犬は小松菜を食べても大丈夫?効果や食べられる量、与え方とレシピ紹介

犬は小松菜を食べても大丈夫?効果や食べられる量、与え方とレシピ紹介

小松菜は犬が食べても大丈夫か?小松菜はとても栄養価の高い野菜です。そんな小松菜を犬に食べさせる時にもいくつか注意点があります。ここでは小松菜に含まれる栄養素、生か茹でるかの与え方やレシピ、食べても良い量、その他の注意点などをご紹介します。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

犬は小松菜を食べても大丈夫!

舌なめずりをする犬

普段からドッグフードに野菜をトッピングしたり、手作りご飯を作っている飼い主の皆様は、大好きな愛犬にできるだけ栄養価の高い食材を食べさせてあげたいと思うことも多いでしょう。

では、私たちも慣れ親しんでいる「小松菜」という野菜は、果たして犬も食べて大丈夫なのでしょうか?

答えは、「食べても大丈夫」です。

ちなみに、見た目が似ている「ほうれん草」と「チンゲン菜」も犬が食べられる野菜ですが、この中でも小松菜は栄養価が高い上にえぐみも少なく与えやすい食材といわれています。

小松菜の栄養素と期待できる健康効果

包装紙に乗せた小松菜

小松菜に含まれる栄養素

小松菜は現在ではハウス栽培によって季節を問わず流通していますが、もともとは冬が旬の野菜です。同じく冬が旬のほうれん草と違ってアクが少なく、犬も食べやすい野菜です。

小松菜に含まれる主な栄養成分は下記の通りです。

  • 水分
  • カルシウム
  • カリウム
  • 鉄分
  • βカロテン
  • ビタミン類(特にβカロテン、ビタミンC、ビタミンK) など

小松菜の期待できる主な健康効果

  • 水分:水分補給
  • カルシウム:歯や骨を形成する
  • カリウム:ナトリウムと共に細胞の機能や体液を維持
  • 鉄分:全身に酸素を運搬する赤血球に含まれる
  • ビタミン類:免疫力アップ、抗酸化作用、皮膚・粘膜の強化

小松菜は、成分の94%が水分でできているため、水分をもっと摂って欲しい犬のための、水分補給源として活用できます。

カルシウム、カリウム、鉄分も含まれており、これらは同じ量の牛乳よりも生の小松菜の方が多く含まれています。また、カルシウムにおいては、ほうれん草の約3倍も含まれています。

ビタミン類ではβカロテンを特に多く含み、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンKなども含まれているため、免疫力アップや皮膚・粘膜の強化が期待できます。

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  • 野菜

犬に小松菜を与える時の量の目安

細かくカットした小松菜

犬に与えてもよい小松菜の量

  • 一日に必要なカロリー量の10~20%以内

小松菜100gあたりのカロリー量

  • こまつな(葉、生):13kcal

一般的に、ドッグフードを主食として犬に主食以外の食べ物を与える際の目安量は「一日に必要なカロリー量の10~20%以内」といわれています。小松菜を与える際も、ドッグフード以外に与える他の食材やおやつと併せて一日に必要なカロリー量の10~20%以内におさめましょう。

必要なカロリー量は個体差がありますので、下記の記事も合わせてご参考ください。

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犬は人間よりも体が小さく、必要摂取量も異なります。

小松菜の栄養価が高いからといって、与えすぎには要注意です。適切な量を与え、楽しい食事タイムにしたいですね。

犬に小松菜を食べさせる時の与え方

フードボウルを咥えて座る犬

  • 小松菜の量は少量からスタートする
  • 茹でて柔らかくする
  • 細かく刻む

初めて小松菜を愛犬に食べさせる場合は、少量からスタートしてください。

普段食べているドッグフードに茹でた小松菜を少量トッピングするだけでも良いでしょう。

今まで手作りごはんを作ったことがない飼い主さんは、まず小松菜のトッピングから気軽に始めてみましょう。

ここでポイントなのは、生ではなく茹でた方が良いということです。

茎の部分は硬く食べにくく、大きさや量によっては消化不良となる恐れもあるため、なるべくみじん切りにしましょう。

小松菜を茹でる理由については、次の注意点でお伝えしますので、併せてご覧ください。

だぶるちょこれーと さん
女性 30代

我が家では、特別な日に焼いたお肉に添えたり、鶏胸肉やササミのひき肉に細かく刻んだ小松菜などの野菜を混ぜます。

ポッキーのように細長くスティック状に形成したものをオーブンで焼けば、鶏肉と野菜のスティックジャーキーが出来上がります。

小松菜以外の野菜でも、もちろん大丈夫ですので気軽にオヤツが作れます♪

ババロア さん
女性 50代

ほうれん草ほどアクもないので、細かく切った根菜や肉類と炒めるのもオススメです。

一時期流行った「グリーンスムージー」は、合う子と合わない子がいるように思います。

我が家の愛犬は、お腹が緩くなる傾向がありました。

犬に小松菜を与える際の注意点

注意の看板を持ったパグ

甲状腺機能低下がある犬にはあまり食べさせない

甲状腺に問題がある犬は、小松菜を含む、アブラナ科の野菜は与えない方が良いとよく言われています。

これはヨウ素の吸収を妨げる「イソチオシアネート」という物質のためです。ただ実際には、甲状腺の機能に影響が出るほどイソチオシアネートを摂取するには生のアブラナ科の野菜を大量に食べないといけませんので、常識的な範囲の量の茹でた小松菜を与える分には問題にはなりません。ただし、すでに甲状腺機能低下症と診断され治療を行っている犬には、小松菜を多く食べさせるのは賢明ではないでしょう。茹でた小松菜を少量であれば問題ないでしょうが、アブラナ科以外の野菜を選ぶのも良いでしょう。

自分の愛犬は大丈夫なのか気になる場合は、かかりつけの獣医師さんに相談することをおすすめします。

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生のまま与えない、茹でる

茹でた方が消化吸収が良いと考えられるからです。

また、犬はあまり噛まないで飲み込んでしまうことが多いですので、茎の部分など特に消化が悪い部分については茹でて柔らかくした上で、細かく切って与えてあげましょう。

茹でることによって、イソチオシアネートの量を減らすこともできます。

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体質に合うか確認する

犬にも食物アレルギーがあります。犬で多く見られる食物アレルゲンは肉類や乳製品、大豆などとされています。

犬において葉野菜が食物アレルゲンとなっている例は報告がありませんが、小松菜を与えると下痢や軟便、嘔吐、皮膚のかゆみなどが見られたら、アレルギーも含めその子の体質には合わないのだと考えられます。小松菜を与えるのはやめましょう。

初めて与える際はとくに愛犬の様子を観察しましょう。

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小松菜の与えすぎに注意

水分量が多い小松菜は、与えすぎると便が緩くなることや、下痢を引き起こす可能性がありますが、小松菜をたくさん食べたせいで下痢をするような量は明らかに与え過ぎです。

また、食物繊維の取り過ぎは消化不良や腸での働きにより、下痢や軟便、また逆に便秘の原因になることもあります。そして、カリウム量も多いため、摂取しすぎてしまうと頻尿を引き起こす恐れがあります。ただし、カリウムは茹でることによって大幅に減少します。

前述したように、体質に合う合わないの問題もあるため、与える際は最初はほんの少しのトッピングからスタートしましょう。

そして問題ないようでしたら、与えても良い目安量を参考に、あくまで主食のフードのトッピング程度に、または手作り食の材料の一つとして食べさせるようにしてください。

小松菜を使った犬用手作りごはんのレシピ

特別な日などは小松菜を使った手作りのご飯を上げると、喜んでくれるかもしれませんね。

それでは、小松菜を使ったレシピを紹介します。

シニア犬にぴったり麩グラタン

シニア犬にぴったり麩グラタン

植物性タンパク質が豊富に含まれていることや、低カロリーという点が、寝ていることが多くなるシニア犬にもオススメです。

ちょっと贅沢♪牛肉チャーハン

ちょっと贅沢♪牛肉チャーハン

牛肉を加えることで、食欲の促進が望めます。愛犬も喜んでくれること間違いなしのレシピです。

誕生日や記念日などの特別な日だけでなく、たまのご褒美として、普段のフードの飽き予防として、愛犬に作ってあげてはいかがでしょうか。

まとめ

ご飯を食べている犬

犬への与え方に気をつければ、小松菜は栄養価が高い上に与えやすい野菜です。

犬に与えても問題のない食材だとお分かりいただけたかと思いますが、再度おさらいをしておきましょう。

  • 小松菜は、免疫力アップや皮膚粘膜の強化に役立つ栄養を含む食材
  • 与える際は茹でて細かく切ったものを与えること
  • 適切量は、一日に必要なカロリー量の10~20%以内
    (犬のサイズや体重によって異なります)
  • 甲状腺機能低下症の犬には、必ず茹でた小松菜を少量だけにすること
  • 食べさせ過ぎに注意
普段のフードだけでは飽きてしまった犬や、栄養の強化をしたい場合などに適切な方法で小松菜を食べさせてあげましょう。

美味しく栄養強化ができますので、ぜひ愛犬のごはんに小松菜を使ったレシピも追加してみてください。

また、小松菜だけでなくキャベツやにんじん、もやしも犬が食べられる野菜として挙げられます。いずれにせよ、生ではなく茹でて与えることをオススメします。

愛犬に初めて与える野菜に対して心配な方は獣医さんに相談してみましょう。

犬が食べてはいけないものについてもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

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わんちゃんに小松菜を与える時のアドバイスをお願いします(^O^)

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