犬は海苔をたべても大丈夫?与え方や量、注意点について

犬は海苔をたべても大丈夫?与え方や量、注意点について

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おにぎり・のり巻き・ふりかけなど、私たちの食生活には当たり前のように登場する海苔ですが、犬にあげてもいいの?って思ったことはありませんか。ついついおこぼれをあげたくなる犬の熱い視線に応えて、海苔を分けてあげたくなってしまった時のために、海苔を犬に与える効果や注意点についてお話します。

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犬は海苔を食べても大丈夫?

お皿にのったのりとお箸

犬は日常的に海苔を食べる習慣はありませんが、犬が海苔を食べることは基本的に問題はありません。海苔の味や香り・食感などをあまり好まない犬であれば、無理にあげる必要もありませんが、実は海苔が好きだという犬のお話をしている飼い主さんも結構います。

ただし、量をあげすぎてしまうと、犬の体には様々な悪影響が出てきてしまうことがありますので、しっかりと配慮する必要はあります。海苔はとても良質な食材なので、海苔の特徴を理解して、注意をしながら犬のごはんに取り入れていけば大丈夫です。海苔は「海の野菜」とも言われている食品で、ミネラルがかなり豊富です。その他にも海苔には、タンパク質・食物繊維・ビタミンCなどあらゆる栄養素が多く含まれています。

海苔は私たち人間にとって身近で手軽な体に良い食品のひとつですが、犬にも海苔は少なからず栄養補給ができる手軽で便利な食べ物なのです。また、乳製品にアレルギーのある犬は、カルシウムの摂取に海苔の力を少し借りるということもできます。犬の体との相性をきちんと考え、海苔からの恵みを活用したいものです。

犬に海苔を与える事で期待できる効果

ブラッシングしているキャバリア

毛艶がよくなる

海苔はビタミンの宝庫と言われており、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンCなど、多くのビタミンが含まれています。ビタミンは犬にとっては被毛や皮膚を整える効果があり、健康な粘膜を保つ力も期待できるのが大きなポイントです。

ビタミンはコラーゲンの生成を促す作用もあるため、シニア犬に海苔をあげるようにしたら、被毛に艶が出て若々しくなったという例もあります。また、海苔に含まれるビタミンは細菌への抵抗力を高める働きも大いにありますので、お耳の中や目の周りが汚れやすい犬、皮膚トラブルが多い犬にはおススメです。

抗酸化作用がある

体内でビタミンAに変換されるβカロテンが多く含まれているのも、海苔の特徴です。βカロテンには抗酸化作用があるため、犬の血液をサラサラにする効果もあると言われています。また、抗酸化作用は活性酸素の働きをほどよく抑えてくれます。

活性酸素は体に必要なものですが、必要以上に働いてしまうと体内の細胞を傷つけてしまい、老化やガンの原因になってしまうことがあるのです。そのため、抗酸化作用を持つ栄養素がある海苔は、犬の老化予防に役立ち、犬のガンの予防効果がある食品としても期待されているもののひとつです。

健康な強い体をつくる

犬が生きていく上でかかせない重要なタンパク質が、海苔には含まれています。タンパク質は犬の体の重要なエネルギー源になるだけでなく、犬の健康な血や筋肉を作ることができる成分です。

そして、海苔の中のカルシウムや鉄分といったミネラル成分は、犬の丈夫な骨や歯を作り、貧血の予防・改善にもひと役かってくれるでしょう。また、体内の水分調整をしてくれるカリウムも海苔には含まれており、心臓や筋肉の働きを助ける効果があります。健康な体作りに、海苔はとてもありがたい存在です。

疲労回復

走っている2頭のビーグル

海苔に含まれるビタミンB1やビタミンCは、体の中で効率よくエネルギーを作ってくれるので、犬の体の疲労回復にも役立ちます。たくさん運動をして疲れたとき、食欲があまりなく疲れやすくなっているときに、海苔を与えることは犬の体にとても効果的です。

また海苔の中のビタミンB1やビタミンCは、犬の目の疲れや視力低下の予防にも助けになり、特に暗闇での視力を保ちます。

腸内環境を整えてデトックス効果もある

海苔は食物繊維がたっぷりなので犬の便通を促して、便秘対策に良いとされています。食物繊維は、善玉菌を増やして毒素や悪玉菌を排出してくれるので、腸内環境を整える効果ももちろん期待できます。

また海苔には、解毒作用のあるビタミンCやコレステロール値を下げたりするタウリン、余分な塩分を排出する働きのあるカリウムも含まれていますので、犬の体の中のお掃除をする手助けになってくれるのです。犬の体でデトックス効果が促進されれば、必然と免疫力のアップにもつながります。

犬に海苔を与える際の量の目安

白い秤

犬に海苔を与える際、犬の体重と比較して目安となる1日の摂取量は、約5kgの犬が0.5g・約10kgの犬が0.8g・約20kgの犬が1.5g程度と言われています。(0.5gは海苔の大判サイズの約4分の1ほどの大きさ)

ただし、この1日の目安量を守ってあげていても、海苔は毎日続けて与えると摂取量が多すぎてしまうので、週1回などに抑えて時々与えるくらいが理想。なんとなく少ないような印象から、ついつい大丈夫だろうと海苔をあげすぎてしまいがちなのですが、犬にとってはこれで十分な量です。

また犬によって個体差もかなりあります。海苔を与え過ぎた場合は便がゆるめになったり、ひどい時には下痢をしてしまうこともあるので、海苔を与えるときは注意をして自分のコに合った量を考えてください。まずは目安量よりも少なめの量からはじめましょう。

犬に海苔を与える時の注意点

ドッグフードを食べるノーフォークテリア

量を与えすぎない

海苔には、カルシウムやマグネシウムが豊富に含まれています。カルシウムは健全な骨などを作り、マグネシウムは体のバランスを整えるのに役立つ成分で、少量であれば犬の体にも良い成分です。けれど大量に与えてしまうと、カルシウムやマグネシウムは尿路結石症の原因になってしまうことがあります。

犬が尿路結石症を起こしてしまうと、血尿や頻尿になったり、尿が出にくくなったり、痛みを伴ってしまうこともあり、更にひどい場合は命にかかわるほど腎臓に大きな負担をかけてしまうこともありますので十分に注意して下さい。

また食物繊維が豊富なため、犬に与えすぎると消化不良を起こしてお腹を壊し、下痢になってしまうことがあります。もし少量でもこのような影響があるようなら、海苔はその犬の体に合っていない可能性も考えられますので、海苔を食べさせたときには、犬の体調・便の状態を必ず確認しましょう。

腎臓や甲状腺の病気の犬は注意する

海苔に多く含まれているヨウ素は犬の体にとって必要なものですが、ヨウ素のほとんどが甲状腺に取り込まれますので、甲状腺に持病がある犬の場合は症状を悪化させてしまう恐れがあります。ヨウ素の摂取制限がある犬に海苔を与えることは危険です。

また、腎臓疾患がある犬の場合は、海苔の中のカリウムが腎臓に悪影響を及ぼすことがありますので、海苔を与えることは避けたほうがいいでしょう。犬に持病がある場合は十分に配慮し、犬の食事に海苔を取り入れたいと考えるのであれば、必ず獣医さんに相談をしてから慎重に検討してください。

アレルギー症状に注意する

診察しているラブラドール

犬によっては、海苔アレルギーがある場合があります。海苔をあげたときに目が充血したり、皮膚が赤くなったりかぶれたり、また下痢や嘔吐などがあった場合は海苔アレルギーの可能性が高いです。

海苔を与え始めた時は大丈夫でも、何度か続けて与えているうちにアレルギーの症状や体調不良が出てくることもありますので、そのようなときはただちに海苔を与えることは中止し、必ず動物病院に連れて行って相談してください。

海苔の種類に注意する

海苔は加工されたときに食塩が多く加えられていたり、しっかりと味付けをされているものもあります。そうした海苔の場合は、少量でも犬に与えると腎臓や心臓に大きな影響を及ぼしかねませんので避けてください。

また、市販のおにぎりの海苔は、味付け海苔が使われていることが多いので、与えないようにしたほうが安心です。犬の体に大きな負担を与えることになると、せっかくのいい食材も意味がありませんので、海苔を選ぶ際には原材料なども必ずチェックしましょう。

海苔の与え方を工夫する

刻みのり

海苔を大きなままで犬に与えると、海苔が口の中や喉にくっついてしまうことがあります。喉の奥にくっついてしまうと窒息の危険もありますので、与える海苔の大きさには注意が必要です。

そのため、海苔は必ずハサミなどで切ったり細かくちぎったりして、水分と一緒に与えるようにしたほうが食べやすく安全でしょう。海苔に含まれている塩分が心配なときは、お湯に溶かしてザルでしぼってからあげると安心です。

まとめ

フードボウルをくわえているゴールデン

海苔はとても身近で手軽な食材なので、常備しているご家庭も多いと思います。だからこそ、自分の愛犬にも体に良い海苔をあげてみたいと思われる飼い主さんもいらっしゃるでしょう。海苔は与え方を注意すれば、犬にとっても手軽に栄養補給ができる有効的な食品です。

ただ、犬には大量にあげることができないので、栄養補給のためのメイン食材というよりは、ごくサポート的なものとして利用することをおすすめします。トッピングなどの追加食材として、日頃の食事に変化をつけてあげたりするのにも海苔は活用できていいですね。

また、どうしても体質に合わないという犬もいますので、とにかく無理に与えないこと、おやつ感覚でやたらに海苔をあげないことです。海苔は、しっかりと犬の体調に配慮しながら向き合う食品だということを忘れないでください。

最近では、海苔を使った犬用のおやつなども登場し、店頭で見かけるようになっています。まずは簡単におやつから始めてみるのも楽しいかもしれませんね。また、お湯に海苔を溶かしてフードにかけたり、これからの寒い季節は海苔に人参・葉物野菜や鶏肉を合わせたスープごはんにしたりと少し手を加えて、体を温めて食欲を増進させる工夫に海苔を上手に活用してみませんか。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 まかろん

    食べてはいけない食材ではないけれど塩分濃度やミネラルが多かったりで、あえて取る必要でない食材なんですね。
    わんちゃんの手作りご飯のレシピに恵方巻きのレシピがあり、焼き海苔を使って巻き寿司を作ったことがあります。そのメニューはわんちゃんの栄養士さんや獣医師さんも監修していたので、ノリについての考え方、良し悪しがあるんだろうなと思いました。
    海苔をあげるなら、別の栄養のある食材をあげたほうが理にかなってはいますね。
    しょっちゅう習慣的にあげるのでなければ、手作りご飯に使ったりオヤツにあげたりは、飼い主さんのしたいようにするのが良いと思います。
    消化は良いとは言えないので食べてもお腹を崩したりしない場合ですが。
    海苔をお湯に溶かして乾燥させて減塩の海苔を作るのは手間がかかりそうですね。

    うちでは海苔を食べるとしてもわんこたちの節分メニューなどで使うかどうかなので年に数回あるかないかなので、お腹の調子を崩したりしなければ気にせずあげちゃいますね。ただ日常的に食べるのは控えたほうが良いんじゃないかと思いました。
  • 投稿者

    20代 女性 匿名

    我が家の犬はアレルギー持ちなのですが、アレルギー物質が入っている食べ物やカロリーが高い食べ物が好きなので、そういったものと比べれば海苔はそこまでカロリーがないと思い、これでも食べてなさい!とあげてしまっていました。確かによくよく考えると、海苔は塩分やミネラルが犬には多い過ぎるなぁと思いました。犬のことを考えていたつもりでしたが、味つきでなければ海苔は大丈夫と勝手に思いこんでいて、海苔が犬の健康に関わることは考えもしませんでした。やはり犬が好んで積極的に食べようとするものには裏があるということですかね。うちの犬も美味しそうに食べるし、きっと健康には関わらないと思わずに今度から何か与える前に本当にこれは与えて大丈夫なものなのか、どのくらいまでなら与えて大丈夫なのか、自分で調べてみようと思いました。
  • 投稿者

    女性 もふころ

    ご飯を食べない時に、海苔で白米を巻くとちょこちょこ食べてくれていたので、てっきり好きなんだと思っていました。でも美味しいと感じていなかったんですね。衝撃です。
    塩分は気になっていたのですが、味海苔でなければ大丈夫なんじゃないかと甘い考えでした。今後は控えようと思います。
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