ミニチュアダックスはどんな犬?
ミニチュアダックス(ミニチュアダックスフンド)は胴長短足の独特の容姿をしているダックスフンドの1種。
体重や体高の大きさの違いで、「ミニチュア」、「スタンダード」、「カニンヘンダックス(カニーンヘン)」に分類する事ができます。
スタンダードが一番大きく、その次がミニチュア、そしてカニンヘンとサイズが小さくなります。
それらのなかでも、ミニチュアダックスが現在最も人気がある種類です。
ミニチュアダックスのレッドの性格や特徴
ミニチュアダックスの中でもいくつかの毛色は存在しており、そのなかの「レッド」はとてもポピュラーと言える毛色です。
ミニチュアダックスのレッド・カラーはとても明るい印象の毛色で、ブラック&タンと並んでミニチュアダックスの基本カラーの1つ。
ミニチュアダックスのカラーは様々あり、飼い主の好みによって飼育するミニチュアダックスを選ぶのも楽しみな犬種なんです。
なお、現在では珍しいカラーを好む飼い主が多い為、レッド・カラーの人気が落ちている傾向にあるようです。
珍しいカラーの場合は何かしらの遺伝性疾患になりやすい危険性がありますが、ブリーダーによる努力の成果が実り、少しずつ改善傾向にあるといわれます。
こういった事から健康面から見ると、レッド・カラーやブラック&タン・カラーが飼育し易いと言えるでしょう。
又、カラーの違いによる性格の違いなどは存在しないといわれます。
ミニチュアダックスの特徴
飼い主にとても従順で基本的に賢く、友好的で落ち着きがあり、初めて犬を飼育する人でも飼育し易いタイプの犬種といえます。
好奇心旺盛で怖いもの知らず、情熱的で辛抱強い性格をしていて、時として攻撃的で負けず嫌いな性格を見せる事もあるので、他の犬と喧嘩にならないように注意する必要があります。
警戒心が強く、見知らぬ人には神経質になりやすい、攻撃的になる事があります。
番犬としては優秀ですが、度が過ぎないようにしつけをする必要があります。
また、ミニチュアダックスの中には臆病な性質を持つ個体もいるので、仔犬の頃から少しずつ社会性を身につけるようにしていきましょう。
乱繁殖の影響で、全ての個体はないですが、遺伝性疾患を抱えた個体や障害を持って生まれた個体がいるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
ミニチュアダックスの歴史とは?
ダックスフンドは現在では愛玩犬として人気がありますが、当初はアナグマ猟の為に繁殖されてきた歴史があり、狩猟犬の本能を現在まで受け継いでいるといわれています。
狩猟犬として活躍していたダックスフンドですが、どうしても入る事のできない穴の中に入れるようにする為に19世紀頃、スタンダードよりも小さいタイプのダックスフンドが作出されました。現在それがミニチュアとカニンヘンの種類にあたります。
1900年には非常に小さなサイズのダックスフンドが登場しましたが、その殆どはダックスフンドの特徴を失っていた為に、1910年に品種改良の為の厳しい基準が設けられる事になりました。
日本でもチワワ、トイ・プードルと共に人気犬種のトップに君臨し続けていますが、人気犬種であるが故に乱繁殖の標的にもされてきた悲しい歴史を持つ犬種といえます。
ミニチュアダックスのレッドの子犬の価格は?
ミニチュアダックスのレッドの場合、子犬価格の相場は25~35万円前後です。ただし、子犬の販売価格は両親犬の血統や甘えん坊・人懐っこい性格であるかでも大きく左右されます。
その他にも、スムースヘアード・ロングヘアード・ワイヤーヘアードといった毛質とレッド、ブラックタン、イエローなどの毛色カラーとの組み合わせも価格に影響します。レッドはミニチュアダックスのカラーでも人気が高い毛色のひとつです。そのため、販売価格は比較的高くなりやすい傾向にあります。
ミニチュアダックスレッドの子犬販売価格を少しでも安くしたい場合、ペットショップよりもブリーダーと直接取引して購入されることをおすすめします。ペットショップで購入すると、流通にかかるコストなどが上乗せされます。その点、ブリーダーから直接購入すれば流通コストなど余計な負担を回避できます。
ただし、お住まいの地域近くにブリーダーがいるとは限らず、会いに行くのに交通費がかかるケースもあります。お目当てのミニチュアダックスを扱っていない可能性もあるため、必ずしもブリーダーからの購入が最安値になるとは限りません。
ミニチュアダックスのレッドの里親になるには
ミニチュアダックスのレッドを里親として迎え入れるには、保健所、保護団体ホームページ、譲渡会、里親募集サイトのいずれかに連絡を取る必要があります。ミニチュアダックスのレッドのように毛色の条件まで絞って探すのであれば、里親情報サイトをこまめにチェックされるのがオススメです。
もし、お目当ての子を見つけたら譲渡主に連絡を取り、詳細の段取りを進めていきます。 譲渡にあたっての注意点として、譲渡までにかかった医療費やワクチン代を里親側が支払う場合が多いです。このとき、あまりにも高額な請求をしてくるようであれば取引を中断されることを推奨します。
譲渡が決定したら、トライアル(お試し期間)として期限付きの飼育が始まります。トライアルにおいて、何も問題がなければ正式譲渡となります。里親としてミニチュアダックスのレッドの譲渡を希望した際、正しく飼育できるか、虐待や飼育放棄しないかを判断するために年収や家族状況、飼育環境、意識調査などのチェックが入ることもある点も留意しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ミニチュアダックスのレッドカラーを中心にご紹介させて頂きましたが、ご説明したとおり、ミニチュアダックスを飼うのであれば、レッドはとてもおすすめのカラーだと言えます。
なにより、レッドカラーはポピュラーなカラーであるため、レアカラー等が抱える健康面などの問題を考えても、比較的問題が少ないカラーだと言えます。
また、ミニチュアダックスは、飼い主に対して従順で賢く、警戒心も強いので番犬としても優秀な事から、初めて犬を飼育する人でも飼育し易い犬種といえるでしょう。
▼ミニチュアダックスについて詳しく知りたい方はこちら
ミニチュアダックスの性格と特徴
ユーザーのコメント
女性 ゆべし
稀に珍しいダップルのミニチュアダックスも見かけますが、ダップル遺伝子は劣性遺伝のため、好ましくありません。色素欠乏というのは思った以上に目や耳、内臓といったところにまで障害が起こりやすいのです。認められていないカラーはそれだけの理由があります。人とは違う毛色のミニチュアダックスが欲しいと思っても、重要なのはカラーではないと思います。
ミニチュアダックスの毛色は退色しないと言われています。歳を取れば白髪は出てきますが、それでもあまり目立たない方ではないでしょうか。
個人的には、レッドでも少しマロ眉のあるカラーがダックスの性格を表していて好きです。
女性 みんく
生後15ヶ月以上の時点での胸囲が、ミニチュアは35cm〜30cm、カニーンヘンは30cm以下になります。
ちなみにスタンダードは、胸囲35cm以上となります。
そのため、血統書にミニチュアダックスフンドで登録されていても、生後15ヶ月を過ぎてからの測定で、胸囲が30cm以下であれば、カニーンヘンダックスとして登録し直すことが可能です。
レッドの中でも、黒い毛が散在するものをシェーデッド・レッドと呼び、通常のレッドとは呼び分けています。
人気犬種だけに、乱繁殖による難聴や目の異常を持ち産まれてくる子も多くいます。
遺伝病は、成長とともに見つかることが多いので、ミニチュアダックスの子犬を家族としてお迎えする場合には、親犬やさらにその上の世代まではっきり情報を開示してくれるブリーダーさんから譲り受ける方が良いかと思います。
女性 匿名
10代 女性 はると