犬に鰹節(かつおぶし)を与えても大丈夫?メリットやデメリットについて

【獣医師監修】犬に鰹節(かつおぶし)を与えても大丈夫?メリットやデメリットについて

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犬に鰹節(かつおぶし)を与えても大丈夫なのかな?と気になる飼い主の方は多いのではないでしょうか。鰹節は身近にある食べ物で栄養価も高く、人間にとってはとても良い食べ物です。しかし犬にとってはどうなのか気になりますよね。今回の記事では、鰹節を与えることのメリットとデメリット、与え方を紹介します。犬に鰹節を与える時の参考にしてみてくださいね。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に鰹節を与えてもOK!

ザルに入った鰹節

犬にとって鰹節は安心して与えられる食材の一つです。

今のようにドッグフードがなかった時代は、人間が食べた残り物を犬に与えていました。味噌汁や煮物を調理する際に使う出汁には鰹節が使われていたため、犬はずっと昔から鰹節の成分を口にしていたということになります。

このような背景から見ても、犬に鰹節を与えることが、特に大きな問題はないと考えられます。ただし、与えすぎは避けてください。

犬に鰹節を与えるメリット

食事中の犬

犬に必要な栄養成分が取れる

犬に鰹節を与えるメリットとしては、体を健康に保つために必要な栄養成分を負担なく摂取することができるという点があげられます。

鰹節には、主に以下のような栄養成分が含まれています。

  • タンパク質
  • ミネラル
  • カルシウム
  • 鉄分
  • ビタミンA、B群

鰹節の中に含まれる成分の中で注目したいのがミネラルやタンパク質です。ミネラルの中でもカリウムが多く含まれています。タンパク質は、犬の筋肉・血液・皮膚や被毛などを作るもととなります。

また、鰹節は脂肪分が少ないので、与えすぎなければ太る心配もありません。しかし、鰹節さえ与えていれば万全というわけではなく、犬の健康を保つためにはドッグフードに含まれる栄養成分が必要となります。

普段食べているドッグフードにトッピングとして適量をまぜて与えたり、おやつの代わりに与えたりするような感覚で鰹節を取り入れてみてください。

食いつきが良くなる

鰹節は犬の食生活にバリエーションをつけることができる便利な食材です。犬も人間と一緒で、毎日同じ物ばかり食べていると飽きてしまい、食欲が落ちてしまうことがあります。

犬は味覚よりも嗅覚が優れており、鰹節は香りが良いので喜んで食べる犬が多いようです。鰹節を与えることは、犬の食欲回復に期待ができると言えます。

犬に鰹節を与えるデメリット

見上げている犬

鰹節の与えすぎによって出る可能性がある症状

鰹節の中には犬に与えすぎると良くない成分も含まれています。鰹節に限らず初めて与える食材は何でもそうですが、最初からいきなり大量に与えるのではなく、様子を見ながらごく少量ずつ与えるようにしましょう。

アレルギー

犬に鰹節を与える時に一番気をつけたいのがアレルギーです。みなさんご存知の通り、鰹節は魚を乾燥させて作られたものです。魚はアレルギーを起こしにくい食べ物ではありますが、100%ないとは言い切れません。

下痢や嘔吐の症状が出たり、発疹が出て体を痒がったりするようであれば与えるのを中断してください。

下痢

アレルギーではなくても、鰹節を食べすぎたり、体に合わなかったりした場合、下痢の症状が出ることがあるので注意が必要です。下痢は犬が示しやすい体調不良のサインです。必ず犬の様子や体調面をしっかりと見ながら与えるようにしてください。

尿管結石

鰹節にはリンとマグネシウムが含まれています。心臓や腎臓に問題がある犬には控えた方が良い成分ですが、問題がない犬でもこの2つの成分を過剰摂取すると尿道結石の症状が出る恐れがあるので注意が必要です。

とは言え、大量に与えすぎなければ特に問題はないので、神経質になりすぎずに上手に鰹節を取り入れてみてくださいね。

ドッグフードを食べなくなってしまう

犬に鰹節を与えることのデメリットで、気になるのは食性の変化です。

鰹節を与えているうちに食べ物の好みが今までと変わってしまって、ドッグフードを食べなくなってしまったなんてことは避けたいですよね。

すべての犬の食性が変わるというわけではありませんが、そのような可能性があるということを頭に入れておく必要があります。

犬に鰹節を与える時の量や与え方

鷲づかみの鰹節

犬に鰹節を与える時はごく少量ずつ与えるようにしてください。

鰹節は必ず与えなければいけない食材ではないということを忘れずに、犬に食べることを楽しんでもらうためのプラスアルファの食材として捉えてもらえれば、自ずと与える量の目安が見えてくると思います。

犬に鰹節を与える時の分量

鰹節の分量に正解はありませんが、与えすぎはよくありません。ドッグフードだけでも栄養は十分にまかなえます。そのことを踏まえた上で、1日1回ひとつまみ2g程度の量を与えると良いでしょう。

犬への鰹節の与え方

おやつをもらって犬

鰹節をそのまま与える

鰹節をそのままドッグフードの上にふりかけて与えるといういのが一番オーソドックスな与え方のようです。

しかし、ふりかけたまま犬にあげたら、美味しい鰹節の部分だけを先に食べてしまったという経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

犬に鰹節を与える時は、ドッグフードにまんべんなく混ぜて与えることをおすすめします。

鰹節の出汁を与える

鰹節からとった出汁をドッグフードに混ぜてあげるという方法もあるようです。

出汁と聞くと、栄養や塩分が凝縮されているため犬にあげても良いのか気になる方もいらっしゃると思いますが、あげすぎなければこちらもOKです。

固形のドッグフードに鰹節からとった出汁を入れて柔らかくしてあげることで、香りも良くなり食べやすくなるので、食欲がない時などに試してみると良いかもしれません。

また、愛情いっぱいの手作りごはんに少し出汁を加えるだけで、犬の食いつきが違ってきます。その他にも、ドッグフードに出汁パックを入れておいて、鰹節の香りを移すだけでもいつもより喜んでドッグフードを食べてくれることもあるようです。

鰹節のだしがらを与える

塩分が気になる飼い主さんは鰹節のだしがらを与えてみてはいかがでしょうか。

鰹節は海から取れた食材なので塩分を含んでいます。鰹節を一度湯通しして乾燥させることで塩気が落ち、飼い主さんも安心して犬に鰹節を与えることができます。

鰹節に含まれている塩分量は100g当たり0.3gです。塩分量はそれほど多くないのですが、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれていますので尿路結石などが心配な方は多く上げないことを守りましょう。

また、今は犬用の鰹節も多く販売されているので、人と同じものを与えても大丈夫なのか不安を感じる方は犬専用商品を取り入れてみるのも良いかもしれません。飼い主さんが納得できる安心・安全なものを上手に選ぶことが大切です。

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まとめ

鰹節と削り節

鰹節にはミネラルやタンパク質などが豊富に含まれており、与える量にさえ注意すれば犬の健康促進に役立つ食材です。また、鰹節は香りがとても良く、人間だけではなく犬の食欲も促進してくれます。

しかし、鰹節の成分の中には犬にとって多く摂取しない方が良いものもあるので、デメリットについてもしっかりと知っておく必要があります。鰹節を上手に食生活に取り入れることで、犬の食生活がより豊かになり、健康が促進されると良いですね。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 SUSU

    朝はドッグフード、夜は手作りご飯を与えています。
    我が家もかつおぶしはよく使います。小分けにパックされているものを使っており、開封後は冷蔵庫保存で2ヶ月程度で使いきるといった目安です。記事にもあるようにかつおぶしにはナトリウムという成分=塩分が含まれています。犬に塩分は良くない!と目くじらをたてる方も多いのですが、ドッグフードにも塩分は含まれています。商品の裏面に記載されている原材料を確認すると「海塩」など分かりやすく記載があるものもあります。犬にも塩分は必要ということです。
    手作りご飯を与えていると、塩分を入れ忘れてしまうことはよくあります。塩分の入れ忘れに注意するようにと注意書がある本もあるくらいです。ただ、塩分といても塩を入れるということではなく、なるべく自然由来のものから適量を摂取出来るように材料を考えています。そんなときにかつおぶしは保存が出来て量も簡単に調整が可能であり、風味も良いため大変便利な食材の1つであり、我が家では常備してあります。
    ワンコは食感と匂いで食事をすると言われています。そのため、ご飯への風味付けは食欲を増すための重要なアイテムとなります。
    我が家ではかつおぶしの他に、いわしの削り節、粉チーズ、天然麹味噌なども使っています。その他、数滴のお醤油、梅干しを入れることもあります。どれも手作り食の基礎BOOKなどで推奨されている食材です。
    どの食材も塩分は含まれていますが、少量であれば問題がなく、発酵食品などは身体にも良いため特にお薦めです。毎日同じ食材を使い続けるのでなく、様々な物からいろいろな栄養素を取れるようにローテーションを組んで使うようにしています。
    記事にもあるように、腎臓や心臓などに疾患を持つワンコの場合には獣医さんと相談しながら塩分量を決める必要がありますが、健康なワンコであれば、ひとつまみ程度から始めてみると良いのかなと思います。自分が食べてみてほとんど塩気を感じない程度が適量と言われています。
    ただ、もし過剰に塩分を摂取してしまった日があったとしても、水分が多い食事をとればおしっことして排出されるためそこまで心配されることはないのかなと思います。
    ドッグフード以外の食材を与えていたり、かつおぶしや煮干しなど、塩分があるとされる食材を与えるということに関しては特に反対意見が多いのが現実のようですね。獣医さんの中にも、総合栄養食なのに素人が余計なことをしない方が良いという方もおられれば、食材から栄養をとることも大事、ワンコの満足感も大切だという先生もいらっしゃいます。
    ライターさんが言うように、最終的には飼い主さんの判断によるのかなと思います。ワンコそれぞれの体質もあり一概には言えないのも事実です。ただ、巷で言われている食べさせてはいけない食べ物はなぜいけないのか?その食材のどの成分がいけないとされているのか?といった理由も勉強した上で、決めていくことが大切なことなのではと考えています。
  • 投稿者

    20代 女性 ウェルチ

    わんちゃんのおやつのトッピングにもかつおぶしが売られているのを見たことがあります。
    レトルトフードにも使われていたり、手作りごはんにもかつおぶしから取っただしを使ったりと万能な食材だと思っています。
    わんちゃん用でなくとも、無添加のかつおぶしなら人用に売られているものでも大丈夫なので、私はだしやかつおぶしをあげる際は人用のものを使っています。
    そんなに頻繁にかつおぶしを使ったものをあげることはないのですが、水分を取ってほしい時やフードにスープやだしをかけてあげて食べやすくする際に、ヤギミルクや鶏肉などでだしをとったチキンスープをあげる事が多いのですが毎回だと偏ったり、味気ない気がするのでローテーションでかつおぶしから取っただしをあげています。

    かつおぶしのだしは風味が良いので食いつきも良くなりますし、シニアのわんこにはカリカリやウェットフードにはスープなどをかけてあげると食べやすくなるみたいです。
    小型のもう一匹のわんこも、かつおぶしのだしをかけると水分補給にもなりますし何より食事がさらに楽しみになるのか、毎回待ちきれない様子で待っています。

    病気の有無や合う合わないなどありますが、量さえ気を付ければ与えても良い食材なので、わたしはあげています。
  • 投稿者

    女性 もふころ

    海のものはミネラル豊富なものが多いですが、やはり塩分が心配ですね。
    ですが、海のものでしか取れない栄養素もあるので、難しいところです。かつおぶしはたくさん与えるものではないので、愛犬が好むようなら少量からチャレンジしてみてもいいかもしれないなと思います。
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