なぜ、急に吠えるようになってしまったの?
ずっと大人しく過ごしてきた愛犬が急に吠えるようになってしまったら、どう対処したら良いのかわからないですよね。
原因がわからないままでは、病気なんじゃないか!?と不安な日々を過ごすことになってしまうかもしれません。
なぜ、急に吠えるようになってしまったのか、考えられる原因をいくつかご紹介します。
吠える原因は犬それぞれにありますし、愛犬とじっくり向き合って、コミュニケーションをとりながら原因を探り、解決していきましょう。
急に吠えるようになってしまった原因 その①「社会化不足」
子犬の頃は大人しかったのに、成犬になってから急に吠えるようになってしまった、という場合に当てはまる可能性が高い原因です。
生後3週から16週までの間は子犬が最も好奇心旺盛な時期です。
何にでも興味を持ち、危険なことにも向かっていってしまうため、なかなか目を離すこともできませんが、この時期にいろんな経験をたくさんさせてあげることで社会化を身に付けることができます。
また、最も重要なことは、母犬や兄弟姉妹たちと一緒に過ごし、母犬から社会化を学ぶことです。
適切な時期に多くの刺激を受けることで、問題行動の少ない犬へと成長します。
社会不足の犬が吠えるようになってしまうのはなぜか
怖いもの知らずで何にでも興味を持つことができた子犬ですが、生後16週を過ぎた頃から警戒心が強くなります。
そのときまでに多くの刺激を受けずに過ごしてきた犬は、これまでに見たことのないものや聞いたことのない音、他の人や犬に対して警戒心や恐怖心を抱くようになり、吠えるようになってしまうことがあります。
社会化を学ぶことは成犬になってからも可能です。
私の愛犬も成犬になってから社会化を学び、5年が経った今もまだまだ十分とは言えません。
根気と時間が必要ですが、愛犬に社会化不足を少しでも感じることがあれば、いろんな場所へ積極的に出かけ、多くの人や犬と触れ合い、楽しい経験をたくさんさせてあげてください。
急に吠えるようになってしまった原因 その②「反抗期」
これは私もとても大変でした。
一代目と二代目の愛犬には反抗期がなかったので、まさか犬にも反抗期があるとは思わず、三代目の愛犬が反抗期を迎えたとき、なぜこうなってしまったのかと悩みました。
反抗期を迎えると、飼い主の指示を無視するようになったり、わがままを聞いてもらえるまで吠え続けたり、物を噛んで破壊することもありました。
反抗期の犬に対してどのような対処をしたらよいのか
急に吠えるようになってしまった原因が反抗期を迎えたことである場合、どんなに愛犬が吠え続けたとしても、その要求に応えてはいけません。
飼い主はリーダーであり、どんなときも堂々とした強いリーダーでなければなりません。
反抗期のしつけはとくに大変ですが、毅然とした態度で接することができれば、楽しく乗り越えることができますし、反抗期を終えた後はとても穏やかに過ごすことができます。
反抗期に甘やかしてしまうと、反抗期を終えてもわがままで、要求が通らない度に吠える犬になってしまうので注意しましょう。
急に吠えるようになってしまった原因 その③「トラウマ」
これは、私の愛犬も抱えていました。
過去のつらい経験がトラウマになり、急に吠えるようになってしまうことがあります。
トラウマを完全に解決してあげることはとても難しいですが、そのトラウマを避けながら過ごすことはできます。
私の愛犬の場合、捨てられて放浪していたときに、“こっちへ来るな!”と、周りの人から石を投げつけられたり追いかけまわされたりしていたことがトラウマになっていました。
お散歩中に人とすれ違うだけで吠えて威嚇し、飛びかかる勢いでした。
今は問題なく人とすれ違うことができますが、話しかけられると唸り、触ろうと手を出されると吠えます。
トラウマを抱えた犬に対してどのような対処をしたらよいのか
心の傷の原因となったものが何であるかを考え、そのことを避けてあげることで対処するのが良いです。
お散歩中に大型犬に襲われ、犬がトラウマになってしまう犬もいます。
子供に追いかけられ、子供がトラウマになってしまう犬もいます。
飼い主さんに怒鳴られたり叩かれたりし、その恐怖から、飼い主さんがトラウマになってしまう犬もいます。
犬のトラウマの原因になってしまうことは日常生活にも多く存在しているので、心の傷となってしまわないよう対処してあげましょう。
急に吠えるようになってしまった原因 その④「認知症」
犬の寿命は10年だと言われていた時代もあったようですが、現在の犬の寿命は15年から20年ほどです。
長生きをすれば病気にもなりますし、高齢によって認知症を患い犬も多くいます。
認知症の症状のひとつに「無駄吠え」がありますが、どんなに対処しても鳴きやまないことがほとんどです。
鳴き続ける犬に対してどのような対処をしたらよいのか
うちの老犬たちの場合、
- 寂しくて鳴く
- 不安で鳴く
- 立ち上がりたくて鳴く
- 歩き回りたくて鳴く
- 寝返りしたくて鳴く
- お散歩に行きたくて鳴く
寝たきりになってからは、とくにこのようなことが多かったです。
視覚や聴覚や嗅覚が衰え、飼い主さんの姿を感じることができず、不安で鳴き続けてしまうことがあります。
どんなにカラダを撫でてあげても話しかけてあげても鳴き続けます。
周りから「飼い主に虐待されているのではないか」と思われていないかと私も不安でした。
自身で上手く対処できないときは、獣医さんに相談しましょう。
睡眠薬や精神安定剤などで解決することを提案されることもあります。
まとめ
愛犬が急に吠えるようになってしまうとショックですよね。
心配で不安で、どのように対処したら良いのかわからずに悩んでしまうと思います。
同じ経験をされている方とSNSで繋がることができる良い時代ですし、信頼できる獣医さんに相談してみると、意外と簡単にスッキリ解決できることもあります。
まずは、急に吠えるようになってしまった原因を知るため、愛犬とじっくり向き合ってみましょう。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
40代 女性 雅
ここ数日、急に吠えまくるようになり困っています。。尋常じゃない。。車内からも散歩中の子をみつけては外に向かって吠えまくるのです。。病院で検査しても体調悪いところはありませんし。。
突然性格が変わるのでしょうか…先代犬ではこんな経験なかったので。。