犬がおしりを向ける意味
犬が自分のお腹を見せて寝転がるときは、その人に対して心を許している証拠というのは聞いたことありませんか?お腹は犬の急所なので、信頼している人に対してや怒られたときの服従の姿勢としてお腹を見せるのです。
そして、お腹以外にももうひとつ犬の急所があります。
実は後ろ足も犬の急所で、後ろ足を攻撃されないように外敵に対して背中やお尻を向けないようにするといわれています。
後ろ足は犬にとって走るための大事な部分です。犬がまだ野生で生活していた頃、後ろ足を攻撃されると生活できなくなることから自分の身を守るという本能的な行為として、背中やお尻を守るようになったといわれています。
また、犬はもともと集団生活をしていたため、敵に攻撃されないように仲間同士で背中をくっつけあって寝ていたそうです。
これは背中とお尻を守るとともに仲間同士で死角をなくし、外敵が近づいてきたらすぐに逃げたり攻撃したりするための生き延びるための策なのです。
犬がおしりを向けるのは信頼の証
犬が人に対して背中やお尻を向けるのは、「後ろにあなたがいても安心」「あなたを信頼しているよ」という信頼感の表れです。
近寄ってきて背中やお尻を向けて座ったり、飼い主にお尻をくっつけて寝るのは、急所を押し付けることで安心感を得ようとしているのです。
そっぽ向かれて、この子に嫌われているのかな?と思われる方もいると思いますが、実はまったく逆の嬉しいことなのです。
人間が犬に背中を向けたら仲良くできる?
犬は苦手な犬と仲良くなるために、わざと背中やお尻を向けて信頼の証を見せようとすることもあります。
また、犬同士がケンカするとどちらかが目をそらしたり背中やお尻を向けたりして「落ち着いて」と体で表現します。
目をそらすことも、相手に敵意がないことを表しています。
敵意がなく信頼している犬に対して、また服従の意味として背中やお尻を向けたり、目をそらしたりして相手と友好的に接しようとしているのです。
犬社会にはこのようなルールがありますが、人間も仲良くなりたい犬がいたらわざと背中やお尻を向けてみると、この人は自分を信頼してくれると思って仲良くなれるかもしれません。
人間社会では背中やお尻を向けるのは、まったく逆の「相手を避けている」という意味になるので実践するのはオススメしませんが・・・(笑)
犬がおしりを触られると嫌がる場合
犬にとってお尻は無防備な場所なので、後ろから触られると「ウー」と唸ったり、ビクッとしたりすることがあります。
まだ信頼していない相手に対して急所を攻められて、怖い気持ちになることからこのような反応をしてしまうのです。
飼い主にお尻を触られたり背後に回られるのを嫌がる犬は、まだ飼い主のことを信頼ができていない証拠でもあります。
飼い主がご主人として犬との信頼関係が成り立てば、自ずと犬はお尻を向けてくるものなのです。
犬によっては、会ったばかりの人に対してすぐにお尻を向ける子もいれば、ずっと一緒に生活しているのにお尻をタッチされるのを嫌がる子もいるので、性格的な警戒心の強さも関係しているのかもしれません。
まとめ
- 犬は後ろ足を攻められると走れなくなるという本能から、背中やお尻を守るようになった
- 犬が背中やお尻を向けるのは、その人を(犬を)信頼している、または服従しているという意味である
- まだ信頼していない相手に対しては、お尻をタッチされるのを嫌がる
今では犬も家族の一員として人間とともに快適な暮らしをしていますが、昔は野生でサバイバルのような生活をしていて、そのときの身を守るための方法が今でも本能として表れているのですね。
犬の習性は、本当に興味深いことが多いなぁと思います。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
40代 女性 momo
女性 aki
犬がお尻や背中を相手に見せる行動は、相手に対して「敵意がありませんよ」という意思表示でもあるのですよね。お散歩中や、ドッグランでも他のワンコに会うと気の良い子は、「臭いをかいでもいいよ」と言う様に、自分から後ろを向いてワンコ同士でお尻の臭いをかがせあったりしている光景をよく見ます。うちの愛犬は女の子でプライドが高いのか、絶対に初対面の他のワンコに対して自分からお尻を向けたりはしませんが・・^^;
我が家では、子犬のときにしつけの一環として、飼い主の膝の間で愛犬を飼い主に対して後ろ向きに座らせて、体をなでたりと飼い主に後ろから触れられることに慣れさせるしつけをしました。最初は嫌がって暴れることもありましたが、徐々に心を許して安心するようになり、服従心もついていきます。
30代 女性 38moto
二頭目の愛犬がなぜか人の懐に入りたがり、同じ方を向いて座るのでどうしてだろうと思っていましたが、背中を預けたよっていう意味だったんですね。お前の顔は見たくない!と思われているのかと寂しかったんですが、全く逆の意味があったことを知り、記事を読んで嬉しくなりました。
性格がツンデレなので、お腹を出す時も「撫でて」ではなく「撫でてもいいよ」という表情をしています。
もう一頭の愛犬は必ず正面に座ります。私が移動してもそちらへ向き直り、正面になってじっとこちらの行動を監視しています。気がついて目を合わせると、嬉しそうに尻尾を振って寄ってきます。
白内障気味なので、背中を預けるというより見えるところにいて欲しい気持ちの方が勝っているのでしょうね。
愛犬が、信頼してくれているなぁと思える行動をとってくれるのは嬉しいですね。
女性 まゆと
50代以上 女性 ばば
50代以上 女性 匿名
50代以上 男性 匿名
40代 女性 Mickey
それと散歩中時々、立ち止まって私の脚の間に頭を突っ込んできたりします。そんな時は優しく撫でてあげると満足するのかまた歩き出します。
今、5歳なのですが子犬の時よりも可愛いです。
30代 女性 匿名
寝るトキに、背中やお尻をこちらに向けてくれてるのは、信頼してもらってるのかな?
私も一緒に寝るトキに、寝返りして尻尾を敷いてしまって、ゴメンね。
ただ、寝相の悪い子で、こっちも蹴られてるから、お互い様だよね!
20代 女性 にゃご
10代 女性 匿名
目の前にお尻向けてくる
「もっと 撫でて」かな??
50代以上 女性 匿名
夜は同じ部屋に寝ています。寝始めは離れた場所に寝ていますが、朝方気がつくと、私に背中をくっ付けて寝ています。
公園のお散歩から帰って足を拭く時、前足は抵抗なく拭かせてくれますが、後ろ足はすごく抵抗します。ちゃんと意味があったんですね。
40代 女性 ビスケット
横になれば、人の体の形に合わせて、背中をくっつけてきます。ミニチュアダックスの男の子だからでしょうか?14歳になっても、甘えん坊です♪
40代 女性 みゆっち
家の中では、家族に背中をくっつけてくるのはもちろん、横になっている夫や私の顔にお尻をくっつけて座るので、勘弁して〜と思う事もありますが、信頼の証ですものね。ますます可愛い愛犬です。
30代 女性 はみい
・・・が、しかし!時々、その状態で「ぷすー・・・」っと音のしない臭いをかましてくれます。これも信頼の証なのですかね(笑)
40代 女性 おちょんくん
不思議だったけど納得。
30代 女性 くりっしー
40代 女性 ロンまま
30代 男性 匿名
10代 男性 匿名
50代以上 女性 yuka
10代 女性 さっちゃん
お尻を向けて一緒に寝てきます!
10代 男性 かずき
50代以上 女性 パンプキン
ソファーに座っていると、膝に腰掛けて来ます。
ボルゾイで大きくて骨ばっているので重くて痛いのですが嬉しいですネ(^ ^)
あまり甘えない性格でしたが、二頭目が来てからは、特に膝に座る様になりました。
きっと甘えたいんだと思います。
飼い主にだけでなく、好きな人の膝に腰掛けます。
20代 女性 匿名
顔にパピヨンのふっさふさの毛がもっさもさです笑笑
かわいーけど、お尻が!ってずっと思ってました。
20代 女性 きぴちゃん
寝てるとき、私が座ってるとき、必ずおしりをくっつけて寝ています。
逆に彼氏とも長いことすんでいますが、
彼氏にはあまりおしりを向けないですm(__)m
40代 女性 匿名
見せてくれてありがとう。
(≧∇≦)b
50代以上 女性 まこ
30代 男性 匿名
40代 男性 ミンパパ
そして背中や腰を触らないと、振り向いて『触ってほしい』と催促。
仕事から帰ってくるとお腹を出して笑顔でお出迎えです。
寝るときは背中を向けたり、布団の中では私の足付近で背中を私に向けた状態で寝ています。
我が家にきて1年目でかなり落ち着き、背中を向けていたので余程信頼されているのだなと、嬉しく思います。
50代以上 男性 名無しカオナシ
50代以上 男性 年老いた鴉
と思っていましたが 納得です。