非常に危険!犬の爪を放置し続けるとどうなるの?

非常に危険!犬の爪を放置し続けるとどうなるの?

犬の爪を切らずに放置し続けると、爪が割れたり折れたり、爪が肉球に食い込んでしまったりなどの危険が伴います。また、犬の爪が持つ大切な役割を失ってしまう可能性もあるんです。

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愛犬の爪切りの頻度はどれくらいですか?

トイプードルと爪切り

犬の爪って意外と伸びるのが早いですよね。みなさんの愛犬の爪切りの頻度はどれくらいでしょうか。

うちの愛犬のポメラニアンは2ヶ月に1回です。1ヶ月に1回の頻度で爪切りをされる方もいらっしゃると思います。

うちの愛犬のミックスは爪切りをほとんどしません。前足にある狼爪のみを1ヶ月に1回切っています。

その他の爪は全く伸びません。伸びないというよりは、毎日のお散歩で削れている、という方が正しいと思います。

狼爪(ろうそう)を知っていますか?

爪と肉球

狼爪は、犬の前足と後ろ足にある人間で例えるなら親指のような位置にある爪です。犬種によって狼爪を切除すべきか、した方が良いのか、してもしなくても良いのか、逆に狼爪を持っていないといけないかが決められています(あくまでもスタンダードに基づくと、ですが)。

前足の狼爪は、全ての犬が生まれつき持っているそうです。後ろ足の狼爪は、生まれた時にある犬とない犬がいるそうです。つまり、前足の狼爪がない犬は、ブリーダーによって生まれてすぐに切除されたということです。

生後数日で行われる狼爪の切除は無麻酔で行われるそうです。うちの愛犬たちには前足に狼爪があり、先が鋭く尖ってしまいやすいため、こまめにチェックしています。

犬の爪を切らずに放置し続けるとどうなるの!?

犬の足と爪

狼爪は地面に触れることがありませんが、その他の爪は地面に触れるため、うちの愛犬のミックスのように自然と削れていることがあります。

しかし、延びた爪の先が地面に触れるということは、手足の指が押し上げられることでカラダを支えにくくなり、とても不安定な状態になります。

四肢の骨格バランスの乱れに繋がってしまう可能性もあります。

血管と神経が伸びてしまう!

犬の爪には血管と神経が通っています。爪を長く伸ばしてしまうと、血管も神経も伸びてきてしまい、爪を短く切ることができなくなってしまいます。

そうなってしまうと、爪が長い状態のまま過ごさなければならず、手足を痛めてしまう原因にもなりかねません。そのような爪を切るには出血と痛みを伴うため、麻酔をかけて切るしかなくなってしまいます。

巻き爪になってしまう!

犬の爪も人間と同じように巻き爪になってしまうことがあります。

ケージやカーペットなどに爪が引っ掛かりやすくなってしまったり、爪が割れたり折れたりなどの危険性もあります。

肉球に食い込んでしまう!

人間の爪は縦に伸びていきますが、犬の爪は巻くように伸びていくため、切らずに放置し続けると、やがて肉球や皮膚に食い込んでしまうことがあります。

外にずっと繋がれたままお世話をしてもらえず、爪が伸びすぎて肉球に食い込みそうになっている状態で発見された犬を見たことがあります。

食い込む手前ではありましたが、爪が肉球に当たり、歩くだけでもとても痛かっただろうなと思います。

犬の爪には役割がある!

走るドーベルマン

うちの愛犬たちの爪は、前足が5本・後足が4本です。前足の狼爪がない犬は、前足も後足も4本かと思います。また、後ろ足の狼爪が2本ある犬もいます。

みなさんの愛犬の爪は何本あるでしょうか。

犬の爪には、「地面をしっかりと捉え、滑らないようにする!」という重要な役割があります。スパイクとしての役割もあり、長距離を走ることに適しているのだそうです。

犬の爪って、とても太くて頑丈ですよね。
うちの愛犬のミックスは急斜面に上ることが好きなのですが、太くて頑丈な爪があるからこそできるんだろうなと思います。

狼爪にはどんな役割があるの?

地面と触れることのない狼爪ですが、岩場を移動するときのスパイクの役割を持っているとされています。

また前足の狼爪は、犬が物を地面におさえつける時に役立っていることもあるそうです。

短く切りすぎてもダメ?

爪を短く切り過ぎてしまうと血管や神経を傷つけてしまう恐れがあります。血管ギリギリまで切るのって難しいですよね。

短く切りすぎてしまうと土の地面の上では瞬発力が少し弱まってしまうかもしれません。

歩くときに爪が地面に触れてカチカチ音が鳴ってしまわない程度に切ると良いのではないでしょうか。

ご自分で切ってあげる際には深爪になってしまったり、血管や神経を傷つけてしまわないように十分に注意しなければなりません。

爪切りが苦手なのであれば、獣医さんやトリマーさんにお願いするのがベストです。

まとめ

前足と爪

  • 血管と神経が伸びてしまう!
  • 巻き爪になってしまう!
  • 爪が肉球に食い込んでしまう!

犬の爪を切らずに放置し続けると、このような困ったことが起きてしまいます。

また、犬の爪は伸ばしすぎても短くしすぎても、大切な役割を失ってしまう可能性があります。愛犬の爪は伸びていないかな?と、こまめにチェックしてあげてください。

乾燥する季節には犬の爪も割れやすくなってしまうので、保湿クリームなどでケアしてあげるのがおすすめです。

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  • 爪切り
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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 GRAY

    狼爪っていうんですね。いつも不思議でした。スパイクのような役割ということで納得です。
    うちの子は爪が伸びるのがとても早い気がします。
    ただ、昔飼ってたミックス犬の時に自分で切ってあげようとして爪から出血してものすごく驚いたことがあり、爪にも神経と血管が通っているのをそこで初めてしりました。
    今はその時のことがトラウマで自分で切ってあげることは出来ないのですが
    従姉妹がペットショップで働いていたこともあり従姉妹に切ってもらうこともあります。
    地面に両足が付いた時に全く爪が地面に付かないのは切りすぎです。
    ちょっと伸びてる??ぐらいの方がベストだということですが、素人はやっぱり難しいですよね。
    飼い主さんがご自身で爪切りしてあげている方にお願いですが、カットしたあとは出来れば少し爪用のやすりで研いであげてください。爪切りで切ったままだと意外に鋭い状態で飛びついた時など凶器になってしまいます。
    また、もしカットしたときに血管が切れたときは止血クリームを塗ってあげて化膿しないようにしてください。その時のクリームは特別なものではなくてもいいそうです。
    天然成分のクリームなど刺激の少ないものであればいいそうです。
    クリームを塗ることで「膜をはる」ような役割をしてくれるとのこと。
    記事にもあるように爪もほおっておくと巻き爪になり肉球に食い込んだり、血管と神経がのびると爪を切ることに痛みが発生し、ワンコが爪切りの度に痛い思いをしなければいけなくなります。
    こまめにチェックして月に一回ぐらいは爪切りしてあげるのが理想的です。
  • 投稿者

    30代 女性 まる

    犬の爪を切るのがいつも怖くて中々、自分で切ってあげれません…(汗)なのでトリミングの時に切ってもらったり、旦那に切ってもらったりしています。爪を切るのがこわい場合は動物病院で切ると500円くらいで行ってくれるそうですよ。安価ですし、いつも利用している動物病院なら安心出来ますよね。
    それにしても、爪を伸ばしていると神経や血管も伸びてしまうなんて知りませんでした。我が家は月に一度切っているのですが、どれくらい伸ばすと神経や血管が伸びてしまうんでしょうね…?ただ確かに狼爪以外はアスファルトなどで削られているのかあまり伸びている様子がありません。狼爪は放っておくとすぐに巻爪になってしまうのでいつも気にしています。
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