犬のトリミングでよく使われる専門用語10選
まず、「アンダーコート」「シングルコート」「ダブルコート」といった言葉をご存知でしょうか?皮膚、トリミングのことをネットや本で調べると、必ずと言っていいほど目にする言葉です。ご自分の愛犬の被毛の特徴について知っておくと、トリマーさんにお手入れのしやすい
カットをお願いしたり、寒さや暑さに対応できるようなカットの相談が出来たりと言ったことが出来るので、知っておくほうが良いと思います。
被毛
オーバーコート、アンダーコート
犬種によって犬の被毛は、二重構造になっています。
オーバーコートが体の表面に生えている上毛、アンダーコートが上毛の下に生えている下毛です。
オーバーコートは、太くてしっかりした毛質で、アンダーコートは柔らかい毛質で、体の保温や保湿と言った役割を果たしています。
シングルコート
シングルコートは、被毛が二重構造ではなく、オーバーコートのみの被毛のことを指します。
ダブルコート
ダブルコートは、被毛が二重構造で、アンダーコートの生え変わりによって、体温を調節する被毛のタイプです。ですから、春や秋に大量に毛が抜ける「換毛期」があります。
シャンプーに関する専門用語5選
1.シャンピング
全身にお湯をかけて、シャンプーをして、キレイにゆすぐところまでの作業を言います。
2.リンシング
シャンピングのあと、薄めたリンスをかけて、軽くゆすぐことを言います。
3.ベイジング
シャンピングとリンシングを含めて、犬をお風呂に入れることを言います。
4.タウェリング
ベイジングの後、濡れた犬の体の水分をタオルでふき取ることを言います。
5.ドライング
ドライヤーを使って、ブラシやコーム(櫛)で犬の被毛を伸ばしながら乾かすこと
カットに関する専門用語5選
1.クリッピング
バリカン(クリッパー)を使って、被毛を刈り込むこと
2.シザーリング
ハサミ(シザー)を使ってカットすること。カッティングとも言います。
3.チッピング
被毛の毛先を切りそろえること
4.スイニング
スイニング・シザー(スキバサミ)を使って、被毛を梳き切り、ぼかすこと
5.カーディング
余分なアンダーコートを取り除くこと
まとめ
トリミングは、ただ愛犬の姿を愛らしく見せるだけが目的ではありません。犬の被毛には、皮膚病を予防し、夏は暑さや湿気から身を守り、冬は寒さで体が冷えるのを防ぐ役割があります。トリミングサロンを利用する際、見た目の愛らしさだけではなく、愛犬が健やかな毎日を送れるよう、行きつけのトリマーさんとしっかりと相談したり質問したりできるような信頼関係を築きたいですよね。そのためにも、私たち飼い主も「トリミング」という技術に、興味を持ってみてはいかがでしょうか?