犬が足を舐める理由とは?ストレスや病気の可能性とやめさせる方法

犬が足を舐める理由とは?ストレスや病気の可能性とやめさせる方法

犬が自分の足を舐め続けていませんか?足を舐めるのがしつこいのでやめさせたいと思っている方もいるかもしれません。愛犬にやめなさいと言う前に、なぜ足を舐めるのか理由や意味を知ることが重要です。そこに思わぬ病気やストレスがあるかもしれませんよ。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬が足を舐める心因的な理由

自分の足を舐める犬

  • 不安
  • さみしい
  • 構って欲しい
  • 遊び足りない
  • 運動をもっとしたい

犬が足を舐める行動をとる理由には、不安やストレスなどの心因的理由が考えられます。

一人ぼっちの不安から

犬が飼い主さんにあまりにも依存している場合、短い時間でも飼い主さんと離れる時間があるだけで、不安になり足を舐める行動をとったりします。

「さみしい」という孤独感や不安感です。飼い主が大好きで甘えん坊な犬だったり、留守番が嫌いな犬である場合は、飼い主と離れてしまうことがどうしようもなく不安な要素となってしまいます。

そのさみしい、悲しい、不安という気持ちを抑えるために犬は手足を舐める行動に出てしまうのです。

「分離不安症」になっている可能性もあるため、舐めている部分が脱毛するなど、あまりに酷い症状になっている場合は、動物病院で獣医さんに相談してください。

関連記事
犬が『分離不安症』になっている時の症状5選
犬が『分離不安症』になっている時の症状5選

皆さんは『分離不安症』をご存知でしょうか。分離不安症は、犬が寂しさのあまり大きなストレスを抱えてしまう一種の精神病です。今回は犬が『分離不安症』になっている時の主な症状を5つご紹介します。

  • 病気
  • 病名

運動不足によるストレスから

運動不足による欲求不満の場合も、エネルギーが有り余りストレスがたまって、自分の足を舐める行動をとります。

これは、飼い主さんとのコミュニケーションが極端に不足していたり、一日に必要な運動量に足りていないという状況です。

犬は遊ぶことが大好きです。その欲求を満たしてあげていないと、足を舐めてしまう行動に繋がってしまうこともあるのです。

関連記事
犬の散歩の時間はどのぐらい?運動量の調べ方や注意点について
犬の散歩の時間はどのぐらい?運動量の調べ方や注意点について

「小型犬の散歩は1日で15分で良い」や、大型犬は「1日2時間」などと言われます。しかし、この通りに散歩や運動を行っても運動不足や過多になってしまうことも。ここでは適正な運動量の決め方をご紹介します。

  • 飼い方・育て方
  • 散歩

気持ちを落ち着かせたい

大きな音が気になる、怒られて動揺したなどといった時に、気持ちを落ち着かせるために、犬は自分の足を舐めることがあります。

手足をあまりにも長時間舐めてしまうと、脱毛の原因となってしまいます。そして何よりも、ストレスを感じ続けることが、体に良いことではありません。

愛犬との生活を振り返り、思い当たることがないか探してみましょう。

犬が足を舐めたり噛んだりする病的な理由

足に包帯を巻いた犬

犬が足を舐める理由には、精神的な要因の他に、病気やケガも考えられます。

アレルギーや皮膚炎の可能性

アレルギー症状により、手足に痒みを感じて足を舐め続けることがあります。

酷いときは、噛んで毛をむしってはげてしまうこともあります。また、足の裏の肉球をしきりに舐めている場合は、指間炎になっている可能性があります。

指間炎は、肉球の指と指の間の部分が赤くなってしまう病気で、悪化すると炎症を起こしてしまうこともあります。

犬が舐めている箇所をよく見て、赤く炎症になっていないか、血が出ていないか、毛が抜けていないか、手足だけでなく肉球もしっかり確認してみましょう。

アレルギーの場合、原因となるアレルゲンはたくさん存在していますので、疑わしい場合は獣医師に早めの相談をするようにしましょう。

関連記事
犬のアレルギー性皮膚炎について 症状と原因から治療や予防法まで 
犬のアレルギー性皮膚炎について 症状と原因から治療や予防法まで 

あなたの愛犬が頻繁に身体を掻いたり、同じ箇所をずっと気にするような動作をしていませんか?もしかしたら被毛の下で皮膚炎が進行しているかもしれません。正しい処置で愛犬を辛い皮膚炎から守ってあげましょう!

  • 病気
  • 病名

ケガで痛がっている可能性

犬が手足を舐めるのは、その場所に痛みを感じている、つまり何らかの怪我をしているサインである可能性もあります。

切り傷や擦り傷はもちろん、肉球に何か刺さったとき、火傷したとき、骨折をしたときなどで舐める症状が見られます。

出血が見られたり、明らかに腫れていたりすればすぐに異常に気づけるはずですが、中には注意深く観察をして初めて判明する症状もあります。

関節炎なども舐める症状が見られますので、一定箇所を舐め続けるようならば、その箇所が腫れていないか、何か傷はないかをしっかりと確認をしてみましょう。

頚椎損傷や椎間板ヘルニアの可能性

頚椎を損傷すると、しびれがおこります。犬は、そのしびれによる違和感から、しびれている足を舐めたりします。

また、椎間板ヘルニアの回復期にも足を舐めるといわれています。椎間板ヘルニアになると後ろ足がしびれるため、後ろ足を舐めることが多いでしょう。

頚椎損傷も椎間板ヘルニアも、いずれも症状が治まらないことにはしびれが回復しませんので、その間ずっと舐め続けてしまう可能性があります。

犬の意識を足から逸らすように、おもちゃを用意するなどで、できるだけ別のことに夢中になれるようにしてあげましょう。

タイガーママ さん
女性 40代
ウチの柴犬(10歳)は珍しく、しつこく左後ろ足を舐めたり噛んだりしていたので「足にケガをしている?」と思って探しましたが何も見つからず…。

そして、お留守番のストレスかと思っていっぱい遊んだのですが、翌日の散歩でビッコを引いたのですぐ病院に直行。

診断の結果、ヘルニアからのしびれでした。

今は痛み止めと抗生物質の注射打ってもらい、毎日薬服用中です。
関連記事
犬の椎間板ヘルニアの症状と治療法
犬の椎間板ヘルニアの症状と治療法

ダックスを含めた胴長短足の犬種がかかりやすい犬の椎間板ヘルニア。愛犬のどんなサインで判断すべきかや、グレードと呼ばれるヘルニアの進行段階別の症状や治療方を自身の体験談を交えて紹介させていただきます。

  • 病気
  • 病名

腫瘍の可能性

もっとも怖いのが、腫瘍を気にして舐めている場合です。最初は小さい腫瘍でも、舐めているうちにどんどん大きくなってしまうこともあります。

一般的に大きくなるスピードが速い場合は、悪性の可能性が高いといわれています。腫瘍は茶色に変色をしている場合もありますし、何も異常が見られない場合もあります。

見た目は大丈夫そうでも、愛犬があまりにもその箇所を気にするようであれば、一度獣医師に相談をしてみましょう。

犬が足を舐めるのをやめさせる方法

おもちゃで遊ぶパグ

愛犬を観察する

まずは、愛犬をよく観察するようにしましょう。どういう時に舐め始めてしまうのかを観察して、探ることが改善の第一歩です。

気がついたら舐めているという場合でも、よくよく観察をしてみると手足を舐めるタイミングがわかるはずです。

そのタイミングや、手足を舐める理由を突き止めることで、解決策につながっていきますので、愛犬のサインを見つけるようにしましょう。

暇な時間を作らない

よく見かけるのが、サークル内で足を舐めている光景です。

これは暇になったり、飼い主さんに構ってもらえず寂しくて自分の足を舐めているのかもしれません。

『暇。つまらない。』という欲求不満のストレスにより、行動してしまっている可能性もあります。

これを改善するには、長く遊んでいられる楽しいおもちゃをサークルに入れてあげると気が紛れます。

例えば、フードやおやつが入れられるおもちゃです。これは夢中になって遊んでくれますし、好きなだけ噛んだり舐めたりできるのでストレス解消に繋がります。

コミュニケーションを取る

適切なコミュニケーションを図ることで、改善される場合もあります。一日のうちに30分でも時間を作って、愛犬と遊んだりスキンシップを図ってみましょう。

それでも改善されない場合は、心の病気になっていることもあります。

しばあらし さん
女性 40代
保護施設からウチへ来たとき、すでに舐めたり噛んだりして足に「ハゲ」がありました。寂しさで癖になった結果、荒れてしまったようでした。

なので、足を舐めようとすると私が止めて、違う場所を撫で回したり遊んだりして、忘れるように仕向けます。

赤み無くなった今も、ハゲはまだ残ってますが落ち着いたようです。

ただ最近、チラチラ私を見ながらナメナメしていたりするので、かまってちゃん病なのでしょうね。可愛くてかまっちゃいますが(笑)

靴や靴下をはかせてみる

犬が足を舐めないように、靴や靴下をはかせるという方法もあります。

特に、足の裏に炎症がある場合は、靴や靴下をはかせることで、散歩で傷口にバイ菌が入るのを防ぐ効果も期待できます。

関連記事
犬用靴と靴下のメリット・デメリット
犬用靴と靴下のメリット・デメリット

貴方の愛犬は、靴下または靴を履いてお出かけしたりしていますか?お洋服よりもまだまだ浸透の浅いわんこ用の靴や靴下のメリット・デメリットを理解して、より良いペットライフを送りましょう。

  • 暮らしの情報
  • 犬用品

獣医師に相談をする

改善策をとってみたが、なかなか治らないということを獣医師に伝えましょう。

心の問題があると判断した場合は、気持ちを落ち着けるサプリメントや内服薬が処方される場合もあります。

しかしいきなりこのような薬が処方されることは少なく、まず、病気がないかを確認したり、生活環境を変え、コミュニケーションをもっととるように助言されることが多いです。

それでも改善がない場合には、サプリメントや内服薬が処方されます。

その場合は、自己判断をせず、獣医師の指示に従ってしっかりと処方された薬を飲ませてあげましょう。焦らずに温かい気持ちで愛犬に寄り添ってあげてください。

行動別で見る犬が足を舐める意味

飼い主の足を舐める犬

飼い主の足や靴下を舐める

犬が自分の手足ではなく、飼い主の足や靴下とペロペロと舐めるのは遊んで欲しいという気持ちの表れです。

犬の目の前にある飼い主様の足は、とても慣れ親しんだものです。

自分の気持ちをどうにか伝えたい、何とか構って欲しい、そんな思いを持っている犬にとって、目の前にある足は大変アクションを起こしやすい部位となるのです。

寝る前に自分の前足を舐める

寝る前だけ手足を舐めるという場合は、肉球にある汗腺から出る自分の匂いを嗅いだり舐めたりすることで、自分の気持ちを落ち着かせています。

いわゆるリラックスしようとしている状態です。入眠儀式にも似ているかもしれませんね。

寝る前以外にも頻繁に手足を舐めているならば、気になるところですが、寝る前以外は特に舐めていないのであれば、あまり心配をする必要はないでしょう。

布団に入って寝る準備をしていると犬が前足を舐め出した、というときは「飼い主と一緒に僕も寝よう!」なんて考えているのかもしれません。

太福 さん
女性 40代
健康診断で獣医さんに診てもらった時、足を舐めることを相談しましたが「炎症もないし、気にすることない」と言われました。

そして、獣医さんから「ワンちゃんはリラックスしてる時も足を舐めるんですよ!」と教えてもらいました。

なので、足を舐めるとは悪い事ばかりじゃないと思いますよ!

手(前足)や足をずっと舐める

手や足をずっと舐め続ける場合は、前述でも紹介したように病気やストレスが関係している可能性が高いです。

病気、怪我などはもちろん、アレルギーによって皮膚に疾患を抱えている場合や、感染症に悩まされている場合もありますし、何らかの炎症によって痛みを感じているのかもしれません。

何もなくて手足を舐めることもありますが、ずっと舐め続けるというのは何らかの異常がある場合も多いですから、ぜひ気をつけてあげるようにしましょう。

足を舐めたり噛む場合

足を舐めるだけならばまだ良いですが、あまりにも痛みやかゆみを感じている場合は「噛む」という行動に出ることもあります。

人間でもあまりにも痒いと、思わずツネった痛みでかゆみを誤魔化そうとしてしまうこともありますよね。

それと同じで、足を舐めるだけでは症状が引かないからと、思わず噛み付いてしまうことがあります。

この場合も、放置をせずに早めに獣医師に相談をしましょう。

まとめ

足を舐めるフレンチブルドッグ

犬が足を舐ることには、様々な理由があります。

それは、分離不安や欲求不満によるストレスの場合や病気やケガが原因だったりします。改善するためには、まずは愛犬の観察をよくすることです。

愛犬の観察をすることにより、何が原因でこのような行動をしているのかが分かり、その対処法が見つかります。

分離不安や欲求不満な場合は、運動や、長く遊べてストレスを解消できるおもちゃを与えてみたり、適切な距離で愛犬とのコミュニケーションをとることで改善される場合があります。

しかし、それでも改善されない場合は心の病気による場合があるため、獣医師に相談し適切な治療を受けましょう。

また、病気やケガが原因の場合も自己判断せず、獣医師に診察してもらいましょう。適切な治療を受けることで症状が改善され、足を舐めること徐々にもなくなります。

犬が足を舐め続ける行動は不自然な行動です。しかし、それにはかならず原因があります。舐めている足をよく見てあげて、悪化する前に受診しましょう。

その判断が、愛犬の健康を守ることにつながるのです。

関連記事
知ってた?愛犬が飼い主を舐めるとき、場所によって意味が異なる!
知ってた?愛犬が飼い主を舐めるとき、場所によって意味が異なる!

愛犬がペロペロと自分のことを舐めてくれるのは嬉しいですよね。舐めてくる部位の違いによって、舐めることの意味が異なっているのはご存知ですか?この記事では、犬がよく舐めてくる場所別に、含まれる意味をご紹介したいと思います!

  • 飼い方・育て方
  • 行動・気持ち
はてな
Pocket
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

愛犬が足をなめる時の対処法を紹介してください。

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。