愛犬のデンタルケアできていますか?
飼い主の注意や日々のケアで予防できるのが、歯周病や虫歯などの病気です。
逆に言うと、虫歯や歯周病になってしまったワンちゃんは、飼い主さんがケアを怠ってしまった結果ということになります。頭では分かっていても、愛犬が嫌がったりするのでなかなかデンタルケアが出来ていない飼い主さんも多いのではないでしょうか?
今回は、お家で比較的簡単にできるデンタルケアの方法や道具をご紹介したいと思います。
ではさっそく、見ていきましょう!
その1:歯ブラシ
最もオーソドックスな口腔ケアの方法です。
ペットグッズを扱うお店などには犬用の歯ブラシが売られているので、それを使用するのがよいでしょう。歯ブラシを選ぶ時のポイントは、歯ブラシのヘッドが小さくて、毛が柔らかいものを選びましょう。また、毛が360度についている歯ブラシも磨きやすくてオススメです。
注意点
犬の歯はエナメル質が人間よりも薄いので、硬い歯ブラシだと歯を傷つけてしまう恐れがあります。もし、人間用の歯ブラシを使う場合は子供用の小さくて毛が柔らかいタイプのものを選びましょう。また、いきなり歯ブラシの様な棒状で硬いものを口の中に入れることを嫌がるワンちゃんも多いです。その場合、まずは歯磨きシートやガーゼでこすり磨きをすることから始めてみるとよいでしょう。
その2:歯みがきシート、ガーゼ
歯磨きシートやガーゼを使った「こすり磨き」は、歯磨きに慣れさせる初期段階にも使える方法です。
飼い主さんの指にシートをピッタリと巻きつけて優しく歯を擦るようにして歯垢を取ります。
歯磨きシート
歯磨きシートもペットグッズを扱うお店に売っています。ウエットティッシュのようなシート式で、歯磨き成分が染み込ませてあるものです。300円前後で購入できます。
ガーゼ
お手持ちのガーゼでもこすり磨きができます。飼い主さんの利き手の指に巻きつけて、優しく歯を擦ってみましょう。ガーゼが黄色くなったら歯垢が取れた証拠です。
注意点
愛犬が歯磨きに慣れていない場合は、「今日は1本だけ」などと少しずつ行いましょう。
上顎の奥から3番目(第4前臼歯)が特に歯垢が残りやすい歯と言われているので、よくチェックしてあげましょう。
その3:デンタルケア用ジェル
これは人間でいう歯磨き粉のようなものです。
薬用成分の他に、歯ブラシの滑りを良くしたり、犬が好む味や匂いがつけられていて、歯磨きをスムーズに行えるようにします。
ジェルを上手く利用して、愛犬が歯磨きに良いイメージを持ってくれるようにしましょう。
注意点
容量を守って適量を使用しましょう。犬が喜ぶからといって付け過ぎは厳禁です。
また、絶対に人間用の歯磨き粉は使用はしないでおきましょう。犬は歯磨き粉を吐き出さないので、「発泡剤」が含まれた人間用の歯磨き粉を飲み込んでしまうと体へ悪影響があります。
その4:デンタルガム
デンタルガムは、食べながら歯磨きができるオヤツです。
食べながら歯垢が取れやすいように設計されているもので、細長いスティック状のものが多いです。
ワンちゃんにとっても楽しみながら歯磨きができるので、歯磨きが苦手な子もチャレンジしやすいでしょう。
注意点
勢い良く食べてノドに詰まらせる場合もあるので、必ず飼い主が居る時に与えてあげましょう。
与え過ぎもカロリー過多になる恐れがあるので、パッケージに記載されている量を守りましょう。
また、デンタルガムは歯磨きの補助的な位置づけです。デンタルガムだけではどうしても全ての歯垢は取り除けないので、ブラシによる歯磨きが出来るようになることかベストです。
その5:おもちゃ
遊びながら歯垢除去や歯茎強化をするために作られたおもちゃです。
犬が好きな匂いが付いたものや、歯垢除去のために工夫された形をしています。毎日遊びながら楽しくデンタルケアができるので、是非取り入れたいですよね。
注意点
硬すぎず、噛み切れない程度の材質のものを選びましょう。
また、初めて遊ばせる時は誤飲の危険性がないかどうか確認しながら、必ず飼い主の監督の下で与えてあげましょう。
まとめ
愛犬の簡単デンタルケア方法として、
- 犬用歯ブラシ
- 歯磨きシート、ガーゼ
- デンタルケア用ジェル
- デンタルガム
- おもちゃ
以上、5つのデンタルケアをご紹介しました。
あなたの愛犬にも合いそうなケア方法はありましたか?
まずは、歯磨きシートやジェルを使って徐々に馴れてもらい、最終的には歯ブラシで毎日磨けることが理想です。それに加えて、デンタルガムやおもちゃも日常的に取り入れるとより効果はアップすると思います。
口腔ケアが苦手なワンちゃんも、少しずつ慣れていけば必ず出来るようになります。
飼い主さんは是非、愛犬の健康のために頑張ってみてください!
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女性 もすら