犬に刺身を安全に与える方法について

【獣医師監修】犬に刺身を安全に与える方法について

お気に入りに追加

現在はペット専用のドッグフードなどが主流ですが、手作り食などのドッグフード以外の食べ物を与える方も、増えてきています。そこで今回は、犬にとって刺身(生魚など)は食べても大丈夫なのか、調べてみました。犬に刺身を与えてよいものか、悩んだことがある方は必見です!

12421view

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬に刺身を与えても大丈夫!

まぐろの刺身

魚に多く含まれているEPAやDHAは、必須脂肪酸といって血中の中性脂肪やコレステロールを低下させる作用や、痴呆症にも効果があると言われています。タンパク質も高く、魚の種類によっては、血液をサラサラにしたり、ストレス緩和の作用があったりと、積極的に摂りたい栄養素がたくさんあります。

犬に刺身をあげる事自体は問題ない

生の肉や魚には酵素が豊富に含まれています。きちんと管理され、安全な状態でさばかれて調理された刺身ならば、犬に与えても問題ありません。しかし、与える上で気をつけたいこともありますので、注意が必要です。

犬に刺身を与える際の注意点

魚をくわえている犬

新鮮な物だけを与える

時間のたった刺身や生魚は、お腹を壊してしまう恐れがあります。新鮮な物でも与えすぎは注意です。

川魚は加熱してから与える

川魚にいる寄生虫が恐ろしい中毒を起こす場合があり、生のまま与えるのは避けた方が良いと言われています。川魚は加熱するのが良いでしょう。

魚の骨は取り除く

犬は食べ物をよく噛まずに飲み込んでしまう動物です。魚の骨は、犬の食道や内蔵に刺さりやすいので、骨は必ず取り除いてください。圧力鍋などで、とろとろに柔らかくなるまで加熱した骨は、与えることが出来ます。

ワサビや醤油などはつけない

わさびは刺激物になりますし、醤油なども犬にとっては塩分が高くて身体に良くありません。与える際は、食べやすく切ってから、何もつけずにそのまま与えてください。

青魚はアレルギーに注意

加熱した魚でも、青魚(サバ、アジ、イワシなど)には注意が必要です。身体には良いのですが、アレルギーを引き起こす可能性もある為、愛犬の様子を見ながら少しずつ与えてみてください。

黄色脂肪症(イエローファット)

青魚を摂取し過ぎる事で、青魚に含まれる「不飽和脂肪酸」が体内で酸化し、体内のビタミンEを破壊して生活習慣病のような状態になるという、報告もあります。

発熱や食欲不振、皮膚の下にしこりが出来るなど痛みを伴う病気で、一度なってしまうと、治るのに時間がかかります。元々は猫がかかりやすいと言われていますが、犬にも発症します。

イエローファットの原因、不飽和脂肪酸は青魚だけではなく、アーモンドやオリーブオイルなどにも含まれていますので、手作り食などをされる場合は、組み合わせや摂取量などに気をつけてください。

刺身が体に合わない子もいます

本来、犬は生魚の消化が得意ではないと言われています。お腹の弱い犬や、下痢や嘔吐などをしてしまう場合は、加熱して与えるようにしましょう。

寄生虫に注意

稀にお刺身などに寄生虫がついている場合があります。目視や細かく切ることで防げる場合もあります。

犬に刺身として与える際にオススメの魚

魚

手に入りやすく、身近なお魚のオススメは、

  • 鯵(アジ)
  • 鰯(イワシ)
  • 鰹(カツオ)
  • 鮪(マグロ)
  • 鱈(タラ)
  • 鰤(ブリ)
  • 鮭(サケ)

初めて犬に刺身を与える時などは、マグロやカツオなどの食べやすく切ったお刺身や、火を通してほぐした鮭などが与えやすいのでおすすめです。 塩鮭は塩分が多いので注意です!

鮭やマグロには抗酸化作用があり、アンチエイジングやガン抑制効果が期待されています。マグロ+長いもは血液をサラサラにする効果があるそうです。ドライフードに少々トッピングすることもオススメです。

アジやいわしには生活習慣病の予防効果があるとされています。アジをたたいて作るなめろうなどは、消化を助けてくれます。苦手な犬でなければ、シソや大葉を刻んで、なめろうに入れても良いです。

タラは脂肪分が少なく消化吸収しやすい為、幼犬やシニア犬、胃腸が弱っているときでも負担なく食べることができるので、おすすめです。

犬に刺身を与えることについてのまとめ

食卓の上の魚を狙っている犬

魚にはたくさんの栄養素があることが改めて分かりました。刺身(生魚)自体は犬が食べても問題ありませんが、消化の弱い犬や、摂取し過ぎる事により体調不良など起こしてしまう場合があるので、毎日たくさん与えるのではなく、定期的に適量を与えて、犬の健康に繋げていきたいですね。

我が家では、愛犬に刺身や生魚は与えたことがなく、いつも加熱していましたが、マグロやアジなどを細かく刻んでフードにトッピングするのも良さそうだなぁと思いました。

飼い主さんの自己判断になりますが、不安な場合は無理に刺身(生魚)を与えず、加熱したものをあげてくださいね。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 女性 ゆき

    うちのわんこにもご馳走を!と思って今したが、人間のご馳走って危ない物が多いですよね。
    でも刺身は大丈夫なんですね。青魚が危ないみたいなのでマグロあたりが無難でしょうか?アレルギーは怖いので、一度獣医さんに相談して与えてみたいと思います。これからお正月シーズンなので、一緒にごはんを楽しもうと思います♪
  • 投稿者

    40代 女性 SUSU

    我が家では朝はドッグフード、夜は手作りご飯にしています。手作りのご飯をあげていると話すと、犬に生の物をあげることはある?と聞かれることが度々あります。
    生野菜や生肉、お刺身が挙げられると思いますが、基本的には新鮮な物であれば食材によってはOKだと思います。野菜やお肉も生で食べても問題のないものと必ず加熱しなければいけないもの、そもそも犬に与えてはいけないものがありますが、お刺身についても同じことが言えると思います。
    生の食材には酵素が豊富に含まれており、これは火を通すと減少してしまうため生の食材を取り入れるメリットはあります。
    ただ、人間でも同じことが言えると思いますが、体調によっては生の食材は消化に負担がかかってしまうため、飼い主さんがワンコの状態を見てあげる日を判断された方が良いのかなと思います。人間でも何だか体調が良くない日、お腹を壊している日など生の物を食べたくない日があると思いますが、ワンコも同じだと思うのです。
    犬に与えてはいけない魚介類として挙げられるのはエビ、蟹などの甲殻類、イカ、タコなどの頭足類、そして貝類と言われています。
    エビはアミエビの小さい海老であれば栄養価も高く少量の摂取は問題がないとされています。我が家も無着色干し桜えびなどを手作りご飯に入れることはありますが、お刺身やその他、ブラックタイガーのような大きめの海老を使うことはありません。
    イカ、タコなどについては加熱の有無に関わらず与えない方が無難です。
    貝類については、ホタテ貝(ヒモ部分を除く)、アサリ、シジミなどは栄養価もありお薦めです。お刺身用のホタテは生で与えることが出来、また、アサリやシジミの煮汁は肝臓の働きを助けるため、春頃のワクチン摂取の時期には特にお薦めと言われています。

    我が家も私達がお刺身を頂く際にはワンコにもお裾分けをしていますが、愛犬はお刺身が大好きです。「今日はお刺身だよ。」と伝えておくと、ワクワクソワソワしながら待っています。
    与える際の注意点としては、記事にもあったように新鮮なものであること、そして量に気を付けることだと思います。
    小型犬であればよく販売されているお刺身の半切れで十分だと思います。初めて与える場合にはきちんと消化が出来るか不安に思われると思いますので、耳かき程度の量を数回に分けてあげてみると良いのかなと思います。初めは鯛や平目、こちなどの白身魚が良いのかもしれません。消化に負担がかかりにくく、また、さっぱりと癖がないので抵抗なく食べてくれるのではないでしょうか。
    なお、新鮮な物に限るという点についてですが、これはワンコの嗅覚に任せてみるのも1つの方法かなと思います。
    基本的に刺身用で売られているお刺身であることが絶対条件ですが、その中でも多少の鮮度の良し悪しはあると思います。
    我が家の愛犬は鮮度チェックマンで、解凍品と記載があるお刺身はまず食べません。匂いを嗅いでいらないと後ずさってしまいます。その他、スーパーなどお魚屋さんよりはどうなのかな?と思うような場合も匂いを嗅いで食べないことがあります。地元のお魚屋さんなど本当に新鮮なお刺身は匂いを嗅いでパクっと食べるので、匂いで新鮮さをかぎ分けているのだと思います。
    愛犬はどこで買ってきたものか、それが解凍品がどうかなどということは知る由もなく、完全に嗅覚だけで判断しており、邪念がなく一番信頼出来る鮮度チェックマンとして我が家では信頼を置いています。

    犬が食べられる食材は思ったよりも多いものです。メーカーが考えた総合栄養食であるドライフードを与えることが間違いなく安心という考え方もあります。季節の食材を少しお裾分けしたり、様々な食材から栄養素を取り入れることも健康な身体作りには必要だという考え方もあり、それぞれのご家庭での判断によるのかなと思います。
    あまり目くじらを立てないで、いろいろとトライしてみる柔軟さもワンコと暮らす上で大切なことかもしれないなと思っています。
  • 投稿者

    女性 くるみ

    うちの長男(人間)が刺身好きで、うちでもよく買うのですが息子から「刺身は絶対ダメだろ」ということで私も生は絶対ダメだ!と勝手に決めつけていました。
    なので、うちのワンコにはお刺身が余った時はかならずボイルして火を通してから与えるようにしていました。
    でも、新鮮で尚且つアレルギーがなければ生でもOKだったんですね。
    確かに、生肉も新鮮で色々なことを配慮していればワンコに与えていいということは知っていました。
    お魚は栄養も豊富ですし、カルシウムもたっぷり、人間に良い物だからワンコにも良いんですね。とはいえやっぱり生はちょっと怖い気もしますが・・・
    まずはワンコにも大丈夫そうなお魚さんから試してみようかなと思います。ちなみにうちはサンマとブリとサーモンは大好きです。
    ただ、その時に気をつけているのは塩分です。しょうゆがかかっていたり、もともと塩漬けされたものは絶対にあげないようにしています。
    偏食の我が子には時々、焼き魚やボイルした魚の身をほぐしてドッグフードにトッピングしてあげています。
    いきなり刺身が怖い方はぜひ味付けを一切していない火を通した魚の身だけほぐしてトッピングするのをオススメします!
  • 投稿者

    女性 ポコmama

    刺身はちょこちょこあげちゃっていましたね。あげて大丈夫かなんて気にしていなかったので、この記事のタイトルを見てヒヤッとしてしまいました。うちの子はお腹も丈夫なので、私たち家族が生で食べられるものでアレルギーがなんとなく起こりにくそうなもの(エビやカニは避けたりしていました)や脂の多くないものを与えていて、だいたいマグロの赤身とかが多いかな。あげても大丈夫なようなので安心しましたが、今後は初めてあげるものについては念のため調べようと思います。川魚を生で食べる機会はあまりないと思うのですが、サーモンは川魚に入るのでしょうか?サーモンも脂がのってるのであまりあげないと思いますが心配なら調べるか避けるかするべきですね!
  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    犬に刺身をあげるのはちょっと贅沢なような気がしますが、シニアで消化の良い手作り食をあげている場合、トッピングなどに利用すると良いかもしれないですね。記事にもあるように、EPA・DHAの必須脂肪酸は痴呆症予防効果があるので、是非取り入れたいですね。
    ただ、生であげる場合は「鮮度」と「アレルギーがないか」、という点は特に注意が必要かと思います。人間でも食中毒になったりするので、お腹を壊さないよう気を付けてあげなければいけないと思います。
    刺身ではないのですが、貧血予防にお友達が愛犬にあげているのが「マグロの血合い」です。スーパーなどで新鮮な血合いを買って、茹でてトッピングしているそうです。サプリよりもこの血合いは効果があって続けているとのことです。魚には様々な効果があるのだと思いました。
  • 投稿者

    20代 女性 ゆず

    生の物なのでどうなのかな?と思っていましたが、食べても大丈夫なんですね。とても意外でした。でも、記事を読んで大丈夫だと分かってもさすがにあげる勇気はないです。お魚が新鮮だったら良いってことだと思いますが、もしも何かあったらどうしようと心配してしまうので、それだったらドックフードだけあげていたいです。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事をシェアする
LINExわんちゃんホンポ(友達に追加する)
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。