犬が「伸び」をする3つの理由

犬が「伸び」をする3つの理由

犬の「伸び」には3つの理由がありました。しかもそのうちひとつの理由は、見逃してはいけない病気のサインかもしれません。

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犬の伸びは“ストレッチ”と“プレイバウ”と“祈りのポーズ”

あくびをして伸びている犬

犬の伸び、前脚をのばして前かがみに伏せのような姿勢で、お尻を天に高く上げたポーズには、単なるストレッチの場合の他に、「遊んで!」と相手を誘うときにやるもの、痛みを抱えているときのものがあります。
遊びに誘うものを“プレイバウ”、痛みを抱えているときのものを“祈りのポーズ”と呼んでいます。
ストレッチとプレイバウ、祈りのポーズはそれぞれどう違うのでしょうか。

ストレッチはどんな時にするの?

これは人間と同じように身体を伸ばしたいとき。寝起きやずっと同じ姿勢でいたときなどに、筋肉を伸ばすために行います。

プレイバウはどんな時にするの?

人間や犬などを前に、伸びのポーズをしているときは、「遊ぼうよ!」と誘っているサインです。また、興奮している相手をなだめるときにしたりします。
尻尾を高く上げていたり、嬉しい時にするように振っていたりします。

祈りのポーズはどんな時にするの?

前脚を伸ばして、伏せの姿勢でお尻だけ高く持ち上がっているポーズは、ストレッチやプレイバウとあまり変わりません。
しかし人間や犬に向かってではなく、しっぽを下げたまま伸びのポーズをしている場合は“祈りのポーズ”かもしれません。祈りのポーズは何らかの痛みを我慢しているときに行うことが多く、小刻みに震えていたり、祈りのポーズをした後に丸くなってつらそうにしたりします。
何かしらの体調不良の可能性がありますので、愛犬の表情や様子を注意深く見てあげてください。

祈りのポーズには愛犬の痛みが隠されている

お尻を高く上げている犬

祈りのポーズは、お腹の痛みの可能性

犬がする伸び“祈りのポーズ”は、お腹の痛みを我慢しているときに行われることが多くあります。元来犬は痛みを我慢し隠す動物ですので、祈りのポーズをしだしたら相当辛い思いをしている可能性があります。
頻繁に祈りのポーズをしたり、嘔吐はないか、水を大量に飲むことはないかなど、いつもとちょっとでも違うことがあるようだったら、必ず動物病院を受診してください。
お腹の痛みから考えられる症状は、膵炎や胃捻転などです。

祈りのポーズ、膵炎の症状

膵炎には、急性膵炎と慢性膵炎があります。
急性の場合は、強烈な痛みや激しい嘔吐・下痢があります。腹部の痛みから祈りのポーズをしたり、重症化すると死に至ることもある恐い病気です。
慢性の場合は、嘔吐や下痢が断続的に続きます。他の消化器系の疾患と判別しづらいですが、早期発見で症状がそれ以上悪化しないようすぐに治療を始めることが求められます。

祈りのポーズ、胃捻転

胃捻転は、時間の経過とともに死に至る確率が高くなるため、見つけたら即病院へ連れて行かなくてはいけない緊急性の高い病気です。
吐きたそうなのに吐けない、よだれが大量に出る、お腹が膨らんでいる、痛みから祈りのポーズをするなどの症状が見られます。
好発犬種として、グレートデンやド―ベルマン、セントバーナード、小型犬だとミニチュアダックスフント、コッカー・スパニエルなどです。
胃捻転は、症状が始まってから2,3時間以内に治療に入ることが理想だそう。5,6時間が経過すると回復が難しいほど緊急性があります。胃がパンパンに膨れていて、愛犬の様子がおかしいと感じたら、真夜中でも朝を待つのではなく夜間救急へ駆け込んでください。
また、胃捻転を起こしやすいとされる犬種を飼っている方は、万が一に備えて夜間救急や手術をしてもらえる病院を調べておきましょう。

まとめ

ソファーでリラックスしている子犬

犬の伸びのポーズ、ストレッチやプレイバウはよいですが、“祈りのポーズ”にはいち早く気が付いてあげなくてはいけません。
ストレッチやプレイバウととても良く似たポーズですが、愛犬の表情を見れば飼い主さんならすぐに異変に気が付いてあげられるはず。
祈りのポーズをし出したら、そこそこ重症化している恐れがあるとのことですので、出来たらその前に愛犬の不調に気が付いてあげたいところです。
水の飲み方、便の状態、食欲など、毎日のことですが、きちんとチェックしましょう。言葉がしゃべれない犬ですが、きっといろいろなシグナルを飼い主さんに出していることと思います。愛犬の異変にすぐに気が付いてあげられるように、犬の伸びのポーズには、“祈りのポーズ”という痛みをこらえているポーズがあることを頭の隅に置いておいてくださいね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 SUSU

    ミニチュアダックスフンドの男の子がいます。愛犬も2回程、普段とは違う伸びを頻繁にすることがありました。記事のように前脚を伸ばしてお尻を上げる時もありますが、前脚と後ろ脚、両方を伸ばして「うぅ、、、」と小さく唸るように鳴くこともありました。これを数分置きに何度も行っていました。
    普段もよく伸びをすることはありますが、寝起きやお散歩前にリラックスした様子で欠伸もしながら「ふわぁ~」と言いながら一度伸ばすだけですので、明らかに様子がおかしいと分かりました。
    病院に連れていくと緊張からなのかそのポーズをしなくなってしまうため、精神的なものかな?と診断されたこともあるのですが、別の病院でレントゲンを撮ってもらい、原因が分かりました。1回目の時は腰痛の痛みからくるもののようでした。レントゲンの結果、ヘルニアではないが、腰周りを触られること、抱っこを嫌がったこと、数日前からお腹を壊していたこと、秋から冬への季節の変わり目で寒さも影響したようでした。痛み止めと炎症止めの薬を頂き、とにかく冷やさないようにしてしばらくは安静にするようにとの診断で、1週間程で元気になりました。
    ベッドに湯たんぽを入れたり、よく晴れた日にはテラスで日光浴をさせたりもしていました。

    2回目は、レントゲンの結果、鹿の大腿骨のオヤツが消化されずに残ってしまっていることが原因のようでした。大腿骨のオヤツもきちんと最後まで噛み砕いて食べれば消化の問題はないのですが、小さくなった骨を飲み込んでしまったのだと思います。獣医さんからは、骨のオヤツを食べた後にはこのようなことが起こることはよくあり、消化気管にも負担がかかるため、あまりお薦めしないとアドバイスを頂きました。開腹手術が必要となることもありますが、そこまで大きな骨ではなかったため、消化剤を頂いて数日で元気になりました。
    当然ですがこの件以降、骨のオヤツは与えていません。若いうちは消化が出来ていた場合でもシニアになるとこのようなこともあり得るようです。

    なお、記事にある胃捻転についてですが、愛犬はダックスで胸が深い作りのために胃捻転を起こしやすい犬種の1つです。散歩は食後2時間程空けることが理想であり、最低でも1時間は待つようにしています。また、食後すぐのヘソ天のポーズ(仰向けになること。)も胃捻転を起こしやすくなると言われています。愛犬は夜、家族が帰宅するとヘソ天でお迎えしてしまうため、食事時間は家族の帰宅時間の直前にならないように、タイミングを見てあげるように工夫しています。

    伸びのポーズは痛みのサインと分かっていても原因はいろいろとありますね。私は初めてこのポーズを見た時には一体何が起こっているんだろうとこちらが焦ってしまってパニックになってしまいました。愛犬の数日前からの行動を思い出して正確に獣医さんに伝えることが原因を特定する意味でもとても大切なことだと思います。
  • 投稿者

    女性 EHA

    犬が伸びをしている理由をあまり深く考えたことはありませんでしたが、良く考えて
    みると結構伸びはしていますよね。うちの犬はしょっちゅう寝ていますが、私が仕事
    から帰ってくると、ウ~ン!と顔までクチャクチャにしながら伸びをしてやって来て
    くれます。この時の顔が本当に面白いので、毎回笑ってしまいます(笑)。プレイバウ
    はドッグパークに行くと、これをやっているワンちゃんたちを多く見かけます。
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