犬の鳴き声で心理を読み解くことができる
犬は仕草や行動など、様々な方法で飼い主や他の人間に気持ちを伝えようとします。いわゆる「ボディランゲージ」というものです。その中には動物の気持ちを表現する方法として、鳴くという方法があります。
「ワン!」と鳴くこともあれば「ワオーン」と遠吠えのように鳴くこともあります。この鳴き方によっても愛犬の心理を読み解くことができるのです。
例えば「ワン!」と1回鳴いた場合は挨拶の意味、「クゥーン」と少々高い声で鳴く場合は寂しい、不安といった気持ちを伝えようとしている可能性が非常に高いです。
鳴く回数で意味が大きく異なる
先ほど「ワン!」と1回鳴いた時は、「こんにちは!」「おかえり!」といった挨拶の意味合いが強いという話が出ましたが、この「ワン!」と鳴く回数によっても意味が大きく異なります。
もしも鳴いた回数が1~2回の場合、上記でご紹介したように挨拶の意味合いが強いです。しかし、複数回、何度も鳴いている場合は、その相手に対し「なんで家に入ってきた!」「知らない人がやって来た!」と警戒心を強めている状態です。
このように同じような鳴き方であっても、回数や声の高さによって意味が大きく異なることがありますので、注意が必要です。
犬がアウアウと鳴く時の心理とは?
では、早速本題に入りましょう。「ワン!」という鳴き方ではなく、「アウアウ」と何かを求めるかのように飼い主に向かって鳴いている場合、その時の犬はどのような心理状態なのでしょうか。
1.何かを催促している
「アウアウ」という鳴き方にも種類がありますが、もしも高めの声で「アウアウ」または「アウーアウー」といった鳴き声を出している場合は、何かを催促している可能性があります。
例えば「ごはん欲しいよ」「散歩に連れて行ってよ~」といった焦りにも似た気持ちをこの鳴き方で飼い主さんに伝えようとしているのでしょう。
また、おやつを与える際に「待て」「よし」のサインを行う飼い主さんは多いでしょう。この時、あまりにも「待て」の時間が長いと、「アウアウ」と不満を訴えてくることがあります。この場合は「まだ?」「早く!」といった意味合いが強いです。
2.不安や恐怖を訴えようとしている
「アウアウ」といった鳴き声を繰り返し行うようであれば、何か不安や恐怖を感じており、それを飼い主さんに対し、必死に伝えようとしている可能性があります。
例えば、普段聞こえない音(工事や雷など)が外から聞こえてきた時に、「なんだか怖い音がするな…」といった気持ちを飼い主さんに伝えようとすることがあります。
また、飼い主さんは気づいていないけれど、愛犬は外から誰かがやって来る音を感知し、「誰か来たよ…」と少々不安を伝えることもあります。このような時は、飼い主さんが撫でたり声をかけたりするなど、愛犬が落ち着けるように努めましょう。
3.「それは一体…?」
上記では不安や恐怖を訴えようとしていると解説しましたが、「アウアウ」といった鳴き声を1回、または2回ほどの少ない回数出した場合、不安と期待・興味が入り交じったような感情が湧き起こっていることを表します。
「何だろう…あまり見たことない物がお部屋に…」といった不安と「怖くなさそうだし、ちょっと近付いてみよう」という好奇心が混ざっている状態ですね。
例えば、他の家から短期間だけ小動物のペットを預かるというシチュエーションが起こった場合、このような鳴き声を出すことがあります。「何だろう、少し気になるな」といった心理が働いていると言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が「アウアウ」と鳴ている時は、何かを求めていたり、訴えかけている証拠です。一体何を訴えようとしているのか、その場の状況や鳴いた時の声の声の高さ、あるいは回数から答えを導き出しましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 おかあ
40代 女性 匿名
海外の大きな地震も拾うので頻繁で見ててつらいです。
震源が近いと方向がわからないのか?ケージに体当たりしてしまうこともあります。
50代以上 女性 ちろん