ポーチュギーズウォータードッグの性格と特徴、値段や寿命など

ポーチュギーズウォータードッグの性格と特徴、値段や寿命など

ポーチュギーズウォータードッグとは、「ウォータードッグ」の名のとおり漁師さんの相棒として活躍した犬種です。なんとも長い名前ですが、その名の通り泳ぎが得意なのでしょうか?被毛はどうなっているのでしょうか?この記事では、ポーチュギーズウォータードッグという犬種の性格や特徴などを紹介します。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

ポーチュギーズウォータードッグの性格

海辺のポーチュギーズウォータードッグ

もともと漁師さんと一緒に働いていたポーチュギーズウォータードッグは、飼い主にとても忠実です。性格は明るくて活発、非常にタフな犬種でもあります。

明るい性格ではありますが、誰にでもフレンドリー!というよりは、飼い主や家族に対して忠実なため、ポーチュギーズウォータードッグは、知らない人に対しては、警戒心が強い面があります。また個体によっては独立心が強い子もいるとのことです。

働く犬として暮らしてきたポーチュギーズウォータードッグは、とても利口でもあります。飼い主の言うことによく従い、比較的トレーニングしやすい犬種です。人間と一緒に働くことに生きがいを感じるので、いろんなコマンドを覚えさせトレーニングを継続したり仕事を与えてあげると、充実感を覚えることでしょう。

ポーチュギーズウォータードッグの特徴

ポーチュギーズウォータードッグの全身

漁師さんの相棒として働いてきたポーチュギーズウォータードッグは、がっしりした体つきをしています。体高は45~55cm程度、体重は16~25kg程度で、中型犬に分類されます。

泳ぎが得意で、水中の活動に向くように筋肉がよく発達しています。足指の間には水かきがあり、耳も水が入りにくいたれ耳です。ポーチュギーズウォータードッグは、水中作業に特化した体を持っているのですね。

ポーチュギーズウォータードッグの被毛には、短めの強い巻き毛(カール)と、長めの波状毛(ウェーブ)の2つのタイプがあります。いずれもシングルコートで、抜け毛は少ないほうです。ただし、毛がどんどん伸びるタイプなので、定期的にトリミングが必要になります。

毛色は単色と複数の色の組み合わせがあります。単色だと、ブラック、ホワイト、ブラウン。複数の色が混じる場合は、ブラックかブラウンにホワイトが混じります。

ポーチュギーズウォータードッグの価格

ポーチュギーズウォータードッグの子犬

ポーチュギーズウォータードッグは、日本では希少な犬種ですが、国内にブリーダーが少数います。価格は多くの場合約30万円からと、希少な犬種にしては特別に高額ではないといえるかもしれません。珍しい犬種ということもあり、ペットショップに流通することはほとんどありません。

そのため、ポーチュギーズウォータードッグを迎えたいと思ったら、ブリーダーさんから直接購入することになるでしょう。あるいは、海外から輸入することもできますが、その場合は各種手数料などがかかりますので、更に高額になることを覚悟しましょう。

ポーチュギーズウォータードッグの飼い方

芝生に伏せするポーチュギーズウォータードッグ

ポーチュギーズウォータードッグは運動が大好きで活動的な犬種なので、たっぷりと散歩に連れて行ってあげましょう。泳ぎも得意なので、夏には海や川で水遊びさせてあげるのもいいですね。ジョギングやスポーツが好きな方に向いている犬種と言えます。スタミナがあって非常にタフな犬種なので、歩くだけの散歩では満足できない子が多いでしょう。ドッグスポーツに挑戦したり、犬に何かを運ばせる仕事を与えたりするのも良いと思います。

先述したとおり、ポーチュギーズウォータードッグは抜け毛は少ないですが、毎日のブラッシングは欠かせません。ウェーブタイプの被毛の子では手入れをしないと毛玉ができてしまうので、使いやすいブラシを手に入れて、毎日毛をとかしてあげてくださいね。

ポーチュギーズウォータードッグは定期的にトリミングが必要です。放っておくと毛が伸びっぱなしになり、清潔を保つのも難しくなります。トリミングが必要な犬種はカット次第で印象が変わるので、トリマーさんと一緒に似合うスタイルを考えるのも楽しみです。ドッグショーでは、ウェーブヘアのポーチュギーズウォータードッグの独特なライオンカットと呼ばれるスタイルを見ることができます。

平均的な寿命は11~13年程と言われているそうです。

ポーチュギーズウォータードッグの歴史

切手に描かれたポーチュギーズウォータードッグ

ポーチュギーズウォータードッグは、英語で綴ると「PORTUGUESE WATER DOG」となります。ポーチュギーズは「PORTUGUESE」 、つまりポルトガルが原産ということです。昔はポルトガルの海岸には必ずポーチュギーズウォータードッグがいたとも言われているそうです。それほど漁師さんの間で親しまれてきた犬種なのです。

泳ぎが得意なポーチュギーズウォータードッグは、水中の網や魚を回収したり、魚群を追い込んだり、船の見張りをしたりして、漁師さんの手伝いをしていました。かなりスタミナもあり、船から離れたところまで泳いでいくこともできたそうです。

しかし、近代に入ると漁法の変化などにより、漁師さんの相棒としてのポーチュギーズウォータードッグの活躍の場は減っていきました。そのため、この犬種自体の数も減ってしまい、一時は絶滅も危ぶまれるほどでした。

ですが、ポーチュギーズウォータードッグを愛する人達の保護活動により、犬種として認定を受けることになりました。現在では、忠実な性格と独特の風貌が愛され、家庭犬として親しまれています。

まとめ

港のポーチュギーズウォータードッグ

ウォータードッグの名の通り、泳ぎが得意なポーチュギーズウォータードッグ。もともと働く犬として暮らしてきたので、飼い主のコマンドをよく理解する忠実な犬です。ポーチュギーズウォータードッグと一緒に海辺でフリスビーをするところを思い浮かべると、わくわくしますね!

ポーチュギーズウォータードッグは活動的な犬種なので、アクティブな飼い主さんに向いています。日本にも少数ながらブリーダーがいるようなので、海辺に暮らす方やスポーツ好きな方、ウォータースポーツを楽しむ方などの家族にぴったりかもしれませんね。

【ポーチュギーズウォータードッグで多く見られる遺伝性疾患について】

 ポーチュギーズウォータードッグでは、股関節形成不全や進行性網膜萎縮症(PRCD-PRA)、GM1ガングリオシドーシス、若年性拡張型心筋症などが遺伝性疾患として多く見られているようです。また、アジソン病もポーチュギーズウォータードッグで多く見られる遺伝性が疑われる疾患です。PRCD-PRAとGM1ガングリオシドーシス、若年性拡張型心筋症については遺伝子検査を行うことができます。いずれも遺伝様式は常染色体劣勢遺伝です。

獣医師:木下明紀子
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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 ここあ

    漁師さんと一緒に活躍していた犬がいたなんて知らなかったです!!しかも魚を追い込んだりと結構、色んな仕事をまかされていたんですね。名前もウォーターと入っているだけありますね〜(*^^*)しかも、見た目もすっごいかわいいです!!昔から本当に人間は犬に助けられてたんだなあと思いますね。
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