愛犬のための便秘解消マッサージ
愛犬が便秘で困っているとき、普段皆さんはどうしていますか?
動物病院へ連れて行ってお薬をもらったり、便秘解消に良い物を食べさせたり、もしくはしばらく様子を見るだけにとどめたりなど、飼い主さんによって対応は様々だと思います。
先日、友人が「愛犬の便があまり出ない。便秘かもしれないけど、他に悪いところがある訳じゃないから、病院へ連れていくのもな~…」とつぶやいていました。
そもそもどのくらい便が出なければ便秘と判断されるのか、また、何か自宅で出来る便秘解消方法はないか調べたてみたところ、わんちゃんにも使えるマッサージ方法を発見しました。
今回は、愛犬の便秘で困っている方に向けて、便秘の基礎知識と、マッサージ方法をお伝えしていきたいと思います。
何日続いたら便秘?
まず皆さんへお聞きします。愛犬の一日のトイレ回数ってご存知ですか?
お恥ずかしい話、私はちゃんと把握していませんでした…
じつはトイレに行く回数は、年齢と飼われている環境で変わるそうです。自宅にトイレがあったり、よく散歩に行ったりする場合は必然的にトイレの回数も増えるそうです。
子犬であれば一日に5回前後、成犬であれば一日に2回前後出れば良し、2日以上出ない日が続くと、「便秘」と判断できます。
また、便の状態がコロコロと硬い、何度もきばるがなかなか便が出ないなど、心当たりがあれば便秘気味と判断できるので、早めに解消してあげた方が良いでしょう。
そして、2日以上続く場合は、何かしら便秘解消法を行う必要があります。この時、愛犬に元気がなく、嘔吐などの症状が現れている場合は、早急に動物病院へ連れて行くことをオススメします。
愛犬のトイレ回数チェック!
今回この記事を作成するにあたり、愛犬のトイレ(便のみ)回数を数えてみたところ、散歩の時は必ずと言っていいほど毎回、自宅のトイレでもする時があるので、一日2・3回、多い日は一日3・4回していました。
快便だという事ですね!
便秘解消マッサージ方法
マッサージを行う前は、しっかりと頭からシッポまで万遍なくなでてあげることが重要です。便秘に効くツボを押すために、愛犬とスキンシップを図りながらリラックスさせてあげてください。
今回は愛犬の『てつ』をモデルに図を描いてみました。少しでも参考になれば幸いです。
お腹のマッサージ
①まず、寝ころばせて、おへそを探してください。
おへそは一番毛が生えていない場所で、触ると少し盛り上がっています。
②天枢(てんすう)というツボを探して優しく押します。
おへその左右1センチ~1.5センチのところにあり、腸の動きを整える効果があります。
③ちゅうかんというツボを探して優しく押します。
胸の骨の下側とおへそを線で結んで真ん中にあり、胃の動きを整える効果があります。
④関元(かんげん)というツボを探して優しく押します。
おへそから1センチ~1.5センチ下側にあり、水分代謝を調整する効果があります。
⑤②~④のツボを通るように、おへそを中心に時計回りに優しくさすります。
背中のマッサージ
①伏せの状態にしてリラックスさせます。
②大腸兪(だいちょうゆ)というツボを探して優しく押します。
肋骨がくっついている最後の背骨から数えて3番目と4番目の背骨の間左右にあります。大腸機能に関するトラブルに効果があります。
③小腸兪(しょうちょうゆ)というツボを探して優しく押します。
大腸兪から2つ背骨を数えてその左右にあり、腰痛に効果があります。
④胃兪(いゆ)というツボを探して優しく押します。
最後の肋骨とひとつ前の肋骨の間の背骨の左右にあり、便秘解消に効果があります。
⑤④の胃兪は比較的わかりやすい場所にあるので、胃兪→大腸兪→小腸兪の順番に背骨の左右を、人差し指と親指で優しくクルクルと円を小さく描くようにマッサージしていきます。
ツボの正確な場所が分からなくとも、その付近を押したり、マッサージするだけでも効果があります。
ツボ押しマッサージのその他の効果
- 主従関係を覚えさせることができる
- リンパの流れを良くするため、長寿に繋がる
- 体調管理や愛犬の異変にすぐ気づくことができる
副直筋(ふくちょくきん)のマッサージ
お腹にある筋肉のことですが、骨がなく身体をこの部分で支えなくてはならないため、疲れが溜まったり、コリで張っている場合があります。
この副直筋を上から下に向かって、ゆっくりとマッサージしてあげてください。
便秘解消に効くツボはありませんが、血流がよくなり滞った血が巡りやすくなるので、便秘や下痢ぎみのわんちゃんの体調管理を整えてくれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
愛犬のトイレの回数や便の状態の把握から、便秘解消のマッサージ方法をお伝えしました。
トイレの回数などは、毎回確認している方はこれからも継続していただきたいですし、確認していないという方はぜひ今日からチェックしてみてください。日頃愛犬の様子をチェックすることで、すぐに異変に気づくことができます。
愛犬の健康を左右するのは、飼い主である私たちだということを忘れずにいたいものですね。
ユーザーのコメント
40代 女性 こたママ
40代 女性 かえで
食事も改善して野菜もカボチャやキャベツなども食べさせて様子を見たりしました。
少し、便が出やすくなったりはするのですが、なかなか快便とはいきません。
運動もよくさせるようにしました、小走りをしたり小一時間歩かせたりもしました。すると、3日に一回くらいにいい固さのうんちをするようになりました。
下痢になったりもしたので、予防接種の予約のついでに、獣医さんにそうだんしてみました。
漢方的な害のないお薬をチーズに挟んで食べさせたところ、1日一回くらいしっかりと便が出るようになってきました。
とても嬉しかったし、わんちゃん本人もスッキリした様子でした。
食事も運動も大事だとゆうことがわかりました。
やはり、バランスが大切ですね。
女性 きょん