子犬の歯の生え変わりの時期っていつ?
子犬の歯は、生後4~5ヶ月くらいから生え変わりが始まります。大体が7ヶ月~1才の頃には生え変わり終わります。ですが、個体によっては犬の歯が上手く生え変わり出来ずに乳歯と永久歯が一緒に生え並んでしまうこともあります。順番は、切歯→犬歯→前臼歯、後臼歯の順で生え変わることが多いようです。最初の切歯は前歯に当たる部分です。子犬が口を開いた時に、切歯がないことで生え変わりに気づく飼い主さんも多いのではないでしょうか。
犬の歯の数ってどれくらい?
犬の歯の数は乳歯が28本、永久歯は42本です。人間とくらべると思ったより多い!?少しビックリしますよね♪
犬の歯が抜けるときってわかるの?
犬も歯が抜けるときは、「なんか歯がへんだな~」と、ムズムズして違和感があるようです。そのため、色々なものを噛んで、その違和感を紛らわそうとするようで噛み癖がより目立つようになります。やたらと噛むなーと思ったら、もしかしたらグラグラしている歯があるかもしれません。
また、おもちゃなど口に入れるものに血がついていたりする場合は、歯が抜けた時の出血かもしれません。その出血で歯が抜けたと分かることも多いです。
犬の歯を食べても大丈夫?
犬の歯が抜けているのに、抜けた歯が見つからないなんてことが多いです。
遊んでいる最中やご飯を食べている最中に抜けることが多いので、抜けてそのまま食べてしまうのです。でも、心配ご無用。犬の歯は飲み込んでしまっても、うんちとして排泄されるので大丈夫です。
血が普段より多く出ていたり、モグモグしていたら、口の中を見たり床を探してみたりして下さい。もしかしたら抜けた犬の歯が見つかるかも…?
犬の歯が抜けた後に血が出ているけど大丈夫?
通常、犬の歯が抜けた後の出血はすぐに止まるので大丈夫。ですが念のため、血が止まるまでは引っ張りっこ遊びや、硬いものをかじらせるのは控えておいた方が良いでしょう。
犬の乳歯が抜けないまま永久歯が生えてきてしまったけど大丈夫なの?
上手く生え変わらず、乳歯の後ろに永久歯が生えてきてしまい、「二重歯」になる子も実は多いです。特に体の小さな子がなりやすいです。
そうなると、噛み合わせや歯並びが悪くなります。噛み合わせが悪いと、上手くフードを噛み砕けなくなったりフードが歯に挟まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因にもなります。
その後、自然に乳歯が抜ければ良いのですが、なかなか自然に抜けることは難しいです。その場合は病院にて抜いてもらいますが、この時全身麻酔を掛けることになるので、麻酔のリスクを減らすために去勢や不妊手術と併せて行うことが一般的です。
もし二重に生えてきてしまい、その乳歯が抜けそうになかったら獣医師に相談し指示を仰ぎましょう。
生え変わるなら犬に歯磨きはいらない?
意外と多く聞かれる質問です。
確かに乳歯は生え変わるので、多少汚れていても問題ないように思います。
しかし、犬の歯の生え変わりが終わるのが7ヶ月~1才として、そこから歯磨きをいざしようとすると、嫌がって出来ない可能性が高いです。
自我が芽生えてから歯磨きなどのお手入れを練習しようとすると、とても時間が掛かります。自我が芽生える前の子犬の時期から習慣付けておきましょう。
実際に歯を磨かなくても、口の中に指を入れたり唇をめくったりと、歯を磨くまでの練習するべき行程はたくさんあります。早い段階から慣れさせておいて、実際に磨くのは永久歯になってからでも良いでしょう。早めの練習開始をオススメします。
犬の歯が抜けそうな時はフードはどうすれば良い?
きちんと食べるのであれば、そのままカリカリのドライフードで大丈夫です。歯が気になったり、痛くて食欲がなくなる子も中にはいます。その場合は、普段のドライフードを少しふやかして柔らかくしてあげると食べやすくなります。
歯が生え揃うまでは噛みづらいため、フードを丸飲みしてしまう子も多いです。消化不良で嘔吐や下痢などを起こしてしまうこともあるので、注意してみていてあげてください。この時に、柔らかくしたフードを食べなかったからと他のウェットフードを与えてしまうと、いつものフードを食べなくなってしまいます。食べなかった時は下げてしまいましょう。
犬の歯を上手く生え変わるように出来ることはある?
自然に任せるのが1番ですが、飼い主として出来ることは噛みたい欲求を満たしてあげることでしょうか。歯痒い時期、子犬は目についたものを何でも噛みたがります。電気のコードなどを噛んでしまうと大変です。
噛んでも良いおもちゃを与え、思う存分噛ませてあげましょう。甘噛み抑制にも効果があります。ただし、あまり硬すぎるものは歯を痛めてしまいますので注意して下さい。オススメはへちまのように繊維が絡まったおもちゃです。硬すぎず適度に噛みがいがあるので、歯が痒い時に子犬は喜んで噛んでくれるでしょう。また、抜けた歯がへちまに絡むことで誤飲も防ぐことができます。記念に取っておきたい場合などにも役に立ちますよ。
また、一緒に引っ張り遊びもコミュニケーション作りをしながら噛む欲求を満たすことが出来るのでオススメです。引っ張りっこ遊びの注意としては、犬の前後に引っ張るのではなく、左右に軽く引っ張ってあげましょう。犬の歯並びに影響が出るとか…?
そして、きちんとフードを切り替えること。顎の力をしっかりつけましょう。人と同じで、噛むことは大事です。いつまでもふやかしたフードでは顎の力がつきません。顎の力も歯の生え変わりには必要です。小型犬用に粒の小さいフードもありますが、あえて小さいものを選ばなくても大丈夫です。粒が大きめの方が噛み砕く癖がつくので良い場合もあります。ただしフード丸飲みがすでに癖になっている犬には注意が必要です。
犬の歯に関するまとめ
子犬の成長なひとつの課程「犬の歯の生え変わり」。キチンと生え変わるように、飼い主さんも少し気をつけて様子をみてあげましょう。
抜けた歯を見つけたときは、ちょっぴり感動&幸せな気分になりますよ♪
ユーザーのコメント
30代 女性 あーたん
歯の生え変わり時期は本当によく噛んでました。顔を地面に擦ってる姿も見かけました。チワワなので二重歯は特に気をつけましたが、7ヶ月の頃に去勢手術をしたので、その時残ってる乳歯はすべて抜いてもらったので安心しました。今も病院に行けば歯並びチェックをしてもらってますが、綺麗に並んでるそうです。子犬の歯の生え変わり時期に思いっきり噛ませたり、引っ張り合いを注意しながら行うことは本当大事だと思います。
30代 女性 TIKI
確かに知らないうちに歯はどこかに抜けていて(食べてしまったのもあるのかも)でも記事にあるようにきっとウンチで出てしまったのでしょうね。
又、歯が抜けずに二重に生えてしまう例もあると知って、ビックリしました。出来る限り自然に抜けて、麻酔などで抜かない方がいいですよね。
20代 女性 ゆん
犬はだいたい7か月齢で避妊、去勢手術をおすすめしているので、7か月経っても乳歯が生えている犬は、避妊手術と合わせて行った方が今後の歯の問題が起こりにくいです。
乳歯と永久歯の間は歯石が溜まりやすいですし、乳歯があると歯並びも悪くなります。乳歯は処置的には永久歯より抜けやすいので、麻酔の負担もあまり問題になりません。
30代 女性 匿名
4代目愛犬は、5ヶ月弱でうちに来て、その時はすでに永久歯が生えそろっていました。
乳歯の事もそうだけど、子犬が日々すくすくと成長していく姿を見るのはいいものですね。
女性 きさら 5
40代 女性 える
おもちゃをいろいろ試しましたが、噛み心地がちがったのでしょうか、メガネは何個買い換えたかわからず、靴やテーブルの脚、サークルの柵の網目までなんでもかじっていました。
電気ケーブルだけは危ないのでカバーをつけましたが、いろいろ策を講じても噛み噛み行動が収まらなかったので、途中から諦めていたら気が付いたらしなくなっていました。
一度そんなに硬いものが噛みあいのなら、お牛のヒヅメを与えたところ、強烈なアンモニア臭に加えて、犬の歯が折れたためやめました。
20代 女性 しそ
日々変化・成長が見れて暖かい気持ちになれますよね!
女性 おもち
女性 むすび
時、とても小さく白くてとがっているモノが犬の近くに落ちた時に「歯だ!」とビ
ックリしたことがあります。人間の乳歯と同様で、とても可愛い歯でした!ただ、
私が発見した時は1本だったので、当然他の歯がどこにいってしまったのかは謎の
ままです。犬が飲み込んでいたとしても、排せつされるようなのでホッとしました。
50代以上 男性 文太
40代 女性 匿名
50代以上 女性 匿名
そして2匹目のミニピンは、大人で1.5キロですが、2重歯で心配で獣医さんに相談して体重は軽すぎでしたが早めに避妊&乳歯を抜いてもらいました。体の小さ目の子が2重歯になりやすいって初めてわかりました。その時の2重歯の写真です。ホント!食べたものが挟まって口が臭かったです。
30代 女性 ぽてまま
でも珍しく夜中に起きて鳴くくらいだから本人が一番気持ち悪いんだろうな~と思います。4ヶ月過ぎてから抜けると思ってたので早い成長にちょっと驚いてもいますが汗