犬のヒゲが抜けるのは何かの病気?
掃除をしていたら、床に愛犬のヒゲが数本抜け落ちているの見かけた事はありませんか?犬のヒゲは太いため落ちていると目立ちます。
『どうしたのだろう?』『病気かも知れない・・・』そんな心配をされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も先日、愛犬のヒゲが落ちているのを発見して、気になって調べてみました。
犬のヒゲが抜けるのはごく自然な事
結論からお伝えすると、犬のヒゲが抜けるのは『病気ではありません』。
犬のヒゲが抜けるのはごく自然な事で、部屋にヒゲが落ちている事自体は全く問題ありません。ただし、皮膚病などの病気を患っているわんちゃんの場合は、被毛と一緒に抜け落ちる場合があるので、注意してあげてください。
犬のヒゲ一定周期で生え変わる
犬のヒゲは他の被毛と同じ様に一定の期間で生え変わります。
半年に一度の頻度で抜けて『新しいヒゲが生える』と言う事を繰り返すのです。『あれっ?』『何だかヒゲが減ったなぁ!』と思ったら生え変わっている最中です。
また、この時犬のヒゲは抜けても痛くありません。犬自身も抜けた事に気づいていない様です。
しかし故意に引っ張って抜いたりはしないで下さい。
無理やり抜くと根元が傷になってしまう事もありますし、無理に抜くと痛がります。ですので、そのような事は絶対に止めましょう。
そもそも犬のヒゲは何のためにあるの?
犬のヒゲは『無用の長物』などと言われていますが、そもそも犬のヒゲは何のためにあるのでしょうか?
全てが解明されているわけではありませんが、犬が野生だった頃は感覚器官としての役割を立派に果たしていたそうです。例えば、ヒゲを使って獲物との距離を測る役割も果たしていたとも言われています。
しかし、犬は嗅覚が発達した事もあり、進化の過程で『ヒゲの感覚器官としての能力は退化してしまった』と言われています。
とは言いましても、今もヒゲの根元には神経が分布していますので、他の部位の皮膚よりもかなり敏感なようです。そのため、「犬がヒゲを触られるのを嫌がる」のは、そんな進化の課程に理由が隠されていたようです。
犬のヒゲが一度に抜け落ちている時は要注意!
犬のヒゲが抜け落ちる時期は年に2回程度で、個体差にもよりますが、徐々に抜けながら新しいヒゲが生えてきます。
しかし、一度に殆どのヒゲ抜け落ちてしまった場合は【要注意】です。
この場合、皮膚病が原因で大量に抜けてしまう可能性があります。そんな時には動物病院で診察してもらうのが良いでしょう。
また、ニキビダニが原因で口の周りの毛やヒゲがたくさん抜けてしまう事がありますので、抜けたヒゲの部位をよく観察する事も大切です。抗がん剤やその他の薬の影響で抜けることもありますので、薬を投与しているときや投与後はかかりつけの動物病院に相談してみましょう。
まとめ
犬のヒゲは『大量に抜けなければ心配ない』様ですね。
しかし可愛い愛犬のためですから、毎日のボディチェック時のチェックは必要だと思います。
人によって、ドッグサロンで愛犬のヒゲをカットする派としない派の方がいらっしゃいますが、実際はどうなのでしょうか?
調べてみたところ、専門家の意見には賛否があるようです。
現在も、温度や湿度、風向きを察知する機能が残っているため、『機能が全く無くなった訳ではないのでカットしてはいけない』と言う意見と、『犬の場合は、これらの機能はかなり退化していますのでカットしても影響なし』と言う意見に分かれているようです。
因みに、我が家の愛犬の場合ヒゲを触られてもあまり嫌ではないので、ドッグサロンでヒゲをカットしてもらっています。
カットすると目鼻立ちがスッキリして男前になりますので遠慮なく切らせてもらっています。
もし、皆様の愛犬がヒゲに触れられて嫌がる様ならカットしない方が良いでしょうね。
ヒゲを触られるのを嫌がるのに、無理にカットしてしまうと、場合によってはドッグサロンでトリミングやグルーミング自体を拒む様になってしまうケースもありますので注意しましょう。
思いやりを持って、出来るだけワンちゃんにストレスを与えないようにして上げて下さいね。
ユーザーのコメント
20代 女性 匿名
ヒゲを切られて暗い部屋に居たら夜鳴きし出す子も居ますよ。
触っても嫌がらないのは信頼しているからですよ。
触っても嫌がらないからカットするではなくきちんと考えてあげてくださいね。
女性 おでん
女性 瑠美
髭って抜けて大丈夫なのか...と不安になりここに辿り着きました。
安心しました笑