犬にアロマは大丈夫?注意点から避けたい精油まで

【獣医師監修】犬にアロマは大丈夫?注意点から避けたい精油まで

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アロマテラピーとは、植物から抽出した油を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。人間もワンコさんも同じ哺乳類ですから、人間に効果があるのなら、ワンコさんにも効果があるはずですよね。今回は、ご家庭で愛犬にアロマテラピーを行う際の注意点と、愛犬に使ってはいけない精油についてご紹介したいと思います!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

愛犬にアロマテラピーを行うときの注意点

アロマ

100%純粋なエッセンシャルオイルを使うこと

犬の皮膚は、人間の皮膚より薄く、敏感です。
安価なエッセンシャルオイルは、化学物質や合成物質が含まれていることもあるので、愛犬にアロマテラピーを行うときには、100%純粋なエッセンシャルオイルを使いましょう。

薄めて使う

100%自然由来で純粋なエッセンシャルオイルは成分が濃縮されており、とても強力です。原液のまま大量に使うと、刺激が強すぎるので、上質なオリーブオイルやスイートアーモンドオイルなどで薄めて使用しましょう。

粘膜の近く、あるいは粘膜そのものに塗らない

目、耳の中、肛門、性器、鼻、それらの近くには塗らないようにしましょう。

嫌がったら無理強いしない

いくら飼い主さんが大好きな香りでも、愛犬の好みに合うとは限りません。
ストレス解消のためにアロマオイルを使用したのに、キライなニオイを体に擦り付けられた愛犬は、きっとストレスを感じてしまうでしょう。
また、敏感な犬だと、吐いてしまうこともあるようです。
それから、アロマを使用している最中に何度もくしゃみをする時も、犬にとっては不快に感じているのかも知れません。
ですから、最初に愛犬にエッセンシャルオイルを使用する時は、愛犬の様子を見ながら、少しづつ、量を増やすようにしましょう。

3か月未満の仔犬にはアロマテラピーを行わない

子犬達

この月齢の仔犬は、社会化期といって、他の犬と交流しながら、犬同士のルールを学び、身に着ける時期です。
まだ、他の犬と上手に交流できないような幼い仔犬に、本来犬からは匂わないニオイがしてくると、他の犬からのけ者にされたり、逆にいじめられたりして、仔犬の心身に大きな負担をかけることになります。
ですから、月齢3か月未満の仔犬にアロマテラピーは、絶対に行ってはいけません。

妊娠中、授乳中、6か月未満の仔犬にはアロママッサージを行わない

アロマオイルの種類によっては、子宮に刺激を与えるものもあります。
また、体が成長期の仔犬にはマッサージは行わないようにしましょう。

マッサージの後は、日中の散歩は控える

エッセンシャルオイルの種類によっては、紫外線にあたると変質して毒性をもつようになるものもあります。(光毒性と言います)
もし、アロマオイルを使ってマッサージをするのなら、お散歩の後か、あるいはマッサージをした後は、散歩を控えるようにしましょう。

必ず、パッチテストを行う

エッセンシャルオイルは、オリーブオイルなどで0.2%から1%の濃度に希釈します。
ローション、クリーム、適正濃度に希釈したエッセンシャルオイルは犬の太ももの内側の毛の薄い部分に塗って24~48時間様子を見ます。
少し皮膚が赤くなったり、何か異常が見られたら、使用しないようにしましょう。

絶対に飲ませない

エッセンシャルオイルは、肌に塗ったり、揮発させて吸引したりして効果を発揮するように作られています。直接、飲んだりすると、内臓の粘膜には刺激が強すぎて、成分がダイレクトに体に吸収されてしまい、肝臓に悪影響を及ぼすこともあります。
エッセンシャルオイルの誤用はもちろん、誤飲にも十分注意が必要です。

長時間、長期間の連続使用は避ける

例え、おだやかな効果があり、愛犬が好きなニオイのエッセンシャルオイルであっても、同じ場所に毎日塗り続けたり、ずっと同じアロマオイルを部屋の中で焚いたりしていると、抗体が出来て、アレルギーを起こすこともあるので、長時間の使用、長期の連続使用は避けましょう。

使ってはいけない精油とその理由

勉強しながら寝ている犬

子宮への刺激や毒性がある精油

  • アニス
  • ホワイトタイム
  • セイヨウノコギリソウ

腎臓、神経系への毒性がある精油

  • ペニーロイヤル

けいれんを引き起こす可能性のある精油

  • ヨモギ

刺激が強すぎて皮膚に塗ってはいけない精油

  • セイヨウワサビ
  • マスタード
  • タンジー
  • グローブ
  • カシア
  • バーチ
  • ウインターグリーン

まとめ

犬がベッドで寝ている

アロマテラピーに使用する精油は、なんらかの薬効がある成分が凝縮された状態で含まれています。お部屋でリラックスさせたい、虫が寄ってこないようにしたい、など用途はさまざまです。それだけ、たくさんの種類があり、一度踏み入れば、深い知識が必要なホリスティックケアであることがだんだんとわかってきます。アロマ用の精油は、雑貨屋さんで簡単に手に入りますが、「このニオイ、キライ」とか、「この匂いをかぐとなんだかイライラしちゃう」という風に、愛犬たちは不快な感情を言葉で表すことが出来ません。また、エッセンシャルオイルにもさまざまな種類があり天然のものだけでなく、合成されたものも中にはあります。専門店で何に使いたいのかをしっかり伝えて購入することをお勧めします。
お薬を使う、ぐらいの気持ちでしっかりと選び、人間に使用するよりももっと注意を払って使用しなければいけないと思いました。

ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 Satsuki

    アロマオイルにハマっているので、家では日々アロマオイルの匂いが漂っていると
    思います。私はいつも100%純粋なオイルを使っているので安全だと思います。
    また、アロマオイルのお教室に通っていたこともありますが、犬にとっても安全な
    オイルについても学びました。きちんとしたものを使ってマッサージしてあげると、
    犬の皮膚を強くする効果もありますよ。
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