犬が悲鳴のような鳴き声を出すときの心理４つ

犬が悲鳴のような鳴き声を出す時の心理とは？

突然、近くから愛犬の悲鳴のような鳴き声を耳にしたら、飼い主としては慌ててしまいますよね。「もしかして怪我した？」と体のあちこちを確認するでしょう。しかし、怪我が見当たらない場合、悲鳴のような鳴き声を出す理由は心理的要因かもしれません。

1.遊んでいる最中に「痛い！」

飼い主の場合、遊びの限度を理解していますよね。「これ以上興奮させたら怪我に繋がるかもしれない」「これ以上強い力でおもちゃを引っ張ったら危険かな？」という判断ができます。

しかし、犬同士が遊んでいる場合、お互いが遊びに夢中になってしまい、片方に負担がかかってしまうことがあります。よくある例としては、大型犬と小型犬が遊びでじゃれ合っている最中に、大型犬が力の加減を間違えてしまうという例です。

すると、怪我はしていなくても「痛い！」といった意味を込めて、悲鳴のような甲高い声を1回発することがあります。これが悲鳴のように聞こえるのです。

2.恐怖を表している

悲鳴のような鳴き声を1回では鳴く、甲高い悲鳴のような鳴き声を連続して何度も出している場合、その犬が「怖い」といった恐怖心を表しています。

飼い主さんに怒られて「クゥーン」と高い鼻声のような声を出すことは多いですが、より恐怖を感じた際に「キャンキャン！」と連続して甲高い声を出し、「もうやめて！」という気持ちを相手に伝えようとします。

中には相手に対して「降参です」「負けました」という意思を伝える際、この声を出すこともあり、「こちらの負けです。もう怖いからやめてください」という心理がこの鳴き声に現われています。

3.不快なことをされて「やめてよ！」

ソファに座ったら、そのすぐ近くに愛犬が座っており、しっぽの先端を思わずお尻で踏んでしまった…という経験はありませんか？そんな時、驚いて「やめてよ！」と悲鳴のような鳴き声をあげる事があります。

飼い主が相手であっても、嫌な事をされれば犬は不快な気持ちになりますし、ましてや痛みが伴えば抗議の気持ちを全面的に伝えようとします。

最初に「痛い！」と遊びの最中に抗議の気持ちを表す際に悲鳴のような鳴き声を出すという話がありましたが、こちらも他の犬と遊んでいる最中に「嫌だ！」「やめて！」という気持ちを込めて悲鳴のような声をあげる事があります。

4.助けを求めている

1頭で悲鳴のような鳴き声を出している場合、飼い主さんに何かしらのヘルプサインを出している可能性があります。

助けを求めている内容は様々ですが、体のどこかに違和感を感じていたり、あるいは遊んでいたおもちゃが奥に入ってしまって取れない…なんて時にも悲鳴のような甲高い鳴き声を出して知らせることがあります。

もちろん怪我や病気の可能性も

ここまで犬が悲鳴のような鳴き声を出す時の心理についてご紹介してきましたが、心理的要因だけでなく、本当に何かしらの病気を患っていたり、あるいは怪我をしている可能性も考えられます。

甲高い鳴き声を発した後、歩き方に異変を感じたり、あるいはジャンプをしたり歩くことを嫌がるような素振りを見せた場合、足腰を傷めている可能性が考えられます。

飼い主さんが少しでも「様子がおかしいな」と思ったら、まずは病院へ連れて行き獣医さんに診てもらうようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。犬が悲鳴のような鳴き声を出した場合、心理的要因と病気・怪我の可能性が考えられます。悲鳴のような鳴き声を出した後の様子を観察し、少しでも違和感を感じたら病院で診てもらいましょう。