愛犬の毛玉対策は必須!放置すると病気になることも

【獣医師監修】愛犬の毛玉対策は必須!放置すると病気になることも

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皆さんの愛犬に毛玉は出来ていませんか?出来ている場合、そのまま放置してませんか?放置してしまうと大変なことになってしまうことがあるんです!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

毛玉を放置すると病気になることもあります

ゴミだらけの犬

愛犬のブラッシングは日ごろから行っていますか?
「たまにやればいいや」と、ついつい手入れを怠ってしまい、気づくと毛玉があちらこちらに…なんてことはありませんか?
実はこの毛玉、放置してしまうと大変なことになってしまうのです。

今回は、毛玉が原因で起こる病気やそうならないための対策をお伝えしたいと思います。

毛玉を放置するとどうなるの?

毛玉を放っておくと犬にどんな悪影響があるのか見ていきましょう。

①皮膚の痛み

毛同士が絡まることによって毛玉が出来るため、皮膚が引っ張られ、歩きにくくなったり痛みが発生します。

この状態で毛が伸びていくと、引っ張られた皮膚が巻き込まれてしまい、最悪そのまま剥がれたり、裂けたりすることもあります。また、その傷口が細菌に感染すれば炎症を起こしただれてしまう場合も考えられます。

②汚れ

毛玉によって皮膚の汚れが隠れてしまい、シャンプーでもなかなか取り除くことが出来ません。また、毛玉の中にシャンプーが入り込むとすすぎ残しが発生し、皮膚の炎症の原因となります。

③皮膚の蒸れ

毛玉が発生すると通気性が悪くなり、非常に蒸れます。汚れが溜まった状態で、さらに蒸れることで細菌が繁殖しやすくなり、皮膚病の原因になる恐れがあります。

毛玉が多いと、取り除くための処置時間も多くかかってしまいます。長時間の処置は犬にとっても苦痛であり、ストレスを感じるため、その後の※1グルーミングを余計に嫌がるようになってしまうこともあります。また、処置の際に多少皮膚が引っ張られることがあるので、その部分が赤く炎症してしまうこともあるのです。

※1グルーミング…お手入れ全般の総称

毛玉が出来る原因

そもそもなぜ毛玉が出来てしまうのか、主な原因をお伝えします。

  • ブラッシング不足
  • 毛がこすれやすい

上記2つが毛玉の出来る主な原因と言われています。
この他に、常時首輪・胴輪を付けっぱなしにしていたり、よく服を着せていると毛がこすれるため毛玉になってしまいます。

毛玉をつくらないためには?

ブラッシング

毛玉をつくらないことが一番だと思いますが、ではどうすればきれいな体毛を保たせることができるのでしょうか。

首輪・胴輪をやめる

日常的に首輪・胴輪を付けている場合は、散歩のときはリードを付けるため必要ですが、家の中にいる間は外してあげてみてはいかかでしょうか。

服の着用を控える

最近は、可愛い犬用の洋服が増えましたよね。小型犬や大型犬などサイズを問わず売っているので、着せたくなってしまう気持ちはとてもわかります。
しかし、洋服を着せたままたくさん動き回ったりすると、洋服の下で毛がこすれて小さな毛玉ができ、そのままの状態でいるとどんどん大きくなってしまいます。
可愛い洋服は、ここぞというときにお洒落として着せてあげる、家にいるときは着せないなど、着用回数を減らしてみましょう。

シャンプー前には必ずブラッシング

シャンプー前にブラッシングをすることで、毛の絡みをほどき、小さなホコリなどを落とすだけでなく、頭皮の汚れも浮かせてくれるので、落ちやすくなります。

毎日のブラシッシング

散歩のあとにブラッシングを行うよう心がけましょう。
ただし濡れているときは、クシが通りにくいので乾かしてからブラッシングするようにしてください。
特に首の周りや胸の下、お腹、脇の下、内股など毛がこすれやすい部分が出来やすいので、こまめにとかしてあげるとなお良いです。
しかし、ブラッシングをやろうとすると、嫌がったり、ブラシを見せたりしただけでも拒否反応を示すなんてことも少なくないと思います。
そこで、うまくブラッシングを行う方法をご紹介したいと思います。

ブラッシングを行う順番
  1. 背中から腰
  2. 体のサイド
  3. 首や胸
  4. お腹
  5. 頭部全体
  6. 足先や耳
犬種によるブラシの使い分け

長毛犬種→ピンブラシやコーム


ドッググルーマー ピンブラシ S(#202)


岡野 ONS 高級両目金櫛 中

短毛犬種→獣毛ブラシ

獣毛ブラシの写真

超短毛犬種→ラバーブラシ


プレモ ラバーブラシ M

スリッカーブラシは毛並に関係なく使用可能です。


ローレンス ソフトスリッカー S

短時間で少しずつ

最初から長時間ブラッシングをしようと頑張って、力を入れ過ぎてしまうと、犬が不安になったり怖がってしまう原因になります。最初は、短時間で区切るようにしましょう。少しでもブラッシングをさせてくれたら、大好きなおやつをごほうびとしてあげたり、たくさん褒めて、ブラッシングって良いことなんだと覚えさせてください。

無理せず、なるべく怖い思いや痛い思いをさせない

毛が絡んでいたり、毛玉が出来ていたりする場合は、ブラシが引っかかるとビックリして怖がります。また、無理に力を入れて1回で毛玉をほぐそうとすると、皮膚が引っ張られてしまうので痛がり、余計にブラッシングを嫌いになってしまいます。

毛玉がほぐれるまで、優しく、少しずつ丁寧にブラッシングを行ってあげてください。その時に「いい子だね~」「気持ちいいね~」など飼い主さんの優しい落ち着いた声で、声をかけてあげることでリラックスさせてあげることが大事なポイントです。

ブラシ自体に慣れさせる

ブラシを見ただけで怖がってしまい、ブラッシング自体が全くできない場合は、まずそのお手入れ用品であるブラシに慣れてもらう必要があります。ごはんを食べるときや、遊ぶときなどもブラシをあえて見える場所に置いておきます。そうすることで「楽しいときにもある物だ」と認識させることができ、徐々にブラシにも慣れていくはずです。

毛玉の取り方

毛並みの悪い犬

もし毛玉が出来てしまった場合、自宅で出来る毛玉の取り方をご紹介します。

軽い毛玉の取り方

①まずハサミ・クシを用意します。
②毛玉の根元を片手で押さえ、皮膚を引っ張らないように毛の流れに沿ってクシやコームで毛先から徐々にほぐしていきます。
③毛玉が取れたら全体的にブラッシングをします。

ひどい毛玉の取り方

①まずハサミ・クシを用意します。
②毛玉の根元を押さえ、毛玉に向かって縦に十字にハサミを入れます。
※皮膚に近い毛を切るので、ハサミを横にして切らないでください!皮膚を傷つけてしまう可能性があります!
③十字に切って分かれた毛玉を、根元を押さえて少しずつほぐしていきます。
④毛玉がほぐれたら、毛先から少しずつクシでとかします。

  • 頑固な毛玉には、水で薄めたリンス液や毛玉取りのローションを使用すると取りやすくなります。
  • あまりにもひどい状態で、自宅での除去が難しい場合は、トリマーさんへお願いした方が良いでしょう。

    おすすめの毛玉対策グッズ

    毛玉対策におすすめのグッズをご紹介します。

    『APDCグルーミングスプレー』


    A.P.D.C. グルーミングスプレー 125ml

    保湿成分により静電気をおさえ、絡まりやすい毛もスムーズにブラッシングできるグルーミングスプレーです。ふんわり柔らかで、さらりとした感触に仕上がります。
    日焼けを防ぐサンスクリーン成分を配合しています。

    『ONS スリッカーブラシソフトタイプ』


    ONS スリッカーブラシ ソフトタイプ 中

    ソフトタイプなのでほとんど痛みはなく、気持ちよくブラッシングができると評判です。
    大きさも小中大と幅広くあるので、愛犬の体格にあったサイズを選ぶことができます。

    上記はどれもお手頃な値段なので、機会があればぜひ試してみてください。

    まとめ

    気持ち良く寝る犬

    いかがでしたでしょうか?
    たかが毛玉、されど毛玉です。後でやればいいやと後回しにして、気づいたときには自分ではどうすることもできない状態になってしまう可能性もあります。
    毎日こまめな手入れを行うことで、愛犬が元気に健康な生活を送ることができます。

    飼い主である私たちに、癒しや元気を与えてくれる愛犬の健康を左右するのは、私たち自身であることを忘れてはいけません。

    ユーザーのコメント

    • 投稿者

      30代 女性 そらまめ

      ダブルコートのブラッシングがしにくい(コツがいる)愛犬をお迎えして、最初の数年間ほどの間、トリミングやシャンプーの際に「もつれ代」として+500円請求されることが何度かありました。ブラッシングをサボっているつもりはなかったのですが、やはり方法がよくなかったんですね。「もつれ代」を請求された際は、素直にトリマーさんにコツを伺ったり、また、記事で紹介されているAPDCグルーミングスプレーではないのですが、アースリーフというメーカーのスキンケアウォーターを皮膚・被毛の保護目的でブラッシング前に用いるようにする等で、今では毛玉もなければ、「もつれ代」を請求されることもなくなりました。ブラッシングがうまくなったせいだけではないでしょうが、愛犬が皮膚を気にする様子もなくなったように思います。ブラッシングというと「見た目」だけを重視されがちですが、病気になったりストレスの要因になるのは、この記事の通り。心身共に、綺麗な状態を保ってあげたいものですね。
    • 投稿者

      40代 女性 ぱん

      毛玉が原因で皮膚の炎症の原因になったりするのですから、ブラッシングの大切さを感じますね。
      わたしは愛犬用のブラシをいくつか持っていて、気分によって変えたりしてます。
      スリッカーブラシも使うことがあるのですが、ブラッシングをするとくすぐったいのでしょうか、くねくねと変に体を動きをします。
      愛犬に「ブラッシング=嫌なもの」という考えを持たせたくなかったので、今はブラッシング時には音楽をかけて寛ぎながらしています。
      特にクラッシック音楽はゆったりとした気持ちにさせるようで、うっとり眠そうにしたり。
      気を紛らわすために、リラックス効果がある音楽はお勧めですよ。

      またスリッカーは大きいサイズのものは、実際に使ってみると顔や細かいところには大きすぎて使いづらいと感じることもあり、少し小さいサイズが役立つかもしれません。
      今ではピンが長めのもの、持ちやすいものだったりと色々な種類が出てますので、愛犬に合ったものが選べるといいですね。

      なかでもイギリスの創業200年を超える老舗メーカーのローレンスは有名です。
      ペットサロンからショードッグまで多くのトリマーさんが使っているスリッカーです。
      スリッカーを初心者にもおすすめで、失敗はない定番スリッカーということですよ。
      私はまだ使ったことがないので、試してみたいと思っています。
    • 投稿者

      40代 女性 momo

      我が家もゴールデンレトリバーなので、長毛で毛玉も出来やすいです。以前、首回りに硬めの毛玉が出来ていたので、ハサミとブラシでほぐしてみたら、皮膚が赤く炎症していました。多分毛玉の下で蒸れてしまっていたのだと思います。その時は、すぐに消毒をして数日で治りましたが、それ以降ブラッシングの際にはまず<毛玉チェック>をするようにしています。よほど硬い毛玉は、記事にあるように少し皮膚に気を付けながらハサミでカットするとほぐしやすいです。毛玉が出来やすい個所をあげますと。。。<首回り・お尻の毛の内側・胸の毛>などです。垂れ耳の犬は耳を持ち上げて下の毛もきちんとブラシしないとそこも毛玉になりやすいです。記事で紹介されていた《APDCグルーミングスプレー》は我が家も愛用しています。匂いもハーブの香りでお気に入りです。散歩の前など、ブラシをするのを習慣化すると目立った毛玉も出来にくくなると思います。
    • 投稿者

      女性 ゴン吉

      くせ毛や長毛の犬ほど毛玉対策はとても大変です。こまめにブラッシングをしなくてはらないのはわかっていてもなかなか時間が取れないこともあります。
      少しの毛玉が皮膚を引っ張って、愛犬自身がそれを気にして足で掻いてしまうと、更にそれがまた大きな毛玉になって悪循環です。顎などに毛玉ができてしまうと、ご飯に触れやすくなってしまうので不衛生になってしまい炎症を起こしてしまうことがあります。

      一番の対策は、被毛が絡まる前にブラッシングをしておくことですね。静電防止スプレーや毛が絡まりにくくなるスプレーもあります。毛艶も出るので、その時に合わせて使い分けておくことで毛玉ができにくい状態を維持できますね。
      シャンプー後のタオルドライですが、毛と毛をごしごし合わせてしまうと絡まってしまいます。ブロックごとに軽く握って水分を取るようにするといいそうです。

      我が家ではあまりに酷い毛玉の場合、トリマーさんにお願いしています。その部分だけ短くカットしてもらっても、プロは整えるのが見事です。素人がカットするのとは全く見栄えが違うので、悩んだときはプロにお任せしてもいいと思います。
    • 投稿者

      女性 インディゴ

      我が家でも愛犬の毛玉を発見してからは、毛玉について本で調べてみたり、ネットで調べたりしてみたのですが、やはり日頃のブラッシングが重要ということが分かりました。以前、愛犬を散歩中に毛玉がたくさんある犬を見たことがあります。なんと言ったら良いのか分からなかったので、飼い主さんには特に何も言わなかったのですが、きっとブラッシングをしたり、日頃のケアをしてあげていなかったのだと思います。単なる「毛玉」だからといって放置してしまうと、後で大変ですよね。毛玉が原因で犬の皮膚が蒸れてしまったり、それが原因で皮膚の病気になってしまう場合もあります。我が家の犬はよく洋服を着ていましたが、毛玉の原因になったり、皮膚も蒸れたりするので止めました。日々もブラッシングなどのケアでワンちゃんの健康を維持してあげたいですね。
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