犬が大人しく足を拭かせてくれない、そんなときは?
ちょっとお散歩に出ただけでも犬の足は汚れてしまっています。
うちの愛犬たちはお風呂場で石鹸を使って洗いますが、石鹸の泡が灰色になってしまうくらい汚れています。お風呂場で洗っている理由は「足を拭かせてくれないから」です。
洗うのはOKだけど拭くのはNGというのが不思議なのですが、そんな犬もいます。
犬が足を拭かせてくれないときの注目ポイントと対処法についていくつかご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
その① まずは、足を触る練習!
足を拭かせてくれない犬のほとんどは、足を触られることが苦手です。
足を触られるだけでも嫌なのに、タオルでゴシゴシ拭かれるのはもっと嫌です。なので、まずは足を触られることに慣れる練習から始めましょう。
足に触るだけではなく、“足を握る”というところまでできるようになると良いと思います。
おやつを利用する
足を触らせてくれたらおやつ、足を握らせてくれたらおやつ、そうしているうちに足を触られたり握られたりすることの少しずつ慣れてくれます。おやつはちょっと…という場合には、ドライフードを一粒でも良いと思います。
犬はご褒美をもらえることや褒めてもらえることが大好きなので、それを利用してみると、意外とすぐに足を拭かせてくれるところまでできるようになるかもしれません。
その② タオル地の手袋を使う!
タオルで足を拭こうとするとジタバタ動いて上手く拭かせてくれないことがあります。
そんなときは水で濡らしてかたく絞ったタオル地の手袋を手にはめて拭いてみてください。足を掴んで、足の裏を拭くように指を動かすイメージです。
ジタバタ動いちゃうけど足を触らせてくれる犬であれば有効的な方法だと思います。タオルだと片手で足を拭くことは難しいですが、タオル地の手袋なら片手でも足を拭くことができます。
軍手でもOK
タオル地の手袋以外には、軍手を利用しても良いと思います。ただ、軍手はザラザラとしていて粗い生地なので肉球を傷つけてしまう可能性があります。タオル地などの優しい素材でできたものが良いでしょう。
その③ 濡れたタオルの上を歩かせる!
しっかり汚れは落ちないかもしれませんが、濡れたタオルの上を歩かせるだけでもある程度の汚れは落ちます。真っ白なタオルでやってみると汚れが落ちていることがよくわかりますので、ぜひ試してみてください。
その④ 靴や靴下を履かせる
まず先に、犬に靴や靴下を履かせることのデメリットについてお話したいのですが、犬は足の裏で情報を収集しているため、靴や靴下を履かせることで情報源を遮断してしまい事故やケガに繋がってしまうことがあります。
災害救助犬が瓦礫の中でも靴を履かない理由でもあります。足が汚れてしまわないように、肉球をケガしてしまわないように、そんな思いから靴や靴下を履かせている飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、デメリットも存在しているということをまずは知って欲しいです。
しかし、足を拭かせてくれないということは衛生的にもよくありませんし、足を拭くことも洗うこともできない、足を触ろうとすると怒って噛みついてくる、そんな場合には靴や靴下を履かせることも対処法として良いのではないでしょうか。
雨の日だけでも
うちの愛犬たちは、雨の日と雨上がりの地面が濡れているとき、防水加工がされた靴下を履いてお散歩に行っています。
雨水や水たまりにはいろんなものが溶け込んでいます。犬や猫のうんちやおしっこなども雨水によって洗い流され、地面に流れてきているかもしれません。そんな中を歩いては感染症の危険があると思います。
もし、肉球に傷があった場合は、その傷口から細菌が侵入し、感染症の危険が高まるのではないでしょうか。そのようなことから雨の日や雨上がりの地面が濡れているときのお散歩では靴下を履かせるようにしています。
まとめ
足を拭かせてくれない犬に、大人しく足を拭かせてもらうためには、根気強く慣れさせる練習が必要だと思います。
足を触られることが苦手なら、まずは足を触らせてくれるところから練習が必要なので、とても時間がかかってしまうかもしれません。
どうしても上手く拭くことができないのであれば、衛生面を考えて靴や靴下を履かせるのも良いのではないでしょうか。