犬がトリミング時に暴れる理由とは?対処法まで

犬がトリミング時に暴れる理由とは?対処法まで

トリミングサロンやショップに愛犬を出して、ガラス越しにでも見学できた時に愛犬の状態はどうでしょうか?大人しい子もいれば元気いっぱいな子、ガタガタ震えている子、暴れている子と色々いますが、ここでは暴れてしまう子にスポットを当てて、その理由と対処方法をまとめてみます。

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犬のトリミングまでの手順

トリミングされるシュナウザー

基本的にサロンやショップなどでは、シャンプーブローした後にカットします。

例外で全身が毛玉におおわれてしまっているとか、あまりにも毛足が長く延び過ぎている場合(飼い主さんからのオーダーは短くとか)は、シャンプー前に荒刈りといって、カットすることもあります。

ですがシャンプー前の毛は目に見えないほこりやちりが付いていたり、お尻にウンチが付いていたりと、汚れていたりするので、刃物は使えません。

トリマーのハサミやバリカンは非常に繊細で、毛以外のものを切ると刃が荒れたり痛んだりして、使えなくなってしまうこともあります。

また、シャンプーしてブローすると毛がきれいに伸びるので、シャンプー前に綺麗にカットしても、ブローが終わると毛が伸びて、ぐちゃぐちゃになってしまうからです。

犬はシャンプーが好きか嫌いか

トリミングされるウエスティー

カットに入る前までの作業を、ベイシングといいます。

このベイシングがきちんとできているかいないかで、きれいにカットできるか否かが決まります。そして、ベイシングの初めの作業のシャンプーですが、苦手にしている子が多いのも事実です。

犬は生まれた時にはシャンプーが好きでもないし、嫌いでもありません。そんな犬をシャンプー好きにするか否かは、生まれて初めてのシャンプーで決まると言っても過言ではありません。

生後4か月、5か月の子犬を洗う時に、全くシャンプーの経験がなければ、初めは何されるか不安で多少暴れますが、そのうち気持ち良くなってくるのか大人しくなります。

ですが、一度でもどこかで悪い経験のシャンプーをしている子犬だと、暴れっぷりが違います。

犬のトリミングテーブルのマナーは早いうちに

トリミング用品とシュナウザー

ベイシングがいい子でも、正しい足の位置で立たず、トリミングテーブル上で落ち着きがなかったりするときれいなカットができません。

子犬の頃からトリミングテーブルの上は大人しくしているものだということを、教えていく必要があります。

よって、子犬のうちは毛の伸びが遅くても、3~4週間に1度サロンやショップに出して慣らしていくといいでしょう。

お店によっては子犬料金(成犬より割安)を設定してくれているところもあります。

カットは気持ちいいものらしく、ハサミのシャキシャキという音がリズミカルですと、犬も立ったまま寝てしまうこともあります。

そのままですと、そのうち船をこいで最終的には倒れてしまうから危ないので起こしますが、カット中寝てくれるのは、自分が犬にとって安心と気持ちよさを与えることができていると、トリマー冥利に尽きます。

なぜ犬はトリミングで暴れるのか

本来、シャンプーもカットも気持ちいいものであるはずが、暴れる犬もいます。なぜ暴れるのでしょうか。原因はいくつかあります。

シャイな性格

成犬になるまでサロンやショップに出さなかったため、知らない場所で知らない人に触れられることを極度に嫌がり、暴れる

極度のトリマー不振

トリマー不振になるには犬に苦痛を与えるやり方でシャンプーカットをしているということです。
いくつか例をあげれば、

  • シャンプー時のお湯の温度が熱すぎた(冷たすぎた)
  • 犬にかけるシャンプー剤の温度が熱すぎた(冷たすぎた)
  • 顔を洗う時に鼻にお湯を入れらて呼吸ができなくなった
  • ブロー時犬を温めず末端からドライヤーをしたため寒かった
  • 顔を乾かす時に鼻に温風がダイレクトに入って呼吸ができなかった
  • 毛玉やもつれを解く時のスリッカーブラシが乱暴で皮膚に傷ができた
  • 爪を切る時出血した
  • バリカンで怪我をした
  • ハサミで怪我をした

などなどです。愛犬がサロンやショップへ行くのを拒んだり、トリマーさんに毎回
「元気いっぱいでした」といわれる裏側にはこのようなことがあるということがある可能性があります。

このように痛いこと、苦しいこと、辛いことをされた犬は、トリミングは苦痛であるということを学習します。そういったことが何度も続くと、暴れる犬が出来上がるわけです。

暴れる犬の対処法

怖がるコーギー

対処法としては、飼い主さんができることは、愛犬がサロンやショップで愛犬がどのように扱われているかを知るべきです。

最近はガラス張りのサロンやショップが増えましたが、中には見学を禁止している「サロンやショップもあります。そのような店は避けた方がいいでしょう。

私が学生時研修に行ったサロンは見学禁止のサロンでした。とても徹底していて、飼い主さんの車が駐車場にあると、すべての窓のブラインドを下ろしてしまうという店でした。

そして、そこでは噛みつく犬は紐で口をぐるぐる巻きに縛られ、爪は出血するまで切られ、お昼休みになる時間に乾いていない犬がいたら、バリケンネルに入れてドライヤーをかけっぱなしにするというところでした。

あなたの愛犬がそのように適当に扱われたらどうですか?犬は口が利けませんので、きちんと見えるところで作業してくれるお店を選びましょう。

最初から最後までべったり張り付いていても、大体2時間くらいです。毎回は難しくても、初めての時は犬も緊張しているので見学してあげてください。

私は、トリマーとしてそのような暴れる犬もトリミングは気持ちいいものだということを教えてあげるのも仕事の一つだと思っています。

ですから、そのような犬はいっぱい声をかけて、平常心で扱うようにしています。暴れがエスカレートして噛みつく犬には、エリザベスカラーをつけたりとケースバイケースですが対処はしています。

もちろん、飼い主さんには初回は必ず見学していただくようお願いしています。
暴れる犬でもこちらが丁寧に丁寧に扱っていくと、時間はかかりますが大人しくなるものです。

まとめ

タオルで眠るマルチーズ

いかがでしたか。苦痛を味わえば誰だって講義したくなりますよね。

犬は口が利けないので、暴れたり、噛みついたり、震えたりで抗議しているのです。トリミングは美容なので苦痛であってはいけません。

また、丁寧に扱ってくれるサロンやショップを見つけるのは飼い主さんにかかっています。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 トリマー

    一部偏見に偏った掲載情報があります。
    見学を禁止しているサロンの中には、確かに犬の扱いが悪いサロンがあるのは本当だと思います。私もそんなサロンを見てきた経験はあります。
    でもそれは一部です。
    本当に心底犬の為を思っているサロンは少なくとも刃物を使うカットルームはオープンにしません。
    犬は飼い主さんがそばにいると嬉しくなって落ち着きがなくなりますし、興奮すると大きく体が揺れるほど尻尾をフリフリします。飼い主さんがいることで帰れると勘違いさせてソワソワ落ち着かなくなることもあります。
    また、ご自分の犬にとっては飼い主であっても、他のカットしている犬にとっては見ず知らずの人間。臆病な犬だったら?人好きな犬だったら?もしご自分の犬がそういう性格であったなら、知らない人間がそばにいたらどんな行動でどんな心境か、察しがつくかと思います。
    そんな状態ではトリミングの時間もかかり犬の負担も増しますし、落ち着きがなかったり挙動不振な動きを突然される状態でハサミやバリカンを使うのは、ケガのリスクを上げるだけです。
    ただでさえ犬は人と違い、急な動きを予期せずします。
    犬のことを心底思っているサロンは、犬の負担やケガのリスクを徹底して排除するために見学の禁止をしているところもあるのです。
    扱いが悪いサロンだけが見学禁止にしているというのは偏見ですので、まずは見学を禁止されている理由をしっかりとサロンに聞いてみることです。
    そしてシャンプーやドライイングだけなら見学できるか聞いてみることです。
  • 投稿者

    40代 女性 しあわせにしてあげたい

    この記事を読んで、まさにそうだと思いました。うちの犬はトリミング前までは、私が爪を切っても嫌がらなかったのに、トリミング後からは爪切らせてくれなくなりました。でも、時間をかけ接していけば、爪を以前のように切らせてくれるようになるのですね。トリミングで、毛玉の部分の肉を削ぎ落とされて血だらけになり、また爪も肉の部分に刃物あとでそこから血のあと、身体中のあちこちに小さな血のあとがありました。トリマーさんにチアノーゼになってるので耳掃除はできませんがいいですか?と言われました。血だらけで肉を削ぎ落とされて痛いから暴れるのは当然だったのですね。傷ついた犬のトラウマを解消してくれる優しく扱ってくれるトリマーさんに出会いたいです。
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