お散歩から帰るのを嫌がる犬
SNSには多くの写真や動画が投稿されていますが、お散歩から帰るのを嫌がり、公園や道路に寝転がって抵抗する犬の姿が可愛いと、日本だけではなく海外でも話題になりますよね。
なぜ、あんなに帰ることを嫌がるのでしょうか。
犬がお散歩から帰るのを嫌がる理由と対処法について考えてみましょう。
犬がお散歩から帰るのを嫌がる理由と対処法 その①「お散歩の時間が足りない!」
毎日の適度なお散歩をさせてあげられているでしょうか。
お散歩が大好きな犬にとって、お散歩の時間が足りないのであれば、まだお散歩したい!まだ帰りたくない!となって当然でしょう。
うちの愛犬たちも同じです。
愛犬たちが満足するまでお散歩させてあげた日は、自ら家へ帰ろうとします。
しかし、私の時間がなかったり、雨が降っていて短時間のお散歩で済ませようとしたときは、まだ帰りたくないと駄々をこねます。
対処法
必要な運動量などによって個体差はありますが、30分から1時間程度のお散歩が適切であるとされています。
室内での運動だけで満足する犬もいますし、5分や10分のお散歩で満足する犬もいます。
逆に、1時間お散歩しても満足しない犬もおり、私の愛犬の男の子がそうです。
しかし、犬に必要なのは運動量だけではなく、“刺激”を求めています。
外をお散歩するということには、たくさんの刺激があり、脳の活性化や老化防止にも効果的です。
また、お散歩することでストレスを発散させたいという犬もいます。
体力を十分に使うことができるよう、ストレスを溜め込んでしまわないよう、基本的には毎日お散歩させてあげることが望ましいですが、可能な限り外へ連れ出してあげましょう。
犬がお散歩から帰るのを嫌がる理由と対処法 その②「抱っこして欲しい!」
とくに小型犬に多い理由なのではないでしょうか。
これは私の愛犬のポメラニアンの話ですが、“お散歩から帰ることを嫌がることで抱っこしてもらえる”と学習しているため、すぐに立ち止まったり寝転がってアピールします。
本当に帰りたくないのであれば、自宅とは違う方向へ行こうとするはずなんです。
私にとって初めての小型犬でカラダがとても小さいため、かわいそうだと思い、抱っこしてあげてばかりいたことが悪いクセになってしまったのだと思います。
ただ、体調が悪くて抱っこして欲しい場合や、手足などに痛みがあり抱っこして欲しい場合もありますので、しっかり見極めると良いです。
対処法
「行こう!」「帰ろう!」などと明るく声をかけ、自ら歩くのを待ってあげましょう。
私のようにすぐに抱っこしてあげていると、悪いクセになってしまいます。
抱っこして欲しくて帰ることを嫌がるとき、私がよくやっている対処法は“抱っこして50歩歩いたらおろす”です。
しばらく抱っこして歩いてあげてからおろすと、また嬉しそうに自ら歩き出してくれます。
犬がお散歩から帰るのを嫌がる理由と対処法 その③「この道は嫌だ!」
犬にもお散歩コースのこだわりがあるようで、私が行きたい方向からは帰りたくないけど、こっちの道からだったら帰っても良いよ、なんてことがあります。
お散歩にも満足し、家へ帰ろうとは思っているけど、この道を通って帰るのは嫌だ!と主張しているようなのです。
時間がないのにこっちから帰ったら遠回りになっちゃうよ…なんてこともありますが、「帰らないぞ!」と立ち止まってしまうと微動だにしなくなるので、仕方なく帰り道のわがままを聞いてしまっています。
対処法
たまにはわがままを聞いてあげても良いと思いますが、いつもわがままを聞いてしまっていては、帰りたくないと主張すれば自分の思い通りになるぞ、と犬が勘違いしてしまいますし、飼い主さんの指示に従わない犬になってしまいます。
お散歩中には危険もいっぱい潜んでいますし、しっかり飼い主さんの指示に従うことができる関係性を築きたいですよね。
まとめ
帰りたくない~!と言って駄々をこねている犬を見ると、可愛いなぁと微笑ましく思ってしまいますが、飼い主さんはとても大変ですよね。
小型犬なら抱っこして帰ることもできますが、大型犬を抱っこして帰るわけにはいかないですもんね。
帰ったらおやつ食べよう!など、おやつで誘導してみると、すんなり帰ってくれるかもしれません。