犬が丸まって寝る3つの理由!病気?寒い?寝相でわかる心理

犬が丸まって寝る3つの理由!病気?寒い?寝相でわかる心理

犬が丸まって寝るのはどこか具合が悪いのか?それとも寒がっているのかと気になるところ。ここでは犬が丸まって寝る理由と、他にも寝相でわかる犬の心理についてご紹介します。中には病気のサインもあるので、日頃から愛犬の様子をよく観察しておきましょう。

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犬が体を丸めて寝る3つの理由(ワンモナイト)

丸まって寝る犬

犬が体を丸めて眠る姿を上からみると、まるで「アンモナイト」に似ています。そんな理由から別名「ワンモナイト」と呼ばれる寝相です。

犬が丸まって寝る姿には、どんな理由があるのでしょうか?

理由①:寒いから暖をとるため

犬が丸まって寝る理由で一番多いのが、暖をとるためです。丸くなって体の表面積を小さくすることで、体温が奪われるのを防いでいます。

冬の寒い地域で生活をしてきた犬種は、雪の中でもこの丸くなった姿勢で眠ることが出来ます。ふかふかの毛皮のおかげで、この姿勢で雪の中でも眠れるのです。

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理由②:巣穴で眠っていた頃の習性

犬が野生で生活していた頃は、狭い巣穴で寝ていました。そこでは、このような丸まって眠る寝相だったと考えられます。

自分の体より小さな犬用ベッドに、すっぽりと体を沿わせて丸くなって眠るワンちゃんがいますよね。

理由③:緊張しているから

寒い季節でもないし、狭い場所でもないのに体を丸めて寝ている場合は、緊張していたり、何かを警戒しているサインかもしれません。

お腹や鼻は犬にとって急所です。ここを隠すように丸くなる姿勢は、リラックスできる環境ではないと犬が感じている可能性があります。

その他の犬の寝相と心理

気持ち良さそうに寝る2匹の犬

犬の寝相のタイプ

犬の寝相には大きく分けて4つのタイプがあります。

4つのタイプをリラックス尺度の小さい順に並べてみると、下記のようになります。

  • 丸くなっている
  • うつ伏せ姿勢
  • 横向きの姿勢
  • 仰向け姿勢
それでは、前述した「丸まって寝る」以外の寝相について、それぞれどんな意味があるのでしょうか?

うつ伏せで寝ている

うつ伏せで寝ている

うつ伏せは、何かあればすぐに起き上がれる姿勢です。つまり、周りを警戒していて、熟睡していない状態です。

何か不安なことがあったり、飼い主の動向を気にしていたり、そんな心理が働いています。

横向きで寝ている

横向きで寝ている

4本の足を投げ出して横向きにごろんと寝る姿は、犬にとって楽な姿勢になります。

この時は、リラックスしている状態です。熟睡に入り、呼びかけても起きないことが多いです。

ぐっすりと眠っている時は、大きな音をたてて起こしたりしないように、静かに見守ってあげましょう。

仰向け(ヘソ天)で寝ている

仰向け(ヘソ天)で寝ている

お腹を丸出しにして、おへそを上に向けて寝ている寝相は「ヘソ天」と呼ばれています。このときは、最も無防備で、最もリラックスしている状態です。

飼い主の近くで安心しているのかもしれませんね。愛犬が仰向けで熟睡していたら、起こさずにゆっくりと眠らせてあげましょう。

犬もその日の気分や状態で、いろいろな寝姿勢になることもあるでしょう。

一概には言いきれないところですが、お腹や鼻先を露出しているほど、犬のリラックス度が高いといえそうです。

さちこ さん
女性 40代
うちの子は膝の上で仰向けで寝てくれます。リラックスしすぎな寝姿ということは、私を信頼してくてているんですね。

なんだかすごく嬉しくなっちゃいました!
女性 40代

柴犬の嵐くん

保護犬だった柴犬の嵐くんは、最近ヘソ天でお昼寝するようになりました。夜は横向きでベッドのふちを枕にするのが定番です。

安心できるおウチになれてめちゃくちゃ嬉しいです。

犬の睡眠時間は12時間以上

うつ伏せで寝ている犬

あなたの愛犬は、一日どれくらい眠っていますか?

散歩とゴハン以外はずっと眠っている、なんていうワンちゃんもいるかもしれません。

犬の睡眠時間は意外と長いです。一般的な犬の睡眠時間は、下記のようになります。

  • 子犬、老犬:18時間以上
  • 成犬   :12~15時間
この長い睡眠時間のうち、8割は浅い眠りの「レム睡眠」です。いつでも飼い主から声がかかれば、出動できるような状態と言ってもいいでしょう。

そうなると、残りの2割の熟睡状態のときに、愛犬の色々な寝姿勢が見られるかもしれませんね。

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犬が寝ているときにピクピクと動く理由

犬が寝ているときにピクピクと動く理由

犬は浅い眠りの「レム睡眠」の間に、ピクピクっと手足が動く現象が稀にあります。このレム睡眠の最中は、脳で記憶の整理がされていると考えられています。

つまり、犬はこの時に夢を見ていると言われており、夢の中で走ったり、お相撲を取ったりしているのかもしれません。

愛犬が寝ながら手足をピクピクさせていたら、今は記憶の整理中で、昼間トレーニングをしたことの復習をしているのかな、なんて想像をしながら、そんな時はそっとしておいてあげてくださいね。

病気の可能性があるときの寝相

犬が寝ている姿から、病気や体調不良のサインが出ていることもあります。

横向きになって息が荒くなっている

横向きで息が荒くなっていると、暑がっている可能性があります。お腹から熱を逃がそうと足を開いたり、リラックスして寝ているときとは違う様子が伺えます。

そんな時は、冷房器具などで暑さ調整をしてあげてください。それでも様子が治まらない場合は、動物病院で診てもらうようにしましょう。

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寝ながら激しく動いている

前述した足がピクピクする動きとは違って、激しく足をバタつかせたり、震えたりなど、様子がおかしい状態です。

「脳腫瘍」や「てんかん」の可能性も出てきます。

明らかにいつもとは違う異常な状態を見たら、慌てず、そして大声で呼びかけたり、無理に起こしたりせずに、静かにその様子を動画に撮るようにしてください。

そして動きが落ち着いたら、動物病院に行って撮影した動画を観てもらいながら受診することをおすすめします。

上記以外にも、呼びかけても起きてこなかったり、元気なく、ぐったりしているなど、寝ている姿が普段と違う様子を感じたら、注意して見守り、状況によってはかかりつけの病院に相談するようにしましょう。

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リラックスしすぎなワンちゃんたちの寝姿

最後に、いくつかワンちゃんのリラックスした寝姿勢を紹介します。

ワンちゃんのリラックスしきった寝顔・寝姿に頬が緩んでしまうことでしょう。


仰向けになって寝る犬

屋外でこの姿勢で眠れるとは、なかなか肝が据わっているか、よっぽど疲れることがあったのでしょうね。


ソファーで寝ている犬

犬にも寝違えってあるのでしょうか。人間だと寝起きが心配な寝相です。


ソファーで頭を下にして寝る犬

頭に血が登ってしまわないか心配になりますが、気持ちよさそうに眠っていますね。


まとめ

寒くもないときに、いつもと違って愛犬が丸まって眠るようになったら「あれ、どうしたのかな」程度で良いので気にしてあげてください。

そうすることで、愛犬の不意の変化に早く気が付くことができます。

愛犬がぐっすり眠る様子は、見ていて嬉しくなりますよね。

たまにヘソ天で開脚姿で寝ているのを見ると、おかしくて吹き出してしまいますが、愛犬がリラックスしている証拠なので、喜ばしいことです。

また、寝る時に飼い主にぴったりとくっついてくることはありませんか?

犬は群れで生活をしていた頃の習性で、仲間と寄り添うことで安心するようです。飼い主を仲間だ、と認識してくれている証ですね。

これも愛犬の安心した心理が伝わる、嬉しい寝相のひとつといえるでしょう。

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