犬に重曹を使っても大丈夫！その効果と注意点

犬に重曹を使っても大丈夫？

犬に重曹を使うことについて、基本的に、人間が使っても支障はないとされているものは、ペットにも使用可能と考えられています。もっと大まかに言ってしまえば、哺乳類であるならば人間の使用している物は大抵無害であると考えられます。

しかし、重曹には犬にとって注意が必要となる塩分が多く含まれているので、歯みがきなど口にするケアに使用する際は、大量に使用することは控えた方がいいでしょう。

重曹の持つ消臭効果も得られることから、犬のシャンプーとして使用している家庭も多いでしょう。シャンプーとして使用しても差し支えありませんが、少量を使うようにして下さい。

犬に重曹を活用する

犬のシャンプー

重曹を利用した犬用シャンプーは家庭で簡単に作ることが可能です。

用意する物は水と重曹のみです。水1リットルに対して、投入する重曹は小さじ1杯です。すると、重曹入りの水溶液が関係します。この水溶液をシャンプー代わりに使います。使い方は、水溶液を愛犬の身体にかけてブラッシングを行います。汚れも臭いも簡単に取ることが可能で、コストパフォーマンスも優秀な点がメリットです。

しかし、重曹シャンプーだと愛犬の汚れがきちんと落ちているかどうか、不透明な点がデメリットです。なので、飼い主が不安になり重曹の量を増やしたいと感じることもあるでしょう。

ですが、重曹は刺激が強い物なので、犬用シャンプーとして使用する時は少量に留めておいて下さい。汚れや匂いをきちんと落としたいのであれば、市販の犬用シャンプーの利用を検討すると良いでしょう。

犬用消臭スプレー

空のスプレーの容器に、水と重曹を混ぜ合わせることで作ることが可能です。

分量は、水500ミリリットルに対して重曹を小さじ1杯入れて下さい。犬の汚れや臭いが気になるところにスプレーをしましょう。その後、スプレーした箇所を乾いた布で拭き取るだけで、部屋や愛犬の身体を綺麗にすることができます。重曹スプレーは、犬の身体を丸洗いする時間が無い時に役立ちます。

ですが、スプレーでシャンプーの代わりにできる条件は、日頃から愛犬を清潔にしていることです。重曹スプレーは愛犬が酷く汚れている場合は、あまり役に立ちません。必ず、お風呂に入れてあげて下さい。

犬の歯みがき

食用の重曹を使用し、ガーゼに水分と重曹を馴染ませます。重曹液を揉み込んだガーゼで、軽く犬の歯を拭くだけで口腔ケアも完璧になります。重曹歯みがきは犬の歯も綺麗になりますし、口臭も予防することが可能です。また、市販されている犬用の口腔ケアグッズよりも、安価で手軽である点がメリットです。

しかし、愛犬の口に使う重曹は食用でなければなりません。決して清掃用の重曹を使用しないようにして下さい。

犬に重曹を使う際の注意点

重曹は塩分が多量に含まれているので、決められた容量と用法を守った上でシャンプーや歯みがきなどに使用して下さい。

特に、愛犬の歯みがきに重曹を使う場合はあくまで、口腔ケアグッズが手元に無い時の応急処置方法として使用する方がいいでしょう。重曹は、犬の歯肉には刺激が強すぎます。重曹で代替するよりは、犬用の歯ブラシを買った方が口腔ケアには良いと考えます。

また、重曹が愛犬の肌に合わない場合も使用をすぐに中断し、医療機関を受診して下さい。

まとめ

重曹は、犬にも問題なく使用することができます。しかし使用部位によっては、重曹の使用は応急処置で留めておいた方がいい場合もあります。臨機応変に愛犬に合わせていきましょう。

また、重曹を愛犬に使用することは、本来の使い方ではありません。したがって、肌のトラブルや病気を引き起こす可能性も潜んでいます。

何か問題が発生した場合は、すぐに重曹の使用を中断して下さい。また、いきなり全身に使うのではなく、目立たない部位でパッチテストを行いアレルギーや皮膚の炎症が出ないかを確認してから使うようにしましょう。