犬はじゃがいもを食べても大丈夫?芽や皮などの注意点や簡単レシピまで

【獣医師監修】犬はじゃがいもを食べても大丈夫?芽や皮などの注意点や簡単レシピまで

じゃがいもは、人間の食生活には切っても切れない食材のひとつですが、犬にじゃがいもは与えてもいいのでしょうか?じゃがいもは私たちの食事の中でも、カレーや肉じゃがをはじめ、サラダなど色々な料理に使われるだけでなく、おやつとしても食べることができるので大変重する食材です。もし犬にも与えてOKならば、是非取り入れてみたいですよね。今回は、犬にじゃがいもを与える時の注意点や、じゃがいもを使った簡単な犬用のレシピをご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬はじゃがいもを食べても大丈夫!

料理を見上げる犬

結論から言いますと、犬にとってじゃがいもを食べてもいい食材です。小麦や米、大豆などの穀類にアレルギーがある犬向けに「グレインフリー(穀物不使用)」というドッグフードが世界各国のメーカーから販売されているのをご存知でしょうか。

その大半に、じゃがいも(ポテト)が使用されている事からもわかるように、適切な方法で適量であれば、犬にとってじゃがいもは与えてよい野菜といえるのです。

しかしまずは、じゃがいもに含まれる栄養素について今一度確認をしておきましょう。犬にとって危険が及ぶ可能性も無くはないので、注意も必要です。

ジャガイモはアレルギーフードにも使われていますが、ジャガイモに対してもアレルギーを持つ犬もいます。あげるときには少しづつあげるように気を付けてください。食べた後に痒みや、嘔吐・下痢が起きた場合はアレルギーを疑って検査を受けることをおすすめします。

じゃがいもに含まれる栄養素と犬への健康効果

じゃがいも

ビタミンC

じゃがいもにはビタミンCが多く含まれています。じゃがいもに含まれているでんぷんが、加熱されてもビタミンCを守るので、効率よく摂取することができます。

ビタミンCには、抗酸化作用や免疫力をアップさせる効果、また、コラーゲンを作り出す作用があります。犬はビタミンC不足になると、関節の疾患を発症したり骨折しやすくなります。老犬はとくに自力でビタミンCを作り出す力が衰えてくるので、積極的に摂取させたい栄養素です。

カリウム

じゃがいもに含まれているカリウムには、体内の水分を調性する働きと、ナトリウム(塩分)を排泄する作用があります。犬の塩分を体内でコントロールする良い成分で、高血圧を防ぎ、筋肉や心筋の活動を安定させる効果があります。

食物繊維

じゃがいもには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維には糖やコレステロールの吸収を抑え、血糖値やコレステロール値の上昇を緩やかにする効果があります。さらに、犬の便のかさを増やして排便を促す働きもあります。これによって便秘も解消されますし、腸内の有害物質を体外へと排出させて、腸内環境を改善する効果もあります。

また、膵炎などを患っている犬の場合、食事内容に制限があり、脂質の多い食材を避けなければなりません。じゃがいもは糖質も控えめで脂質もありませんので、膵炎の犬も食べれる野菜です。

犬にじゃがいもを与える時の量の目安

料理を待つ犬

中サイズのじゃがいもは、大きめに乱切りして約40グラム、約30キロカロリーほどあります。5キログラム位の小型犬の場合、それを1個全部与えてしまうと食べさせ過ぎになってしまうため、約20グラム~30グラムくらいを量の目安にあげると良いかと思います。この場合のカロリーは約15~23キロカロリーくらいになります。

犬に与えるじゃがいもの適量は個体差によります。もしもじゃがいもを食べた後に犬が嘔吐や下痢をするようであれば、もう一度量を見直してみてください。

犬にじゃがいもを食べさせる時の与え方

餌を食べる三匹の子犬

生でじゃがいもを食べる人間もあまりいないと思いますが、犬に餌として与える場合も、生のじゃがいもは消化の面で避けた方がよいようです。

じゃがいもは茹でる、蒸すなどの方法で調理しますが、どんな調理法でも、完全に火を通した状態で与えるようにしましょう。また、調理の際には水に晒すなどして、アクを減らす工夫もオススメです。じゃがいもの皮は、犬が消化不良を起こしやすい部分です。厚めに剥いて与えた方が良いでしょう。

じゃがいもの形は、マッシュポテトのように潰したもの、あられ状や短冊状に切ったもの、ポテトチップスのように薄くしたものなどがあります。大きすぎなければ、料理に合わせ、色々な形で与えても問題はありません。

犬にじゃがいもを与える時の注意点

じゃがいもの皮をむく人

芽と皮は取り除く

人間用にじゃがいもを調理するとき、芽は必ずえぐり取っているかと思います。これはじゃがいもの芽には有毒な「ソラニン」という物質が含まれているからです。ソラニンは犬にも有害な物質で、犬や人も食べた場合には中毒症状を起こします。

じゃがいもの皮は、消化されにくく下痢を起こしやすいので、芽を取り除きながら厚めに剥いて与えた方が良いでしょう。

変色・未成熟のじゃがいもは与えない

じゃがいもには、発芽しているもののほか、「緑色に変色したじゃがいも」や「未成熟のじゃがいも」もあり、そこには有毒成分が含まれているので注意してください。

日に当たって緑色になった部分には芽に含まれている成分と同じソラニンのほかに、チャコニンという天然毒素が多く含まれています。これらが中毒症状を起こす原因になっていますので、絶対に犬に与えないでください。

中毒の主な症状には、吐く、下痢をする、腹痛、めまい、意識障害、痙攣、呼吸困難などがあり、ひどい時は死に至る場合もあります。

じゃがいもアレルギーに気を付ける

じゃがいもを与えると、場合によってはアレルギーを起こす場合があります。

皮膚や毛並みの異変や痒み、目やに、嘔吐などのアレルギー症状が出ていないかをしっかり見極めて、これらの症状があったら、じゃがいもを与えるのはやめましょう。

小麦、米、大豆、トウモロコシといった穀物にアレルギーがなくても、じゃがいもにだけアレルギー反応を起こす犬もいますので注意が必要です。

与え過ぎない

じゃがいと白米を比較すると、炭水化物の含有量はじゃがいもの方が多くなります。炭水化物を摂取しすぎると太る犬もいます。茹でることで水分も多くなりますので、下痢を起こすこともあるようです。

このように、適量を超えると、良い栄養分が多く含まれている食品であっても、逆に不健康にさせてしまうこともあるので気を付けましょう。

じゃがいもを使った犬用手作りごはんのレシピ

キッチンで犬を抱えた女性

じゃがいもは味も淡白でアレンジしやすく、ケーキなどの材料に取り入れることもできます。また、おやつにして与えることも可能です。今回は、じゃがいもを使った犬用の簡単な手作りごはんのレシピをご紹介します。

愛情たっぷり!わんコロッケ

じゃがいも料理の定番、ボリュームのあるコロッケで愛犬も大喜び間違いなしです。人間用で使われている玉ねぎは使用していない、人気メニューです。

じゃがいもと鱈のオリーブオイル炒め

簡単、時短メニューです。鱈は淡白なので少しのオリーブオイルで炒めると香りも良く、犬も満足のメニューになります。じゃがいもは、電子レンジで加熱するか、鱈と一緒に炒めても良いでしょう。

じゃがいもの手作りおやつ

穀物アレルギー対応。小麦や米・大豆関連、乳製品や油など一切使いません。食材はじゃがいもだけの犬用ソフトクッキーです。

じゃがいと一緒におすすめ!犬にいい食材

かぼちゃとにんじん

  • にんじん
  • かぼちゃ
  • ブロッコリー
  • さつまいも
  • 鶏肉(ささみ)

じゃがいもと一緒に摂取すると犬にいい、おすすめの食べ物も色々あります。

にんじんやかぼちゃ、ブロッコリーには身体の酸化を防ぐβカロテンやビタミンCが豊富に含まれています。また、さつまいもはじゃがいもと同じく食物繊維を多く含んでいるので、じゃがいもと一緒に、あるいは交互に与えても良いでしょう。

鶏肉も犬におすすめの食材です。高たんぱくで低脂肪の鶏肉とじゃがいもを一緒に摂取すると、ボリュームがありながらヘルシーな食事になります。鶏のささみはダイエット中の犬にも適した食材です。また、鶏肉やささみに含まれているたんぱく質には、犬の毛艶を整えてくれる効果も期待できます。

まとめ

じゃがいもの臭いを嗅ぐ犬

今回は犬にじゃがいもを与えることについて紹介させて頂きました。愛犬に元気がない、便秘気味、という方に、じゃがいもは強い味方になってくれる食材です。

与える際には注意点もいくつかあるので「面倒くさい」「怖いかも」と感じてしまうかたもいるかもしれませんが、基本的には、人間がじゃがいもを食べる時に気を付けていることと大きな違いはありません。

手作りの料理やおやつを愛犬に与えたいと思っている方には、じゃがいもはアレンジがきき、使い勝手が良い便利野菜です。じゃがいもにアレルギーを持つ犬もいますので、始めてあげるときには十分に気を付けてあげてください。痒みや下痢・嘔吐が起こるときには動物病院を受診してください。犬の適量と中毒反応に気を付けながら、上手に利用してみてください。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    40代 女性 匿名

    大丈夫とありましたので、あたえましたら嘔吐下痢となり。夜中だったので朝までです。
    結果じゃがいもアレルギーでした…
    他にもアレルゲンを重視していない記事がたくさんありました。。アレルギー結果の画像を貼っても削除されるんですよね?
    お願いします、、アレルゲンを題材にするときはプロが執筆してください。
    匿名の投稿画像
  • 投稿者

    40代 男性 シェパードの父

    大丈夫と書いてあるから、じゃがいも食べさせたらアレルギーが出たと、苦情書いている人がいますが、責任転嫁のようにおもいますが、どうなんでしょうか。
    ここに書かれているようなネット情報は、あくまで一般情報であって、大丈夫とか大丈夫じゃないとかの判断や責任は、読んだ人にあるとおもいます。
    ランニング体に良いと書いてあって、ランニングしたら、心筋梗塞で死んだ場合に、ランニングが体に良いと書いた人が悪いのでしょうか?
    違うと思います。
    アレルギーは何でもおきますよ。
    犬で、鶏肉アレルギーだってありえますし、米や牛肉だってありえます。
    ここや他のネット情報に書いている大丈夫、大丈夫じゃないって言うのは、毒があるかないか、犬にとって有毒か無毒かと言うことではないでしょうか?
    人間は大丈夫だけど犬はダメな食べ物、例えばアロエとか。
    薬でいうと、猫にアセトアミノフェンとか。
    アレルギーなど、稀なケースを考えて、大丈夫か大丈夫でないかなど書いていたら、全部ダメって事になりますよね。
    な〜〜んにも食べさせられません。
    自分の判断管理能力のなさを、責任転嫁して、こういう言いがかり的なレス書くなんて、、、
    どこにでもいるんですね、馬鹿飼い主が。
    きっとこう言う人が、犬飼って過保護にして躾もせず、服着せたりトリミングに金かけて「私愛犬家です」っ感じで、インスタあげて、自分に子供出来たら、子供の衛生上悪いとか、子供にアレルギー出たとかで、犬捨てたりするんだろうな、って思います。
    本当に犬を愛してる飼い主と、犬を可愛がっている自分を愛してる勘違い飼い主とは、全然意味が違うと思います。
    色々な意味でペットの責任は飼い主です、責任もって飼いましょう。
    私は愛犬シェパードと生活していますが、何かを食べさせて、もし体調を崩したり、死ぬような事があった場合には、悲しみは甚大ですが、全て自分の判断での責任と考えますので、誰かに責任転嫁することは無いと考えます
  • 投稿者

    女性 ザブトン

    たまにサーモンステーキや、秋鮭の季節は鮭を愛犬にも焼いてあげるのですが、その時は付け合わせの炭水化物はじゃがいもです。なんとなく、サツマイモでもカボチャでもないな、と人間の味覚ですが。家族の食事メニューと同じ材料で愛犬にもごはんを作ります。
  • 投稿者

    女性 コショウ

    サツマイモは大好きなので良く与えるのですが、そういえばジャガイモは与えたことがあまりなかったように思います。趣向を変えて、今度はジャガイモをあげてみようかな。そういえば、インスタでマッシュポテトのようなものでワンコケーキを作っている方がいました。私も真似してみようかな。
  • 投稿者

    女性 空

    グレインフリーがやたらと謳われている最近ですが、私はあまり気にせずイモ類も与えています。人間と同じで体質によっては向き不向きがあるでしょうから、それは愛犬を育てながら見極めていかないといけません。幸い私の愛犬は食べ物でアレルギー症状は今のところ出ていませんが、きっと検査をしたら何かしら引っかかると思います。一度に大量に同じものを与えないこと、長期にわたって同じものを与えないことには注意を払っています。
  • 投稿者

    20代 女性 匿名

    蒸し焼きやガレット風、
    スープの具などに入れましたがなんとなくあまり好きではないように見えます笑
    確かにお通じはいい感じでした

    アレルギーを気にするのであれば
    ごく少量から、動物病院の空いている日の午前中にあたえるのが常識です
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