カーミングシグナルから犬の気持ちを理解しよう!

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カーミングシグナルから犬の気持ちを理解しよう!

カーミングシグナルを知ることは、犬の精神衛生の為にも大切なことです。この記事では、そのような犬のカーミングシグナルについて解説していきます。

犬

カーミングシグナルって?

犬の「カーミングシグナル」という言葉を聞いたことがありますか?

現在では家庭で飼われることが一般になっている犬ですが、元々の野生時代は群れで生活していた動物です。

そのように、群れの一員として生活する中で、犬たちは主に他の犬に対しての自分の気持ちを落ち着かせるために、ボディランゲージを使っていました。

そのような、いわゆる犬の「ボディランゲージ」を総称してカーミングシグナルと呼ぶのです。

カーミングシグナルを知ることは大切

今も述べたような犬のカーミングシグナルは、犬が自分自身の気持ちを落ち着かせるために用いられるだけでなく、相手の犬の気持ちをも落ち着かせる効果があり、つまりカーミングシグナルは、犬同士がお互いにストレスを抱えないようにする手段でもあるのです。

そのような犬たちのボディランゲージである「カーミングシグナル」ですが、これらのカーミングシグナルを私たち飼い主が把握しておくことは、犬を飼う上で非常に大切です。

というのも、犬のカーミングシグナルを知っていれば、犬がストレスや不安を感じてしまう前に、私たち飼い主がそれを解消してあげることが可能になります。

そうすることによって、もちろん犬が精神的にストレスフリーな健全な状態を維持出来るだけでなく、犬の飼い主に対する信頼関係を深めていくことにも繋がるのです。

ですから、犬のカーミングシグナルについてきちんと把握し、犬が何らかのカーミングシグナル、とりわけ不安を感じているようなカーミングシグナルを出している場合には、私たち飼い主がその不安やストレスの原因を判断し、出来るだけ早めにその原因を取り除いてあげることが大切なのです。

そのようにカーミングシグナルは、犬の様々な動作から、犬の気持ちを読み取ることの出来る手段です。

犬の気持ちを少しでも理解してあげるために、しっかり覚えておきましょう。

そこで以下では、犬が出す主なカーミングシグナルと、そのそれぞれのカーミングシグナルの意味について解説していきたいと思います。

主なカーミングシグナルとその意味

犬の主なカーミングシグナルの意味は、大きく分けて3つに分類することが出来ます。

1つ目は、不安を感じている場合のカーミングシグナル、2つ目は、敵意がないことを相手に伝えるためのカーミングシグナル、そして3つ目は、興奮している相手の気持ちを落ち着かせようとするためのカーミングシグナルです。

それでは、そのそれぞれの意味を持つカーミングシグナルには具体的にどのようなものがあるのか、主な3つの意味ごとに分けて以下で紹介していきたいと思います。

(1)不安を感じている場合のカーミングシグナル

1.体をブルブル振ったり、首を掻いたりする

犬が、体が濡れている時以外に体をブルブルと振るのは、自分の緊張状態をほぐすための動作です。

つまり、ブルブルと体を振る行動の前後に、犬にとっては何か不安な要素やストレスを感じる要素があった、もしくはあるということになります。

例えば犬が飼い主に叱られた後などには、しばしばこのような体をブルブルと振る動作が見られます。

また、犬が自分の足で首などをカリカリと掻く動作も同様です。

不安な時

2.周辺の地面や床のにおいを嗅ぐ

床の臭いをかぐ

3.鼻を舐める

(2)敵意がないことを相手に伝えるためのカーミングシグナル

1.円を描くようにカーブしながらゆっくりと歩く

2.相手から目をそらす

目をそらす

他の犬や人が正面から向かって来た時に犬が目をそらしたり顔を背けるのは、その相手に対して敵意がないということを表すサインです。

一見、犬同士で見つめ合うことの方が相性の良さを表すように思われますが、逆に犬同士がいきなり顔を突き合わせるのは、対決の姿勢を意味しているのです。

3.頭を下げて姿勢を低くし、体をのばす

体を伸ばす

犬が前足と上半身を低くした姿勢で、とりわけシッポを振っている場合には、相手に対して「遊んで、遊んで」と伝えているサインです。

その場合に振るのはシッポだけでなく、足や体を左右に振っている時もあります。

4.相手の前に座る

相手の前に座る

(3)興奮している相手の気持ちを落ち着かせようとするためのカーミングシグナル

1.伏せる

伏せる

2.体全体を背ける

注意しなくてはならないのは、上記(2)において述べたように、犬が人や犬に対して顔や目を背けるのは敵意がないことを示すサインですが、体全体を背ける場合には、相手を落ち着かせようとしているサインですので、間違えないようにしましょう。

3.あくびをする

あくびをする

犬は、自分が不安になっている時にもあくびをしますが、とりわけ相手が興奮していて相手に落ち着いて欲しいという時にあくびをします。

例えば、飼い主がイライラしている時などにも犬はあくびをするとされているので、そのようなサインに気付いた場合には、落ち着いて犬に接してあげましょう。

(4)その他のカーミングシグナル

1.シッポを振る

皆さんご存知の通り、犬はシッポで様々な気持ちを表現しています。

とりわけ、犬は嬉しい時や喜んでいる時などによくシッポで表現します。

ですが、シッポを股よりも高い位置で振っているのは、もちろん喜んでいる場合もありますが、警戒して興奮している場合もあります。

また、低い位置でシッポを振っている場合には、怖がっている可能性もあります。

このように、シッポ1つにしても、犬の動作から様々な感情を読み取ることが出来るのです。

2.お腹を見せる

お腹を見せる

犬が相手に対して転がってお腹を見せるのは、降参のサインです。

自分よりも強いと感じる相手に対して、服従心を示しているのです。

ですがこのお腹を見せる行為は、同時に飼い主に甘えている可能性もあります。

最も注意すべきカーミングシグナル

さて、ここまでは、様々なカーミングシグナルとその意味について解説してきましたが、犬が出している場合に最も注意すべきカーミングシグナルは、もちろん上記(1)の、不安を感じている場合のカーミングシグナルでしょう。

犬が不安を感じているようなカーミングシグナルに気付いた場合には、先にも述べたように、私たち飼い主がそのストレスや不安の原因に気付き、なるべく早くその原因を取り除いてあげることが必要になります。

ですから、犬が不安を感じているようなカーミングシグナルを発見した場合には、今一度犬の周りの環境などで何かストレスの原因となっている部分はないかなどを見直してみましょう。

犬の不安やストレスを解消するために

とはいえ、例え不安を感じているようなカーミングシグナルを発見したとしても、どうしてもそのストレスや不安の原因が発見出来ないといったことももちろんあるでしょう。

実際、犬の周りのあらゆる環境におけるストレスの可能性を一つ一つ厳格にチェックしていくことは不可能に近い行為でもあります。

ですが犬がストレスや不安を感じていることに気付いた場合、少しでも早くそのストレスや不安を解消してあげられる方法が一つだけあります。

それは、「低い姿勢で犬と向き合い体に触れること」です。

犬と向き合う

飼い主がそうすることで、犬は不安やストレスを少なからず解消出来るとされています。

これはあくまで原因そのものを取り除いたわけではない対処療法ですが、試されてみても良いかもしれません。

まとめ

以上今回は、犬が自分の気持ちを表現するボディランゲージである「カーミングシグナル」について、主なカーミングシグナルとその意味について述べてきました。

何度も述べたように、犬を飼う上では、カーミングシグナルを把握しておくことは非常に大切です。

主なカーミングシグナルをきちんと覚えておき、もしもストレスや不安のサインが出されたら、それを解消してあげるようにしていきましょう。

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  • 30代 女性 まみ

    カーミングシグナル!面白いですね。犬の動作には一つ一つ意味があるんですね。うちの犬は子犬の頃から散歩に行くのを嫌がるんです。
    大人になってからは大人しくリードも付けれるようになったんですが、未だにリードを付けたら体をブルブルします。記事を読んで「はっ!」としました。
    大人しくリード付けさせてくれるし、散歩も行くんですが、やっぱり不安だったんだなぁって思わされました。犬の動作を見過ごしてはダメですね。反省です。
  • 40代 女性 RIRIKA

    カーミングシグナル=犬のボディラングェッジだったんですね。飼い主としては、是非ともそれを理解してあげなければならないですね。
    記事の中で興味深かったのですが、犬の体が濡れた時ブルブルと体を震わせることも、カーミングシグナルの一つだったという事…。意外でした。
  • 40代 女性 ととりこさまんさ

    カーミングシグナルには色々ありますが、「コラッ!」と叱った時に、愛犬が目を逸らしたり欠伸をするのは、飼い主さんを馬鹿にしているのではない!というのだけは最低限、知っておいた方がいいと思います。愛犬なりに一所懸命なのに、人間的にはフザケンな!となっちゃう話はよく聞きますので、、、
  • 女性 Monaka

    家で飼っている柴犬がよくあくびをしたり、色々な所の匂いを嗅いだりするので、最近忙しい雰囲気やイライラしてる気持ちを察していたんだなと思いました。犬に気を使わせるくらい自分でも気づかないうちに自分の感情や気持ちが表れていたことに少し反省しました…。遊んで欲しい時のカーミングシグナルは知っていたけど、他にどんなカーミングシグナルがあって、どういう意味なのかはよく知らなかったので勉強になりました。遊んで欲しいときや、相手の気持ちを沈めようとするカーミングシグナルに気づくことも大切ですが、犬が攻撃のモードに入ってる時や恐怖を感じている時のカーミングシグナルをきちんと理解しないと、せっかくサインを出していたのに事故に繋がってしまうこともあるので犬のカーミングシグナルをよく観察することはかなり大事だなと思いました。
  • 女性 Romane

    カーミングシグナル・・・初めて聞いた単語でしたが、本当にその通りですね。
    ワンコはしゃべることが出来ないのでこういうしぐさをすることで表現しているんですよね。
    うちは散歩にいくと他のワンコがいても従順というか敵対心など全くなく、というよりまったく気づいていないのか?というぐらいにスルーします。というより目を合わせようともしません。もちろん相手のワンコはこっちに飛び掛ろうとしたりワンワンほえられたりしてるんですが。
    たまにおしっこをトイレからはみ出して失敗した時は、やっぱり気まずいのか?!顔を伏せて上目使いで伏せ体勢。そんな健気な姿を見たらついつい許してしまいますがそれもカーミングシグナルなんでしょうね。
    でももしかしたらこれ以外にも沢山のカーミングシグナルがあるのかも??と思うとワンコ生活がもっともっと楽しくなります。
    お留守番の時間が長い為、ストレスも溜まってると思うので毎日沢山スキンシップしてあげようと思います!
  • 女性 エアマックス

    人間の世界で生きていくワンちゃん。
    おしゃべりは出来なくても、表情や声色、睡眠や食欲の変化などをよく観察するように気をつけています。
    カーミングシグナル。尻尾の状態は常に見るようにしており、そして、なるべくわかりやすい単語で話しかけたり、どこかを指差すなどの身振り手振りで接する事でコミニケーションを取るようにしています。
    ワンちゃん自身も飼い主の表情や声色、話すペースなどを感じ取っているはずと思い、
    もともとは無愛想な私がとにかく笑顔を見せてあげるようになりました。
    どこかで聞いた事があるのですが、お留守番から飼い主が帰って来た時にワンちゃんが歯をキーってむき出してお出迎えする事があるのは、人間の笑顔を真似しているそうです。
    その事を知らなかった頃は、「帰宅が遅くて怒っているのかしら?」と少し心配になりましたがどうやらその逆で、嬉しい笑顔を見せてくれているのかと思うと、1日の疲れやストレスが一気に吹き飛びます!
    愛犬には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
  • 女性 ゴン吉

    ここ最近になって「カーミングシグナル」という言葉を知りました。
    犬からの意思表示ですね。これを理解してあげることでお互い意思の疎通を図ることができ、如いては信頼関係にも繋がるものだと思います。

    嬉しい時のカーミングシグナルは、飼い主さんならわかりやすいですね。愛犬の嬉しさレベルまで把握しているのではないでしょうか。
    尻尾を振る方向でも愛犬は感情を表現しています。本当に嬉しい時と義理で尻尾を振っている時まで知ることができます。

    一番間違った解釈をしてはいけないと思うのは、不安を感じていたりストレスや恐怖を感じている時のカーミングシグナルですね。体を震わせる原因は精神的なことのほか、病気や怪我などの痛みを耐える時にも同じ行動を取ることがあります。こればかりはいつも以上に注意深くみておいてあげると良いと思います。

    我が家の愛犬は「鼻スタンプ」というカーミングシグナルを取ることがあります。家族に「自分はここにいるよ」という時に、人の足や腕など触れやすいところに鼻をペタッとつけてそこで待っています。
    他にご飯やおやつが欲しい時、水を交換してほしい時、褒めてもらいたい時にもこの行動をとります。これも信頼関係が築けている証かなと思ってとても嬉しく感じています。
  • 女性 抹茶パフェ

    カーミングシグナルという言葉自体、初めて聞いたので勉強になりました。ボディーランゲージなどを使って犬とコミュニケーションを図るという発想が今まで無かったので、目からウロコです!きっと保健所などから犬を迎え入れてきたけどなかなか犬が慣れてくれないという場合や、何かの事情で成犬を迎え入れた方などの場合はカーミングシグナルを見る機会が多いかもしれませんね。うちの犬の場合、遊びたくて興奮しすぎてしまったり、知らない人が家に遊びに来るとかなりソワソワして落ち着きが無くなり、記事にあったようなカーミングシグナルを度々見ることがあります。犬には犬なりの行動というものがあり、それを相手に一生懸命伝えようとしているので、人間も早くそれに気づいてあげれると良いですね。
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