プレイバウとは？犬の代表的な仕草の意味や他の仕草についても解説

プレイバウとは？

プレイバウとは、頭を低く下げながら前足を伸ばし、おしりを高くあげる仕草で「遊ぼう！」という気持ちを伝えるカーミングシグナルです。

カーミングシグナルは、相手に立場や感情を伝えるためのボディーランゲージのようなもので、「犬の言葉」とも言われています。カーミングシグナルは数十種類ほどあるとされており、言葉の代わりに他の犬や人とのコミュニケーション手段として使用されています。

プレイバウはカーミングシグナルの中のひとつで、他の犬に対してだけでなく飼い主さんや他の人に対して行うこともあります。

「プレイバウ？」「カーミングシグナル？」「ボディーランゲージ？」何だか聞き慣れない言葉ばかりですよね。プレイバウについてさらに詳しく見て行きましょう。

「遊びに誘う」以外の意味もあります

プレイバウは、基本的には遊びのお誘いをするためのボディーランゲージなのですが、別の意味で行うこともあります。

• 機嫌の悪い相手をなだめるため
• 緊張している相手をリラックスさせるため

このような意味でプレイバウの仕草をすることもあります。

プレイバウはみんなするの？

我が家の愛犬たちは、プレイバウをしません。先代の愛犬たちもプレイパウをしているところを見たことはありませんでした。これまでにたくさんの犬たちと出会ってきましたが、実際にプレイバウの仕草をしているところを見たのは一頭だけです。

ご近所の黒柴の女の子で、他の犬だけでなくすれ違う相手の全てにプレイバウの仕草をして遊びに誘っていたことを覚えています。

プレイバウは、全ての犬が見せる仕草ではないのかもしれませんね。

プレイバウ以外の遊びに誘う仕草

犬が遊びに誘う仕草と言えば、プレイバウと思う方も多いでしょう。でも、犬によってもそれぞれに遊びに誘う仕草があると思いませんか？どんな仕草があるのかいくつか挙げてみましょう。

ゴロンと寝転がる

飼い主さんの目の前でゴロンと寝転がり、甘えた様子でアイコンタクトをとる何とも可愛い仕草をしてくれることがあります。これも構って欲しい、遊びに誘う仕草の一つです。そんな可愛い仕草をされては、どんなに忙しくても構ってあげたくなりますよね。

飼い主さんが用事や仕事に出かける時に、ゴロンと寝転がれば構ってもらえる、遊んでくれることを知っています。または出かけることを阻止する仕草の場合もありますが、それもまた可愛いですよね。

顔をスリスリしてくる

我が家のポメラニアンは、遊びに誘うときに顔をスリスリします。「私の服で顔を拭いているのかな？」「顔がかゆいのかな？」と最初は思っていましたが、実は遊びに誘う仕草だということがわかりました。

顔をスリスリしてきたら「遊ぶ？」と声をかけると、嬉しそうにおもちゃを取りに行く姿がとっても可愛いですよ。

ツンツンしてくる

これは、我が家の愛犬の男の子が遊びに誘う仕草で、私の足や腕を前足でツンツンと触ってきます。無視しているとツンツンが激しくなり、ミミズ腫れができてしまうほど。お誘いを受けたらすぐに遊ぶようにしています。

マズルを噛む

犬同士で相手のマズルを軽く噛むような仕草をする犬を見たことがあります。本当に噛むわけではなく噛むような仕草をするだけですが、これも遊びに誘う仕草の一つです。

愛犬とドッグランに遊びに行ったときに見かけたことがあり、遊びに誘っている方は構って欲しくて必死な様子、誘われた相手は迷惑そうにしていたそんな姿がとても可愛かったことを覚えています。

まとめ

「プレイバウ」がどんな仕草でどんな意味を持つのか、おわかりいただけましたか。

犬が相手を威嚇するときに、頭を低く下げながら前足を伸ばし、おしりを高くあげる仕草をすることがありますが、プレイバフとの違いは、犬の表情や姿を見れば一目でわかると思います。

遊びに誘う仕草は、犬の性格などによってもさまざまな仕草があるのでしょう。今回ご紹介した仕草の他にもどんな個性的な仕草で遊びに誘う子がいるのか、私もまだまだ知りたいです。