の犬種で見られるオスの特徴である「縄張り」を伝えるために、部屋の至る所におしっこをかけるマーキング行動を取ってしまいます。トイレトレーニングできちんと覚えさせる必要があります。
メスは静かで控えめな性格
アメリカンビーグルのオスと比較すると、メスは静かに過ごすケースが多いといわれています。
ただ1点注意があるとすれば「生理」の時期です。この時期はどうしても感受性が高まってしまうので、できるだけ神経を高ぶらせないよう気を遣ってあげましょう。
アメリカンビーグルのしつけのポイント
アメリカンビーグルの性格はとてもフレンドリーで明るく、とにかく動き回るのが大好きな犬ですが、しつけに関してはじっくりと向き合って行うように努めましょう。理由は、好奇心が強いためいろいろなことが興味の対象となり、1つのことに意識を集中させるのが苦手な傾向にあるからです。
そういった性質を踏まえてじっくり取り組んであげれば、不安に感じる必要はないでしょう。またコミュニケーションを取る感覚で教えてあげると、より仲良くなることができるでしょう。いつもくっついていたい甘えん坊のアメリカンビーグルは、飼い主のそばにいられることが喜びです。
しつけの最中に、教えたことが上手にできたら、一見オーバーかな、と思うくらい褒めてあげてください。名前を呼びながら褒めることも覚えてもらうためのポイントです。愛犬が嬉しいと感じてくれることなので、実践してみてください。
無駄吠えをさせないためのしつけ
運動不足といった理由と、生まれ持った習性から「無駄吠え」が多い犬種です。運動不足がストレスにならないよう、できるだけ散歩や遊びで対応してください。しかし狩猟犬だったアメリカンビーグルにとって「吠えること」は生まれ持った習性なので、粘り強くしつける必要があります。無駄吠えをしたら手などで口を抑えるのと同時に、愛犬の目を見ながら声を低くして諭すということを繰り返してください。すぐに覚えてくれるという訳ではありませんので、地道に続ける必要があります。
アメリカンビーグルに関するまとめ
飼い主や家族はもちろん、人や他の動物と仲良くすることが大好きで、運動も大好きなアメリカンビーグルは、とても甘えん坊な愛らしい一面を持っています。オスとメスにはそれぞれ違う特性がありますので、それを踏まえた上で接すると、しつけやコミュニケーションがスムーズに行えます。また体力のある犬種なので、できるだけ運動に時間を割いてあげましょう。しかし本来狩猟犬だった歴史があるため、無駄吠えに関しては地道なしつけが重要です。教えたことを覚えたときには、オーバーなくらいにしっかりと褒めてあげましょう。これはしつけを覚えるだけでなく、交流を持つという点でも大変有効な方法といえます。
ユーザーのコメント
女性 まろん
アメリカにいたビーグルから人気を奪ってしまうくらいなので、見た目や性格や飼いやすさなどがあったんでしょうね!
子供の頃ビーグルを飼っている家がありお散歩途中によく見かけてましたが、わんぱくなんですよね。飼い主さんを振り返りながらキラッキラした顔で、草むらなどぐんぐん歩いてたのを覚えています。まだ住宅街が開拓され始めだったので広い草むらのような場所がありましたが、お気に入りのようでそこで遊んだ帰りはビーグルは泥だらけになるまで遊んでる時もあったそうです。
活動的で興味深々な性格のわんちゃんは、躾がしやすいそうです。
だらだら躾てしまうのは良くないですが、興味深々な面をうまく誘導してあげると躾も楽しんで覚えてくれるそうですよ。
近所のビーグルはメス犬でしたが、当時はかなりわんぱくに思えたので、オス犬なら更に元気いっぱいなんでしょうね。
ビーグルは小型犬にしては運動量も多いので、毎日のお散歩(運動)が出来る方に飼うのが向いていると言えますね。
毛も短毛なのでお手入れしやすいです。
狩猟犬は吠えやすい傾向があり、ほえ声も大きいんですよね。吠え癖がつく前に吠えないようにできれば良いのですが、、なかなか難しいですね。
マズルを掴むのは良くないとされたり、無理が一番だとか、吠えると良くない事が起きる(愛犬に気づかれないように音を立てるなどする天罰方式)など、吠え癖を治す躾は色々あるんですよね。
吠える理由と吠えるタイミングを理解し、その時により対応を変えるようにしています。
ピンポン→数回吠えは無視。吠え続けるようであればあえて玄関前に行かせ何もないよと納得させるor対応の際に愛犬も抱っこしておく。
などなど、我が家のこも一匹吠えてしまう時がありますが、ある程度吠えるタイミングが分かるため基本的にスルーしています。
吠え癖に関しては、元々の性格や親からの遺伝要素もあるためゼロにするのは難しいと思いますが減らすことも可能なので、ぜひ長い目で頑張るしかないかなぁと思います。
最近は、あまりビーグルを見かける機会がありませんでしたが、お散歩しがいのある犬種で、わんぱくなところが可愛いです♪
50代以上 女性 たろさん