犬は大豆を食べても大丈夫?栄養素や注意点、豆腐などの加工品の与え方について

犬は大豆を食べても大丈夫?栄養素や注意点、豆腐などの加工品の与え方について

大豆は「畑のお肉」といわれるほど栄養価の高い食材です。基本的には犬が食べても問題ありませんが、与え方を間違えると健康を害することもあるって知っていましたか?では、正しい大豆の摂り方について紹介します。

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犬に大豆を与えるときは注意が必要

豆を見つめる柴犬

犬に大豆を与えても良いですが、与えるときには注意が必要であるため、「絶対に大丈夫」だと言い切れる食材ではないということをまずはお伝えします。

犬に大豆を与える上で注意をしなければならないのが、「生の大豆」です。生の「大豆」にはトリプシン・インヒビターという物質が含まれ、この物質には毒性があるとされています。これを大量に摂取すると、下痢・嘔吐・消化不良・アレルギー・鼓腸症などを引き起こす恐れがあります。

このトリプシン・インヒビターの毒性を消す方法が、「長時間の加熱」と「発酵」と「熟成」をさせることです。ですから、すでに加熱・発酵をされている豆腐や納豆、おから、豆乳などは犬に与えても大丈夫ということになります。

もし誤って生の大豆を食べてしまった場合、生の大豆は苦いので吐き出す犬が多いとは思いますが、もしそのまま飲み込んでしまっても、消化されにくいので、分解されることなくそのままウンチで出てくるでしょう。しかし、多量に摂取してしまった場合には喉や食道、腸に詰まる恐れもありますので、すぐに動物病院に相談しましょう。

生の大豆をふだんから頻繁に使用する人は少ないでしょうが、日本の風習である節分の豆まきは、犬が誤飲をする事故が起きやすく危険です。部屋中に散らばった大豆を綺麗に片付けようと思っても、家具の隙間に入り込んだ大豆を見逃していて、それを愛犬が食べてしまった!なんてこともありますので、しっかりと注意をしてくださいね。

犬が大豆から得られる栄養や健康効果

舌なめずりをするダックスフンド

なんといっても、大豆は栄養豊富なのに「低カロリー」。そして「イソフラボン」が含まれているので、がんの予防効果が期待されています。

大豆に含まれる「サポニン」は、体脂肪を減らして動脈硬化予防やがん予防にも期待される栄養素が含まれています。また、「レシチン」は細胞の働きを整えて老化防止にも期待できるため、大きく期待されている健康物質のひとつです。

生の大豆は危険ですが、しっかりと加工された大豆であればとても優秀な食材ではありますので、与え方だけ十分に気をつけましょう。

犬に大豆を与える際の注意点

注意の看板を持ったパグ

アレルギー

大豆を摂取することで、アレルギー症状を起こす犬が近年増えています。アレルギーには先天性、つまり生まれつきの体質で発症するケースと、同じ食材を長期間摂取したことによって発症するケースとがあります。

実はドッグフードでも、ドライフードの多くには栄養成分の調整や低カロリー効果をもたらすために、大豆の搾りかすや、おからが含まれていることがよくあります。それを知らずに大豆や納豆をドッグフードに混ぜて与えることで過剰摂取となり、アレルギーを引き起こす場合があります。

アレルギーを発症した場合、以下のような症状が見られますので、何らかの異常を感じたら動物病院へ急ぐようにしましょう。中毒症状はちょっとしたものや、重篤なものまで様々ですが、いち早く気がついて対処をしてあげることで重症化を防げますので気をつけましょう。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 湿疹
  • 呼吸困難
  • 痙攣
  • 意識障害

消化不良

生の大豆ではなくても、大豆の形がそのまま残っている状態の場合、消化ができずに消化不良を引き起こす可能性もあります。消化不良によって吐く、下痢をすると言った症状が見られたら、大豆が大きすぎなかったかを確認しましょう。できれば豆腐などに加工をしたものがおすすめですが、そのまま与えるときは必ず柔らかく煮るように心がけましょう。

犬に大豆の加工品を与えても大丈夫?

大豆、豆腐、枝豆、納豆

豆腐

柔らかく食べやすい「豆腐」は、喉に詰まる心配もありませんので、老犬にとっても嬉しい食材です。しかし、冷たいままで与えるとお腹を冷やして下痢をしてしまう犬もいますので注意しましょう。愛犬に与える際は、常温にして与えると良いでしょう。

また、絹よりも木綿の方がタンパク質とカルシウムが多いとされています。犬の皮膚や骨、筋肉、体全体を作るためにたんぱく質は必要です。また、毛ヅヤや目の輝き、犬の健康を維持する大半の物にも適した食材でもあります。

枝豆

あまり知られていませんが、枝豆は大豆の未成熟な状態のものを言います。つまり大豆の子供が枝豆なのです。そんな枝豆ももちろん、犬にとって与えても良い食材と言えます。

ただし、枝豆の塩茹では塩分がきつすぎるためよくありません。さらに、鞘や皮には毒性があり中毒を引き起こす可能性もあります。枝豆を与えるときは、塩を入れずに茹でたものを鞘から出して食べやすいようにしてから与えるのがおすすめです。

もともと加工されている枝豆豆腐などもありますので、こちらの方がお手軽かもしれませんね。ただし、枝豆豆腐の中には味付けがされているものもありますので注意をしましょう。

大豆の水煮

大豆の水煮は火が通っているため食べやすいと思われがちですが、中にはまだかたい場合もあります。水煮を与えるときは十分に火が通っているのかを確認するのと同時に、消化に良いくらい柔らかくなっているかをしっかりと確認してあげるように心がけましょう。消化不良を防ぐのも、健康を維持するのには大切ですよ。

煎り大豆

煎り大豆とは、節分のときによく使われるあの固い大豆のことです。煎り大豆は火が通っているからいいのでは?と思うかもしれませんが、残念ながら煎り大豆は犬にとって消化不良の原因となる他、お腹が張ってガスがたくさんでてしまったり、ひどい場合は下痢になってしまったりすることもあります。

大切な愛犬だからこそ、節分のときなどは誤飲にしっかり気をつけるようにしてくださいね。みなさん御存じの健康食材「納豆」。この納豆は犬のサプリメントとして活用されるほど、多くの専門家が推奨する食材です。

大豆の大きな特徴は、豊富なたんぱく質を効果的に吸収し、ビフィズス菌などの善玉菌を増やしてくれる働きにあります。また、ビタミンB2やB、ビタミンEやマグネシウム、食物繊維やカルシウムまで様々な栄養素が含まれた優秀な食材と言えます。

しかしそんな万能食材の大豆でも、過剰摂取は腸内にガスが溜まる恐れがあります。なるべく小粒サイズを選ぶか、細かく砕いてから与えるようにして消化を助けてあげましょう。

乾燥した納豆がペットショップに販売されているので、それを活用すると口のべたつきなども防ぐことができて、常温保温できるために毎日少量をあげることができるでしょう。

豆乳

犬に豆乳を飲ませても問題はありません。牛乳の代わりに使っても良いでしょうし、料理に使っても喜んでもらえる大変優秀な食材であることは間違いありませんが、調製豆乳には塩分などが添加されているため、できれば無調整のものを選ぶようにしてください。ただ、どうしても飲まないようであれば量を加減して、調整豆乳を与えてあげてくださいね。

きな粉

大豆を細かくしているきな粉は、大豆製品の中でも、その栄養素を効率よく吸収できるオススメの食材です。ただし、砂糖が使われているきな粉などはカロリーの過剰摂取による肥満につながる可能性もあります。また、きな粉を与えるときも量を加減して与えないと、健康に悪影響を及ぼす場合もありますので十分に気をつけるようにしてくださいね。

犬に大豆以外の豆類は与えても大丈夫?

いろんな種類の豆

黒豆、グリンピース、ピーナッツ、ひよこ豆、えんどう豆、アーモンドなど、世の中には大豆以外の豆類もたくさん存在しています。そんな豆類を与えるのは良いのか疑問に思っているかた、豆類は基本的に生でなければ問題はないようです。ただし、大豆と同じく量にはしっかりと注意をしなければ、やはり健康被害が出るのがほとんどです。

さらに気をつけてほしいのがアレルギーです。特にピーナッツやアーモンドなどは、大豆でアレルギーが出なくても症状として現れることが多い食材です。基本的に生ではなく適正量を守って与えるのであれば問題がない場合がほとんどですが、誤って与えてしまうと危険なので、十分に気をつけるように心がけて、愛犬の健康を守ってあげるようにしましょうね。

大豆を使った犬用手作りごはん おすすめレシピ

枝豆と豆腐の和牛ハンバーグ

料理のレシピイメージ

わんちゃんの大好きなハンバーグと大豆が一緒に入った健康的、かつ、わんちゃん大満足の一品。別で味付けをすれば人間用のご飯にもできそうですね。枝豆が入ることで彩りも鮮やか!愛犬の特別なディナーとしていかがでしょうか?

ワンちゃん大喜びの納豆チャーハン

料理のレシピイメージ

納豆が好きなワンちゃんは意外と多いとのこと。納豆に含まれる栄養素は犬の健康維持にも大変活躍してくれそう。忙しい日でもさっと作れるチャーハンで、愛犬の健康を維持してあげましょうね!

まとめ

大豆

「大豆」はアレルギー症状を示さなければ、人間にとっても犬にとってもタンパク質やアミノ酸、ビタミンB群や食物繊維がたっぷり含まれた栄養価の高い食材です。

加熱・発酵された加工食品で大量摂取せずに少量を正しく摂取することで、免疫力や新陳代謝の向上、皮膚や被毛の健康維持に重要な役割を果たしてくれるでしょう。

生の大豆は与えない、量はしっかりと守るということに気をつけながら、ぜひ愛犬に大豆を食べさせてあげてくださいね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 チョコママ

    大豆製品は、私も子供も大好きで常に冷蔵庫に入っている食材です。本当に栄養豊富でオススメ食材ですよね!納豆は粘り気が気になるのであれは、さっと水で洗えばすぐに粘り気がとれて食べやすくなりますね♪
    アレルギーだけは気をつけてあげて、なるべく摂取したいと思います。
  • 投稿者

    30代 女性 おはぎ

    大豆は、納豆やおからや豆腐など色々な形に変えて存在していますよね。うちはヘルシーでお安い豆腐と納豆を愛犬にあげる事が多いです。

    豆腐は、クセもなく柔らかく食べやすいのでほとんどの子が食べてくれると思います。絹より木綿が栄養価が高いんですね。今度から木綿にしてみます!

    納豆は、発酵食品で血液サラサラ効果など人にも犬にもいいこと尽くめなので私も愛犬もよく食べています♪そのままでは犬には消化がよくなさそうなので、ひきわりをチョイスするといいですね^^
  • 投稿者

    30代 女性 デコポン

    記事にもあるように、豆腐や納豆、そしてダイエットの味方でもあるオカラを取り入れる方は多いようですが、大豆アレルギー、結構ありますので、そこには注意が必要。
    食べた瞬間に即体調を崩すケースはないと思いますが、継続して与えている内に、体を痒がる、目元や口元の毛が着色する等の変化がないか、よく観察した方がいいでしょう。

    我が家はアレルギー検査をしてはじめて「大豆アレルギー持ち」がわかり、以降、頻繁に与えていた大豆製品を一切カットする事半年、見違える程、皮膚の状態がよくなった経緯があります。
  • 投稿者

    40代 女性 momo

    記事を拝見して、「生の大豆は毒性があるので注意した方が良い」という事や「犬種によっては大豆の耐性を持っていない犬がいる」という事を初めて知りました。節分の後など、道に大豆が落ちていることがあるので、今後は注意したいと思いました。
    我が家には14歳の大型犬がいますが、シニアになって脂肪腫があちこちに出来るようになりました。知り合いの勧めで<成分無調整豆乳は脂肪腫に良いらしい>との事でフードに少量かけてふやかして食べさせています。(写真有)また、おからもシニアに良い食材との事で、おからクッキーを作って食べさせたりしています。消化が良くて便も調子がいいです。
    今後も大豆の加工品を上手く利用して、健康維持をしていきたいと思います。
    momoの投稿画像
  • 投稿者

    女性 かにぱん

    大豆製品は畑の野菜と言われているくらいタンパク質も豊富ですし、飼い主である私自身も大豆製品は好きなのもあり、よく食べています。
    大豆そのものは、消化しにくく使いづらいですが、豆腐や納豆や豆乳など大豆製品であればわんちゃんにもあげやすいですよね。栄養面もさることながら、大豆製品の種類も豊富ですし、比較的低カロリーが低いので手作りご飯やオヤツにもあげやすいですね。

    ドットわんから販売されているフリーズドライ納豆は、ちょこちょこフードに混ぜたりオヤツとしてあげています。
    フリーズドライの納豆は他メーカーからでも販売されていますし、フリーズドライの豆腐のオヤツも低カロリーで持ち運びもしやすいのでオススメです。

    手作りご飯にも豆腐を使った豆腐ハンバーグやスープなど作りますが、おからは普段使う機会がないので、おからクッキー程度しか使った事がないんですよね。

    おからはカサを増しにも良く満腹感も味わえるので栄養面もですがダイエットにも良いんですよね。人間の話しですがおからを取り入れた食事で痩せた知人がいますが、量を減らす事なくおからでカサ増ししたりする事で特に何もせず痩せたそうですよ。わんちゃんにも取り入れる事でダイエットの味方になりそうですね。
    絹より木綿の方がタンパク質やカルシウムが多いんですね。豆腐や納豆や豆乳など使い分けながらご飯やおやつを作ってあげたいなぁと思いました♪

    初めは少量を与えながらアレルギーがないか確認し、フリーズドライ納豆など毎日与えるならばアレルギー予防に少量が良いんだろうなぁとおもいます。
    我が家では大豆製品を毎日はとらずフリーズドライの納豆も週2.3日くらいです。他の日には違うサプリメントやオヤツなどあげて飽きないように栄養が偏らないようにしています!
  • 投稿者

    女性 匿名

    日本犬には大丈夫でしたが、
    ジャーマンシェパードには、大豆も含め穀類全般が命取りになりかねないので、絶対に食べさせないよう注意しています。
    節分も福は内でそっと二粒落として、鬼は外の時に部屋に落とした二粒を拾って外に投げました。
    気を使うけど、犬の健康が第一なので。
  • 投稿者

    女性 もふころ

    生ではないですが、毎年豆まきの時の大豆を食べていました。と、言うのも、豆まきで落ちた大豆をわんこ達がせっせと食べてしまっていたんです。おからを食べさせることもあるし、大丈夫だろうと甘く考えていましたが、過剰摂取でアレルギーが出てしまうこともあるんですね。気を付けようと思います。
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