犬にサプリメントは必要?メリット・デメリットとおすすめの選び方

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犬にサプリメントは必要?与えるメリットとデメリット

ポメラニアンの口元に丸い錠剤

犬にサプリメントを与えるメリット

犬にサプリメントを与えるメリットは、ドッグフードでは補うことができない栄養素や成分を摂ることができるということです。残念ながらドッグフードを食べるだけでは全ての病気やケガから守ってあげることはできません。

予防医療の発達から犬の寿命が延び、ますます長寿化が進んでいます。その分、加齢による病気やケガが増えています。

犬用のサプリメントにはドッグフードに含まれていない栄養素や成分が含まれており、特定の病気やケガをケアすることができます。

  • 関節の炎症や痛み
  • 皮膚病の緩和や予防
  • 免疫力の向上
  • 腎臓機能のサポート
  • 歯周病のケアと予防
  • 歯垢や歯石の付着を減らす
  • 白内障や緑内障、視力低下の予防

犬にサプリメントを与えるデメリット

犬にサプリメントを与えるデメリットは、不要な栄養素や成分を摂ってしまうということです。良かれと思って与えたミネラルやカルシウムを多く含む犬用のサプリメントは、ストルバイトやシュウ酸など尿結石の原因になりやすいです。

サプリメントは栄養補助食品であり、毎日の食事では足りない栄養素や成分を補うためのものです。

与えたからといって必ず病気やケガの緩和や完治や予防ができるものではありません。どんなに高栄養で高価なサプリメントも愛犬に不要なのであれば健康を害するばかりです。

サプリメントは治療薬ではないため、即効性はありません。与え続けることによって作用します。見合わない高価なサプリメントを選ぶと続けられなくなりやすいです。

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犬のサプリメントのおすすめの選び方

獣医師が犬に白い錠剤を見せている様子

目的に合ったものを選ぶ

サプリメントを与える目的は何でしょうか。「関節の炎症を抑えたい」「白内障の進行を遅らせたい」などの明確な目的が必要です。

「長生きのために」など明確な目的のない選び方は必ず失敗しますし、不要な栄養素や成分を与えかねません。「長生きのために腎臓機能をサポートするサプリメントを与えたい」など目的を明確にしてください。

持病がある場合、治療薬を投与している場合は、必ず獣医師に相談してください。持病や治療薬と併用してはいけないサプリメントがあります。アレルギーの有無も必ず確認してください。

与え方を考慮して選ぶ

  • 粉末
  • 液体
  • 錠剤
  • カプセル

サプリメントの基本的な形状は主に4つあります。愛犬が飲みやすいもの、飼い主が与えやすいものはどの形状でしょうか。

粉末や液体はドッグフードに混ぜて与えると犬も飲みやすいです。錠剤も細かく粉砕することができます。

カプセルは大きさによっては犬が飲み込みづらいことがありますが、ニオイも味もないため警戒されにくいです。口の奥にそっと押し込むと、そのまま飲み込んでくれることがあります。吐き出してしまうリスクも少ない形状だと思います。カプセルの中にはカプセルを開けてフードに振りかけてもよいものがあります。注意書きをよく読みましょう。

サプリメントは継続して与えることで作用や効果を期待することができるものです。今日与えて明日効くものではないと考えた方がよいです。

「どれくらい継続して与えたらよいのか?」は、サプリメントの種類や商品、犬の体の大きさ、犬の健康状態、普段の食生活や生活習慣などによって異なります。サプリメントのパッケージに表示されていることがありますのでご確認ください。

販売元や製造元に問い合わせる、かかりつけの獣医師に相談するなどもよい方法です。一般的には1カ月~3カ月は継続した方が作用や効果を実感しやすいとされています。

まとめ

ジャックラッセルテリアにカプセルを見せている様子

犬にサプリメントを与えるメリットとデメリットを解説しました。

サプリメントは魔法の薬ではありません。主力として与えるものでもありません。即効性はありません。普段の食生活や生活習慣を手助けしてくれる脇役です。

愛犬の健康に問題や不安があるのであれば、まずはかかりつけの獣医師に相談し、適切なサプリメント選びをサポートしてもらってください。継続的に投薬している場合は、飲み合わせを考える必要があります。栄養補助食品だからといって素人がむやみに選んだり与えたりしてはなりません。

サプリメントを与える前に、食生活(ドッグフード)が適切であるかどうかを考えることが先だと思います。