犬にワセリン使っても大丈夫?
ワセリンは、とても便利ですよ!我が家でも常備して色々なケアに使っています。
- 乾燥している肌に
- 花粉症に
- 火傷の手当てに
- リップクリームに
天然由来の製品ですので、デリケートなわんちゃんにも積極的に使ってみたいですよね。
そこでワセリンの成分や安全性について調べてみました。
石油を高純度に精製して作った保湿剤
原材料が石油と聞いて、「大丈夫?」と思う飼い主さんも多いと思われます。
私も心配になってしまいました…。
石油は、何万年も昔に地球に生えてた植物が地層に蓄積した物質(原油)を不純物を取り除き精製したものが石油製品になります。石油の元は植物なんですね!
またワセリンは化粧水と違い肌内部には浸透せず、肌の表面で、ホコリ等の刺激から肌を守ってくれて、自然治癒力を助けます。
ワセリンの中でも白色ワセリンは精製度が高く不純物が少ないので、赤ちゃんや、アトピー性皮膚炎の方も使われてるそうです。なので、わんちゃんのスキンケアにも安心して使えると思います。
ワセリンの種類
ワセリンには白色ワセリン、プロペト、サンホワイト、ヴァセリンなどの商品の種類があります。ワセリンの精製度の高いものほど不純物の含有量が少ないので、犬にも安心です。その分、価格も上がります。
白色ワセリン
「日本薬局方」と表示されているものと、そうでないものがあります。不純物の含有量が少ないのですが、まだ微量に残っています。「日本薬局方」と表示されたものの方がより精製度が高いようです。
プロペト
より高度に不純物を取り除いた、高純度・高品質のワセリンです。医薬用レベルの品質で、赤ちゃんの肌や炎症をおこしている肌などにも使用できます。
サンホワイト
プロペトよりもさらに純度の高いワセリンです。日本で手に入るワセリンの中で最も高品質です。他のワセリンが合わない場合は、このサンホワイトがお勧めです。
ヴァセリン
アメリカから輸入されている黄色ワセリンです。他の白色ワセリンと比較すると、ヴァセリンの精製度は比較的低く、塗ると若干べたつきがあります。
たくさんのワセリンの製品が販売していますので、是非とも、わんちゃんの体質にあった物や、わんちゃんのお気に入りを見つけましょう♪
犬の肉球ケアにワセリンを使ってみましょう
肉球クリームはたくさん製品がありますが、成分全表示している製品は少ないです。
どうしてもわんちゃんは舐めてしまうので、口に入ってしまいます。
なので今回は、飼い主さんもわんちゃんも安心して使えるワセリンをスキンケアに使ってみました。
乾燥している肉球のケア
上の写真は塗る前の肉球です。少しカサカサしていますね。
乾燥していると痒くなるので、舐める→湿って蒸れる→また痒くなるという悪循環になります。
また、お散歩等でアスファルトの上を歩くと刺激から気になって舐めてしまいます。
クセになる前に積極的に肉球のケアをしてあげましょう。
ワセリンを少量取り薄く伸ばして肉球に塗って下さい。
こちらは塗った後の肉球です。
潤った感じになりました♪
たっぷり塗る事ではなく、少量を薄く塗る事を継続しましょう。
ベタつきが気になれば、サッとティッシュ等で拭きましょう。
ワセリンは保湿剤なので、お散歩後など肉球が濡れている時に塗ると、水分を閉じ込めてくれます。
ドライヤーで乾かす前など塗ってみましょう。
塗った後は気にするわんちゃんも多いので抱っこしたり、気にならない時に塗ってあげたりしましょう。
ワセリンパック
たくさんお散歩して歩いたり走ったりした日には、ワセリンでのパックをお勧めします。
わんちゃんの肉球には普段の生活でいろんな刺激や負担が掛かっています。
冷暖房をきかせた室内でも乾燥しやすくなりますし、また、歳を重ねるにつれて肉球がさらに乾燥しやすくなります。老犬になると、肉球がひび割れてカサカサ・・なんてことも。そんな時、簡単にわんちゃんの肉球をパックしてケアしてあげましょう。
方法は簡単です。
肉球に少し多めにワセリンを塗ってラップでカバーするだけです♪
数分程、抱っこしながらラップの上から肉球をマッサージをしてあげて下さい。
抱っこでわんちゃんとのスキンシップもしながら、肉球のケアも一緒に出来ます。
上記のケアで使っているのは、黄色ワセリンです。
白色ワセリンより精製度は低く、医薬品や医薬部外品ではありません。
お値段もお手頃でどこでも手に入りやすいです。
黄色ワセリンは小さな入れ物で売っているので使いきりやすく、持ち運びにもとても便利です。
お出掛け先のお散歩後にも肉球ケアもしやすくなりますよ。
肉球マッサージ
肉球マッサージをする時にも、ワセリンを使ってみましょう♪
ワセリンを塗れば、マッサージしやすくなります。
また、アロマをほんの少量ワセリンに混ぜると、アロマのクリームが出来ます。
白色ワセリンと精油のアロマオイルを使って下さい。
飼い主さん用に作って一緒に使えば、わんちゃんのリラックスにも繋がります。
アロマオイルはわんちゃんの体調にあわせて使ってあげて下さい。
※肌に直接つける物ですので、精油されたアロマオイルを選んで下さいね。使えないアロマもありますので注意してください。
犬のスキンケアにもワセリン
ワセリンは肉球だけでなく、犬の皮膚の乾燥予防にも効果的だそうです。(あくまでも乾燥予防であり、皮膚炎の原因はノミ・ダニ・アレルギーなど様々なので、まずは病院で診てもらいましょう。)また、軽い傷口の治療にも使用できるそうです。最近では傷口を乾燥させずに保湿して治療するという、湿潤療法が一般的です。
そのため、犬の軽い床ずれや、散歩先でできてしまった肉球の擦り傷など、軽度の傷口の応急処置としてワセリンが活躍します。傷口を水道水で傷口を良く洗ってから、ワセリンを塗ってラップをし、足なら靴下や靴を履かせるなどして、犬がラップを飲み込むことのないように傷口を保護します。皮膚や傷口に塗るのなら、高純度のワセリンの方がより安心ですね。
ただし化膿している傷や重症の場合には、この方法は使えませんので、きちんと動物病院で処置してもらいましょう。
まとめ
わんちゃんに使う物は、成分や原材料はとても気になるかと思います。
肉球クリームは成分全表示している製品はとても少ないですし、わんちゃんが舐める事をゼロにする事は出来ません。
なので、できるだけ飼い主さんもわんちゃんも、安心出来るものを使ってあげたいですね。
ワセリンは天然由来の製品で、酸化もしにくいと言われています。
我が家のワンコはチワワなので、以前使っていた肉球のクリームは使いきれずに捨ててしまう事が多かったです。
ワセリンは飼い主さんも一緒に使えるので、飼い主さんがお風呂上がりにスキンケアをした時に、わんちゃんのケアも出来ます。
使うタイミングが決まっていれば継続しやすくなりますよ。
是非とも、ワセリンでの肉球ケアを毎日の生活に取り入れてみて下さい。
わんちゃんと飼い主さんが笑顔溢れる毎日でありますように♪
ユーザーのコメント
40代 女性 pon
おすすめなのが、リップクリームタイプです。これならジャー容器に入っているワセリンを取り出すのに、爪の間に入ってしま足り、指が汚れるのを防げます。
スティック状の繰り出しタイプや、チューブタイプのリップクリームなどが使いやすくておすすめです。もちろん香料不使用のものがいいでしょう。ワセリンでなくても、みつろうだったり、出来るだけオーガニックっぽいもの、香料や添加物がないものを選ぶといいと思います。犬用の肉球専用クリームでなくても、充分いい仕事をしてくれますよ。
愛犬と散歩から帰ったら、玄関先でウェットシートで足裏を拭いた後に、リップクリームでチョンチョンとつけてあげています。
おかげでうちの犬の肉球はおじいちゃん犬とは思えないほどプルプルです。
30代 女性 まろんママ
40代 女性 匿名
出来る限り安全で無臭なものを探していた際に、知人から「白色ワセリン」を教えてもらいました(写真有)。これは、人間の靴擦れ予防にも使えて(かかと等に塗っておくと痛くならないです)ワンコと共有して使用できるのが良いと思います。少量を取ってワンコの肉球に擦り込んであげるとツヤが出ます。習慣化すると乾燥も落ち着いてくるようです。
ドラッグストア等で手軽に購入出来るのも良い点だと思います。
20代 女性 ゆず
でも、あんまりケアしすぎるのもよくないみたいです。肉球は人間で言うところの靴の役割を果たしているので、ある程度の硬さがないとダメです。適度にケアすることが大事だと思います。