犬が飼い主の足を噛む4つの心理とやめさせる方法

犬が飼い主の足を噛む4つの心理とやめさせる方法

愛犬が「足」に噛み付くという悩みをお持ちの飼い主が結構います。なぜ足に噛み付くのでしょうか。その心理とやめさせる方法をご紹介します。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬が飼い主の足を噛む心理とやめさせる方法

足に噛み付く犬

犬が足に噛み付くという悩みをお持ちの飼い主が結構います。なぜ飼い主の足に噛み付いてしまうのでしょうか。大きく分けると次のような4つの理由が考えられます。

犬が飼い主の足を噛む理由① 習性

靴を噛む犬

1つ目の理由として「動いているものに反応する」といった犬の習性が考えられます。狩猟本能がある犬は動いているものがあれば、反射的に噛み付いて動きを止めようとします。この習性のため目の間に動いている足があれば、つい噛み付いてしまうのです。このケースは子犬や小型犬によくみられるといわれています。

このケースの噛み付きをやめさせるためには、まずは「動きを止める」ことが有効です。あくまでもただ動いているものに対して反応しているだけなため、動きが止まれば噛むことはしません。

また、子犬の内から足は噛み付くものではないことを教えるのと共に、習性からくる噛み付き欲求を満たすために「噛み付いてもいいおもちゃ」を与えることでストレスを発散させてあげましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

どうしても移動しなければならない時におすすめの方法があります。長めのロープを持って移動してみましょう。ロープの先端を地面につけ、動かしながら移動する。子犬は足よりもロープを噛むように導けますよ。

犬が飼い主の足を噛む理由② 遊び

ズボンを噛む子犬

2つ目の理由として、「遊び」の欲求から噛み付いていることが考えられます。犬は常に遊びの欲求をかかえています。特に飼い主から遊んでもらいたいという気持ちを持っています。

そんな気持ちを持つ犬がある日、飼い主の足を噛んでみたら反応してもらえたとします。すると犬は「足を噛めば遊んでもらえる」と学習してしまいます。

このケースについても、犬に足はおもちゃではないことを学習させる必要があります。いくら子犬の甘噛みだとしても、噛まれた時にしっかりと叱る。もしくは足を噛まれても反応せずに無視をしてください。遊ぶつもりで飼い主の足を噛んでいる犬にとって、足を噛んでも反応しないことが分かれば、次第と噛むことはなくなっていきます。

注意したいのは足を噛まれた時に、反応したり反応しなかったりするいった態度です。足を噛まれた時に無視をするなら徹底して無視をしてください。また、子犬の時に許していたことを、成犬になってから禁止してもなかなか理解することができません。噛み癖は可能な限り子犬の頃から学習させるようにしましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

この場合にオススメの方法があります。それは、「飼い主さんが部屋を退出する」です。足を噛むと遊びが終わる、と繰り返し教えてあげます。子犬はそこから噛むことを徐々に減らしていきますよ。

犬が飼い主の足を噛む理由③ 嫌なものへの威嚇

噛み付こうとする犬

3つ目の理由として「威嚇」行為で噛み付いていることが考えられます。嫌なものを避けようとするための手段として、噛み付くという行動に出ているのです。例えばブラッシングが嫌でブラシを見ただけで足に噛み付くなどのケースです。

やめさせる方法として、少し根気はいりますが噛み付く理由となる「嫌なもの」を良いものとして犬に認識させることです。例えばブラッシングを嫌がる犬の場合、ブラッシングの後にご褒美のおやつと言葉をあげることで、ブラッシング自体を良いものに変えてしまうのです。

我慢して待てば褒めてもらえることを学習すれば、このケースの噛み付きは落ち着いていきます。また、嫌がる行為を無理に進めずに、少しずつ小分けに行うことで慣れさせていきましょう。

犬が飼い主の足を噛む理由④ 自己防衛

歯を剥き出す犬

4つ目の理由として「自己防衛」が原因となる噛み付きです。最も発生させたくないケースです。これは飼い主自体に「威嚇」をしていることが原因です。普段からしつけを行う際にひどく叱りつけたり、体罰を加えるようなことはないでしょうか。そういったしつけをすると、犬は飼い主に対して恐怖や不安をいだきます。結果として、自己防衛のために噛み付いてしまうのです。

このケースは飼い主と犬との間に信頼関係が全くないことが考えられます。噛み付いたことを飼い主が叱ることで、更に恐怖が増し、噛み付きの行動は助長されます。

叱りつけたり、叩くことがしつけではありません。飼い主の思い通りにいかないからといって、そういったしつけをするのはやめましょう。このケースは今一度飼い主自身がしつけ方法を学びなおす必要があります。

まとめ

見つめる犬

犬が噛み付く理由はさまざまな原因が考えられます。それぞれきちんと理由があります。噛まれたら咄嗟に叱ってしまう気持ちもわかりますが、なぜ噛み付いているのか理由をよく考えてみましょう。犬の行動にはすべて理由があります。普段から愛犬が何を考えているのか、少しでも寄り添って考えられたらいいですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 マカロニ

    うちの犬は、特定の人の足だけ執着して噛み遊び(?)をする時期がありました。子犬の半年くらいのときだったかな。
    みんなにやるわけではなくて、特定の人の足だけ、スリッパを脱がして靴下を引っ張って脱がそうとするのです。やめなさい、と足を動かすとそれがまた楽しいのか夢中になって足にかじりついていました。
    女性も男性も関係なく、何人か特定の人にだけその遊びをするので、特段その人の脚が臭いってわけではなさそうなのですが…理由はいまだに不明です。小型犬でまだ子犬だったため、足を噛まれる人も遊ぶ姿かわいさに、結構その遊びに付き合ってくれていたので楽しかったのでしょうか。1才を過ぎる頃には全くその遊びを行わなくなりました。
  • 投稿者

    20代 女性 名無しさん

    でも噛んですぐぺろぺろするので威嚇ではないかなと思います(うちは)!???
  • 投稿者

    10代 女性 匿名

    私は寝てるときに噛まれます。
    痛くて、思わず叫ぶほどです。
  • 投稿者

    30代 女性 ローズ

    2ヶ月トイプードルです。まだ我が家に来て2週間ですが、叱りつけたり叩いたりなんて全くしてませんが手足はもちろん影など動くものに噛み付いたり威嚇します。どうしたらいいのでしょうか。
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