犬の腸内環境改善に向けたおすすめの乳酸菌サプリメントを解説しています。
犬の腸内環境を改善のためにサプリメントを選ぶことはもっとも効率の良い方法です。
中にはヨーグルトなどの食べ物で愛犬の腸内環境を改善しようとする方がいますが、わんちゃんホンポ編集部ではおすすめしません。
なぜなら、「乳糖」と呼ばれる成分が含まれるためです。
乳糖に耐性がないと軟便や下痢を引き起こすことがあります。食べ物で改善しようとするとサプリなら回避できるリスクを招いてしまうのでおすすめしません。
またドッグフードに含まれる乳酸菌はおまけ程度に思っておいたほうが良いです。
ドッグフードは犬の主食なので総合的な栄養バランスを考えて作られています。
腸内環境に特化させようとすると使う食材やそれに伴う成分が偏ってしまうので主食としては優れていると言いにくくなります。
腸内環境改善のために専用のサプリメントがもっとも効率的といった意味がここにあります。
サプリはサプリでも人間用のものより犬専用に作られたサプリメントがおすすめです。
犬専用に作られたサプリメントは犬に必要な成分を包括的に配合しているので相乗効果を得やすいです。
成分の含有量などは人間を基準に考えられているので、余計な心配がなく、安心できる犬専用の乳酸菌サプリをおすすめします。
当編集部では一般販売しているものから通販限定の商品をリストアップし、犬の食生活をもとに腸内環境改善に良いもの独自調査しました。
調査内容は
・乳酸菌が生きたまま届くものか
・安全性に問題がないか
・価格が良心的か
の3つの基準で徹底的に調査を行いました。
調査結果からもっとも優れている乳酸菌サプリメントを5つに絞り、おすすめを紹介します!
犬の乳酸菌サプリの選び方
犬の乳酸菌サプリの選び方は
・乳酸菌が生きたまま届くタイプか
・安全性に配慮されているか
・価格が良心的か
がポイントです。
一言に「乳酸菌」と言っても種類があり、腸内環境を改善させるなら生きたまま腸に届く「有胞子性乳酸菌」が配合されたものがおすすめです。
また添加物や残留農薬の有無、獣医師の評価を総合的にみて安全性が担保されているものが望ましいです。
そして価格は良心的なものがおすすめです。
あまりに高い乳酸菌サプリを選んでしまうと続けるのが大変になります。
無理のない範囲の価格帯から選んでみてください。
犬の乳酸菌サプリは生きたまま腸に届くもの
犬の乳酸菌サプリは生きたまま腸に届く「有胞子性乳酸菌」が配合されているものがおすすめです。
有胞子性乳酸菌は通常の乳酸菌と異なり、自らを膜のような胞子をまといます。
通常の乳酸菌は胃酸によって死滅してしまいます。腸に届くまで生きた乳酸菌が届きにくく、腸内環境を根本的に改善する力が弱いです。
しかし有胞子性乳酸菌の場合は胃酸にさらされても生き残りやすく、生きたまま腸に届けられ腸内環境を改善してくれます。
生きたまま腸に届けば有害な細菌の増殖を抑制したり、善玉菌の増殖を促進し、腸内環境が整います。
当編集部でおすすめしている乳酸菌サプリも「有胞子性乳酸菌」を配合した商品です^^
犬の乳酸菌サプリは消化酵素入りのものがおすすめ
犬の乳酸菌サプリは消化酵素が豊富に含まれているタイプがおすすめです。
理由は腸内環境が悪い場合、消化不良が慢性化している可能性があるからです。
消化不良が続くと便の臭いがきつかったり、軟便や下痢、涙やけなどにもつながります。
消化酵素には種類があり、栄養素ごとに得意な分解が決まっています。
例えばドッグフードに多く含まれる「動物性タンパク質」を分解する代表的な消化酵素は「プロテアーゼ」です。
その他には炭水化物(穀物)や油脂(脂質)が使われることも多く、「アミラーゼ」や「リパーゼ」という消化酵素が働いています。
消化酵素 | 主な役割 | 主な食材 |
プロテアーゼ | タンパク質の分解 | チキン・魚などのタンパク源 |
アミラーゼ | 炭水化物の分解 | 穀物類 |
リパーゼ | 脂肪の分解 | 動物性油脂等 |
セルラーゼ | 野菜等の消化 | かぼちゃ・サツマイモ等 |
ラクターゼ | 乳糖の消化 | ヨーグルト等の乳製品 |
これらの消化酵素は加齢とともに減少していくので補給する必要があります。
腸内環境を改善したい場合は消化酵素をセットで考えるのがおすすめです。
当編集部がおすすめしている乳酸菌サプリはこれらの消化酵素がしっかり配合されています。
腸内環境をこれから改善させたいと思っている方におすすめです^^
犬の乳酸菌サプリは安全なものを
犬の乳酸菌サプリは安全に配慮したものがおすすめです。
例えば添加物(保存料・香料・着色料・化学調味料)は犬に不要なものなので含まれないものを選びましょう。
また原材料の残留農薬などもチェックしておいたほうがおすすめです。
人間と犬では耐性が違います。与えてすぐ問題がでるわけではないので注意が必要です。
他には生産している工場の品質もチェックするとより安全なものを選べます。
品質が認められた工場や国内工場の乳酸菌サプリを選ぶと良いでしょう。
当編集部がおすすめしている乳酸菌サプリもこの基準に則り、かつ獣医師監修の安心できるものを選びました。
犬の乳酸菌サプリは価格もチェック
犬の乳酸菌サプリは価格が良心的なものを選ぶのがおすすめです。
効果が優れていても高いと継続するのが難しくなります。
腸内環境はサプリメントを飲んでからすぐ改善するものではありません。
継続して徐々に変化していくものなので継続できる価格帯の乳酸菌サプリを選ぶべきです。
当編集部で選んだおすすめサプリは低価格でかつ初回お試しが半額で購入できるものを選びました。
犬の乳酸菌サプリのおすすめ5選
こちらではわんちゃんホンポ編集部で調査した乳酸菌サプリのなかから5つに絞っておすすめ商品を解説します。
選んだ基準は選び方でご紹介した
・乳酸菌が生きたまま届くタイプか
・安全性に配慮されているか
・価格が良心的か
です。
自分で乳酸菌サプリを探すとなると、原材料をチェックしたり、製品の安全性を調べたり、お得なキャンペーンを調べたり、手間だらけです。
こちらでは品質に優れてかつ価格も良心的なものをピックアップしました。
愛犬の腸内環境改善のためにおすすめの乳酸菌サプリをご紹介します。
毎日爽快 植物酵素&乳酸菌
乳酸菌のタイプ | 有胞子性乳酸菌 |
消化酵素 | 5種類配合 |
添加物 | 保存料・香料・着色料・化学調味料フリー |
キャンペーン | 初回半額キャンペーンあり |
生きたまま腸まで届く「有胞子性乳酸菌」を配合した犬専用の乳酸菌サプリです。
腸内環境改善のための消化酵素も豊富で、タンパク質、脂質、炭水化物などドッグフードに配合されている栄養素を消化をサポートしてくれます。
添加物も無添加。品質が優れた国内工場で生産しているので安全性も申し分ありません。また獣医師推奨品です。
公式サイトのみになりますが始めて購入する方は初回半額で購入できるキャンペーンも実施しています。
当編集部イチオシの犬用の乳酸菌サプリです。
腸活日和
乳酸菌のタイプ | 通常の乳酸菌 |
消化酵素 | 記載なし |
添加物 | 香料、保存料、合成着色料フリー |
キャンペーン | なし |
3つの機能(バイオジェニックス、プロバイオティクス、プレバイオティクス)を兼ね備えたマルチ乳酸菌「トリプル・シンバイオティクスBG21菌発酵物粉末」が配合されており、腸内環境のバランスを保つことに役立つサプリです。BG21菌発酵物粉末には、アミノ酸や短鎖脂肪酸など517種の成分が含まれています。
粉末タイプで離乳が終わった頃から与えることができます。
便臭や体臭、口臭が気になる、皮膚や被毛を健康に保ちたい犬におすすめです。香料、保存料、合成着色料は使用されていません。
プラチナ乳酸菌
乳酸菌のタイプ | 通常の乳酸菌 |
消化酵素 | 記載なし |
添加物 | 保存料、着色料、香料フリー |
キャンペーン | なし |
2種類の乳酸菌(エンテロコッカス菌、ラクトバチルス菌)を配合しており、犬が本来持つ病気を予防する力と病気と戦う力を高めることで、免疫調整とお腹の健康サポートします。
その効果のメカニズムは、特許製法により微細にナノ化された加熱乳酸菌の一つひとつが、効率よく体内に吸収されることにあります。
国内の工場で製造されています。味や臭いはほとんど無く、保存料、合成着色料、香料は使用されていません。アレルギーフリーなので味に敏感な犬やアレルギーが心配な犬にも安心です。
乳酸菌ゴールド
乳酸菌のタイプ | 有胞子性乳酸菌 |
消化酵素 | 不明 |
添加物 | 香料、保存料、合成着色料フリー |
キャンペーン | なし |
ビフィズス菌、有胞子性乳酸菌、フェカリス菌の3種類が配合されています。
犬の腸内に不足しがちな乳酸菌を補い腸内環境を整え便の状態が良くなります。他には、ビール酵母やオリゴ糖、ラクトフェリンなどが配合されており、環境の変化によるお腹の不調を改善する働きがあります。
幼犬から与えられる粉末タイプと成犬用の錠剤タイプがあります。香料、保存料、合成着色料は使用されておらず、国内の工場で製造されています。
みんなのペットサプリ 乳酸菌ミルクサプリ 成犬・老犬用
乳酸菌のタイプ | 通常の乳酸菌 |
消化酵素 | 「植物性酵素」との記載のみ |
添加物 | 香料、保存料、合成着色料フリー |
キャンペーン | なし |
乳酸菌、ラクトフェリン、植物発酵エキスが配合されています。他にも、グルコサミンやヒアルロン酸なども配合されており、関節のサポートにもなるので、老犬にもおすすめです。
ミルク味の粉末タイプのサプリで、人間も食べられるヒューマングレードの原材料が使用されています。生後10ヶ月から摂取できます。
国内のGMP認定工場で製造されており、香料、保存料、合成着色料は使用されていません。
犬の乳酸菌サプリで人気のものを比較
乳酸菌の種類 | 添加物 | キャンペーン | 消化酵素 | |
毎日爽快 | 有胞子性乳酸菌 | フリー | 半額キャンペーン中 | 5種類配合 |
腸活日和 | 通常の乳酸菌 | フリー | なし | 不明 |
プラチナ乳酸菌 | 通常の乳酸菌 | フリー | なし | 不明 |
乳酸菌ゴールド | 有胞子性乳酸菌 | フリー | なし | 不明 |
乳酸菌ミルクサプリ | 通常の乳酸菌 | フリー | なし | 不明 |
「毎日爽快」と「乳酸菌ゴールド」には、有胞子性乳酸菌が配合されています。
腸内環境を改善したいならこの2つのどちらかになると思います。
当編集部としては消化酵素が5種類配合した「毎日爽快」をおすすめします。
毎日爽快は初回価格が半額になるキャンペーンを実施しているので始めての方にこそおすすめです。
「乳酸菌ゴールド」に配合されているフェリカス菌も有胞子性乳酸菌同様胃酸に強く腸まで届く乳酸菌です。顆粒タイプだけですが母乳にも含まれる「ラクトフェリン」が配合され、肥満や口腔環境の改善をサポートしてくれます。
グルコサミンやヒアルロン酸、コンドロイチンなどの配合をアピールしている乳酸菌サプリがありますが、腸内環境改善を目的とするなら消化酵素や有胞子性乳酸菌を配合しているものや、その他腸活に適した成分が含まれるものを選ぶのが望ましいです。
特徴をアピールするために配合された成分に惑わされるのではなく、腸内環境にしっかりコミットした乳酸菌サプリで愛犬の腸活をサポートしてあげてくださいね。
犬の乳酸菌サプリは必要?
犬の腸内に生息する乳酸菌は食事内容や環境の変化によるストレスや抗生物質の投与などで減少することがわかっています。乳酸菌が減少すると腸内環境が崩れて体調不良の原因になります。特に老化すると内臓機能が低下するので成分を補うべきです。
また、食品などから摂取した乳酸菌は、腸内に長く留まりません。そのため、毎日継続して与える必要性があります。毎日の事になると食品から摂取するのは大変です。サプリなら与えやすく保存も簡単です。
愛犬の健康維持のためにもサプリメントを取り入れて乳酸菌を補ってあげてくださいね。
犬の乳酸菌サプリのメリット・デメリット
愛犬の健康効果に多くのメリットがある乳酸菌サプリですが、デメリットもあります。犬用の乳酸菌サプリを与えることのメリットとデメリットを紹介します。
犬の乳酸菌サプリのメリット
腸内細菌のバランスが崩れると悪玉菌が増殖して腸の消化吸収力が弱くなりお腹の調子が悪くなります。そのまま放置してしまうと栄養不足や免疫力の低下など、様々な体調不良の原因となります。
乳酸菌は、乳酸を生成して腸内を酸性に保つことで、悪玉菌が増えるのを防ぎ、腸内環境を整える働きがあります。また、腸内環境が整うことで下痢や便秘の改善や免疫力を高める効果があります。
免疫力が強化されることで、皮膚の潤いを保つ働きやアレルギーの緩和にも効果が期待できます。
他にも、口腔内の細菌を整えて悪玉菌が増えるのを抑え歯周病の予防やダイエットのサポートになる乳酸菌サプリなどもあります。
乳酸菌サプリを継続して与えることで、老化を遅らせる効果や健康維持に効果があります。
犬の乳酸菌サプリのデメリット
乳酸菌は医薬品とは違い病気を治療することはできません。また、飲み始めて症状が改善するまでに2週間から1ヶ月ぐらいかかると言われています。症状が改善しても飲むのをやめてしまうと元の体調に戻ってしまいます。
愛犬にあった乳酸菌サプリかどうかは、試してみないとわかりません。そのため、サプリを購入した後に愛犬に合わない可能性や食べてくれない事もあります。不安な場合には、かかりつけの獣医師に相談してください。
長期間摂取する必要があるため、金銭面で負担がかかるなどのデメリットがあります。
犬 乳酸菌 サプリ Q&A
犬の乳酸菌サプリは老犬・成犬におすすめ?
乳酸菌サプリは成犬や老犬にもおおすすめです。
犬の健康を一生涯維持するためには適切な栄養補給が必要で、その選択肢として乳酸菌サプリがあります。それぞれの生活段階で求められるニーズは異なりますが、乳酸菌サプリは子犬から成犬、そして老犬までの各段階で利用可能です。
子犬は消化機能が未熟なため幼犬でも摂取できるサプリを選ぶのが良いでしょう。離乳が終わる頃に乳酸菌サプリを摂取することで腸内環境が整い、病気に強い体を作る助けとなります。また、成長期には骨形成に役立つカルシウム配合のサプリもおすすめです。
成犬は体型が安定しますがアレルギーやストレスによる消化器系の問題が生じやすく乳酸菌サプリは腸内環境を整え、免疫力を強化します。
老犬になると自然と乳酸菌の数が減少し免疫力も低下します。また歯周病や関節問題視力問題のリスクが増えるため免疫力を高める助けとなるサプリが必要です。
それでも、サプリメントは適量が重要で、多すぎると犬の健康を害する可能性もあります。ですから、乳酸菌サプリは成犬や老犬にも有益で、各段階での犬のニーズを理解し適切な補給をすることが健康維持の鍵となります。
犬の乳酸菌サプリで腸内環境や口臭など目的に効果があるものはある?
犬の乳酸菌サプリメントは多種多様で特定の症状改善や目的に応じて適したものを選ぶことが重要です。
口臭予防や歯周病予防にはL8020乳酸菌やロイテリ菌が配合されたサプリメントが特に有効です。
L8020乳酸菌は虫歯や歯周病のない人の口内から見つけられた菌です。ロイテリ菌は口臭を抑制し歯肉炎の症状を緩和する効果があります。
さらにナタマメは炎症を抑える効果や血液の流れを改善する働きがあり歯肉炎や口内のねばつきに対しても効果が期待できます。
犬の乳酸菌サプリメントは腸内環境の改善や口臭予防など特定の目的に対する効果が期待できます。ただし愛犬の症状や目的に最適なサプリメントを選ぶことが重要であることを忘れないでください。
犬の乳酸菌サプリの与え方は?
決まった与え方はありませんが、愛犬の体重に合わせた量を1日1回もしくは、数回に分けて普段の食事に混ぜて与えるようにしてください。
また、ミルクサプリのような粉末タイプは、ぬるま湯に溶かして与える方法もあります。ただし水などに溶かす場合には飲み切れる量の水分で溶かすようにしましょう。
錠剤タイプはそのまま与えることもできます。粉末タイプでも手に乗せて愛犬に舐めさせる方法があります。
犬の乳酸菌サプリは医薬品と一緒に与えて大丈夫?
乳酸菌サプリは栄養補助食品なのでサプリ自体には副作用などはありません。しかし配合されている成分によっては薬の効果が弱くなったり反対に効きすぎてしまったりすることがあります。
複数のサプリを与えたい場合には同じ成分が含まれている事があるので必要以上に取り過ぎないように注意が必要です。
投薬中の犬や複数のサプリを与える際には念のため獣医師に相談するようにしましょう。
犬の乳酸菌サプリはアレルギーでも大丈夫?
乳酸菌サプリは栄養補助食品なのでサプリ自体には副作用などはありません。しかし配合されている成分や食材によってはアレルギーを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
乳酸菌サプリに入っていることが多い成分や食材の種類には、次のようなものがあります。
- 難消化性デキストリン(食物繊維)
- 植物酵素や穀物酵素(小麦など)
- グルコサミン(甲殻類が含まれている事がある)
- チキンエキスなどの肉類
- 大豆
- 乳成分
アレルギーを引き起こす成分は個々によって違うため特定の食材にアレルギーがある場合は必ず原材料をチェックしてから与えるようにしましょう。
また、アレルギーがなくても、サプリが合わない場合もあります。乳酸菌サプリを摂取した後に、嘔吐や下痢、かゆみなどの異変があった場合には、獣医師に相談するようにしましょう。