犬の膵炎の正しい知識 原因や症状・治療法について

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犬の膵炎の正しい知識 原因や症状・治療法について

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💊犬の膵炎は膵臓を溶かしてしまい、糖尿病のリスクを高めてしまうとても恐ろしい病気です。犬の膵炎の原因となる可能性の高い、高脂質な食事やおやつ…その一口が、愛犬の命取りになることもあります。あなたの愛犬がそうならないために、後悔しないためにも、犬の膵炎の原因や予防法などについての正しい知識を学びましょう。

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

元気ない犬

犬の膵炎の概要

膵臓は胃の背中側にある臓器で、消化酵素を分泌する外分泌機能と血糖値を上下させるなどの働きをもつホルモンを分泌する内分泌機能を持っています。

膵炎とは膵液が逆流し、膵臓を傷つけることや膵臓に感染が起こることなどによって起こる病気です。膵臓が作り出した膵液中の消化酵素によって、膵臓自体が消化され、この時に炎症を起こすのです。

膵液が逆流するのは、腫瘍や異物などで膵管が詰まった時や、激しい嘔吐が続いた時で、人間と同じように、犬もこの病気にかかります。

膵炎は急性膵炎と慢性膵炎とがあります。この二つは症状が異なります。

犬の膵炎の主な症状

急性膵炎とは

犬の急性膵炎の症状として、嘔吐、下痢、食欲不振、激しい腹痛などの症状があります。

重症例では黄疸、消化管出血、発熱なども見られ、重篤な場合は多臓器不全に陥り死に至ることもある恐ろしい病気です。

さらに、腹部の激しい痛みによるショック症状、血圧の低下や心臓の停止が起こることもあります。

水ぶくれが破れ、そこから出た浸出液が原因で、感染症や脱水症状を起こす様子が火傷に似ていることから、急性膵炎は「おなかの火傷」とも言われています。

私事ですが数ヶ月前に他界した愛犬が急性膵炎でした。

異変に気づいてから成す術もなく、苦しんで苦しんで、2週間程で逝ってしまいました。

慢性膵炎とは

急性膵炎が突発的に激しい症状が見られるのに対して、慢性膵炎は他の消化器系疾患と区別しづらい嘔吐や下痢が断続的に続き、食欲不振、脱水症状、体重の減少も見られます。

また腹痛も続き、悪化すると低体温や黄疸などの症状も出ます。

膵臓が壊されて炎症が起こると、インシュリンなどの分泌出来なくなり、糖尿病を発症することも珍しいことではありません。

犬が膵炎になる原因について

主な原因は高脂肪な食事だと言われています。

高脂肪な食事を食べ続け、肥満になり、膵炎になるケースが多いようです。

また、抗がん剤、農薬、臭化カリウムなどの薬剤、脂質代謝異常、糖尿病、甲状腺機能低下症、副腎機能亢進症などの内臓疾患、あとは避妊去勢手術も原因の一つと考えられているようです。

膵炎にかかりやすい犬種

ミニチュアプードル

体質的にはミニチュアプードル、ミニチュアシュナウザー、コッカースパニエル、ヨークシャテリアなどテリア系の発症率が高いと言われています。

ちなみにうちは13歳のヨークシャテリアでした。

犬の膵炎の予防と対策

高脂肪な食事や膵炎の引き金となることがあるので、最大の予防法は食事管理だと思います。人間の食べ物の味は絶対に覚えさせない。

脂っこいおやつや、消化の悪いものは過剰に与えないようにしましょう。また、体重管理にも気を配り、肥満予防するのも大切なことです。

犬の膵炎の治療方法

聴診器

膵炎を治すための特効薬は今のところありませんので、急性膵炎の場合は、検査をしながら数日間の絶食をして膵臓を休ませます。

主に内科的治療を行いますが、抗生物質や鎮痛剤などで痛みや嘔吐を抑えます。

多くのペットは自分の弱みを見せたくないため、あからさまに痛みを訴えたりしませんが、膵炎の痛みは取り繕うことが出来ないくらい激しい痛みが続くようで、うちの愛犬も最後の方はずっとモルヒネのような強い薬で痛みを誤摩化していました。

また下痢や嘔吐が続いている場合は、脱水症状を起こしている場合があるので、点滴で水分補給を行いながら、低脂肪・低たんぱく質の栄養補給を行います。

それでも足りない場合には、腹部にチューブを通して腸に直接栄養食を注入することもあります。

膵炎の原因となる基礎疾患があれば、その原因を特定して、同時に治療も行っていきます。

いったん膵炎の症状が治まっても繰り返すことがありますので、一生涯食事の管理が必要です。

今は犬猫専門の漢方薬などもあって、各々の病状や体質に合わせて処方してくれるので、そういった病院や専門店に相談するのも一つの手だと思います。

膵炎の急性期には積極的な治療が必要になりますので治療方法については担当の獣医師とよく相談し方針を決めていくようにしましょう。

最後に

膵炎がこれほど恐ろしい病気だとは正直思いませんでした。

うちの愛犬は数時間前までは普通に過ごしていたのに、急にご飯を食べなくなり、たった1回嘔吐しました。

すぐに食あたりの市販薬を飲ませ、1日だけ様子を見ることに。今思うと、その1日が命取りだったように思います。

人間の数倍の早さで年を取る犬や猫にとって、1日は人間の数週間にもあたるのです。

家族が入院していたため、1匹での留守番の時間が急激に増え、寂しさを紛らわすために、つい高脂質のおやつを与えていたのが原因だったようにような気もしますし、もしかすると他に原因があったのかもしれません。

いずれにしろ、きちんと愛犬を管理出来なかった後悔の念は、私の中でしこりのように残り続けると思います。

皆さんも愛犬の食事には充分気をつけて下さい。その命を守れるのはあなただけですから。

▼犬の病気を症状や病名から調べる▼
犬の病気大辞典!知っておきたい基礎知識

ユーザーのコメント

  • 20代 女性 すず

    犬の膵炎は正直あまり詳しく知らなかったので、とてもこの記事に興味がありました。読んでみると自分が少し知っていた部分もありましたが、ほとんど知らないことばかりだったのでとても勉強になりましたし、こわさもわかり間違った情報もあったりするので正しい知識を知れて良かったです。気をつけたいと思いました。
  • 30代 女性 Chappy

    記事を読んでとても辛くなりました。犬は痛みを我慢する生き物ですよね。うちの愛犬もそうでした。脚を痛めているのに一生懸命自分で舐めて大丈夫そうな顔をして…。膵炎て、怖い病気ですね。ずっと痛みと戦わなければいけない苦しみは、きっと代わってあげたいと思ったでしょうね。しかも特効薬がないとは…。未然に防いであげることしかないですよね。
  • 20代 男性 めだか

    この病気がとっても恐ろしい病気であることを知るとともに、高カロリーなお菓子は控えめにしないといけないなと思いました。
    わたしの家の犬はちょっと太り気味なので、将来の病気が心配です。これからは食生活についてしっかりと考えていきたいと思います。
  • 20代 女性 匿名

    昨日より愛犬の調子が悪く、本日仕事終わりに動物病院で急性膵炎と診断されました。
    愛犬はまだまだ若く、先生にも若さと気力で元気に見えるだけと言われました。
    診断結果の数値なども見せて頂き、後悔しかありません。
    即時入院させましたが、今不安でいっぱいです。
    犬を飼ってるのに、犬の病気がどんなものなのか深く考えずまだ若いから大丈夫と楽観視していた自分に怒りもあります。
    急性膵炎の記事が書かれてるものを只今読んでいます。大変勉強になりました。
    あとは、まず家に帰って来てくれることを信じ、そこから飼い主として、家族としてしなければいけないことを考えたいと思います。
  • 50代以上 女性 匿名

    うちの子も膵炎でした。子犬の頃からお腹が弱くて、よく嘔吐や下痢をする子でした。段々とその頻度が増えていきました。何度も吐き、フラフラになりながらもトイレに行き血便と言うより下血をしました。出血で死んでしまうんじゃないかと思うくらい。それでも、「お腹が弱いね、神経質だからかな…」と言われ病院を変えました。そこで初めて膵炎と診断されました。その後も何度か入退院を繰り返し、一度は「最善を尽くしますが万が一と言うこともあります…」と言われるほど悪くなったこともありましたが、今は、元気です。「悪くなってから治療をするよりも、悪くならないように予防した方が良いですよ」と言われ、ずっと投薬と食事制限をを続けてます。
    "お祈りのポーズ"という、頭を下げてお尻を上げてお腹を床につけるようにするポーズがあります。これはお腹が凄く痛いときにするポーズだそうです。皆さんも気を付けてあげてください。
  • 40代 女性 匿名

    うちの老犬15才も1月2日朝急に吐き、下痢(垂れ流し状態でした)をしました。ブルブル震えてこれはおかしいとすぐに病院へ連れていき血液検査、エコー、レントゲンなどで膵炎だと‥‥その時点でリパーゼ1000を超えていて、入院通院と繰り返しましたがリパーゼ4000超、しまいにゃあ10000超で先生もこんな数値見た事ないと頭を抱えていました。貧血もひどくなり、避妊手術をしてなかったので大きな乳腺腫瘍があって15才で手術は怖くてしなかったのですが腫瘍が貧血の原因かもと先生と相談して腫瘍摘出術をしました。腫瘍摘出後もリパーゼは700で、膵炎の症状は出てないので食事療法で様子を見る事に‥‥術後1ヶ月半でやっとリパーゼ64平均までさがりました。まだ食事療法は続けてます。あの時は痛み止めが切れるとブルブル震えてクゥーンクゥーンと鳴いていて抱っこしてさすってあげる事しかできなくて、今思い出しても辛いです。
    膵炎恐ろしいですね‥‥そして、年中無休の動物病院が近くにあった事も助かりました。始めて行った病院でしたが、すっかり常連さんになってしまいました。
  • 女性 ぷー

    犬にもこんなに危険な病気があるなんて、知りませんでした。犬にとっても人間にとっても怖い病気なのですね。実は最近、愛犬が食べ物を食べた時によく吐いてしまうようになってしまったので、病院へ連れて行こうと思っていました。しかし、食欲はあるので、急性膵炎とは少し違うかもしれませんが、この病気の可能性があったら・・・と思うとゾッとします。しかもこの記事の筆者の方の愛犬は急性膵炎で亡くなってしまったのですね。2週間程度で逝ってしまったようですが、そんなに短期間で亡くなってしまうとは恐ろしい病気です。日頃の食べ物についても気を付けないといけないですね。犬は言葉が離せないので、飼い主さんがしっかり管理してあげないといけませんね。
  • 40代 女性 チャッピー

    うちの愛犬マルチーズ16歳も2年前に突然の下痢から下血となり、夜中に夜間ドクターカーを呼び止血をしてもらい翌日緊急入院しました。この時は体温が下がり危篤状態と言われました。10日間の入院でどうにか一命を取り留めましたが、それからは下痢が2日続くと腸炎から膵炎となり、両足に麻痺が出て、手がつけられない程に泣き叫んで、病院へ行くのも一苦労となります。今は下痢が2日続いたらすぐに入院させるようにして、膵炎にまでならないように気を付けています。
  • 40代 女性 meru

    こんにちは。はじめまして。わが家の愛犬も急性膵炎と診断されました。
    1歳8か月のミディアムプードル♀です。今朝、急性膵炎で入院しました。いつもは一日2~3回、とても良いウンチをするのですが、昨日の午後下痢便をしました。夕食は少しだけ摂りました。深夜から嗚咽を繰り返し、出るものがないのか、鼻水のような液を数回吐きました。朝は、いつもと違っておとなしく、日課の庭のドッグランにも出ようとせず、大好きなミルクガムも見向きもしませんでした。8:00頃吐血。9:00にかかりつけの動物病院へ受診しました。血液検査の結果、膵炎を表わす数値が400台とかなり高く、ドクターが膵炎検査キットで再度検査をしてくださり急性膵炎と判明。点滴・投薬治療に入るということでそのまま入院。一週間ほど入院の予定です。
    20数年ぶりに迎えたワンコで、室内犬(小型犬)は初めてで、過保護にしすぎました。サイエンスダイエットやカナガンなどのドライフードでは食事が進まないのでと、缶詰を混ぜて与えたり、ジャーキー系を食事代わりに与えたりと、間違いだらけでした。いわば高脂質食を与え続けた結果のようなのです。
    2か月前に混合ワクチンを投与したのですが、生まれて初めのワクチン投与の際、体調不良をおこしたので、迷いに迷ってのワクチン投与でした。その際はドクターと相談して、種類を最低限にし、ワクチンの副作用が出ないお薬を使い、薄めて投与していただきました。その時の体重が4.8㌔だったのですが、今日の体重は5.4㌔になっていました。
    犬の情報誌や、トイプードルの飼い方などの本も読んでいたのですが、本当にダメな飼い主で、ワンコに
    申し訳なく、泣きたいのはワンコの方だと思うので泣くに泣けません…ただただ猛省するばかりです。
    犬はおもちゃや、可愛がるだけの対象ではないのですよね。言葉がしゃべれないワンコはどれだけ辛いのか計り知れません。私のような経験の浅い飼い主の方、飼い方がわからない方は、ぜひ獣医さんや、経験豊富な飼い主さんのアドバイスを活用してください。
    早く元気になって帰宅できることを心から希望んでいます。ごめんなさい。
    経験のある飼い主様、予後のアドバイスなどいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお願いいたします。
  • 50代以上 女性 まりも

    我が家の愛犬は8歳のミックス♀。3年前からてんかん発作がでるようになりました。何度かの発作でびっくりしていたけど段々頻回となり徘徊して目が離せない状態でした。一回時間は短いけどひどい時は1日に10回超の時もありました。口から泡を吹いて見るのがとても辛いです。行きつけの病院でMRIの検査を進められ結果を見て薬を始める事にしました。その時も薬は飲ませていたけど発作が変わらない為です。結果は何にもない状態でてんかん発作という病名です。異常があったらそれが原因になるからです。そこから発作が出た時に飲ませるとんぷく的な薬が加わりました。その薬を始めてからてんかんの痙攣は軽くなったようにはあるけど食欲がなくなり、下痢が続くようになって来ました。最初は薬を飲んでるとかは考えられなかった。てんかんの発作でいっぱい々で。その下痢が何回か繰り返しておきるようになった事に気づいた時は膵炎になっていました。たぶん薬による副作用と思われますが発作も怖いしどうしたらいいか困惑してます。下痢が続いて点滴の日々でかわいそうな限りです。どっちを優先するかは膵炎の治療だとわかっていますが発作も大変でかわいそうです。早く平和に暮らせたらと思うけどずっと続いて行くんでしょうね。何にもない日に元気に散歩行くのだけは続けたいかな。
  • 20代 男性 匿名

    当方9歳の中型犬を飼っています。血尿、血便、血反吐の症状があり、病院で診てもらうと膵炎の疑いがあると言われました。
    前日に嘔吐したこともあり体調を心配していましたが、暫く経つといつもの様に元気になったので安心していました。しかし翌日になると見るからに苦悶の表情を浮かべ体温も下がっているように感じたので至急病院に向かいました。現在はいくらか落ち着いていますが今後も安静にする必要があるようです。
    振り返ってみると菓子パンの端と言ったヒト用の食物を上げていたのが原因の一つであったと思います。自分の安易な判断によって愛犬を苦しめてしまったことを深く後悔しています。
  • 40代 女性 匿名40代

    12歳のダックス。半年前に胆泥症と診断されてウルソとスパカールを3か月ほど飲んでのちにウルソだけに減薬しました。4日前に膵炎とのことで3日間の入院をしました。消火器サポートの缶詰30グラムから餌を再開しました。老犬なので手術はしないつもりですが、穏やかな余生を送ってほしいと願っています。
  • 40代 女性 翔やん

    我が子はチワックスのMIXで10歳でした。
    仕事が終わり帰宅したら数カ所に嘔吐が。
    暫く様子を見ようと、安静にさせていて、水を飲んだら秒速で嘔吐。
    あきらかにおかしいので、開いていると病院を探したが、ゴールデンウィークの、夜中で、どこも電話にはでてもらえず。
    次の日何とか開いている病院を見つけ連れていったら…
    膵臓炎と、糖尿病と言われて
    覚悟しておいた方がいいと…
    即入院。
    まさか!昨日まで元気だったのにそんなはずははい!と、信じなかった。
    次の日、旦那と一緒に病院にお見舞いに。
    私達の姿を見たら起き上がり、そのまま心臓が止まってしまった…
    先生が、蘇生をしてくれたけど、一度戻ってきてくれたけど、いってしまった…
    この記事を読んで思ったのが、人の食べ物。そして、皮膚が怪我してて、ステロイドを飲ませていた事。
    思い当たる節が沢山あり、本当に、我が子がそんな痛みを抱えていってしまったとわかって、また涙が止まらず自分に腹が立ってしょうがないです。
    まだ、2週間程しか経っていないけど帰るたびに待っててくれる気がして…
    ただ、毎日我が子に謝ってばかりです。
  • 50代以上 女性 匿名

    朝から嘔吐下痢が続き受信したら急性膵炎でした。投薬はもらったのですが食事はどんなものがいいですか?食欲がなかったのでささみを数ヶ月前から与えでいます。
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