犬は昆布を食べても大丈夫?適量や与え方、アレルギー等の注意点について

犬は昆布を食べても大丈夫?適量や与え方、アレルギー等の注意点について

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日本人にとっては昔から大変馴染み深い昆布ですが、犬も食べるものなのでしょうか?昆布は、人間にとって美容や健康にいいとされている食材ですが、犬の健康にも良いのか気になりますよね。犬に昆布を食べさせても大丈夫なのか、与え方や量、持病がある場合の注意点などについてご紹介します。

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犬は昆布を食べていい!

海岸で何かしている犬

犬は昆布を食べていい?答えは「食べても問題ない」です。しかし、昆布をはじめとした海藻類は人間であっても消化不良を引き起こすことがある食材ですので、その与え方や量には注意しなければなりません。

昆布は日本人にとって馴染みのある海藻類の一種であり、栄養学的にも健康に良いとされている食材です。昆布で出汁をとっている時やキッチンばさみで刻んでいる時に、愛犬が鼻をヒクヒクさせて興味しんしん…そんな経験をされたことがある飼い主さんも多いかもしれませんね。

人間にとっての昆布は、疲労回復や便秘解消、健康だけではなく美容にも効果が期待されていますが、これらは犬にとっても良い効果が期待できるのでしょうか。犬に昆布を食べさせる時の与え方や注意点、昆布を与えることで得られる健康効果などを確認していきましょう。

昆布に含まれる栄養素と犬への健康効果

乾燥した日高昆布

ビタミン

昆布には、βカロテン、ビタミンK、ビタミンCなどのビタミン類も豊富に含まれています。なかでも含有量が豊富なビタミンKは、犬が腸内細菌によって生成できる成分でもありますが、必要量を満たせない場合もあることから、食事からの摂取が推奨されている成分でもあります。

ビタミンKは犬の体内で肝臓に貯蔵され、タンパク質の代謝や骨のカルシウム沈着などに利用されます。その他、血液を固める過程や酵素が活動するためにも必要な成分であることから、昆布に含まれるビタミンKを摂取することで骨形成の促進や骨のコラーゲン生成を促す効果、血液の止血作用、肝機能障害を防止する作用も期待できます。

ミネラル

昆布に含まれる成分のなかでも、その含有量が食品トップクラスとされているのがミネラルです。昆布には、カリウムやカルシウム、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、なかでもヨウ素の含有量は非常に豊富です。

ヨウ素(ヨード)とは、甲状腺ホルモンの原料であり、体内に不可欠な栄養素です。皮膚の健康や代謝の促進、成長ホルモンのサポート効果などが期待されています。

しかし、ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料である一方で、過剰摂取によって甲状腺機能低下症などの疾患を引き起こす要因となる場合もありますので、摂取量のバランスが重要です。

水溶性食物繊維

昆布のヌルヌルした成分には、水溶性食物繊維の一種であるフコイダンやアルギン酸などが豊富に含まれています。フコイダンで期待されている点は、免疫力アップやアポトーシス誘導作用、血栓予防など多岐に渡り、近年ではフコイダンを含有した犬用サプリメントが販売されているほどです。

アルギン酸は、血中コレステロールや血圧を適正に保つ効果や便秘解消などが期待できます。ちなみに、これらの成分はわかめやモズクなどの海藻類などにも含まれています。

フコキサンチン

フコキサンチンとは、カロテノイドと呼ばれる色素の一種であり、昆布をはじめとしたひじきやわかめなどの褐藻類にのみ含まれている成分です。

このフコキサンチンは抗酸化作用や抗腫瘍作用、抗炎症作用など様々な効果が期待されており、犬用のサプリメントに使用されることも増えています。なかでも、脂肪燃焼効果が得られることから、肥満予防としてダイエットやメタボ予防に用いられることもあります。

昆布に含まれている栄養や成分には、免疫力アップや肥満予防など、体質そのものを改善する効果が期待できるものも多く、生活習慣病予防にも役立てることができそうですね。

犬に昆布を与える時の量の目安

海岸を歩いている犬

犬に昆布を与える時の目安量については、少量をフードにトッピングする程度にしておきましょう。昆布を大量に与えたり、毎日継続して与えることは避けてください。

昆布そのものに犬の健康を害する成分は含まれていないものの、犬にとって消化しにくい食材であることや、栄養素が豊富に含まれているからこそ、過剰摂取によるバランスの崩れに注意しなければなりません。

適量については、犬の体質や体の大きさ、日頃食べているフードなどによっても異なりますので、様子を見ながら調節するようにしましょう。この機会に、普段食べているフードの栄養素と愛犬の体質に合わせて補給したい栄養素について改めて確認してみるのもいいかもしれませんね。

犬に昆布を食べさせる時の与え方

犬にご飯を食べさせる女性

犬に昆布を食べさせる時の与え方については、ミキサーで粉末状にしたり、細かく刻んで煮込むなどして愛犬のフードにトッピングしましょう。生昆布や素干し昆布など、使用する昆布に合わせて調理方法を選ぶのも良いですね。

また、愛犬の手作りごはんのだし汁として利用されることも多い昆布ですが、粉末や顆粒の昆布だしには塩分が多く含まれていることが多いため、事前にしっかりと確認してください。

調理が面倒な場合は、無塩昆布を一晩水に浸しておくだけで作ることができる昆布水を愛犬用のだし汁やスープ、水分補給に利用するのもおすすめです。

犬に昆布を食べさせる時重要なのは、塩分が多く含まれていないものを選ぶことです。一言に昆布といってもその種類は様々なので、無塩のものを選んでおくと安心ですね。

また、人間用に加工された昆布の佃煮、おしゃぶり昆布などは与えないようにしましょう。とろろ昆布については、製品によって糖類が多く含まれているものもありますので、事前に確認してから少量与える程度にしてください。

犬に昆布を与える時の注意点

首をかしげる犬

アレルギー

人間と同じように、犬にも食べ物アレルギーを引き起こす可能性があります。初めて愛犬に昆布を与える時は、必ず少量ずつ様子を見ながら食べさせるようにしてください。吐く、便が緩くなる、皮膚が赤くなるなどの症状が現れた場合はすぐに動物病院を受診しましょう。

与えすぎない

昆布は、人間であっても大量に摂取すべきではない食材とされています。犬が昆布を毎日摂取したり、大量に摂取したりすることで、ヨウ素過剰やミネラルバランスの崩れなどを引き起こし、返って健康に害を及ぼす可能性もありますので、その摂取量には十分に注意してください。

持病がある場合は注意

昆布はそのミネラルやヨウ素、ビタミンKなどの含有量の高さから尿路系や甲状腺、肝臓などに持病がある犬には与えない方が無難と言えます。

ヨウ素過剰による甲状腺機能低下症や、ミネラルの過剰摂取による尿路結石、ビタミンKが肝臓に貯蔵されることによって肝臓に負担が掛かるなどの可能性もあるためです。ただ、どうしても昆布を与えたいという場合は、かかりつけの獣医師に相談してみてください。

昆布を使った犬用手作りごはんのレシピ

昆布を使った犬用手作りごはんのおすすめレシピをご紹介します。

炊飯器で炊くだけ!簡単クリごはん!

炊飯器で炊くだけ!簡単クリごはん!

昆布を使ったシンプルな栗ご飯のレシピです。後から味を調節すれば、飼い主さんも一緒に食べることができますので、旬の栗を愛犬と一緒に楽しんでください♪

腸を綺麗に♪納豆とヨーグルトのサラダ♪

腸を綺麗に♪納豆とヨーグルトのサラダ♪

昆布や納豆を使用したサラダのレシピです。調理方法はとても簡単ですが、愛犬に食べさせたい食材をふんだんに使用しているので、腸内環境改善にも役立てることができそうです。是非挑戦してみてくださいね!

まとめ

引き上げられる昆布

犬に昆布を食べさせる時の注意点についてご紹介しました。昆布は、与え方と量さえ気をつければ犬に食べさせるメリットも多い食材であると言えます。

とは言っても、毎日あげるのは考え物ですが、少量を週に1、2度程度であれば問題はないと思われます。昆布には旨味成分のグルタミン酸も含まれていますので、手作り食に活用したり、フードの食いつきが悪い場合にスープにしてトッピングしてみるのもいいかもしれません。

ただ、その栄養価の高さからミネラルやヨウ素の過剰摂取には注意しなければなりません。特に昆布にはマグネシウムも多く含まれていますので、過去にストラバイト結石を発症したことがある愛犬には食べさせない方が無難と言えますね。

フードによってもミネラルやヨウ素の含有量は異なりますので、今一度愛犬にとって必要な栄養素、補給したい栄養素の量について調べてみるのもいいかもしれません。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 とらのまま

    うちの子とても胃腸が弱く
    ヒドイ時は年に3度 良くても2度は
    胃腸炎になります。遺伝的な物ならしいのですが、その度に私は手作り食を
    試行錯誤しながら作っています。
    こちらのサイトはスゴく手作り食を
    するのに助けられています。
    ありがたいです。
  • 投稿者

    女性 SUSU

    朝はドライフード、時間のある日の夜は手作りご飯を与えています。昆布は我が家でもよく使う食材の1つです。
    我が家の手作りご飯は基本的におじやが多いため、昆布は出汁としてよく登場しています。記事にあるように、ミネラル分が豊富でカルシウムやマグネシウムの値も高い優秀な食材です。昆布のヌルヌルとした感触はアルギン酸、フコイダンと呼ばれる成分で、腸内バランスを整えるだけでなく糖尿病などの生活習慣病の症状をもつワンコにも効果的です。
    震災後、放射能汚染が不安視されている頃、その対策としてヨウ素が効果的と言われるようになりました。食材の中でヨウ素を最も多く含んでいるのが昆布と言われています。
    昆布も組み合わせによってその威力をより効果的に発揮することが出来ます。免疫力をより高めたい場合には、ムチンが豊富な食材(なめこなど)とDHA含有の食材(じゃこなど)と一緒に、骨を強くしたい場合にはビタミンDとビタミンCが豊富な食材と組み合わせることによってより効果を期待出来ると言われています。
    ただ、昆布は思った以上に消化に負担をかける食材でもあります。我が家で使用する際は、かなり細かくみじん切り(2,3ミリ)にし、柔らかくなるまで煮込むようにしています。出汁昆布の場合には先に水で戻してから切ると細かく切ることが出来ます。昆布を沸騰させてしまうと苦味が出てしまうため、弱火でゆっくりと沸騰しないように注意しています。水の量は食材が十分にかぶる程度を加え、ワンコが1食で飲み干せる程度のスープの量になるまでゆっくりと煮込むのがポイントです。
    ただし、お腹を壊している、吐き気があるといった消化機能が弱っている際には昆布から取った出汁のみを使用し、昆布自体は避けた方が良いかと思います。
    これはワンコではなく飼い主さんに役立つ情報ですが、昆布の出汁は美肌の効果もあるそうで、昆布水として最近よく耳にするようにもなりました。毎日、コップ1杯飲むことで効果があるそうです。デトックス効果がありダイエットにも良いようです。効果の仕組みはワンコと基本的には同じなのですね。
    ワンコと人間は基本的に違う、人間の食材と同じものをワンコに与えるのは良くない、ドライフードが一番だという意見もたくさんありますが、勉強すればするほど同じなんだな~と思うことがしばしばあります。
    ただ、どんな食材でも適量がありますので、健康維持を目的として適量を食べることを心がけていきたいと思っています。
  • 投稿者

    女性 もふころ

    心臓病を持っているので、栄養成分を見るとやや心配なものもありますが必要なミネラルもあるので、手作り食の時に少し乗せてみようかなと思いました。
    昆布パワーで食欲をそそるといいのですが。

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