犬のアレルギー症状
アレルギーにより確認できる症状
ちょっと痒がっているくらいであれば、見逃してしまう可能性もあります。注意深く、日々確認してあげましょう。
- 目や目の周りが赤い
- 激しく掻きむしる(脱毛してしまう)
- 耳垢がたまりやすい
- 血便
- 蕁麻疹
食物アレルギーの蕁麻疹は、ある日突然、体中がボコボコと膨れ上がり猛烈に痒がるので、どなたもすぐに病院に連れて行くと思いますが、その他の症状であれば様子を見てしまうことも多いと思います。
ワンちゃんのアレルギーは、年齢とともに症状が重たくなるケースが多いので、少しでも心当りがある方は獣医さんに相談してみましょう。
犬のアレルギーの原因は?
食べ物
第一にアレルギーの原因として考えられるのは、人間と同じで食べ物になります。近年のお子様にも多い、食物アレルギーですね。ワンちゃんがアレルギーを起こしやすい食べ物をいくつかご紹介します。
- 乳製品
- 小麦
- トウモロコシ
- 鶏肉
- 鶏卵
- 牛肉
- 羊肉
もちろん個体差がありますので、上記の食べ物が全てのワンちゃんにアレルギー症状を起こすわけではありませんが、比較的ドッグフードの原材料になっている物は、食べ続けることによってアレルゲンになってしまうケースが多くあります。
実際に我が家の愛犬も半年間、チキンベースのフードを与え続けることにより、鶏肉アレルギーになり、フードを変更してラムベースのご飯を与え続けると、今度は羊肉がアレルゲンになってしまった過去があります。
食物アレルギーを防ぐ方法のおすすめの一つが、3か月から6か月に1度、フードを変更するフードローテーションです。
例えば、現在チキンベースのフードを与えている場合は、メインの原材料である、たんぱく質の鶏肉を、豚肉や牛肉などを主原料とする新しいフードに変更し、同じ食べ物ばかり長期間与えないようにすることによって、多少なりとも食物アレルギーを防ぐことができます。
おなかの弱いわんちゃんは、なかなか身体に合うフードを見つけることができなくて、飼い主さんはフードジプシーになってしまうケースもありますので、どうしても見つけなれない場合は、獣医さんと相談し、アレルギー用のフードを試してみるのも良いでしょう。
自然環境や室内に潜むアレルゲン
雑草やハウスダスト
食物アレルギーのみの場合は、まだ比較的アレルギー検査で原因の特定も可能ですが、お散歩中に何かに反応した、室内の何かにアレルギー症状が出ているとなると、なかなか原因の特定は難しくなります。
- 草
- 雑草
- 樹木
- カビ
- ハウスダスト
- タバコの煙
- ダニ
もしも、食物アレルギーに対する対応が全てできていても、アレルギー症状が改善しない場合は、上記のアレルゲンがある可能性があります。
ハウスダストやダニであれば徹底的なお掃除、タバコの煙のアレルギーであれば、飼い主さんは頑張って禁煙するなど改善方法もありますが、草や雑草、樹木に関しては、自然の中をたくさんお散歩させたい飼い主さんも多いでしょうし、草、雑草、樹木を全て把握して覚えることには限界があると思います。
そこでおすすめなのが、食べ物やサプリメントなどでアレルギー症状が出ない身体に体質改善することです。
まずフードですが、最近頻繁に耳にするプレミアムフードと言う高価なものでなくても良いと思いますが、添加物を含んでいないものや、農薬などで汚染された土地で作られた素材を使っていないかなど原材料をしっかりとチェックしましょう。
近年はワンちゃんのフードも多様化されていて、近隣のスーパーで激安で販売されている商品もあれば、インターネットの公式ホームページでしか購入できない商品もあります。
インターネットで販売されている、ワンちゃんにとって好ましい商品であれば、原材料に何が使われているかだけでなく、その素材がどのように作られているかなど、かなり詳しく記載がある商品が多いです。何となく選ぶのではなく、身体に良さそうなフードを選んであげましょう。
サプリメントに関しては、本当に人間と同じなのですが、腸内環境を整え免疫力をアップさせることにより体質改善に繋がります。ワンちゃん用の乳酸菌サプリメントがおすすめです。
まとめ
愛犬にアレルギーの症状が出てしまうと、見ている飼い主側もかわいそうで辛いですよね。お薬を使用しない簡単な改善法としてご紹介させていただきましたが、症状が悪化してしまいそうであれば、獣医さんにも相談し、お薬とも上手に付き合っていきましょう。