犬の腎臓機能対策に向けたおすすめサプリメントを紹介しています。
腎臓の機能が低下すると「BUN」や「クレアチニン」などの腎臓数値になって現れます。
これらを対策するために当編集部ではサプリメントをおすすめします。
犬の腎臓サプリメントは食事からは得られにくい「腎臓に良い成分」を効率よく接種するのに適しています。
食事で得ようとすると必然的に余分な成分も吸収してしまいます。
またサプリメントの成分を食事で補おうとすると膨大な種類の食材を用意する必要があります。
老犬などの場合、食が細くなっているので無理に食べさせることもできません。
しかしサプリメントであれば特定の成分だけをピンポイントで摂取することができます。
食事量に関係なく栄養素を補給できるのも当編集部が腎臓サプリをおすすめしている理由になります。
ですが犬の腎臓に良いサプリメントであれば何でもよいわけではありません。
腎臓は体の老廃物をろ過する臓器なので、機能をサポートするサプリメントが望ましいです。
当編集部では以下のサプリが良いと考えています。
・老廃物の排出を促す成分入り
・安全性が高いもの
・価格が良心的なもの
上記の基準に則り、一般販売されている商品から通販限定の商品まで徹底調査しおすすめを5つに絞って紹介します。
犬の腎臓サプリメントを選ぶポイント
犬の腎臓サプリメントを選ぶなら
・老廃物の排出を促す成分入り
・安全性が高いもの
・価格が良心的なもの
を押さえるのがおすすめです。
犬の腎臓サプリは老廃物を体の外に排出してくれる成分が豊富なものがおすすめです。
主に腎臓は老廃物を体の外に排出する働きを担っています。
腎機能が低下すると老廃物がたまり、たまった老廃物がさらに腎臓の働きを低下させるスパイラルに陥ります。
サプリメントで老廃物の排出をサポートしてあげることで、このスパイラルを緩和に導いてくれます。
また安全性は吟味すべきです。
安全性が高い犬の腎臓サプリを選ぶなら添加物や残留農薬などは最低限調べたいところです。
情報自体を公開していないサプリメント会社もいるのでそういったサプリメントは避けるのがおすすめです。
価格も大切な選び方の一つです。
犬の腎臓サプリは継続が必要です。
飼い主に過剰な経済的負担がかかり、途中でやめてしまう恐れがある高いサプリはおすすめできません。
できるだけお財布事情にも優しい犬の腎臓サプリがおすすめです。
また、第一歩を踏み出しやすいキャンペーンや割引などを行っているサプリだとなおおすすめです。
これら全てをチェックするのはかなり労力がいると思います。
当編集部は犬の腎臓におすすめされているサプリメントを徹底調査し、より優れた商品を5つに絞って解説しています。
「できるだけ愛犬の力になってあげたい」
「だけどどれを選べばいいのか…」
こんな方には力になれると思います。
もしよければ下記リンクからおすすめ商品をご覧ください。
犬の腎臓サプリは老廃物を排出する成分入りのもの
犬の腎臓サプリは体内の老廃物を吸着し排出してくれる成分入りのものがおすすめです。
なぜなら腎臓の機能が低下すると老廃物が排出されにくくなるためです。
腎臓は体内で日々生まれる老廃物を血液から取り除き、尿に混ぜて体の外へ排出する役割を担っています。
「老廃物」は車の排気ガスに例えられます。燃料(食べ物)を使って動く(活動する)と排気ガスが出ますが、ガスが室内に充満すると私たちは運転できなくなります。これと同じで体内に老廃物や毒素が残ったままになると症状となり現れます。
【毒素とは?】
とりすぎてしまったナトリウム、カリウム、リンなどのミネラル類。体内では一定になるように腎臓が調整している。
腎臓の機能が低下していると老廃物が体の中にとどまってしまい、
・クレアチニンやBUNの腎臓数値が高値
・元気がない
・食欲不振
などの症状が現れます。
腎臓の機能が低下していると自力で老廃物を排出することが難しくなります。
さらに弱った腎機能は負荷がかかり続けるとさらなる機能低下に向かうため、負荷軽減のためにサポートが必要になります。
犬の腎臓サプリに求められるのはこの腎機能への負担の原因である「老廃物」を吸着・排出を促すことです。
老廃物の吸着・排出を促す効果が期待できる成分は以下です。
・活性炭
・キトサン
・炭酸カルシウム
・アルギン酸ナトリウム
これらです。
成分 | 役割 | 表示名 |
活性炭 | 老廃物の吸着・排出 | ヤシ殻活性炭等 |
キトサン | 毒素の排出 | キトサン |
炭酸カルシウム | 毒素の排出 | 未燃焼カルシウム等 |
アルギン酸ナトリウム | 毒素の排出 | アルギン酸ナトリウム |
全てを配合しているものとなるとかなり限られます。
パッケージを見てできるだけ複数の成分が含まれるものを選ぶようにしてみてください。
当編集部がもっともおすすめしている犬の腎臓サプリはこれらをすべて配合しているサプリになっています。
犬の腎臓サプリは包括的にサポートできるものがおすすめ
犬の腎臓サプリは老廃物や毒素の排出と、合併症状をサポートできる成分入りの商品もおすすめです。
例えば、腎機能が低下すると貧血になりやすいです。これは赤血球を生産するホルモンを分泌しにくくなるためです。
血圧も上昇しやすくなります。腎機能低下によってナトリウムが排出されないと水分がたまるので結果的に血圧が上がってしまいます。
老犬だと尿路結石になりやすいです。飲水量が減るためおしっこが濃くなるとリスクが高まります。
これらの症状を包括的にサポートしてくれる成分入りの腎臓サプリがおすすめです。
成分の一例を挙げると以下になります。
成分名 | 役割 | 表示名 |
ウラジロガシエキス | 尿路結石の予防 | ウラジロガシエキス |
葉酸 | 血液を作り貧血予防 | 葉酸 |
ビタミンB6 | 血圧上昇の抑制 | ビタミンB6 |
編集部がおすすめする商品はこれらの成分が包括的に含まれているので1位で紹介しています。
犬の腎臓サプリは安全なものをえらぶ
犬の腎臓サプリは安全性に配慮されたものがおすすめです。
押さえておきたいポイントは
・添加物不使用
・残留農薬の有無
・生産している工場の品質
などです。
無論、腎臓機能が低下している犬に添加物は控えたほうが良いです。
腎臓サプリに含まれやすい保存料や香料、着色料、化学調味料などは無添加の商品を選んでください。
サプリメントで腎臓に余計な負担をかけないためによろしくお願いします。
また残留農薬の程度も確認すべきです。
人間と犬では農薬に対する耐性が異なります。与えた直後に問題が現れるわけではないので注意すべきです。
可能であれば製造工場の品質にも気を配るのがおすすめです。
製造コストを安く抑えるために海外生産している商品などは製造環境の透明性が悪いです。
製造過程で異物が混入していた話を一度は聞いたことがあると思います。
「GMP工場」や国産の犬の腎臓サプリか確認して選ぶのがおすすめです。
これらすべてを満たすのは正直難しいですし、コストがかかります。
せめて添加物は無添加のものを選んでみてください。
当編集部がもっともおすすめしている犬の腎臓サプリは全てに該当する商品を選びました。
犬の腎臓サプリは価格が良心的なもの
犬の腎臓サプリは始めやすく良心的な価格のものがおすすめです。
犬の腎臓サプリは使ってみて初めて効果の有無がわかります。
最初から高い犬の腎臓サプリを購入しても良いですが、もっと安い犬の腎臓サプリで効果を感じることができるかもしれません。
その場合、差額が無駄になってしまう恐れがあります。
始めやすい価格の犬の腎臓サプリから始めれば安くスタートできるのと同時に、違うサプリメントにするときでも最初のサプリを基準にしてより優れた犬の腎臓サプリを選べるようになります。
おすすめしている犬の腎臓サプリは「キャンペーン」や「割引」が充実しているものを選びました。
犬の腎臓サプリ売れ筋ランキング
こちらではわんちゃんホンポ編集部で調査した犬の腎臓サプリの中から5つに絞ったおすすめ商品を解説します。
選んだ基準は選び方でご紹介した
・老廃物の排出を促す成分が含まれるか
・安全性が高いか
・価格が良心的か
です。
自分で犬の腎臓サプリを探すとなると、原材料をチェックし、安全性を調査し、最安値を調べるなどかなり労力だと思います。
こちらでは品質に優れてかつ価格も良心的なものをピックアップしました。
毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ
老廃物排出成分 | ヤシ殻活性炭・キトサン |
その他サポート成分 | 未燃焼カルシウム・アルギン酸ナトリウム、ウラジロガシエキス・葉酸・ビタミンB6 |
安全性 | 保存料、着色料、香料、化学調味料フリー 残留農薬ポジティブリストに準拠 |
キャンペーン | 初回半額キャンペーン中 |
「毎日腎活・活性炭&ウラジロガシ」は老廃物排出成分である「ヤシ殻活性炭」「キトサン」をはじめとして腎臓を包括的にサポートする成分が合計7種類配合した犬のための腎臓サプリです。
安全面も優れており、香料や着色料、保存料、化学調味料といった添加物は無添加で残留農薬に関しても問題ありません。
公式サイトだけですが初回購入者は半額になるキャンペーンも実施中です。
送料も無料で3つまで半額で購入が可能です。
成分・安全性・価格の三拍子そろった犬のための腎臓サプリです。
アンチノール
老廃物排出成分 | ー |
その他サポート成分 | ー |
安全性 | 記載なし |
キャンペーン | なし※ |
※Amazon楽天で確認
アンチノールは腎臓の機能を高める「抗酸化成分」を含む脂肪酸が61種類も配合された腎臓に良いサプリメントです。
脂肪酸は熱に弱いのが欠点。しかしアンチノールは独自製法で余分な熱を加えないので生きたままの脂肪酸を接種できるのがメリット。
さらに脂肪酸を吸収しやすくなるようにDHA・EPA・アスタキサンチン等からなる「クリルオイル」を配合しているのが他のサプリと違うところ。
食事の乱れやストレスなどで傷つきやすい腎臓の細胞を保護して守ってくれる抗酸化成分が業界トップクラスに多いので特におすすめサプリメントです。
関連記事:アンチノールを犬に与えた口コミ
腎パワー元気
老廃物排出成分 | ー |
その他サポート成分 | 白なた豆、ホワイトクルクミン、オメガ3脂肪酸、フェカリス菌、コエンザイムQ10、ハトムギ粉末 |
安全性 | 記載なし |
キャンペーン | なし |
腎パワー元気は白なた豆をメインに使用している犬用腎臓サプリメントです。
白なた豆にはコンカナバリンAやウレアーゼ、カナバニンと腎不全のサポートに効果的な成分が豊富に含まれており慢性腎臓病の犬に最適な食べ物の一つとされています。
腎パワー元気は人間も食べられる品質の白なた豆のみを使用し、丁寧に焙煎して作られているため安心して愛犬に与えることが出来ます。
白なた豆の他にもホワイトクルクミン、オメガ3脂肪酸、フェカリス菌、コエンザイムQ10、ハトムギ粉末6種類の成分を配合しており腎機能の低下をサポートします。お得な大容量パックも用意されているので、継続しやすいのもうれしいポイントです。
カリナール
老廃物排出成分 | マルトデキストリン・炭酸カルシウム・キトサン等 |
その他サポート成分 | シリカ、ピロリン酸ナトリウム |
安全性 | 記載なし |
キャンペーン | なし |
カリナールはカリナール1とカリナール2に分かれており、一緒に与えることで腎機能の低下をサポートする効果をより期待できるのが特徴です。
カリナール1では腎機能の低下により尿と一緒に排出することが難しくなるリンを吸着する成分が豊富に含まれており、カリナール2では善玉菌である乳酸菌と乳酸菌を増殖させるためのサポートを行う成分が豊富に含まれています。
善玉菌を増やすことで犬のエネルギーの源となるタンパク質を摂取した際に排出される窒素老廃物を低減する効果があるとされています。
成分や効果によって種類を分けることで、効果によって片方のみ別のサプリメントを与えることや投薬の都合で利用出来ない成分がある場合に片方のみ与えることが可能となっています。
カリナールの販売対象は動物病院のみとなっているため、正式な価格に関してはかかりつけの動物病院へご相談下さい。
アゾディル
老廃物排出成分 | 善玉菌 |
その他サポート成分 | ー |
安全性 | 記載なし |
キャンペーン | なし |
アゾディルは窒素老廃物を栄養源として利用できる3種類の善玉菌が配合された犬用腎臓サプリメントです。
ストレプトコッカス・サーモフィルス、ラクトバチルス・アシドフィルス、ビフィドバクテリウム・ロンガム3種の善玉菌がひとつのカプセルにそれぞれ50億個以上ずつ配合されており、計150億個以上の善玉菌が愛犬の腎臓をサポートします。
アゾディルはカプセルタイプを採用しているのも特徴で、カプセルタイプを採用することで配合成分が溶けずに腸まで届くよう設計されています。注意点としては生きている善玉菌を使用しているため冷蔵庫に保管して使用する必要があります。
ジナース
老廃物排出成分 | キトサン |
その他サポート成分 | ー |
安全性 | 添加物フリー |
キャンペーン | なし |
ジナースは体にたまりすぎたリンを吸着する効果が期待できるふりかけタイプの腎臓サプリメントです。
犬の栄養管理士と共同開発されたジーナスはカルニチン、キトサン、フェリカス菌、DHAEPA4つ成分が愛犬の健康をサポートします。
ジナースは無添加にもこだわっており、保存料、香料、苦味料、防カビ剤、着色料、発色剤、光沢剤、漂白剤8つの無添加を実現しました。
カツオから抽出されたカツオエキスを使用しているため、香料や塩分を使用せずに愛犬が喜んで食べてくれるのもジーナスの特徴となっています。
慢性腎臓病により食欲が落ちてしまった犬もジナースをふりかける事により、フードを好んで食べてくれその上腎臓もサポートしてくれる一石二鳥のサプリメントとなっています。
公式サイト:https://wanchan-life.jp/ ※販売終了
シニア犬の腎臓サプリでおすすめの商品は?
種類や効果が豊富な犬用腎臓サプリメントの中でおすすめのサプリをあえて一つに絞るとするなら毎日腎活・活性炭&ウラジロガシです。
毎日腎活・活性炭&ウラジロガシは腎臓をサポートする配合成分の種類が多く、このサプリメントのみを与えれば腎機能の低下を遅らせるトータルサポートが可能です。
また、腎臓病だけでなく尿路結石症やネフローゼ症候群など他の病気をサポートする成分の働きも期待できるため、様々な病気を併発しやすいシニア犬に特におすすめの腎臓サプリメントといえるでしょう。
錠剤タイプと粉末タイプの2種類が用意されているので、愛犬の好みに合わせて形状を選べるのもうれしいポイントです。価格も2,827円と安価で年単位で継続してもお財布に優しいので犬と飼い主にとってうれしいサプリメントとなっています。
犬における腎臓の働きについて
腎臓は主に血液から尿を作る役割をしています。腎臓が尿を排泄する過程で体にたまった老廃物も一緒に排泄されるため、体の中に老廃物がたまらないような仕組みとなっています。
他にも体に必要なホルモンを分泌し血液や骨のバランスを整える働きなど様々な役割を担っているため、犬にとってはなくてはならない臓器といえるでしょう。
腎臓病になり腎機能が低下すると、体の中の老廃物を排出する機能や血液や骨のバランスを保つ機能が低下し体のあちこちに悪影響を及ぼします。
急性腎臓病の場合、原因となる病気の治療を行うことで完治する可能性もありますが、慢性腎臓病になってしまうと腎機能が徐々に弱っていき最後は腎不全になり命を落とします。
ここでは腎臓病の原因とその症状についてご紹介します。
犬の腎臓病の原因
犬の腎臓病は急性腎臓病と慢性腎臓病の2種類に分けられます。
慢性腎臓病の原因はシニアになったことにより腎機能が低下し発症する場合がほとんどです。他には遺伝的要因や自己免疫疾患なども考えられますが、いずれにしても完治することはなく症状の緩和や進行を遅らせる治療がメインとなります。
また、急性腎臓病の場合、主に下記のような原因が考えられています。
- 尿路結石や膀胱破裂などが原因で尿が排泄されず体内に毒素が溜まってしまった
- 細菌、ウイルスの感染や毒性のあるものを食べてしまったことで腎臓に急激に負荷がかかった
- 大量出血や熱中症による脱水などにより正常に血液が供給されず腎臓が通常通り働けなくなっている
急性腎臓病の場合、原因である症状を改善すれば腎臓病の症状も収まる可能性が高いです。しかし、発見や治療が遅れてしまうと腎臓への負担が大きくなり、慢性腎臓病へ移行するケースもあるため早急な対応が必要です。
犬の腎臓病の症状
犬が急性腎臓病になった場合、1日以内に急激に体調が悪くなる可能性が高いです。
主な症状としては、ぐったりとして動かなくなる、意識がもうろうとする、呼吸困難になるなどの症状があげられます。処置が遅れてしまうと命を落とす可能性があるため、早急に動物病院を受診しましょう。
また、慢性腎臓病の場合、国際的ガイドラインにより4つのステージに分けられます。
第1ステージでは腎臓に異常はあるものの無症状の場合が多く、見た目で気付くことはほとんどないとされています。
第2ステージになると水を飲む量が増え、それにより薄い尿を大量にするようになります。普段から愛犬の様子をよく観察している方であればこの段階で気付く方もいらっしゃいますが、水を飲む量が増えただけなので動物病院へかかるほどでは…と受診を見送る場合が多いです。
第3ステージになると食欲不振や嘔吐、貧血などがみられるようになります。愛犬の体の不調が明らかになるのは第3ステージからのため、この段階で動物病院を受診する方がほとんどです。
第4ステージでは尿毒症が強くなり、第3ステージで見られた症状が強くでたり痙攣や神経症状を示す場合もあります。
犬の腎臓サプリメントは腎機能の低下を予防するためのものなので、危険な状態である急性腎臓病や慢性腎臓病の第4ステージの段階で摂取しても効果が薄いとされています。
慢性腎臓病になる前や第1、第2ステージなど出来るだけ早い段階からサプリメントを与えることにより犬の腎臓病の進行を遅らせる効果がより期待できます。
腎不全の犬に腎臓のサプリを与える必要性について
愛犬が慢性腎臓病になってしまった場合、一度腎機能が低下してしまうと改善することは難しいとされています。
腎臓は摂取した老廃物を尿と一緒に排泄したり体に必要なホルモンを分泌するの臓器ため、食事など摂取する栄養素に気を配ることで腎臓病の予防や悪化を防ぐことが大切です。
ドッグフードには様々な栄養素が含まれていますが、普段の食べものだけで必要な栄養素を全て摂取し体に悪影響を及ぼす栄養素を排除するのは極めて難しいです。
犬用腎臓サプリメントは必要な栄養素を効率よく摂取することで腎機能低下を予防するサポートを行う効果が期待できます。
犬用腎臓サプリメントは動物病院で行う点滴や投薬のようにすぐに大きな効果が表れることは少ないです。しかし、サプリメントの場合摂取することで腎臓病になる前から予防することができ、継続することで腎機能と健康維持をサポートが可能です。
犬の腎臓サプリのおすすめは?|腎臓をサポートする犬の腎臓サプリメントまとめ
犬の慢性腎臓病はシニアになればどんな犬でも発症する可能性のある恐ろしい病気です。
愛犬が慢性腎臓病を発症した場合は動物病院で通院や治療を行うことが大切です。腎臓病は治療以外にも療法食やサプリメントなど摂取するものにより、腎臓病の進行を大きく遅らせることが可能だと言われています。
また、犬の腎臓サプリメントは腎臓病以外にも有効的な成分を含んでいる場合が多いです。現段階では腎臓病を発症していなくても、シニアになったら犬用腎臓サプリメントを摂取することで腎臓病に限らず様々な病気の発症を予防してくれます。
犬用腎臓サプリメントを与えることで家族の一員である愛犬と一日でも長く幸せな時間を過ごすことが出来るでしょう。
犬の腎臓病用サプリメントQ&A
犬の腎臓サプリはどんな形状がいい?
愛犬へ与えるのが大変なサプリを選ぶと犬と飼い主にとって食事の時間が苦痛になってしまいます。犬の腎臓サプリメントを選ぶ際は愛犬が食べやすいもの選びましょう。
犬の腎臓サプリメントの形状はチュアブルタイプや錠剤タイプ、粉末タイプ、カプセルタイプなど様々な種類が存在します。
チュアブルタイプのメリットとしては、美味しい風味がついている場合が多く犬が喜んで食べてくれる可能性が高いです。デメリットとしては錠剤に比べるとサイズが大きくなってしまいがちのため、犬がチュアブルを好まない時は食べさせるのが大変になってしまいます。
錠剤タイプやカプセルタイプの場合、自ら食べてくれる可能性が低いのがデメリットですが、サイズが小さいため飼い主が愛犬の口を開けて食べさせる場合は一番食べさせやすいでしょう。
粉末タイプのメリットとしてはフードやおやつなど好きなものに混ぜて食べさせやすいことです。しかし、犬がサプリメントを好まない場合口をあけて食べさせるのが難しいのがデメリットといえるでしょう。
粉末タイプを直接食べさせる場合はカプセルやポケットタイプのおやつにくるみ錠剤と同じように与える方法がおすすめです。
犬の腎臓数値を下げるのにサプリは有効?
犬の慢性腎臓病のステージを見分ける際に大切になってくるのが血液検査でのSDMA、クレアチニン、BUN3つの数値です。
ここでは血液検査で測定可能なそれぞれの数値の意味についてご紹介します。
まずSDMAの意味は対象性ジメチルアルギニンの略称で、2017年に新しく腎臓病の評価方法として日本で計測できるようになった検査項目です。慢性腎臓病を発症するとクレアチニン値よりも早い段階で数値が上がるため慢性腎臓病の早期発見が期待できます。
次にBUN(尿素窒素)の意味は血液中の尿素窒素です。慢性腎臓病になると血液中に尿素窒素が漏れてしまうためBUNの数値が高く出る傾向にあります。
最後にクレアチニンの意味は筋肉由来の窒素化合物です。窒素化合物は健康な犬の場合尿と一緒に排泄されますが、慢性腎臓病になると尿と一緒に排泄が出来ずクレアチニンが血液中に漏れてしまうため数値が高くでる傾向にあります。血液検査でクレアチニン値が高いと診断された場合、腎機能の50%に障害があると考えられています。
犬用腎臓サプリメントはそれぞれの働きをサポートする成分が含まれており、腎機能の低下を抑える効果が期待できます。サプリメントの種類によって含まれている成分や含有量が異なるため、愛犬にあったサプリメントを選択してあげることが大切です。
犬のクレアチニンを下げるサプリはある?
犬は慢性腎臓病を発症すると腎機能が低下し、体の中の毒素や老廃物を尿と一緒に排泄することが難しくなります。
そうなると本来尿と一緒に排泄されていたクレアチニンが血液中に漏れてしまい、血液検査で高い数値が表れる場合が多いです。
犬のクレアチニン値を下げるサポートをするには犬用腎臓サプリメントが効果的といわれています。
具体的にはリンの排泄をサポートするサプリメントやカルシウムとリンのバランスを調整をする役割のあるビタミンDを豊富に含むサプリメント、窒素老廃物の吸収を低減してくれるサプリメントがおすすめです。
リンとタンパク質を制限することで、体の中に含まれる毒素が減り血液に漏れてしまうクレアチニンを軽減する効果が期待できます。
犬の腎臓ケアを食事(ドッグフード)でもしたい場合は?
慢性腎臓病の愛犬にどのようなドッグフードを与えれば良いのか分からないという方は多くいらっしゃいます。愛犬が慢性腎臓病になった際は食事療法も大切です。
慢性腎臓病の犬にとって体に良い食べ物は健康な犬にとって体に良い食べ物と大きく異なることをご存知でしょうか。
例えば、肉や魚などの良質なタンパク質は本来肉食動物である犬にとって免疫や筋肉を作るためになくてはならない存在です。
しかし、慢性腎臓病の犬はタンパク質を消化、吸収する際に発生する窒素老廃物が腎臓に負担となってしまうためタンパク質は最低限に抑える必要があります。
また、塩分やリンも慢性腎臓病の犬にとって体に悪影響を及ぼす可能性があるため制限する必要があります。
愛犬が慢性腎臓病になってしまった場合は、腎臓に優しい食事を心がけることが大切です。
薬と腎臓サプリを併用しても大丈夫?
基本的には動物病院で処方される薬と犬用腎臓サプリメントは併用可能なものが多いです。しかし、薬の中には成分同士の相性などの問題からサプリメントとの併用が推奨されない薬も存在します。
慢性腎臓病の犬にサプリメントを与える場合はかかりつけの動物病院とよく相談し、与えても問題ないかどうか確認することが大切です。
犬用腎臓サプリメントの種類によって含まれる成分や含有量は異なりますので、現在与えているサプリメントや与えたいと考えているサプリメントの名前をしっかりと確認し成分表などを確認してもらいましょう。
また、現在与えているフードが手元にある場合はそのまま動物病院へもっていくのがおすすめです。
犬に腎臓サプリをどう与えたらいい?
犬の腎臓サプリメントを与える際はサプリメントの形状や犬の食欲などによっても異なります。
例えば食欲旺盛な子の場合、チュアブルタイプのサプリメントをオヤツのように楽しみにしてくれる子や粉末タイプのサプリメントを食事に混ぜたりすることで喜んで食べてくれるという子もいます。
食欲がない子やグルメな子であれば、錠剤タイプやカプセルタイプのサプリメントを飼い主が口に入れる方法や液体サプリなら直接口径給与がおすすめです。
また、犬用腎臓サプリメントを与えている方の中にはどれくらい続けるべきか悩んでいるという方もいらっしゃいます。
サプリメントは栄養補助食品のため、薬とは違い長く続ければ続ける程効果が表れる場合が多いです。長期的に継続するのが良いでしょう。
ただし、効果が感じられないからといって指定量より多く与えてしまうとかえって体に悪影響となる可能性があります。効果が感じられない場合は種類を変更するなど適正量を守ることが大切です。