犬にとうもろこしを与えても大丈夫?与える部分や注意点について

犬にとうもろこしを与えても大丈夫?与える部分や注意点について

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甘くておいしいとうもろこしは、私達人間だけでなく、わんちゃんも好んで食べることが多いようです。しかし、犬にとうもろこしを与えても体に害はないのでしょうか。犬にとうもろこしを与える時の、与え方や注意点についてご紹介します♪

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬にとうもろこしを食べさせても大丈夫?

とうもろこし

まず、結論からお伝えすると、とうもろこしは「犬に与えても問題ない食材」です。

ただし、与え方と量に注意する必要のある食材です。与える場合は栄養素や成分、メリットやデメリットを考慮して、適切な量を与えるようにしましょう。

とうもろこしの成分

とうもろこしの主成分は糖質であり、胚芽部分には豊富なビタミンB群が、粒の皮の部分はセルロースと呼ばれる不溶性の食物繊維でできています。その他にも、マグネシウムやビタミンE、カリウム、カルシウムなどがバランスよく含まれており、非常に栄養価の高い野菜と言えます。

犬にとうもろこしを与えるメリット

とうもろこしは上記のような成分を含んでいることから、犬の便秘解消やビタミンによる免疫力向上などの効果が期待できると言われることもあります。

また、とうもろこしには妊娠中や成長期の犬にとって非常に重要となるDNAの形成、細胞分裂に必要な「葉酸」も多く含まれています。

とうもろこしはドッグフードに含まれるから健康にいい?

ドッグフードには、とうもろこしが含まれていることがあります。そのため、犬もとうもろこしを常食しても問題ないと思われることもあります。

しかし一般的にドッグフードに含まれているとうもろこしは「とうもろこし粉」「コーンミール」「コーングルテン」などと表記され、これらは、普段私達人間が食べている「とうもろこし」とは異なります。製造過程によって名称が異なりますが、主に家畜用飼料のトウモロコシやその副産物が含まれている場合もあると言われています。

ドッグフードに含まれるとうもろこし類に関しては賛否両論あるものの、近年では「かさ増し」であり、肉食系雑食の犬にとって「不必要」な成分でもあるとも言われています。

犬は肉食系の雑食ですが、肉ばかり食べているわけではありません。全ての栄養素が犬にとってバランスよく含まれていることが大切ですので、トウモロコシが主食になるような食事は栄養が偏りますので注意してください。

とうもろこしに含まれる成分そのものは、犬にとって害のあるものではありません。しかし、犬用の総合栄養食を食べさせていれば、とうもろこしを積極的に食べさせる必要はありません。

栄養価が豊富なとうもろこしだからこそ、過剰摂取することによって犬の栄養バランスが崩れてしまう可能性もありますので、注意しましょう。

犬にとうもろこしを与える方法

とうもろこしの粒

加熱する

犬にとうもろこしを与える時は、必ず柔らかく茹でてから与えましょう。生のとうもろこしの皮は非常に硬いため、消化不良に繋がる可能性があります。

通常生のとうもろこしを茹でる時は「塩ゆで」をすることが多いですが、犬に与える場合は調味料不使用で茹でるようにしましょう。

すり潰す

犬にとうもろこしを与える時は、柔らかく茹でた後にすり潰して与えるようにしましょう。とうもろこしの粒の皮の部分は不溶性の食物繊維でできているため、お通じに良いとも言われていますが、犬は食物繊維の消化が得意ではありません。そのため、なるべく消化しやすいようにすり潰し、ペースト状にするのもいいかもしれませんね。

与える量は少なめにする

犬にとうもろこしを与える時は、その量に注意しましょう。犬がとうもろこしを大量に摂取すると消化不良を引き起こし、下痢や嘔吐などの症状が現れることもあります。

具体的には10g~20g程度の量が望ましいとされています。基本的にはおやつ代わりや、主食にトッピングする程度にして、主食に影響がないよう注意しましょう。

犬にとうもろこしを与える際の注意点

とうもろこしを咥える犬

とうもろこしの種類に注意する

犬にとうもろこしを与える際の注意点として、犬に与えるとうもろこしの種類に注意しなければなりません。一言に「とうもろこし」と言っても、生や冷凍のとうもろこし、コーン缶など様々です。

なかでもコーン缶の汁には塩分や糖分が含まれていることが多いため、犬には向いていません。犬にとうもろこしを与える時は、調理前、または調味料不使用のものを選ぶ必要があります。

また、とうもろこしが原材料であるからと言って市販のコーンスープやポップコーンを犬に与えるのは避けましょう。

消化不良が起こりやすい食材

前述したように、食物繊維を多く含むとうもろこしは、犬にとって消化不良の原因となる可能性もあります。実際に、犬にとうもろこしの粒を与えた後のウンチには、粒がそのまま残っていることも少なくありません。

とうもろこしの過剰摂取は、犬の胃腸に負担を掛けることもありますので、食べ物の変化で下痢をしやすい子などには、無理にとうもろこしを与える必要はありません。

とうもろこしアレルギーに注意する

とうもろこしは、犬がアレルギーを引き起こしやすい食材としても知られています。とうもろこしアレルギーの症状は嘔吐下痢、湿疹、かゆみなど様々ですが、症状が重篤になる場合もあります。トウモロコシは犬によってはアレルギー源となる可能性があるため、食べさせないよう注意しましょう。

高カロリーに注意

とうもろこしは、野菜の中でもカロリーが高く、肥満の原因になる可能性もあります。たまにとうもろこしを与えた程度で肥満になることはありませんが、肥満気味の犬には与えないほうが無難です。

誤飲に注意

犬にとうもろこしを与える時は、必ず粒の部分のみを与えるよう注意しましょう。輪切りにしたとうもろこしに齧りつかせるなどの与え方は避け、粒をそのまま与える場合も必ず一粒一粒芯から切り離してから与えてください。

犬にとうもろこしの芯を与えてはいけない

とうもろこしを食べる犬

まず、犬にとうもろこしの芯は絶対に与えてはいけません。

万が一、犬がとうもろこしの芯を誤飲してしまった場合は、適切な対処を行う必要があります。

とうもろこしの芯を誤飲すると最悪死亡する危険がある

とうもろこしの芯は、犬の誤飲しやすいものとして挙げられることも少なくありません。なかにはとうもろこしの芯を誤飲によって、亡くなってしまったわんちゃんもいます。

とうもろこしの芯は食物繊維の塊であるため、上手く消化できず様々な症状を引き起こします。喉に詰まらせる可能性はもちろん、消化器官に詰まってしまうこともあります。

芯を誤飲した場合の症状

犬がとうもろこしの芯を誤飲した場合、以下のような症状が現れることがあります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 便秘
  • 腹痛
  • 腹部膨満
  • 元気消沈
  • 呼吸困難
  • 意識障害

これらは、とうもろこしの芯が喉や腸に詰まってしまうことで引き起こされます。特に、異物が腸を塞いでしまう「腸閉塞」を引き起こした場合、早期に対処しなければ外科手術が必要になることや、最悪の場合死に至ることもあります。

芯を誤飲した時の対処法

犬がとうもろこしの芯を誤飲してしまった場合、症状がない場合でも早急に動物病院を受診、または獣医師に電話で相談しましょう。犬の体の大きさと、誤飲したとうもろこしの芯の大きさによっては、特に問題なく便と一緒に排泄されることもありますが楽観はできません。

ただ、この判断は必ず獣医師に行ってもらうことが重要です。また、腸閉塞の場合、数日間はいつもと変わりなく元気であることも少なくないため、芯を食べた後に症状がないからといって油断してはいけません。

早急に動物病院を受診すれば、必要に応じて催吐薬などを投与してもらうことも可能ですがトウモロコシの芯は直径が太いので吐くことが難しい場合が多いです。犬がとうもろこしの芯を誤飲してしまった時、自宅で無理に吐かせようとするのは非常に危険です。芯が喉に詰まってしまうなど、返って状況が悪化する可能性もありますので、まずはかかりつけの獣医師に指示を仰ぎましょう。

犬がとうもろこしの芯を誤飲してしまうと非常に危険です。とうもろこしの甘い香りに誘われてつい盗み食いしてしまうわんちゃんも多いようなので、犬の手が届かない場所に保管するよう注意しましょう。

まとめ

とうもろこしを食べる女の子と犬

犬にとうもろこしを与える時の与え方や注意点についてご紹介しました。栄養価も高く、優しい甘みとシャキシャキとした食感のとうもろこしは、私達人間にとっても魅力的な食材ですよね。

とうもろこしを好んで食べるわんちゃんは多く、おねだりされるとつい食べさせてあげたくなる気持ちはよく分かります。しかし、あくまでも人間用の食べ物なので、与え方には十分注意したいですね。

ごくたまに、少量であれば犬にとうもろこしを与えても問題はなさそうですが、芯の誤飲は非常に危険なので、とうもろこしを食べる時は盗み食いされないよう注意しましょう!

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    10代 女性 いちごみるく

    そもそも芯なんてわざわざあげるのでしょうか?
    とうもろこしをボイルした実ならあげるあげないの話でしたら分かりますが、わざわざ芯をあげるシチュエーションがまず無いと思います。芯を選んであげるような意味がわかりません。
  • 投稿者

    20代 女性 すず

    わんちゃんにとうもろこしの芯を与えることはないですし、誤飲などしないように管理も気をつけているので我が家ではありえないですが、この記事を読んでみて改めてわんちゃんへの悪影響がわかったので今まで以上に気をつけるようにしようと思いました。
  • 投稿者

    30代 女性 TIKI

    記事を読んで、とうもろこしの芯が非常に消化が悪く「腸閉塞」にもなりかねないと知りビックリしました。我が家は大型犬を飼っていますが、口が大きい分、誤飲しかねないので特に注意したいと思います。シニアになって誤飲による開腹手術などは負担が大きいので、他の食材でも同じく注意したいです。
  • 投稿者

    20代 女性 ゆり

    手作りごはんに1度トウモロコシを入れて作ったことがあります。
    次の日のうんちにそのまんまの形で出てきたので、あまり消化がよくないということがわかりました。
    トウモロコシ自体を買うことがあまりないですが、もし買うことがあったとしても、芯はすぐに捨てて愛犬の届かないところに置いておこうと思いました。
  • 投稿者

    20代 女性 ミニー

    最近私がご飯を食べていると、愛犬のココアが私の食べているごはんを欲しがるようになってしまいました。少し席を外すと、すぐ私が食べ物ている食事を盗み食いしようとします。
    今の所危険な食べ物を口にしていませんがいつもヒヤヒヤしています。

    トウモロコシは私の大好物でよく食卓に並ぶので、今後はココアが食べないように気をつけたいと思います。
  • 投稿者

    女性 みお

    とうもろこしの芯が犬の誤飲ベスト3に入るだなんて、驚きました。うちは小型犬ですし、あんなに大きな芯を口に入れることはありえませんが、大型犬の食いしん坊のわんちゃんなら、可能性があるのでしょうか!?

    とうもろこしは夏によく飼い主が食べるので、愛犬も好んで食べます。茹でる際に、あらかじめ愛犬のための数粒を取り分けておき、人間用には塩ゆで、愛犬用にはシリコン容器などでレンジで蒸してあげます。

    与えるときには、消化に悪そうなので、数粒を与える程度なのですが、翌日の排便時に未消化のまま出てきてしまいます。とうもろこしには、たんぱく室やビタミン、カルシウム、ミネラルなどの栄養が含まれているとは知りませんでした!粒で与えるのではなく、ゆでた粒を裏ごししたり、さらに柔らかくしてからあげると良さそうですね!


  • 投稿者

    女性 an

    記事を読んで、ゾッとしました・・・。うちの愛犬にはとうもろこし自体あげたことがありません。というのも、人間にとってもそうですが、とうもろこしはかなり消化が悪いです。なので、よく噛まないとそのまま出てくる場合が多いです。かといって、犬によく噛んで食べて!と言って、聞くわけがありませんよね(笑)。しかし、栄養素は高いので、潰してあげたり、とうもろこしが入っているドッグフードを選んだりすれば問題は無いと思います。また、とうもろこしの芯が誤飲の原因の第三位に入るとは知りませんでした。確か、犬であっても芯を嚙み切るのは難しそうですし、犬ならそのまま飲み込もうとしますよね。うちの愛犬がそんなことをしたらと思うと、かなり怖いです!
  • 投稿者

    女性 たまき

    コメントされている皆さんも「そんなに誤飲が多いのはなぜ?」と驚かれているように、私もとうもろこしの芯が「ペットの誤飲ベスト3に入る」という情報が気になりました。色々と調べたのですが、う〜ん、どこの調査結果なのでしょうか、知りたいものです。それはさておき、とうもろこしの芯を誤飲する可能性があるとすれば、人間が茹でとうもろこしを食べた後の皿をちょっと置いておいて目を離した隙に愛犬が齧っていたとか、夏祭り等の屋台のとうもろこしの芯が捨てられていたものを拾い食いしてしまったというシチュエーションは考えられるかと思います。芯を誤飲した場合の注意点は記事にある通り、問題になるケースがあるので迅速かつ冷静な対応が必要です。

    ちなみに、とうもろこしの身の部分の味は好きな犬が多いようですが、GI値が高く、最近の良質なドッグフードでは使用されない傾向にあるものです。あえて与える特別な栄養ががあるわけでもないので、「愛犬にはとうもろこしはあげない」としてもいいのではないかと思います。
  • 投稿者

    40代 女性 Connie

    トウモロコシは、糖質の塊なイメージですので率先して犬に与えることはしませんが、甘いがゆえに夏場の食欲減退などには、缶詰になっているクリーム状のコーンを少量トッピングとして使うことがあります。犬は甘いものが大好きですから、クリームコーンをおいしそうにお皿がピカピカになるまで舐めていますよ。
    うちにいる犬は小型犬なので、トウモロコシの芯を食べてしまうことはなさそうです。話が少し反れますが、この芯がとてもおいしいことを知っていますか?とてもおいしい出汁が取れるんですよ。スープや炊き込みご飯を作る時に試しに使ってみてください。とうもろこしの炊き込みご飯は、必ず芯も一緒に炊飯器に入れてください。スープを作る際は芯を一緒に煮てみてください。コーンの香りと旨みがぎゅっと詰まっているんですよ。もちろん出汁を取ったら芯は捨ててくださいね、食べません。犬用としてもコーンスープ(芯の出汁だけ)良いかもしれないですね。
  • 投稿者

    女性 ペッパー

    とうもろこしの芯なんて食べないよ、と思ったのですが、確かに甘い匂いがしますし大きなわんちゃんだったらバリバリたべられちゃうかもしれませんね。
    とうもろこしは身の部分もあまり消化によくありませんので、あたえるときはみじん切りです。うっかり生ごみに首を突っ込んで、人間の食べ後の芯を食べてしまったら大変ですね。
  • 投稿者

    女性 こむぎ

    知り合いから「とうもろこしゴハン」のおいしさを教えてもらってこの夏は良く作りました。もちろん人間用です。芯も一緒に炊飯器で炊き上げると、良い出汁がでるのでしょうか、本当に甘くて良い香りでおいしいごはんが炊き上がります。なので、とうもろこしの芯を進んで犬に与える人はまずいないでしょうが、廃棄したとうもろこしの芯を狙うワンちゃんはきっといるのでしょうね。大きなワンちゃんなら、誤飲も納得です。気を付けなければいけませんね。
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