ワンちゃんはたいてい四肢を触られるはいやがりますね。
そのうえ爪きりなんてとっても怖くても仕方ないと思います。
トリマーでもギリギリに切るのは難しい。
爪の中には血管があるから切りすぎてしまうと血が出てくるし、さらには爪の中に血管があるって知らない飼い主さんたまにいると思います。
ましてやギロチン式の爪切りなんて、なんだか昔の切符を切る道具みたいでどう使っていいのかわからない方もいるかもしれません。
爪切りのやり方
ギロチン式の爪切りは、まずまっすぐな面に親指を添え、残りの指を曲がった面にあてて握ります。爪きりの穴の中に爪の先だけを下側(曲がった面のある方)から入れて、ゆっくりパチンと切ります。
少しずつ切っていった方が良いと思います。1本の爪を1回切っただけで済まそうとせずに、角度を変えて最低2回に分けて切った方が良いでしょう。
爪の色が白なら血管が浮き出て見えているのでわかりやすくて切りやすいとおもいます。黒い爪だと中の血管が見えないのでどこまで切って良いのか分かりにくいですが、角度をつけて少しずつ切っていってください。切り進めていくと、爪の中の柔らかく湿った部分が見えてきます。その部分が見えてきたら血管もすぐ近くにありますので、そこで切るのをやめましょう。
黒い爪を持つワンちゃんの場合には特に、万が一の出血にそなえて爪用の止血剤を用意しておくと安心です。爪切りで出血させてしまっても、止血剤を塗るとすぐに出血は止まります。
切った後はヤスリで切り口を削っあげた方がいいでしょう。切ったばかりの爪は切り口が尖っていてワンちゃんと遊んでるときに人間が引っかかれたりして傷を作ってしまいうことがありますので、綺麗に研いでヤスリで削って切り口を丸めておきましょう。
爪を切らないと危険
爪を切るのがイヤだからってそのままではダメですよね。
肉球に食い込んでしまったり、爪が伸びてると血管まで伸びてしまうので、結果出血させずに爪を切ることが出来なくなってしまいます。
ワンちゃんと遊んでるときに飼い主さんが怪我をすることもありうるのです。
飼い主さんだけではないですけど、ワンちゃんにとっても危険です。
どこかに引っかかって怪我したり、爪が割れて根元から取れてしまうかもしれません。
狼爪(ろうそう)を忘れずに!
あと忘れがちなのが狼爪(ろうそう)、人間で言う親指。
たまに無い子もいますが、小さいので普段はあまり気にならないかもしれないです。
ペットショップに爪切りをお願いすればそんなことはないでしょうが、自分で切ろうと思うとついウッカリ忘れてしまうこともあるかもしれません。
切らずにいると、肉球や皮膚に食い込んでしまって傷を作り、ひどい場合には細菌感染を起こして膿んでしまうこともあります。
クルンっと丸く伸びるので、伸びた狼爪を切るときも大変な思いをしてしまいます。またまたワンちゃんに嫌な思いをさせたくありませんから、爪切りの時は狼爪を忘れないように気をつけたいものです。