犬が撫でられて、喜ぶ所と嫌がる所があるのを知っていますか?

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犬が撫でられて、喜ぶ所と嫌がる所があるのを知っていますか?

犬好きにとって犬をなでることは同時に自分への癒しになっていることと思いますが、犬はいつも喜んでいるのでしょうか?なでられて気持ちの良い場所、悪い場所、タイミングなどについて考えたことはありますか?

犬が撫でられて喜ぶ場所と嫌がる場所

人と寝そべる犬

犬には個性がありますので、ここではあくまでも一般的ななぜそこが気持ちよいと感じるのかが、わかり易い部分についてまとめてみました。

気持ちよい場所

顎の下から首にかけて

犬の顎の下には緊張を和らげるツボがあります。

我が家の犬は庭にいる時、そこに知らない人が来ると吠えますが、そんな時ゆっくりこの部分をなでながら、小さい声で「はい、はい、ありがとね」などというと落ち着きます。
コツは上から覆いかぶさらないようにしゃがんで、正面からではなく横からできるだけゆっくりふんわり撫でることです。

うちでは家の中でも傍に寄ってきてお座りした時はここをゆっくり撫で始めると、すぐにその場で寝転がって〝他の部分もやれー〟とせがまれす。

知らない犬や譲渡会などでは、横向きにしゃがんで手の甲をぶらんと差し出し、匂いを嗅いでもらってからゆっくりそのまま、手の甲で顎のあたりを小さく円を書くようにゆっくりそっと撫でると、結構な確率でそのまま、腰を下ろして寝そべってくれます。

耳の後ろの付け根

耳の後ろ側の付け根の部分は、たまに犬自身が後ろ足で掻いていますが、面白いのはその部分を軽く指先を曲げた状態でカカカカっと〝撫でる〟と〝掻く〟の中間くらいの力で掻いてあげると、後ろ足を自分で掻いているときのように動かして、顎を上げて目を細めて〝ん~〟という表情になることです。
ここは外耳炎などをおこしていたら触ると痛い場所なので、普段から心掛けているとチェックになりますね。

眉の間

人間の赤ちゃんも寝かしつける時、眉と眉の間を撫でていると寝つきますが、犬にとっても気持ちよい場所の様です。
犬がまったりしているときこの場所をそっと撫でると、目をつむって寝てしまいますよ。
でもここは顔ですから、いきなり正面から近寄って触ろうとしてはいけません。

腰から尻尾の付け根

尻尾の付け根は自分で届かない場所ですし、尻尾に近い腰に万病に効くといわれている腰百会というツボがあるので、腰のあたりから尻尾に向かって撫でてあげると喜ぶ犬が多いようです。

首から背中にかけて

犬は四足で歩き、常に頭を持ち上げて行動するので、首の後ろに力を入れていることになります。
結果、犬は肩ではなく首が凝るといわれています。
頭から流れるように首、背中と撫でてあげるとうっとりします。

後ろ足の付け根

こうしてみると体の各付け根部分が多いようですが、この部分も犬が気持ちよく感じる場所の一つです。

頭の後ろをなでている

撫でられたくない場所

体の先の部分

口先、耳の先、しっぽの先、足先など体の先っぽをさわられるのは抵抗がある犬が多い様です。
でもそれらの場所は、散歩の後の足ふきや歯磨き、しつけなどで、嫌がっているのに我慢させていることが多い部分でもあります。

犬は大好きな飼い主さんに対しては、とても我慢強く嫌でもじっと我慢することが多いので、できるだけ負担にならないように気を遣ってあげたいものです。

しつけなどで口先(マズル)とつかんで目をみつめて「だめ!」と言うなどというのは、一番犬にとって不愉快で怖い行為です。
また、ふざけて尻尾をつかんだり、耳をしつこく折り曲げたりするのも気持ちの良いことではないので、やめましょう。

いきなり頭をガシガシ撫でまわす

人が好きで撫でてもらうのが好きな犬でも、いきなり上から手を伸ばして頭を撫でられるのは嫌がります。
うちの犬はそもそも知らない人が近寄ってくると、よけるか尻込みしますが、ちょっと慣れてる人でも頭を撫でようとすると、体に力が入って首を少しすくめて我慢しているのが良くわかります。
特に大声で、「かわいいなー」などと言いつつ、ガシガシと乱暴に撫でられると怖がります。

撫でる時の注意点

アニマルセラピーという言葉があるほど、犬猫をはじめ、動物達と触れ合うことが人間の心や脳に良い影響をもたらすことが注目されていますが、当の触られる動物たちの気持ちに寄り添って考えてあげて欲しいものですね。

ここでは犬を撫でる際の注意点についてまとめてみました。

知らない犬の場合

まずは道端で出会った犬や、譲渡会など犬との暮らしを考えて参加した場合を考えてみましょう。

犬好きの人は散歩中の犬にもニコニコした視線を注いでくれますね。
「可愛いねー」と言うくらいで通り過ぎてくれる人はいいのですが、近寄ってきて、無造作に手を伸ばす方にはちょっと困ってしまいます。

もしかするとわんこの中には人が大好きで、そういったニコニコした視線を感じると自分から寄って行って、「撫でてー」という犬もいます。
そんな犬ならきっとうまくコミニュケーションをとれるでしょう。
でもどんな時でも、必ず連れている飼い主さんに先に挨拶しましょう。

そして犬を撫でる時は、なるべくゆっくりとすこし半円を書くように近寄ってください。
犬は真正面からぐんぐん近寄られるのは苦手です。
うちの犬だったら逃げます。
それから、ゆっくりしゃがんで犬の方から来てくれるのを待ちましょう。
はじめから嬉しくてじゃれるような子なら撫でてあげることはできるでしょうが、でも興奮させないようにゆっくりゆったりした動作を心掛けてください。
散歩中に興奮してじゃれつかせていると、ハーネスや首輪が抜けてしまうこともあるので危険です。
いきなり上から頭をなでたりもしてはいけませんよ。

頭を撫でられて体を低くしている犬

この写真のように体をすくめて舌をペロっとしているのは、上から急に手をだされたのでびくっとしてしまったと思われます。
また、譲渡会で気になる犬を見つけた時は、まずはその犬の預かりの方によくお話を聞いてから、時間をかけて触れ合いましょう。
保護犬は何かしらのトラウマうを抱えている場合も多く、人の手を怖がることもあります。

そして、いつもと違う場所で周りには犬がいっぱい、人もいっぱいという状況となれば、なるべくそっとしておいてあげたいものですね。
もし、そこに気になる犬がいたら、普段の生活の様子などをよく聞いて、後日またお約束するなどしたほうが本来の姿がわかると思います。

自分の家の犬にも配慮を

ひっくり返っている犬

いくら自分の言えの犬といえども、家族が勝手に触りたい時に、むりやり撫でたりするのは犬にとって迷惑な時もあります。
特に子供や酔っぱらって帰ってきたお父さんは要注意です。

犬は情深い動物なので、我慢してつきあってくれる場合がほとんどかもしれませんが、ストレスは犬の心身の健康のためにも軽減してあげたいものです。
かわいい犬に癒されたい気持ちはわかりますが、自分の家の犬だからこそ、撫でてもらいたい時かどうか気をつかってあげましょう。 

こんな時は撫でられたくないよ

  • 例えば犬が気持ちよさそうに寝ているとき

寝顔が可愛いのでつい触ってしまう人が多いようです。
犬は人よりも敏感ですからびっくりしてしまいます。

  • 外出先から帰って留守番していた犬が喜びで大興奮中の時

淋しかったでしょう~と抱きしめたいところですが、落ち着いた声でただいまの挨拶をして、さりげない態度で少し犬の興奮が落ち着いてから静かに撫でてあげたほうが、犬も不安から解放され落ち着きをとりもどしやすいです。

  • 公園などに子どもと犬だけで行かせないで

子どもが小型犬を連れて遊びに来ているのをよく見かけます。
友だちに囲まれて皆にいじられて、抱っこされて体をクネクネさせてキャンキャン泣いている時もありますが、子供たちは「かわいいー」というだけでやめません。
そのうち遊びが終るまでブランコの端っことかに繋がれて、不安そうにしていたりします。

撫でてほしい時だけ撫でてあげよう

うちの犬の場合は一日数回、「撫でて」と言ってきます。
昼間、人が座ってお茶を飲んでいたり、寝転がって休んでいたりすると、どこからかやってきてお尻をくっつけて座ります。
無視していると、手でちょんちょんと突っつかれて「撫でてー」というサインをくれるので、そんな時はゆっくり撫でてあげます。
大抵の場合、撫でているうちに犬は寝てしまいます。
あとは起き抜けと、夜布団を敷いた時などに寝転がって、やはり手招きして撫でて!攻撃されます。

そんな時はマッサージっぽく全身を流れるように撫でています。
また、ラバーブラシが好きなので、それをみせると寄ってきますが毎日はやりません。
それ以外は、基本的に撫でてはいませんが庭仕事をしていたり、洗濯ものを干したりと、私が働いている時にふと気が付くと、なんとなく近くにいます。
時々鼻でツンとつついたり、おもちゃを持って来たりして「遊ぼうよ」と誘ってくれるので、うちでは撫でる以外のふれあいが多い気がします。

まとめ

犬種にもよるようですが、犬にも個性があり、あまり人に撫でられるのが好きでない犬もいれば大好きな犬もいることと思います。
そしてこの「撫でる」という行動は、実際の所、人間側の欲求を満たすためである気がしています。
とは言え犬が撫でられて気持ちの良いところ、触られたくない敏感なところを知っていると、これからのワンコライフに役立ちそうですね。

イラスト

最後に、犬のからだをリンパの流れにそって撫でる方法をご紹介します。
これは須崎恭彦著の「体質改善手作りごはん」という本に載っていて、我が家でもやっていますが、これをすると犬はとても気持ちよさそうにリラックスしてくれます。

イラストの点線にそって、ゆっくり流れるようにマッサージしてみてください。
朝の目覚めの時に、全身チェックをかねてやってみてはいかがでしょうか?
でもこれは、あくまでも犬が気持ちよさそうに脱力していることが大前提です。

上手なコミニュケーションで幸せなワンコライフを送りましょう。

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あなたの体験談やハウツー・解決方法など、他の飼い主さんやその愛犬の為にもなる情報をみんなで書き込んで、犬と人の共同生活をより豊かにしていきましょう。

  • 40代 女性 ハル

    「触られる動物たちの気持ちに寄り添って・・」という言葉に共感しました。可愛いあまりに、つい撫でまわしたくもなりますが、ワンコにも気もちがありますものね。

    犬がお子さんを噛んでしまった・・など悲しいニュースもありますが、私も散歩先などで子ども達にあったときに、「可愛い~」と愛犬を撫でてくれる前には必ず「わんちゃんも急に触られると驚いちゃうから、下からオテテを出してゆっくり触ってあげてね。」と声をかけるようにしています。

    首や耳の根元は、うちの愛犬もなでてあげると本当に気持ちが良さそうにしています。マズルや足先は触られると嫌がるので、汚れを拭きたいときなど、触るときには声をかけてから触ると驚かずにじっと我慢をしてくれます。また、前足をぺろぺろ舐めだすストレスサインが出たときには、お尻をやさしく撫でてあげると、前足をなめるのをやめるようになりました。

    人と同じく、ワンコも脚先から太ももにむかってリンパマッサージするのが良いのですね!勉強になりました。
  • 30代 女性 おはな

    あごの下や耳の後ろをなでてあげると本当に気持ちよさそうにしていますよね。気持ちよい場所にもありますように、足の付け根や首元、尻尾の根元をうちではマッサージの延長のように揉みほぐしてあげています。頭を持ち上げたり尻尾を動かしたり、よく使っている部分だからこそ愛犬も気持ちよさそうですし、飼い主との最高のコミュニケーションになります。その他、うちのこは興奮しやすい面がありますので背中はゆっくりゆっくりとなでてあげて穏やかな気分になれるようにしています。
    撫でるときの注意は、犬を飼っていない方にもぜひ知ってほしいですね。うちは人が大好きなのでいろんな方によってはいきますが、びびりな面もあります。触っていただけるのはうれしいのですが、上(頭)からくるとまさに写真のように警戒したり後退したりします。顎からや下から手を出していただけると勝手ながらとてもうれしいです。
  • 40代 女性 ロコモコ

    ワンコは撫でられる事が好きな子とそうでない子がいますよね。
    うちのような甘えん坊さんはできる限り触ってもらいたいので「触って、触って~」アピールが半端なくとっても撫でる行為をしやすい方だと思います。

    逆にいうと、苦手なワンコはどこを触っても怖がります。
    そういう子には無理して触ろうとはしないようにしましょうね。
    私はそんなワンコと会うとお顔と目線を合わせて様子をみます。大丈夫かなーと思ったら、手の平ではなく手の甲をワンコに匂わせてみます。
    そうすると警戒していたワンコでもそっと手の甲の匂いを嗅ごうと顔を近づけてくれます。
    完全に安心してくれたところで手の平を返して「下から」そっ~とあごの下に手を近づけると撫でさせてくれるようになります。あごの下はやっぱり(安心できるツボ)があるんですね~そこまでは知りませんでしたが私の行為は間違ってなかったようです。
    でも絶対ここで安心して「上から」撫でてはダメです!
    ワンコ目線だと上から物(手)がくると攻撃されると思い、また警戒してしまいます。
    時間をかけてゆっくりと接すると相手も警戒心がとれ、だいたいのワンコは触らせてくれるようになってくれます。
    でもどんなに可愛いワンコでもやみくもにグシャグシャに触るのではなくあごの下や耳の横をそっと触る程度のコミニュケーションをとるようにしています。
    ※あくまで私の個人的なやり方ですが・・・

    ただし、記事にもあるように人間から虐待を受けてトラウマを持ったワンコたちや、触られること自体が苦手なワンコにとっては撫でられることに対しても過剰に反応し、強い警戒心を持っていますので、全てのワンコが撫でられることが好きというわけではないということを考えておかないといけませんね。

    あくまで【撫でる】という行為はコミニュケーションのひとつにすぎません。
    無理して触ろうとしないことが一番。
    ワンコも『気分♪』があるのでワンコの気分に合わせてスキンシップしてあげるのが大切ですね!

    早速うちのワンコにリンパマッサージを試してみようと思います。
  • 20代 女性 ゆず

    耳を触られるのは嫌なんですね。私は触りごごちが良いのでつい触ってしまいます。愛犬も特に嫌がっている様子はなかったので気にしていないのかと思っていました。本当は嫌だったんですね。今度から気をつけたいです。
    この記事を読んで犬を撫でる行為は自分が癒されるためではなく愛犬のために行いたいと思いました。気持ち良い場所を“触る”だけではなくリラックスできるようにマッサージすることを毎回心掛けたいです。また、優しく声をかけながら撫でることによってコミュニケーションを取り今後も信頼関係を築いていきたいと思いました。さらに、愛犬の体に毎日触れることによって体の外的な異常も早急に発見することができるというメリットがあります。ダニが付いていない、爪が伸びすぎていないか、怪我をしていないかチェックしながら撫でてあげたいですね!
  • 女性 てとまる

    動物って撫でられるの好きですよね!我が家の愛犬も撫でられるのが大好きです♪我が家はシェットランドシープドッグを飼っていますが、特に耳の後ろの付け根と前足と前足の間が大好きです。耳の後ろの付け根は自分から強く撫でて~♪と擦り付けてきます。前足の部分は怒りなどで興奮していて落ち着かない時は頭部分を警戒しているので、前足部分を触ってあげると、落ち着いてくれます。寝ている姿も可愛くて触りたいのですが、触ってしまうとびっくりして飛び起きてしまうので、記事にもあるように寝ている時は触らないようにしています。また散歩中に触ろうとしている人には、その人が触る前に飼い主のわたしが最初に触って少しでも安心させてあげることにしています。どう対応していいのか困っていたのでこの記事を参考に対応していきたいと思います。
  • 40代 女性 チャッピー

    うちの子も耳の後ろとかお尻のあたりを撫でられるのが大好きです。ここでも書かれてますけど、軽く掻くような感じで撫でるとすごい気持ちよさそうで、どんどん近寄ってきます。手を止めると「もっと!」とにじり寄って体を押し付けてくるし。最終的には脱力してだらーんと寝ちゃいます。
  • 女性 きつね

    うちの犬は比較的どこでもシッポでも触られていやがりません。ブラッシングは別ですが。小さいころからどこを触っても大丈夫なように、口の中まで触りまくってきました。おかげで歯磨きも大丈夫です。ただブラッシング、足先だけは非常に嫌がります。
  • 10代 女性 匿名

    すごくためになりました!
    今撫でてます(*´ω`*)
    気持ち良さそぉ〜にしてます^ ^
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