犬の亜鉛サプリでおすすめの商品は?
目や関節、皮膚などへの効果を期待できる成分として知られているのが亜鉛です。亜鉛サプリには、粉末タイプや無添加など、いろいろな種類があります。
しかし多数のサプリが販売されているため、実際購入するにあたって、どれを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
特に人気の高い亜鉛のサプリから、5つについて分かりやすく紹介していきます。
- DHC 亜鉛
- サイペット
- アニビオ
- POCHI 亜鉛プラスチュアブル
- トーラス 粉末サプリメント 皮膚・毛艶
サプリによって、特徴・成分・価格・形状などにはそれぞれ違いがあります。形状が合わないのなら、別の種類で試してみると良いでしょう。
愛犬に合った亜鉛のサプリを探すためにも、ぜひそれぞれについてご確認ください。
DHC 亜鉛
商品名 | 犬用 国産 健康うるみ肌 |
成分 | 亜鉛・ビタミンC・コンドロイチン・ヒアルロン酸など |
価格 | 838円(税込/60粒) |
特徴 | 健康な皮膚の維持に特化しているのが、DHCの「犬用 国産 健康うるみ肌」です。おやつ感覚で与えられるよう、チキン&ポーク風味の味つけがされています。 |
国産で、着色料・香料・保存料・化学調味料などは不使用です。愛犬のデリケートな皮膚をサポートできるよう、保湿成分のコンドロイチンやヒアルロン酸なども配合されています。
すべての製品が国内生産で厳しい検査が行われているため、「なるべく品質にこだわりたい」と考える方でも安心です。価格がリーズナブルなので、初めて亜鉛のサプリメントを試してみる方にも適しています。
サイペット
商品名 | ミネルヴァ サイペット 犬猫用 亜鉛プラスソフトチューズ 60粒 |
成分 | 亜鉛(1粒あたり10ミリグラム)・ビタミン類・ミネラル類・アミノ酸類など |
価格 | 1,548円(税込) |
特徴 | 亜鉛の補給を目的としたサプリメントが、「亜鉛プラス ソフトチューズ60粒」です。亜鉛プラスは、いつもの食事のトッピングとして使えます。 |
1日あたりの給与量の目安は以下の通りです。
- 5キロ以下……1粒
- 5~10キロ……2粒
- 10~15キロ……3粒(※以上5キロごとに1粒追加)
亜鉛は不足するのもNGですが、与えすぎも良くありません。そのためサプリメントでの給与にあたっては、まず犬の体重をチェックしてみてください。
柔らかいお肉タイプになっているため、錠剤が苦手な犬でも食べやすいサプリメントです。
アルビオ
商品名 | ナチュラルハーベスト カントリーロード プラスアップ 80g |
成分 | キレート亜鉛・ルテイン・DHCなど |
価格 | 1,980円(税込) |
特徴 | アニビオのプラスアップは、エイジングケアに特化したオールインワンサプリメントです。グレインフリーで、成犬からシニア犬まで広く使えます。 |
- 活性酸素ケア
- お腹ケア
- 関節ケア
- 目のダメージケア
プラスアップは、上記4つのケアができるサプリメントです。人口着色料や人工香料などの気になる添加物は使用されていません。
プラスアップは80グラム1,980円(税込)と300グラム6,490円(税込)の2種類が販売されています。
給与の目安は、体重1キロなら0.8グラムで、体重10キロなら4. 5グラムです。パッケージの給与量を目安に、体重や便などの状態を見ながら調整を行いましょう。
POCHI 亜鉛プラスチュアブル
商品名 | POCHI 亜鉛プラスチュアブル 40粒 |
成分 | 亜鉛(1粒あたり10ミリグラム)・チアミン・リボフラビン・ビタミン類・葉酸など |
価格 | 2,530円(税込) |
特徴 | おもに亜鉛の補給を目的とした、チュアブル状のサプリメントです。健康的な皮膚や被毛・病後の健康維持などを目的として使えます。 |
柔らかなジャーキータイプであるため、小型犬やシニア犬に与えるサプリメントとしてもおすすめです。おやつやフードのトッピングとして、手軽に与えられます。
手作りフードを与えているのであれば、栄養バランスの調整として使うことも可能です。
給与は体重5キロあたり1粒を目安にしてください。
トーラス 粉末サプリメント 皮膚・毛艶
商品名 | トーラス 粉末サプリメント 皮膚・毛艶 |
成分 | グルコン酸亜鉛・ビタミンC・ビタミンB2・ビタミンB1・フィッシュコラーゲンなど |
価格 | 1,320円(税込/47グラム) |
特徴 | 皮膚や毛艶のサポートを目的としたサプリメントで、皮膚や被毛が敏感な愛犬向けです。ドライフードだけでは補給しにくい栄養素を手軽に摂取できます。 |
給与にあたっては、以下の量を目安としてください。
- 小型犬:スプーン1杯
- 中型犬:スプーン2杯
- 大型犬:スプーン3杯
粉末タイプであるため、1日1回ドライフードにトッピングして与えます。小型犬なら、1つで約3か月分です。体重ごとではないため、愛犬の体調や様子を見ながら給与量は調整を行いましょう。
犬も亜鉛が不足する?サプリで摂取する必要は?
犬も人間のように、亜鉛が不足してしまう可能性が考えられます。愛犬に亜鉛が不足しているのなら、サプリを使って摂取するのが手軽です。
しかし亜鉛が不足したときの症状や、不足する状況を知らないと対策は難しくなります。そこで適切な対策をするためにも、まず亜鉛が不足したときの症状や、不足しやすい状況などについて覚えておきましょう。
あらかじめ覚えておくと、愛犬に異変や病気があったときに役立ちます。早めに対策を取ると、症状が悪化するのを防げる可能性が高くなるでしょう。
また亜鉛をサプリで摂取する利点についても併せて紹介します。犬の健康状態をチェックするためにも、ぜひ犬が亜鉛不足になったときの状態についてチェックしてみてください。
犬が亜鉛不足になったときの症状は?
犬が亜鉛不足になったときの代表的な症状には、大きく分けると皮膚症状・全身症状の2つです。特に以下のような症状が出やすくなります。
- 目、口、耳、肉球などが赤くなる
- 肉球が硬くなっている
- かさぶたができる
- 毛が抜ける
- 被毛のツヤがなくなる
- フケが出やすい
- 味覚障害により食いつきが悪くなる
- 生殖機能が低下する
- 傷の治りが悪くなる
生殖機能が低下したとしても、外見からの判断が難しいでしょう。
しかし肉球が赤くなる・被毛にツヤがなくなる・毛が抜けるなどは、分かりやすい症状です。肉球が硬くなるのも、亜鉛不足の症状だと考えることができます。
換毛期以外でも抜け毛が多いのであれば、亜鉛不足が原因になっているかもしれません。愛犬に亜鉛不足と見られる症状が出たら、サプリメントなどを使った補給を検討してみましょう。
亜鉛が不足しやすい状況は?
亜鉛は十分に摂取していたとしても、腸からの吸収が不足する可能性があります。以下の状況だと、亜鉛が不足する可能性が高くなります。
- 薬やミネラルの影響による吸収や代謝の障害
- 遺伝的な問題
- 体内での亜鉛の需要の増加
- 病気
薬やミネラルによって亜鉛の吸収・代謝に障害が起きる可能性もあります。
遺伝的に亜鉛の不足を起こしやすいのが、シベリアン・ハスキーやアラスカン・マラミュートなどの犬種です。愛犬が亜鉛不足を起こしやすい犬種であれば、日ごろから被毛や肉球の状態を確認する習慣を付けましょう。
妊娠や授乳中の犬は、体内での亜鉛の需要量が増えてしまうため不足しがちになります。
また病気により亜鉛不足が起きてしまう可能性もありますので、サプリでの補給を考えてみてください。
犬の餌(ドッグフード)じゃ亜鉛は不足する?
ドッグフードにも成分の1つとして亜鉛が含まれています。しかし必要量・吸収量には個体差があるので、注意が必要です。
以下のような状況では、ドッグフードだけだと亜鉛が不足すると考えられます。
- ドッグフードによっては良質な亜鉛が少ない
- ノミダニの予防薬投与などにより体内で使われている亜鉛が多い
- 炭水化物の摂取量が多く身体が分解に亜鉛を使っている
与えるドッグフードによっては、工業用亜鉛が含まれており、吸収率が低くなります。薬の摂取により、体内で使われている亜鉛が多くなってしまう可能性もあるでしょう。
また炭水化物の分解に使われるのが亜鉛です。体内で使われる亜鉛の量が多いと、ドッグフードを食べていても亜鉛は不足するでしょう。
さらに手作りフードを与えていると、亜鉛の給与量を満たすのは難しくなります。
犬の栄養素「亜鉛」はサプリがおすすめ
犬の亜鉛不足を解消するのなら、サプリを活用してみるのがおすすめです。亜鉛をサプリで摂取するメリットとしては、摂取効率の良さが挙げられます。
サプリに使われているのは、質の良い亜鉛です。そのためドッグフードに使われている亜鉛よりも、高い効果が期待できるでしょう。
またサプリには、ビタミン類を始めとする亜鉛以外の栄養素も含まれています。被毛のツヤがない・肉球が硬い・食欲がないなどの症状が出ているのなら、特にサプリを使うのが効果的です。
食いつきが良くなるよう、犬が好む味つけをしてある亜鉛のサプリもあります。おやつやフードのトッピングに使えるサプリが多く販売されていますので、犬に亜鉛不足が考えられるなら与えてみましょう。
犬への亜鉛の必要量は?
犬の亜鉛の必要量は、人間よりも多めです。体重1キロあたりの目安は以下のようになっています。
- 人間……体重1キロあたり上限一日0.21ミリグラム
- 犬……体重1キロあたり上限一日1.1ミリグラム
サプリで与えるのでしたら、過剰摂取を避けるために給与の目安を必ず守りましょう。過剰摂取した場合には、以下のような症状が出る可能性があります。
- ミネラルの吸収阻害……鉄分の欠乏など
- 亜鉛中毒……吐き気など
亜鉛は摂り過ぎにならないよう、給与の目安だけでなく犬の様子をチェックしておくのも大切です。
亜鉛単体なら人間用のサプリを与えることもできます。ただし人間用のサプリを使うのなら、量を調整しなくてはなりません。そのため人間用ではなく、犬専用のサプリを与えるのがおすすめです。
犬への亜鉛の効果
犬の体内での亜鉛の働きには、さまざまなものがあります。そのなかでも代表的な効果として知られるのが、以下のような効果です。
- タンパク質の代謝が良くなる
- 健やかな成長や丈夫な身体づくりに役立つ
- 皮膚や粘膜を健やかに保つ
- 免疫力を高める
- 肝臓の保護作用がある
亜鉛はタンパク質の代謝や、DNAの合成などにも使われている成分です。そのため成長期の犬にとって、亜鉛は特に大切な成分だといえるでしょう。
また亜鉛は皮膚や粘膜を健やかに保つため、身体のフケやかゆみの予防に役立ちます。
体温維持にも使われているのが亜鉛の成分です。十分な量の亜鉛を摂取していると、体温を維持し、免疫力を高める効果にも期待できます。
肝臓が線維化するのを防ぐ役割を持つのが亜鉛です。特に慢性肝硬変・肝硬変などの犬は、肝臓の亜鉛濃度が低くなっています。
サプリを使って亜鉛を補給すると、体調維持に役立つでしょう。ただし犬の状態によっても変わってくるので、病気がある場合には、まず動物病院での相談を検討してみてください。
亜鉛が不足してしまうと、愛犬にさまざまな症状が出てしまうリスクがあります。愛犬の健康をサポートしたいなら、ぜひ亜鉛も取り入れてみてくださいね。