犬の皮膚用サプリメント|おすすめの選び方
犬の皮膚用サプリメントを選ぶ際は、安全性が高く、愛犬が摂取しやすいものを選ぶことが大切です。
犬用サプリメントの中にも、犬の健康に悪影響を与える可能性のある人工添加物が含まれているものもあります。原材料や成分を確認して、なるべく無添加にこだわったサプリメントをおすすめします。
また、目的に合ったサプリメントを選ぶ必要があるので、皮膚の悩みを改善する効果のある成分が含まれているかもチェックしてください。
サプリメントの形状も重要です。愛犬の状態や好みによっては、食べにくかったり味やニオイが合わなかったりして、全く摂取してくれないこともあります。いろいろ試してみて、愛犬が続けやすい形状を見つけましょう。
ここでは、愛犬に安心して与えられるように、皮膚サプリメントの選び方について詳しく解説します。
犬の皮膚サプリメント|おすすめの選び方②無添加
犬の皮膚サプリメントを選ぶ際は、添加物の有無を確認することが大切です。
合成添加物は、犬の体質によってはアレルギー反応を起こしたり、継続して摂取することで胃腸に負担をかけたり、涙やけを発症したりする可能性があります。
皮膚の改善のためにサプリメントを使用する場合は、ある程度継続して必要があります。そのため、保存料、着色料、甘味料、発色剤、増粘安定剤など、注意すべき添加物を一切使用しない、無添加のものだと安心して与えられます。
しかし、サプリメントの形状によっては、犬が食べやすく、飼い主さんが扱いやすいように、添加物が必要になる場合があります。安全性を重視してサプリメントを選ぶ際は、他の形状を選ぶことをおすすめします。
ただし、無添加にこだわっても、犬が食べてくれなかったら意味がありません。その場合は、添加物でも天然由来の添加物を使って、食べやすさを工夫しているサプリメントを選ぶと良いでしょう。
犬の皮膚サプリメント|おすすめの選び方②成分
犬用の皮膚サプリメントを選ぶ上で重要なのは、皮膚のケアに必要な成分が含まれているかチェックすることです。
皮膚ケアに効果的な成分は、セラミドやDHAです。
セラミドは、細胞間のうるおいを保ち、外部刺激から皮膚を保護するバリア機能があります。また、魚油に多く含まれているDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸には、抗炎症作用があり皮膚の状態を改善します。被毛の状態を良くする効果もあるので、サラサラでフワフワな被毛になります。
その他にも、犬の皮膚ケアに効果的な成分は、タンパク質、ビタミンA、ビタミンE、乳酸菌、亜鉛などです。これらの成分が含まれるサプリメントをおすすめします。
中でも、腸内環境を改善する効果のある乳酸菌は、アレルギー体質の犬に有効だと考えられています。
犬の皮膚サプリメント|おすすめの選び方②アレルギーの有無をチェック
アレルギーを持っている犬は、皮膚サプリメントを購入する際に、そのサプリメントにアレルゲン物質が含まれていないか確認しましょう。
アレルゲンとして注意してほしいのは、動物性タンパク質、穀物、乳製品などです。また、着色料や香料などの人工添加物も、アレルギーを引き起こす可能性があります。
アレルギーを発症すると、皮膚の強いかゆみや赤みなどの皮膚症状や、おう吐や下痢などの消化器症状が見られます。
愛犬のアレルギーを知っておきたい場合は、かかりつけの動物病院に相談して、検査を受けると良いでしょう。アレルゲンがわかれば、それが含まれていないサプリメントを選ぶことで、アレルギーを予防することができます。
また、サプリメントを摂取した後、体調を崩した場合は、すぐに動物病院へ連れていくことをおすすめします。
犬の皮膚サプリメント|おすすめの選び方②品質
犬の皮膚サプリメントを安全に与えるためには、品質までしっかりとチェックしましょう。
医薬品の場合は、国が定めた条件に基づき、安全性や有効性が保証されています。しかし、サプリメントは医薬品ではないので、成分や安全性に関する試験を実施しなくても販売ができてしまいます。
基準がしっかりと定まっていないため、効果や品質は商品によってまちまちです。成分表や原産国、製造会社の情報などをよく調べて、飼い主さんが見極めることが大切です。
品質を確認するポイントとしては、「国産」「人工添加物不使用」「天然由来成分使用」「獣医師や病院推奨」などです。これらに着目して選ぶことで、愛犬に安心して与えることができる、質の高いサプリメントを見極めることができます。
犬の皮膚サプリメント|おすすめの選び方②形状をチェック
犬の皮膚サプリメントは、商品によって形状が異なります。サプリメントは継続して使用することになるので、愛犬がストレスを与えることなく、喜んで食べてくれる形状を選ぶことが大切です。それでは、それぞれの形状の特徴やおすすめの犬を紹介します。
〈錠剤タイプ〉
粉状のサプリメントが苦手な犬におすすめです。計量の手間を省きたいという飼い主さんも扱いやすいというメリットがあります。ただし、歯が弱い犬や飲み込む力が落ちた老犬には、あまり向いていません。
〈液状タイプ〉
食が細くなった犬や噛む力が弱い犬も摂取しやすく、フードや水に混ぜて与えるのもおすすめです。ただし、味やニオイに敏感な犬は、食べてくれないこともあります。
〈粉末タイプ〉
錠剤タイプが食べにくい犬におすすめです。フードにかけて与えられて便利ですが、味の変化に敏感な犬は食べてくれないこともあります。
〈カプセルタイプ〉
粉末タイプのサプリメントが苦手な犬におすすめです。ただし、体の小さい犬や飲み込む力が弱くなった犬には向いていません。
犬の皮膚用サプリメントおすすめ5選|獣医師がおすすめするものも!
犬の皮膚サプリメントの選び方で解説した内容を踏まえ、おすすめの商品を5つ取り上げて紹介します。
愛犬が継続して摂取しやすく、飼い主さんにとっても扱いやすい商品が見つかると思います。愛犬が快適で健やかな生活を送れるように、皮膚の悩みやストレスを取り除いてあげましょう。
毎日美肌
「毎日美肌」は、愛犬の皮膚や毛艶の健康維持におすすめの獣医推奨の皮膚サプリメントです。
PS-B1(乳酸菌生産物質)やローヤルゼリーなど、8種類の成分を厳選して配合し、「皮膚のかゆみや赤みがある」「後ろ足でよく体をかいている」「毛艶が悪い」「毛がよく抜ける」などの悩みを改善します。
愛犬に安心して与えられるように、原材料だけでなく、主成分の成分配合量もしっかりと表示しています。また、着色料や香料、保存料、化学調味料などの人工添加物を使用せず、人間用サプリメントと同じ、GMP認定の国内工場での徹底した品質管理のもとで生産されています。
生後6ヵ月後から与えることができ、チキン味の錠剤タイプなので、おやつ感覚でおいしく摂取することができます。
アンチノール
「アンチノール」は、皮膚や被毛だけでなく、関節、心血管、腎臓、神経・認知機能など、犬の全身の健康維持に役立つサプリメントです。
主原料のモエギイガイはオメガ3脂肪酸を豊富に含み、皮膚への効果としては、アトピー性皮膚炎など慢性皮膚炎の改善に効果的です。
100%ナチュラルで、犬に不要な添加物は一切使用していないため、副作用の心配もありません。また、全国の多くの動物病院が推奨しているので、安全性と効果の高いサプリメントを探している飼い主さんにおすすめです。
ただし、アンチノールの主成分は脂肪なので、脂肪を控える必要のある犬は、使用する前にかかりつけの獣医師に相談しましょう。
形状はソフトカプセルタイプで、大きさは小粒のドッグフードと同じくらいなので、小型犬でも無理なく食べられます。もし、カプセルのままでは食べにくそうな場合は、カプセルにつまようじで穴を開けて、中身を出して与えてみてください。また、水やぬるま湯でふやかして与えても良いです。
SOPHIA 犬猫用健康補助食品 フローラケア
「SOPHIA 犬猫用健康補助食品 フローラケア」は、乳酸菌が作り出した物質(乳酸菌産生物質)と16種類の乳酸菌の菌体成分(死菌体)を配合したサプリメントです。
乳酸菌産生物質は、胃酸や胆汁などから影響を受けることなく、腸壁から吸収され腸内フローラをしっかりとサポートします。また、乳酸菌そのものにも、腸に作用して免疫力を高めたりアレルギーを調整したりする働きがあるので、アレルギー性皮膚炎への効果が期待できます。
人間用のサプリメントを製造している会社で作られているので、安全性についても安心です。犬猫用のサプリメントは、人間用の腸内環境をサポートするサプリメントからレモン香料やクエン酸などの酸味をなくし、動物が食べやすいように作られています。
顆粒タイプのサプリメントで、そのまま与えても良いですが、ドッグフードにかけて与えるのもおすすめです。
バイオ ペットのサプリ 皮膚・毛並み
「バイオ ペットのサプリ 皮膚・毛並み」は、ヒアルロン酸とコエンザイムQ10を配合して、高い保水力で皮膚にうるおいを与え、毛並みの改善もサポートする犬猫用サプリメントです。
タブレットタイプでチキンエキスを配合し、愛犬の食べやすさを追求しています。価格は、販売しているショップによって異なりますが、1,000円以下で購入できる場合もあるので、コスパが良いのも魅力です。皮膚サプリメントを初めて使う方も、試しやすくておすすめです。
バイオ ペットのサプリは、生後4ヵ月未満の子犬は使用できないので、注意してください。
カユイの痒いの飛んで行け
「カユイの痒いの飛んで行け」は、犬猫用のアレルギーサプリメントです。粉末タイプなので、ドッグフードにかけてトッピングして与えられます。全年齢対応なのもうれしいポイントです。
材料は天然のものを使用し、着色料や香料などの添加物を一切使用していない無添加のサプリメントです。また、無農薬で放射能検査も行っているため、安全性が高く安心して愛犬に与えられます。
酵素やアガリクス、オスモチンなどの成分によって、アレルギー、体のかゆみ、湿しん、じん麻しん、食物アレルギー、皮膚炎などの悩みを改善します。また、天然の健康食で愛犬をサポートするので、「副作用が心配なステロイド薬を使いたくない」という飼い主さんにもおすすめです。
犬の皮膚用サプリメントのおすすめは?|効果的なビタミン、成分について
栄養バランスが偏っていると、皮膚の状態が悪くなることがあります。愛犬に与えている食事を見直して、栄養が偏っていたり不足したりしていないか確認しましょう。
例えば、安全性を求めて手作り食にこだわっていると、亜鉛が不足しやすくなります。長期間、亜鉛が足りない状態が続くと亜鉛欠乏症になり、脱毛やフケなどの皮膚症状を起こすことがあります。
また、太るイメージのある脂質も、皮膚や被毛の健康を保つために必要な栄養素です。さらに、ビタミンやミネラルも皮膚の健康に欠かせません。
このように、皮膚の健康を維持するためには、たくさんの栄養素を摂取する必要があるのです。
犬の皮膚用サプリメントにおすすめのビタミン
ビタミンA
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康状態を保つ役割があります。また、がんの予防効果があるとも言われています。
不足すると、新しい細胞を作ることができず、乾燥しやすくなり、細菌やウイルスが侵入して感染症のリスクが高まります。
レバーなどの動物性食品から摂取できますが、犬の場合、ニンジンやカボチャなどのβカロテンからビタミンAを変換することができます。
ビタミンAは、脂溶性ビタミンに分類されるため、過剰に摂取すると、体内に蓄積されて様々な健康被害につながる可能性があります。
一方、βカロテンは、必要な分だけ体内でビタミンAに変換されるので、ビタミンAの過剰症の心配はありません。犬用のサプリメントを選ぶ際も、βカロテンが配合されているものがおすすめです。
ビタミンB6
ビタミンB6は、タンパク質の分解や合成を助け、皮膚や粘膜の健康を維持する役割があります。また、免疫機能を正常な状態に保ち、アレルギー症状を緩和する効果もあると言われています。
ビタミンB6が不足すると、皮膚炎や脱毛など、皮膚や被毛にトラブルが起きることがあります。タンパク質の分解と合成が妨げられるため、力が弱まったり筋肉量が低下したりする可能性もあります。血液にもタンパク質が必要なので、ビタミンB6が足りないと、貧血につながります。
不足しないように、犬用サプリメントでビタミンB6を摂取しましょう。また、ビタミンB6は単体で摂取するよりも、総合的に栄養を摂取できるサプリメントで、ビタミンB6を配合しているものを選ぶことをおすすめします。
ビタミンC
ビタミンCの働きとして、代表的なのは、体内のコラーゲンの生成です。コラーゲンは、丈夫な皮膚、筋肉、骨、歯などをつくる効果があります。
コラーゲンが減ると、骨や歯がもろくなり、なめらかでしなやかな皮膚や筋肉が失われてしまいます。
また、ビタミンCの働きには、抗酸化作用もあるため、体内の免疫力を上げる役割もあります。白血球の機能を強化するので、病気や感染症の予防につながります。皮膚炎もウイルスの抵抗力に関係しているため、効果があると言えます。
愛犬がビタミンC不足にならないように、サプリメントで補ってあげましょう。
ビタミンE
ビタミンEは、脂溶性で脂質に溶けるので、体内の細胞膜に入り込むことができ、活性酸素から細胞膜を守る効果があります。
活性酸素が過剰に発生すると、正常な細胞がダメージを受け、皮膚や血管、心臓など体中が酸化してしまいます。
抗酸化作用のあるビタミンEを補給することで、活性酸素はビタミンEに吸着し、細胞や血管を酸化させることなく、健康な状態を維持することができます。また、皮膚の状態を改善するのにも役立ちます。
愛犬がいつまでも元気でいてほしいと願う飼い主さんは、サプリメントでビタミンEを取り入れることをおすすめします。
犬の皮膚用サプリメントにおすすめの成分
セラミド
セラミドは、外部刺激から皮膚を守る役割があり、アトピー性皮膚炎に対する効果があることわかっています。
アトピー性皮膚炎の犬は、皮膚表面の角質層に含まれるセラミドが不足しており、皮膚のバリア機能の低下やアレルギー発症につながっていると考えられています。
アトピー性皮膚炎になると、初期には、目や口の周辺が赤くなったり、体をかいて薄毛になったりします。進行すると、皮膚が厚くなってガサガサになり、毛が抜けたり腫れたりすることもあります。
そのため、セラミドの不足によるアトピー性皮膚炎においては、セラミド配合のサプリメントをおすすめします。
DHA・EPA
DHAとEPAはオメガ3脂肪酸と呼ばれ、魚に含まれる脂質成分で、犬の皮膚を健康に保つ役割があることがわかっています。
オメガ3脂肪酸には、炎症を抑える効果があると言われています。そのため、DHAやEPAを摂取することで、アレルギー疾患であるアトピー性皮膚炎の症状を緩和する効果があると考えられています。
DHAとEPAは、脳を活性化させて情報伝達をスムーズにする作用もあるので、子犬から老犬まで幅広く摂取したい成分です。
ただ、魚以外ではDHAやEPAを多く含む食材があまりなく、摂取しにくい栄養素です。そのため、サプリメントからDHAとEPAを補給することをおすすめします。
プラセンタ
プラセンタの効能のひとつに、皮膚疾患の改善があります。皮膚のかゆみや赤みを改善し、アトピー性皮膚炎を和らげるだけでなく、術後の傷の治りが早くなる効果もあります。
アトピー性皮膚炎の犬は、皮膚の保湿成分が減り、皮膚が全体的にカサカサとした乾燥状態になります。そのため、皮膚表面のバリア機能が低下して、アレルゲンが侵入しやすくなり、皮膚炎を引き起こしてしまいます。
プラセンタは抗炎症作用があるので、皮膚の炎症を抑え、かゆみや赤みを軽減する効果が期待できます。また、アレルギーに関与しているIgE抗体の産生を抑制する作用により、アレルギー反応を抑える役割もあります。
愛犬の皮膚トラブルで悩んでいる飼い主さんは、プラセンタ配合のサプリメントを取り入れることをおすすめします。
亜鉛
犬の皮膚の健康を守るために、亜鉛も重要な役割をします。
総合栄養食のドッグフードにも亜鉛は配合されていますが、他の原材料との兼ね合いで亜鉛の吸収が阻害されることがあるため、必要量を摂取できていない可能性もあります。特に、手作り食の場合は、亜鉛が不足しやすいです。
亜鉛不足になると、皮膚の新陳代謝と抗体生産に影響を与え、皮膚のトラブル、脱毛、爪の変化、免疫力の低下、生殖機能の低下など、皮膚だけでなく、様々な健康上の問題が起きます。
犬は、亜鉛の要求量が人間よりも多いため、亜鉛を食材から摂取しながら栄養バランスを保つのはなかなか難しいです。効果的に摂取するには、亜鉛を配合したサプリメントで補給すると良いです。
犬の皮膚用サプリメントはどんな皮膚炎におすすめなの?
犬の病気で最も多いのが皮膚病です。命に関わる病気ではありませんが、一度かかると慢性化しやすく、つらい症状が続きます。
皮膚病の症状で多いのが、かゆみです。かゆいという不快感だけでなく、かくことで炎症を起こし、症状を悪化させてしまうため、できるだけ早く適切な対応をする必要があります。
〈サプリメントの活用〉
犬の皮膚病の症状を改善するには、皮膚のバリア機能を保つ効果のある成分を配合したサプリメントが役立ちます。市販のドッグフードは、高温調理されているもの多いため、必要な栄養素が壊れてしまいがちです。そのため、皮膚の健康維持に効果的なサプリメントで補うことをおすすめします。
また、動物病院では、皮膚病薬と併用してサプリメントを取り入れることもあり、薬の量や投与の頻度を減らせるといった治療補助効果も期待できます。
〈アトピー性皮膚炎とサプリメントの役割〉
アトピー性皮膚炎の治療にもサプリメントが使用されることがあります。アトピー性皮膚炎は、アレルギーによって皮膚の症状を起こすアレルギー性皮膚炎の1つで、かゆみ、赤み、湿しんなどの症状が見られ、これらの症状が良くなったり悪くなったりを繰り返します。
犬のアトピー性皮膚炎の治療には薬物療法が行われますが、それに加えて、食事の見直しやサプリメントによる栄養補給が勧められます。
ただし、アトピー性皮膚炎を改善させるためには、薬やサプリメントだけに頼らず、環境を改善してアレルゲンをできるだけ回避することも大切です。
犬の皮膚用サプリメントQ&A
犬の皮膚用サプリメントは薬と併用できる?
動物病院で処方されている薬を服用している場合、犬の皮膚用サプリメントを使用する際は、必ず主治医と相談することをおすすめします。
サプリメントは医薬品ではないため、薬と併用しても大丈夫と思っている人も多いでしょう。確かに、サプリメントは「食品」に分類されるため、ほとんどのものは薬と一緒に摂取しても体に影響を及ぼすことはありません。
しかし、サプリメントに含まれる成分によっては、薬の効果を弱めたり、効きすぎたりしてしまう可能性があります。飲み合わせによっては副作用を起こすこともあるので、併用を考えている場合は、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
また、皮膚サプリメントを愛犬に与えていて、動物で薬を処方された場合も、サプリメントを使用していることを必ず伝えましょう。
犬の皮膚用サプリメントを与えるときに気をつけることは?
犬に皮膚用サプリメントを与える際は、商品のパッケージや説明書などを見て、原材料にアレルゲンが配合されていないか確認しましょう。
サプリメントを与える量も、パッケージや説明書に記載されているので、愛犬の体重に合った目安量を確認して与えることが大切です。
サプリメントの中は、「症状によっては少し多めの量を与えてください」と記載されている場合がありますが、慣れないうちは少しずつ与えて、徐々に量を増やしてください。
多く与えたからといって効果が出やすくなるわけではありません。記載されている給与量はあくまでも目安であり、犬の体調や体質によって効果は異なります。
アレルゲンになりにくいとされる原材料でも、アレルギーを引き起こすこともあるので、愛犬の様子を見ながらベストな摂取量を見極めることをおすすめします。