犬のジャンプや飛びつきは危険?やめさせるメリットとしつけ方を紹介

犬のジャンプや飛びつきは危険?やめさせるメリットとしつけ方を紹介

楽しいときや興奮したときにジャンプをして、喜びを表現する愛犬を見ているとこちらまで嬉しくなってしまいますよね。でも、実は犬のジャンプには注意が必要であり、やめさせたい行動とも言えるのです。愛犬がジャンプする場合の4つの注意点と、やめさせるしつけ方を状況別にご紹介します。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬がジャンプするのは可愛い?危険?

ソファーでジャンプする犬

愛犬がピョンピョンとジャンプをする姿は可愛いですよね。

飼い主さんが帰って来たときやお散歩へ行く前、そしてご飯をもらうときなど、主に嬉しいときや興奮したときにジャンプする犬は多いはずです。

ジャンプするだけではなく、飛びついてくることもありますね。

なぜ犬はジャンプしたくなる?

犬がジャンプをしたくなる背景には、

  • 「大好きな相手に注目してほしい」
  • 「興味がある相手に遊ぼうと誘ってみたい」
という気持ちが強く出るからこそ、行っていることでしょう。

特に犬は4足歩行のため、2足歩行で目線が高い人に自分を見てもらいたいと思えば、同じく二本足で立つような姿勢をした方がよく構ってもらえるとすぐに覚えてしまいます。

しかし、犬のジャンプや飛びつきの相手は飼い主さんだけとは限りません。また、ジャンプすることが習慣化すると愛犬自身の体に負担になることもあり、注意が必要です。

犬のジャンプに対する注意点とやめさせるメリット

愛犬がジャンプしたり飛びつくことが習慣になっている場合、いったいどんな注意点とやめさせるメリットが生まれるのでしょうか?

注意点1:犬が好きな人ばかりではない

人の足元で立つ犬

犬が好きな人であれば、見知らぬ犬でも自分の近くをピョンピョンとジャンプしてきたら、「可愛いわね~」と優しく声を掛けてくれたりなでてくれたりするかもしれません。

ですが、世の中犬が好きな人ばかりではありません。犬が苦手な人にしてみたら、犬が自分の近くをピョンピョンとジャンプしたり、飛びついてきたりするのは恐怖以外の何ものでもないでしょう。

人懐っこい性格の犬は、見知らぬ人にもジャンプをして嬉しさをアピールしてしまうことがありますので、お散歩のときや来客時には注意が必要です。

愛犬がジャンプでアピールする習慣をやめると、犬が苦手な人に怖い思いをさせずに済みます。

注意点2:要求を通そうとするようになる

立っているビーグル

お散歩へ連れて行く前やご飯をもらうときなどに愛犬がジャンプをする場合、単に嬉しくてそうしているとも考えられますが、「早くお散歩に連れて行ってよ!」「早くご飯ちょうだいよ!」と飼い主さんに要求しているのかもしれないのです。

このとき、そのままお散歩へ連れて行ったりご飯をあげたりすると、「ジャンプをしたら要求が通った!」と愛犬が勘違いをしてしまう可能性があります。

要求吠えのように、ジャンプが要求行動になってしまうのです。「自分がやりたいことを叶えてもらうのは当然のこと」と犬が思ってしまうと、飼い主さんとの信頼関係を作ることが難しくなる可能性があります。

注意点3:人間にケガをさせてしまう危険性がある

飛びついているビーグル

中型犬や大型犬がジャンプをして飛びついた場合、相手が転倒などをしてケガをする危険があります。

飛びつく相手は飼い主さんとは限らず、もし小さな子供やお年寄りに飛びついた場合は、大ケガに繋がってしまう可能性もあります。

小型犬であっても、ジャンプして飛びついた拍子に相手が驚いて転倒してしまうことも考えられます。

愛犬のジャンプを防止すると、人との無用なトラブルも避けられます。

注意点4:犬の足や腰に負担がかかる

足と腰に包帯を巻いている犬

頻繁にピョンピョンとジャンプをしていると、愛犬の足や腰に負担がかかり、

  • 膝蓋骨や股関節の脱臼
  • 椎間板ヘルニア
を誘発してしまうかもしれません。

脱臼

脱臼とは、骨の関節が本来の位置からずれてしまうことを言います。

膝蓋骨脱臼は膝のお皿(膝蓋骨)が本来あるべきくぼみから、股関節脱臼は太ももの骨(大腿骨)が股関節からずれてしまった状態です。

どちらも骨や関節に強い衝撃が加わったり、日常的に足に負担がかかるジャンプや二本足で立つことなどを行うと起こりやすいです。

重度の場合は外科手術が必要になることもあります。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアとは、背中の椎骨と椎骨の間でクッションの役目をしている椎間板が飛び出した状態のことです。

飛び出した椎間板が神経や脊髄を圧迫すると、痛みや痺れ、麻痺、排泄障害などを引き起こします。

生まれつき椎間板のクッション性が変化しやすい犬種にはダックスフンドやトイ・プードル、パグやビーグルが知られています。

こういった犬種では、ジャンプすることで衝撃が吸収しきれず、椎間板が飛び出しやすいという特徴があるのです。

愛犬にジャンプをやめさせるしつけ方

オスワリする柴犬

愛犬がジャンプしたり飛びついたりすると、人間に危険が及んだり愛犬自身にも良いことはありません。ですから、やめさせたい行動と言えますね。

では、愛犬のジャンプや飛びつきをやめさせるには、どのようなしつけ方をしたら良いのでしょうか?

無視をする

  • 愛犬が興奮してジャンプをしたり飛びついてきたとき
  • ケージやサークルから出して!とアピールのためにジャンプしているとき

に、声を掛けたりなでたりするのはNGです。

ジャンプすることでかまってもらえたと思い、ますますその行動が強化されてしまいます。

「ジャンプや飛びつきはいけないことだ」と、愛犬に理解させるためには無視するのが効果的です。

ジャンプしたり飛びついたりしてきても目を見たり声を掛けたりせず、興奮がおさまって落ち着いたらたくさんほめてあげましょう。

なかなか興奮がおさまらずジャンプや飛びつきをやめない場合は、無視をしたまま別室へ行ってしまうのも手です。

興奮がおさまった頃を見計らって愛犬のところへ戻り、落ち着いて大人しくしていたらほめてあげます。

これらを繰り返すうちに愛犬は、「ジャンプをすると無視される」「落ち着いて大人しくするとかまってもらえる」と理解していくでしょう。

『オスワリ』『待て』をさせる

『オスワリ』や『待て』は犬を落ち着かせる手段として有効なので、散歩中に他の犬を見つけてワクワクしているときや遊んでいるときなど、いつでも指示に従えるように日頃からしつけることが大切です。

愛犬が興奮してジャンプや飛びつきをする前に『オスワリ』『待て』の指示を出せば、ジャンプを阻止することができます。

指示に従ってジャンプや飛びつきをしなかったときは、しっかりほめてあげましょう。

活発な犬なら、ドッグダンスのワザやアジリティ(犬の障害物競技)などで「指示を出したときだけする」ように、『ジャンプ』の指示を教えるのがおすすめです。

ジャンプ自体も、体に負担がかかりにくいような「低い位置にあるものを軽く飛び越える」くらいのレベルで教えましょう。

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愛犬のジャンプを防止する環境作り

ジャンプをやめさせるには、室内の環境を整えて防止することも大切です。

  • ケージやサークルにカバーや天井パネルをつける
  • ジャンプして昇りたくなる家具を撤去する
  • ソファや段差の前にはステップ(踏み台)をもうける
ケージやサークル越しにピョンピョンしがちな犬の場合、あえて高さ制限をつけることで、ジャンプしにくいスペースに早変わりします。

また、足つきソファや人用のベッドなどを、フロアソファやフロアベッドに変更するだけで、愛犬とのこれまでのくつろぎタイムをキープしつつ、ジャンプによるケガや体への負担を減らすことができます。

家具や段差の高さ変更が難しい場合は、階段状やスロープ状になっている犬用ステップ(踏み台)を設置してあげるのもおすすめです。

特に足腰が弱った老犬では大活躍しますよ。

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犬もシニアになると、足腰が弱くなります。そんなときは、犬用スロープの使用を検討しませんか?シニア犬は、階段や車の乗り降りに失敗したり、ソファーやベッドに昇れなくなったりします。身体の衰えからできなくなることが増えて、生活の範囲もせばまりがちです。加えて、犬自身、階段や高いところに昇ることができると思ってジャンプしたときに失敗することで、精神的ショックを受けます。犬用スロープは、シニア犬や若い犬でも、ジャンプによって腰を痛めないようにすることを目的として使用する、犬思いのグッズです。

  • ペットステップ
  • 犬用スロープ

まとめ

立つ柴犬

帰宅したときに愛犬がピョンピョンとジャンプをして熱烈な歓迎をしてくれたら嬉しいですし、その姿は可愛いですから、それをやめさせるという考えにはたどり着きにくいかと思います。

しかし、愛犬がジャンプしたり飛びつくことで他人にケガをさせてしまったら一大事ですし、愛犬自身の足や腰に負担をかけることにもなるので、やめさせるメリットも大きいのです。

ジャンプや飛びつきに限らず、習慣化してしまったものをやめさせるのは時間がかかりますが、無視する方法やオスワリの指示で落ち着かせる方法などを使って、根気よく伝えていきましょう。

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