犬の換毛期にはこまめなブラッシングを!効果的なブラッシング方法とコツ

犬の換毛期にはこまめなブラッシングを!効果的なブラッシング方法とコツ

3月になり、徐々にわんちゃんの換毛期に入ってきました。わんちゃんの毛が生え変わり、大量に抜け毛が発生する換毛期には、とにかくこまめなブラッシングが大切です!そこで今回は、換毛期におけるブラッシングについて、その必要性やブラッシング方法、また用意する物やブラッシングのコツなどについてご紹介します。毎日のこまめなブラッシングで、愛犬の換毛期をサポートしましょう!

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トイプードル

換毛期には、こまめなブラッシングが大切!

冬毛が抜けて夏毛に生え変わる、わんちゃんの春の換毛期。

そんな換毛期には、とにかくこまめにブラッシングをしてあげることが大切です。

なぜなら、換毛期で大量に抜けた毛がわんちゃんの皮膚の上で絡まってしまうと、皮膚が蒸れたり汚れが溜まってしまうことによって、わんちゃんの皮膚があらゆる細菌感染を起こしやすい状態になってしまうのです。

ですからとりわけ毛が大量に抜ける換毛期には、ブラッシングを毎日行い、わんちゃんの抜け毛を取り除いてあげましょう!

またブラッシングは、抜け毛を取り除くだけでなく、わんちゃんとの毎日のスキンシップの絶好の機会にもなります。

ちなみに、プードルやマルチーズ、ヨークシャーテリアやパピヨンなどのいわゆる「シングルコート」と呼ばれる犬種のわんちゃんには目立った換毛期がなく、それほど抜け毛が多くなるということはないとされていますが、換毛期で毛が大量に抜けている状態でなくとも、わんちゃんの被毛や皮膚を健康で清潔な状態に保つため、こまめなブラッシングは欠かせません。

そもそもシングルコートの犬種は、毛の生え変わりがなくどんどん伸びてくるため、日々のブラッシングがとても大切な犬種です。

ですから例えシングルコートのわんちゃんであっても、日々こまめなブラッシングを行いましょう!

こんな抜け毛や皮膚には注意!

いくら「換毛期で毛が抜けるから」といっても、病気を疑うべき抜け毛の状態もあります。

毛が局所的に抜けている場合や、皮膚に発疹などが見られる場合は、アレルギーや何らかの炎症の可能性があります。

また、左右対称な脱毛が見られる場合には、内分泌系の病気の可能性があります。

これらはあくまで可能性であり、他にも様々な原因があるかもしれませんが、いずれにせよそのような何らかの気になる症状がある場合には、動物病院を受診しましょう。

ブラッシングの方法

それでは、換毛期において非常に大切な「ブラッシング」の方法についてご紹介していきたいと思います。

用意するもの

ブラシ

・ブラシ (・ブラッシングスプレー)

※使用するブラシは、わんちゃんの毛の長さや毛質に合わせた物を選びます。

中・長毛種、巻き毛の犬種(ダックス、柴犬、プードルetc)には、スリッカーブラシがオススメです。

スリッカーブラシは、わんちゃんの皮膚を傷付けないためにも、ピン先があまり尖っておらず、チクチクしないような物を選んでください。

スリッカーブラシ

スリッカーブラシを使用する際は、ギュッと握り締めると力が入りすぎてしまうため、親指、人差し指、中指の指先で、ペンを持つように軽く握ります。

スリッカーブラシの握り方

一方、短毛種のわんちゃん(パグ、フレンチブルドッグ、ピンシャーetc)には、ラバーブラシがオススメです。

短い毛は、スリッカーブラシではなかなか取り除きにくいこともありますが、ラバーブラシであれば短い毛も絡め取りやすいのが特徴です。

※ブラッシングスプレーは、必ず用意しなければいけないわけではありませんが、使用するとより綺麗にブラッシングすることが出来ます。

(1)毛玉があれば最初にほぐす

ブラッシングをする前に、まずはわんちゃんの全身を見て毛玉を探します。

毛玉があればその部分だけを手でほぐしておきます。

どうしても手でほぐれない場合には、やさしくブラシでほぐします。

(2)全身をブラッシング!

毛玉がほぐれたら、全身を順にブラッシングしていきます。

ブラッシングスプレーがあれば、全身にスプレーをかけ、馴染ませてから始めます。

まずは、毛並に沿ってわんちゃんの背中からブラッシングを始めると良いでしょう。

ブラッシングのやり方

ブラッシングのポイントは、ブラシを頭からお尻まで一気に動かさず、少しずつとかすことです。

ブラッシングは、わんちゃんの皮膚を傷付けないよう、力を入れすぎずに行います。

敏感な顔まわりは足先などは、特にやさしく行ってください。

こすれてもつれやすく、毛玉になりやすい部分のブラッシングも忘れずに行います。

毛玉になりやすい部分

  • 足の付け根(わきの下)
  • ウエスト(抱っこ時にもつれやすい)
  • 足先・足裏(歩くともつれやすい)
  • シッポの付け根(シッポを振るためもつれやすい)
  • 耳の付け根(とりわけ外側は耳がすれる)

ブラッシングのコツ

以上のようにわんちゃんの全身をブラッシングしていきますが、全身をブラッシングする順番に特に決まりはありません。

ですが顔やシッポ、足先などの、わんちゃんが嫌がるような部分から始めないようにするのがコツです。

ですからまず最初は、わんちゃんが気持ち良いと感じる背中から始めると良いでしょう。

わんちゃんがブラッシングを嫌がらないようにするためにも、わんちゃんが嫌がる場所とそうでない場所を、交互にブラッシングするのも一つのコツです。

全身とかし忘れがないよう注意しましょう。

まとめ

以上今回は、換毛期に大切なお手入れとして、ブラッシングについて、用意する物やその使い方、またブラッシングの方法やコツについてご紹介しました。

わんちゃんの換毛期には、とにかく毎日のこまめなブラッシングが大切です。

また換毛期のないわんちゃんであっても、被毛や皮膚を清潔な状態に保つためには、日々のブラッシングが必要不可欠です。

大切なわんちゃんとのスキンシップ、コミュニケーションにもなるブラッシングを適切に行い、わんちゃんの換毛期をサポートしましょう!

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 ゴン吉

    ブラッシングはいつも前足から始めていました。足は嫌がるので先に済ませてしまおうと思っていたのですが、逆効果だったんですね。
    背中側は嫌がらないので、早速ブラッシングの順番を変えてみようと思います。
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