犬がうれしょんする理由
興奮や服従の気持ちから
犬がうれしょんをする理由で最も多いのが、興奮によるものです。長い時間留守番をしていて、飼い主さんが帰って来た時などに、大量にうれしょんをする犬は多いのではないでしょうか。
犬は飼い主さんだけではなく、飼い主さん以外の好意を持っている特定の人に会った時などにも、喜びや嬉しい気持ちから興奮してうれしょんをします。犬がうれしょんをする人しない人がいる理由は、犬が持つそれぞれへの感情の大きさによって興奮の度合いが異なるからです。また、うれしょんは、犬が本来持っている服従心をアピールするための行為の1つでもあります。
なお、犬は興奮したり喜んだりした時は、背中が丸まり腹部が圧迫され、服従心からお腹を見せる体勢を取った時には、体の力が抜けやすくなります。そのような体勢になることで、おしっこがより漏れやすくなるとも言われているようです。
子犬のため
1歳以下の子犬の時期は、うれしょんをすることが多い傾向にあるようです。まだ社会性を身につけていない子犬の時期は、感情のコントロールが上手にできないので、ちょっとしたことでもすぐに興奮してしまうためです。
また、子犬の場合は、尿道口の周りにあり、尿を溜める働きをする膀胱括約筋が成長過程にあります。そのような理由から、子犬は完全に排尿をコントロールすることができないので、うれしょんをしやすくなるようです。
この場合、成長に応じて自然に治ることが多いと言われています。
犬のうれしょんはいつまで続く?
子犬に多く見られるうれしょんは、成長と共に自然に治るケースが多いようですが、成犬になってもうれしょんが続くこともあります。いつまで続くのかは、個体差があるので厳密には分かりません。
成犬がうれしょんをする理由は、興奮によるものか服従心からのどちらかのことがほとんどです。もし成犬になっても、感情とは関係なくうれしょんをしていたら、それはうれしょんではなく尿失禁かもしれません。
この場合は、病気や体調不良が隠れているかもしれないので、動物病院を受診しましょう。
犬のうれしょんの治し方
犬を落ち着かせる
犬のうれしょんを治すには、まず犬が落ち着くまで飼い主さんがかまわないようにすることが大切です。犬は、飼い主さんがかまってくれると、興奮してしまうため、おすわりなどのコマンドで一旦気持ちを落ち着かせましょう。
留守番をさせていて、飼い主さんが帰宅した時にうれしょんをすることが多い犬の場合は、外出する時にケージの中に入れておくと効果的です。帰宅してすぐにケージから出さないようして、5分から10分くらいは、目を合わせたり声をかけたりしないようにしましょう。
この5分から10分の間に、犬は興奮状態から落ち着くことができます。犬が喜びから興奮してくれることは、飼い主さんにとっても嬉しいことではありますが、家族の一員としてしっかりとしつけを行いましょう。
叱らない
うれしょんをした犬と接する時は、感情的になったり大きな声で叱ったりしてはいけません。犬は悪気があってうれしょんをしているわけではありません。犬のうれしょんは、飼い主さんへの愛情や服従心からくるものであることを忘れないでください。
また、犬がうれしょんをした時に、飼い主さんが大きな声を出すと、犬はかまってもらえたと勘違いをしてしまいます。一度勘違いをしてしまうと、犬はうれしょんをすることで、飼い主さんの気を引くようになるかもしれないので注意しましょう。
犬のうれしょんが治らない時の対処法
トイレにこまめに連れて行く
来客前など、事前にうれしょんをすることが予測できる場合は、その前におしっこをさせておくことも1つの方法です。また、留守番した後であれば、帰宅後しばらく時間を置いた後、犬におしっこをさせてから触れ合うなどの対策を取るのもおすすめです。できるかぎり犬の膀胱を空にして、犬がうれしょんをしない状況をつくることを意識しましょう。
マナーベルトやオムツをする
根本的な解決にはなりませんが、うれしょんがどうしても治らない時は、犬用のマナーベルトやオムツを使うことで、飼い主さんの後始末などの負担を減らすことができます。マナーベルトやオムツは、来客がある時などにも便利なので上手に活用しましょう。
【ALPHAICON アルファアイコン】マナーベルト
幅の広いマジックテープがついており、犬の体型に合わせて留めることができる犬用マナーベルトです。一般的なマナーベルトのように平面的な布を巻きつけるのではなく、立体的に設計されているので、犬の体を包み込むようにして装着することができます。
また、カップ部分には、フィルムを貼った防水ニットが使用されており、うれしょんをした時のおしっこが漏れないようにしっかりと防止してくれます。
ユニ・チャームマナーウェア
小型犬のおしっこ約3回分の吸収力があり、うれしょんの量が多い犬にも安心して使用できる、使い捨て犬用紙オムツです。何度もつけ直すことができるテープがついており、犬の体に合ったサイズに調節して簡単に装着することができます。
また、ウエスト部分に伸縮性があるため、犬が動いてもずれにくいのが特徴です。犬の股ぐりに2種類のギャザーがしっかりフィットするため、おしっこが漏れる心配も少なくなります。
うれしょんしやすい犬の特徴
興奮しやすい/服従心が強い
普段から感情表現が豊かで、興奮しやすい性格の犬は、うれしょんをしやすくなります。また、うれしょんには、その犬が持つ服従心や依存心の強さも関係しています。そのような気持ちが強い犬は、自分の気持ちを飼い主さんにアピールするために、うれしょんをしやすくなるでしょう。
精神的に不安定
気が弱く怖がりな犬は、恐怖心からうれしょんをしてしまうことがあります。不安感や恐怖心などが原因となるびびりしょんとも言われるうれしょんは、今まで一度もしたことがなかった犬が、なぜか突然し始めることもあるようです。
その場合は、精神的に不安定な状態で、大きなストレスを抱えていることも考えられるので、犬の様子をよくみて原因を探す必要があります。
まとめ
犬は飼い主さんを困らせようとして、うれしょんをしているわけではありません。犬がうれしょんをした時は、叱ったり大きな声で反応したりしないで、落ち着いて対応するように心がけましょう。
犬のうれしょんは、飼い主さんへの愛情表現の1つとも言えます。犬がうれしょんをする理由を心に留めた上で、対策をとってもらえればと思います。
ユーザーのコメント
20代 女性 mimi
40代 女性 ちえ
30代 女性 ちゃー
30代 女性 ケイ
30代 女性 そそ
40代 女性 匿名
40代 女性 匿名
特にお散歩前のリードしたりする時のうれションが…ダダ漏れ。笑
カノジョは、漏らしてはいけないと我慢しないととわかっているのですが上手くコツ掴めないようです。
私は最近、カノジョが、うれションがデキナイような体勢にさせてお散歩のリードを付ける様な工夫しています。
どうも嬉しくてオシッコする体勢になると漏れてしまう様です。なので、オスワリの体勢になるべくさせずに前脚を膝などに置かせて、後脚だけで立たせリードを付けるとお散歩前のうれションは我慢出来る様です。
その後、抱っこするのですが、その時点で先にチラッと床汚れてないかを確認、汚れてないようなら→言葉で『オシッコもらしてないかなあ?どうかなあ?ちゃんと出来たかなあ?』と普通トーンで言い、すぐに『あ!えらいじゃない⤴︎ちゃんと我慢出来たねー凄いねー⤴︎』と滅茶苦茶褒めて一緒に喜んであげます。
出来なかったとしてもある程度一緒に生活していれば室内犬はちゃんと言葉や飼主の様子でわかっていますので怒らずに静かに床拭いてるだけで申し訳無さげにしてますし。笑
いつも色々コトバをかけ、人にするのとかわらない会話していると飼主のコトバをどんどん覚えると思います。
女性 マルゲリータ
うれしょんだけじゃなくて、掃除機の音にびっくりしてびっくししょんも。
気が付いたらいつの日からかやらなくなりましたのですっかり忘れていました!子犬の頃はスイッチがあちこち入っちゃうんですね。
女性 じょじょ
女性 アトム
と思うのですが、これが頻繁だと心配になりますよね(笑)。友人の家に遊びに行く
と、これでもか!というくらい犬が喜んでお出迎えしてくれるのですがオシッコを
ピッ!としてしまいます。クセになっているらしく、友人も掃除をしたりオシッコを
された側に謝るのが大変だと言っていました。友人にこの記事を読ませたいと思い
ます。